ヤンデレって怖いね(小並感)   作:狼黒

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約束

左腕と左目が無くなり、左耳が聞こえなくなってから1ヵ月半ぐらいが経った

退院は出来たけど、戦闘とかは未だにしてない

というのもケルシーが

 

「カドヤに戦闘行動はやらせるな」

 

って言ったかららしい

その影響か、ロドスでは書類仕事と貿易所、加工所、訓練指導、ペンギン急便では配達とかの仕事、近衛局じゃ訓練指導で、基本的に戦闘とかの奴は無くなってる

最近じゃペンギン急便の配達とかじゃ誰かと一緒が常だ

別に私のことなんて気にしなくて良いのに‥

因みにに入院してる間に、レントゲン見せて貰ったけど、左足の骨が滅茶苦茶になって臓器の一部がぐちゃぐちゃになってた

良く生きてたな私、まぁ生きてるし良いかな

因みに左目は結構傷痕が残ってるから眼帯を着けて隠してる、Wがくれた

何でもレユニオンに居た頃、万が一失明したらこれを着けろと言われて貰ってたらしい

何でそんな限定的な事態に備えるんだレユニオン‥

因みに色はシンプルというのか黒だった

で、今日は何かと言うと

 

「お待たせー!カドヤ!」

 

「おーう、エクシア」

 

まぁエクシアと出掛ける日だ

本来なら1ヵ月前の筈だったんだけど、私が入院してしまったから今日になった

 

「どう?この服可愛い?」

 

そう言うエクシアの服装は、黒の‥キャミソールだったか?の上に白のパーカー、そしてタイツの上に紺色のスカートを履いていた

 

「?お前さん自身可愛いと思うよ?」

 

服装はそりゃ可愛いと思うけど、別に変に着飾らなくても十分可愛いと思うけどねぇ‥

というか顔も良くない私と一緒に出掛けて楽しいのかね‥

因みに私は黒色のセーターに昔から持っているをジーパンを着ている

 

「そ、そっか‥えへへ‥///」

 

そんな事を考えていると、目の前にいる我が幼馴染みが顔を赤くしていた

さらに可愛くなったな‥周りにいる男が鼻の下伸ばしてるぞ

 

「おーい、戻ってこーい」

 

「えへへ‥はっ!せっかくのデートを無駄にしたくない!」

 

戻ってきたか、なら良いや

というかデートって‥練習ってことか?

 

「じゃあ行こっか!」

 

「おう」

 

エクシアが左腕があった場所に抱きついてくると、私の私物を買うための買い物が始まった

最近は主に左の方に抱きついてくるなぁ‥何でじゃろ?

 

 

時が経ち、私達はフードコートで昼飯を食べている

右手しかない私は食べるのに苦労するのではないかと思われそうだけど、実際は違う

何故かと言えば

 

「あーん!」

 

「あーむ‥むぐむぐ」

 

まぁこのように誰かしらが食べさせてくれるからだ

初めは自分で食べてたんだけど、それを見ていたモスティマ達が今エクシアがやっていることをやるようになってから、いつもの事になった

ありがたいけど人目が気にならないのかと思う

というのも今もだけど、大体こういうのをやってる時周りの目が微笑ましいのだ

たまに殺気が混ざってることがあるけども

それとエクシア、それ本当に好きな奴にやるべきだと思うんだけど私がおかしいのかね?

