ヤンデレって怖いね(小並感)   作:狼黒

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モスティマとホテルの部屋が一緒、ただそれだけ

「要人警護‥ねぇ‥」

 

車の窓の外を見ながらそう呟く

その視界にはこちらと同じように何台かの車が一つの車を取り囲むようにしている

 

「にしても新しい会長候補の護衛って‥見た感じまだ20行ってないぞ」

 

今回の仕事はとある企業の会長が何か失踪したらしいからそれの跡継ぎの候補が会議に呼ばれたらしいけど、それと同時に殺害予告が来たらしいのでその護衛らしい

まぁ挨拶はしたんだけど、女性でしかもまだ20歳になってないであろう容姿だった

大変だねぇ‥まぁそんな事分からないからどうでも良いんだけど

にしても

 

「暇だ‥」

 

「それ言わないで‥私も思ってるんだから‥」

 

「いやだってもう3時間ぐらい何もないじゃん‥あがり」

 

「えー!早いー!」

 

「顔に出てるよお前は‥モスティマを見習え」

 

「いやカドヤはんが強いだけやと思うで?」

 

「お前も顔に出やすいんだよクロワッサン」

 

「つ、強いですね、カドヤさん」

 

「こいつらが顔に出やすいだけなんだよ」

 

ペンギン急便の車両の後部座席でテキサス以外のメンバーとババ抜きをしながら暇を潰す

一応運転は交代交代でしている

順番としては

 

エクシア→モスティマ→テキサス

 

という順番だ

まぁモスティマはともかくエクシアに運転免許があることに驚いた‥良く取れたな

私も免許は持ってるけど、片腕しかないから運転はしない

こいつらを事故に遭わせるわけにはいかんからな

因みにモスティマはというと

 

「すぅ‥」

 

こんだけ騒いでいるのにも関わらず寝ている、私の膝を枕にして

車自体もそこそこ揺れてるのに良く寝れるなお前

何でそうなってるんだと言うと、運転終わったモスティマが

 

「少し疲れたから寝ても良いかな?」

 

って言ったからだ

別にそれは構わなかったのだが、自然な流れで私の膝を枕にしてそのまま寝てしまって、今に至る

まぁエクシアも運転交代した時に同じことをやってきたから不公平は良くないと思ってそのままにしてある

それにしても美人やなこいつ‥寝ると一層それが目立つ

因みに片腕がない私は両手を使って出来ないため、ソラちゃんが手伝ってくれてる

本当に良い娘やなぁ‥将来絶対ブレイクするね

因みにババ抜きの強さだが断トツで強いのがモスティマ、それに次ぐ形で私とテキサス、そしてソラちゃん、最下位争いをクロワッサンとエクシアが争っている

というかこの二人は本当に顔に出やすいのよ‥だから弱いんじゃ

 

「にしてもさぁ‥本当に襲撃してくるのかね?」

 

「予告してるから来るとは思うよ?それが何時かは分からないけど」

 

「おうモスティマおはよう、良く寝れたか?」

 

「お陰さまでぐっすりとね」

 

そりゃよかった

 

「やるなら早くして欲しいんやけどな、というかレユニオンちゃうんか?」

 

「あそこだったら殺害予告無しに襲ってくると思うけどね」

 

「確かに」

 

わざわざ殺害予告出すより奇襲した方が手っ取り早いだろうし、何よりあの組織に殺害予告出すメリットが無いしね

 

「まぁ何事も無ければそれで良いじゃろ」

 

「そうだね」

 

何事も平和が一番よ、そう言ってから平和になった試しが無いけど

 

 

「「「「「‥‥‥」」」」」

 

「謎の沈黙」

 

っと、現実逃避してる場合じゃなかった

まぁ何でこうなっているのかというと、今回の仕事は遠くに行く関係上、帰りはホテルに泊まることになってた

まぁそれ自体は問題ないんだけど、問題はここからだ

何でも、ツイン?という部屋が3つしか取れてないらしい

その部屋はどうも二人用らしく、私らは6人だから二人ずつ入れば良いと思うんだけど、ツインとやらの部屋が3つしかないと聞いた途端にこうなっている

因みに仕事に関してだが、目的地直前で襲撃を受けた

まぁ技量は大したことなかったから返り討ちにして、取っ捕まえて吐かせたところ、どうも同じく会議に呼ばれてた奴の手先らしい

自分が会長になるためにライバルを減らしたかったんだと

護衛対象のお嬢ちゃん曰く

 

「これを証拠に糾弾して失脚させます」

 

と、笑顔で言ってたよ、企業の会長候補ってのは皆あぁなのかね?

ま、引っ捕らえた奴等?どうなったかは知らないけど会長候補さん達の部下が連れてったよ?

まぁけしかけた奴がどうなるのかね‥まぁどうでも良いね、関係ないし

と、そんな場合じゃなかった、どうにかして収拾着けないと

 

「あー‥じゃあ私外で寝ようか?」

 

「「「「「駄目」」」」」(ハイライトオフ)

 

「見事なシンクロ」

 

そして見事なタイミングでのハイライトが消える

怖いね‥怖いね‥

というか何をそんなに悩んどるんじゃ?