あと買い物は終わった

何を買ったのかと言うと、まぁ服ぐらいしか買ってない

というか今回はそれが目的だったからな

女性のファッションなんて元々男の私には分かりっこないからエクシアに任せた

というか性というものは買い物というものに何故あんなに時間を掛けられるのだろうか‥

私も今は女だけどやっぱり着いていけん‥

 

「‥ドヤ、カドヤ?」

 

そんな事を考えていると、エクシアが呼んでいたことに気がついた

 

「どうしたの?何処か具合悪い?」

 

「いや、大丈夫だよ、どうした?」

 

心配そうな顔をしているエクシアにそう返す

 

「なら良いんだけど‥呼んでただけだよ!」

 

「‥‥」

 

「え、ちょっ、ひゃ、頭撫でないで!///」

 

可愛いな‥本当に良い婿貰えるだろうね

そう思いながら右手でエクシアの頭を撫でていると

 

「なぁなぁそこの赤髪のサンクタのお嬢ちゃん、俺達と遊ばねーか?」

 

ガラの悪そうな男がナンパを仕掛けてきた

何処にもこういう輩は居るもんだねぇ‥

というかペンギン急便の社員相手にナンパを仕掛けるとは‥勇者か、はたまた蛮勇か

 

「‥ん?あぁ、私の事?」

 

「そうだよ、そこの気持ち悪い女よりは楽しめると思うぜ?」

 

気持ち悪い‥か‥

気味が悪いとは言われてるけど気持ち悪いはちょっと傷つくなぁ‥

まぁ事実だししょうがないけどね‥

 

「あ"?」

 

そんな事を考えていると、何か凄くヤバイ声がエクシアから発せられた

その瞬間に、フードコート全体を覆っても有り余る程の殺気がエクシアから出てきた

‥いやちょっと待て、これエクシア以外からも殺気出てないか?

そう思って殺気の出所を探ろうとした時

 

「奇遇だな、カドヤ」

 

「ほんまや、奇遇やな、カドヤはん」

 

「き、奇遇ですね、カドヤさん‥」

 

「ほんとだね、妙な偶然があるもんだよ」

 

「‥偶然‥?」

 

声をかけられたのでその方向を向くと、ペンギン急便のメンバーがそう揃いしていた

というか‥全員目が笑ってないし、何より全員ハイライトが消えていないか?怖いんだが

そんな感じでメンバーを見ていると

 

「あら?カドヤじゃーん!」

 

「ほんとだ、奇遇だね」

 

「全く、偶然って恐ろしいわね」

 

「ど、どうも‥」

 

今度はロドスのオペレーターのブレイズ、ラップランド、W、ジェシカが出てきた

あ、因みにジェシカだけど、腕と目を失ったのは自分のせいだと考えて罪悪感に押し潰されそうになってたから、説明だの何だの色々とやってたら仲良くなった

しかしブレイズとラップランド、それにWは分かる、良く目のハイライトが消えてるからまだ分かる‥いや分かっちゃダメか?

しかし何故ジェシカまでハイライトが消えている?

そして何故拳銃に手を掛けてる?

その拳銃実弾入ってないよね?大丈夫だよね?

そんな感じで現実逃避をしていると

 

「ここか?通報があった場所は?」

 

「そのようですね、隊長」

 

「‥えぇ‥」

 

嘘やろ、誰が通報したん?

で、ただのナンパに何でこの二人が出てくる?

その二人と言うのは、近衛局特務督察隊隊長のチェンとその隊員のホシグマだった

こちらも同じく目が笑ってないし、ハイライトも消えてる

 

「あ、え、その‥」

 

ナンパしてきた男はこのメンバーのせい顔が青ざめている

まぁそりゃそうだろ、何せペンギン急便のフルメンバーとロドスのエリートオペレーターとそれに近いオペレーター二人、龍門で恐れられている近衛局の隊長とその隊員が目が笑っていない笑顔、しかもハイライトオフで迫られたらそうなるわ

何とかせにゃならんなぁ‥どうしよ?

 

「ソラ、ジェシカ、カドヤについていてくれ、私達は少し用事が出来た」

 

「一応聞くけどその用事とは?」

 

「何、少しこの男とO·HA·NA·SHIをしてくるだけだ、直ぐに戻る」

 

直ぐに戻るも何も一緒に出掛けてったけ?

まぁそんな事を口走ろうものならさらにカオスになるだろうから言わないけど

というかまさかとは思うけど

 

「なぁジェシカ」

 

「は、はい、何でしょう?」

 

「ひょっとしてずっと着いてきてた?」

 

「?はい」

 

‥何でそんなに曇り無き顔で平然と答えるのかな、せめて嘘でも良いから偶然って答えて欲しかった

ということは、エクシアと服を買っていたのも全部見られていたと

というかソラよ、アイドルがそんな感じで良いのか?

 

「ってあら?あいつらどこ行った?」

 

「皆さんならあの"龍門スラング"を連れて行きましたよ?」

 

「お、おう‥」

 

おかしいなぁ‥短い付き合いとは言えジェシカってこんな事を言うキャラではなかった筈なんだがなぁ

というわけでチャラ男君、これに懲りたらナンパとかはやめるべきだね、生きてたらだけど

 

 

「ただいまー!」

 

「お、おう‥」

 

30後、エクシアが戻ってきたが‥その‥

 

「あのナンパしてきた男は?」

 

「えー?何の話ー?」

 

「いやなんでもない」

 

アカン、この話触れちゃいかん奴や

その証拠にハイライトが何処かに出張してるし

ってあら?さっきまでいたジェシカとソラは?

 

「テキサス達はどうしたん?」

 

「たまたま、用事があってその途中で見つけたらしいから声掛けたんだって」

 

たまたまの部分を強調してくるエクシア

そっかーたまたまかー‥って思えると思うか?

まぁ良いや、もう深くは突っ込まんぞ 

 

 

後にフルボッコにされて血塗れで倒れている男が発見されたというが、男自身が口を割らないため、誰にやられたのか不明

 

 

「ねーねーカドヤ」

 

「ん?」

 

「楽しかった?」

 

帰り道、エクシアがそう聞いてくる

 

「うん、楽しかったよ?どしたん急に」

 

「いいや?聞きたかっただけー」

 

そう言って左腕があった所に抱きついてくるエクシア

 

「カドヤさ、まだオペレーター続けるの?」

 

「まぁねぇ‥寧ろ一番役に立てるのはそれぐらいだし」

 

明日からはオペレーターとして本格的に復帰することを言っているのだろう

書類仕事なども出来るけど、やっぱり私には戦闘の方がお似合いだ

寧ろそれだけだと微々たる貢献しか出来ないし

 

「そっか‥カドヤのやることに文句は言わないけど一つだけ約束して」

 

「ん?」

 

「もう、二度と、無茶はしないで」

 

私の頬を挟んでそう言ってくるエクシア

無茶はしないで‥か‥

 

「状況によってはそうもいかない、それでも良い?」

 

「それは分かってるよ、私が言いたいのは普段から無茶をしないでってこと」

 

「‥分かったよ、約束する」

 

「本当?嘘じゃないよね?」

 

「本当だって」

 

その無茶とやらが分からないんだけどね‥

 

「約束だよ?」

 

そう言ってエクシアは指を出してくる

 

「おう、約束だ」

 

そう言って私はエクシアと指切りゲンマンをした

なおこれが録音されており、全員と指切りゲンマンすることになったのは後の話だ

まぁ指切りと言うのも最近知ったんだけども

その後は普通に帰って買ったものを部屋に格納して、晩飯食って風呂に入って普通に‥いや違う、テキサスと寝た

やましいことは一切してないので悪しからず

 

 

なお、後にモスティマにカドヤが戦闘しか貢献出来ないと聞いたドクターは

 

「大量の書類を1日で終わらせておいてそれは無理があるんじゃないですかね‥」

 

と呟いたとかなんとか




カドヤの戦闘に復帰の話は、本人の強い希望により渋々了承したドクター
ドクター本人は、オペレーターではなく職員として働いて欲しいと思っている
ケルシーは猛反対したが、最後は渋々了承した
ただし、無理はしないのと怪我をしたら即刻で下がらせるという条件付きである

闇堕ちルート続きいる?

  • いる
  • 別にいい
  • 本編でモスティマ達もっと曇らせて
  • 監禁ルートを望む
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