別に私一人でも良いけど

 

「これしかないようだね‥」

 

おうモスティマ、どうしたそんな覚悟した顔をして

 

「「「「「じゃーんけーん!ポン!」」」」」

 

部屋割りの決め方かな?

 

 

「で、こうなったと」

 

「まぁ良いじゃないか」

 

そう言いながら持ってきていた荷物を揃える私にそう言うモスティマ

まぁ荷物といっても着替えぐらいしかないけど

というか部屋広いな‥かなりでかいソファまでついとるぞ

あの後、最終的にエクシアとモスティマが残り、その結果モスティマが勝って、部屋が一緒になっている

因みに他のメンバーの部屋割りは、テキサスとエクシア、クロワッサンとソラちゃんという感じだ

大丈夫かなソラちゃん‥やらかし二号に弄られてなきゃ良いけど

そんな事を考えていると、モスティマに抱きつかれた

 

「どうしたん?」

 

「今だけは私の事だけ考えてよ‥」

 

お前そんなキャラだったっけ?

それにしても寂しそうにしとるのは‥いや最近良く見るな

 

「ねぇ、聞いてる?」

 

「あぁ聞いてるよ、よしよし」

 

そう言いながら頭を撫でると気持ち良さそうに目を細めるモスティマ

こいつ堕天使だよね?フェリーンじゃないよね?

 

「私だってたまにはこうしたい時があるんだよ」

 

「何で心が読めるんだよお前は」

 

怖いのよ、最近はお前とエクシアだけじゃなくてペンギン急便のメンバー全員とチェンとホシグマ、ブレイズにラップランドとジェシカまでが読んでくるのよ

 

「好きな人の心を読めるのは当たり前さ」

 

「そうかい」

 

そう言いながらベットに座る

モスティマなりの冗談とは分かっているが心臓に悪い

私なんかよりもお前さんには良い奴が居るって、何せ美人なんだし

 

「で、明日何時出発だっけ?」

 

「午前中は自由だね、明日の夜には龍門に着くように帰るらしいよ?」

 

「そうかー」

 

じゃあ明日の午前中暇だな‥やることもない

 

「なぁモスティマ、明日出掛けるか?」

 

「良いよ、どこ行く?」

 

「即決かい、何処と言われてもねぇ‥適当にブラブラするだけになると思う、それでも良い?」

 

「私は構わないよ」

 

笑顔でそう言ってくるモスティマ

まぁ食べ歩きみたいな感じになるのかね‥知らんけど

 

「まぁそれはそれとして風呂どうする?」

 

「え?一緒に入るんじゃないのかい?」

 

「何を言っとるんだお前は」

 

「あて」

 

そう言って軽くモスティマのおでこにデコピンをする

さすがに冗談でも言っちゃいけんだろ

 

「そう言うのは好きな奴にやるもんだよ」

 

「冗談じゃないんだけどね‥(小声)じゃあ先お風呂入っても良いかい?」

 

「どーぞどーぞ」

 

そう言うとモスティマは着替えを持って風呂に向かっていった

それにしても何か不満げな顔して何か呟いてたけど‥

 

「まぁいっか」

 

そう言うと私は持ってきていた端末で動画を見始めた

特に興味は無いけど最近暇潰しに見ている

こういうことが出来るとはね‥端末様々だわ

 

 

「はぁ‥」

 

シャワーに打たれながらため息を吐く

何でかと言うとさっきのカドヤの反応だ

 

「まぁ‥そうだよね」

 

多分、というか絶対、カドヤは私とエクシアの事は昔の幼馴染みとしか認識していないんだろう

その他のメンバーも仕事仲間か上司という認識だろうし

いや、カドヤには何の悪気も無いとは分かってる

多分、いや絶対、10年以上色々と酷いことをされてたからだろう

まだ5歳の時に訳も分からずに連れ去られて、その上人間としての扱いを受けることがなくひたすら実験動物として扱われてたんだろうから

その時なんだろう、多分自分の事なんてどうでも良いと思うようになったのは

近衛局の隊長さんも昔居たときは自分の事なんてどうでも良いと思ってるような戦闘スタイルって言ってたし

それはカドヤと再会してから私もずっと思ってる

それに最近になってはラテラーノから追っ手が来ているから無意識にあまり関係を持たないようにしてるんだろう

その証拠に私達以外では近衛局では隊長さんと副隊長さん、ロドスではブレイズとラップランドにジェシカと一部の職員としか話してないし

少なくとも私は今上げた人達以外とカドヤが話しているのなんて見たこと無い

ラテラーノを出る時にカドヤを連れ去った連中は殺した筈なんだけどね‥あれでもまだ一部だったってことかな

 

「でも‥あの時とは違う」

 

あの時は何も出来ない子供だった

ただカドヤが連れていかれるのを泣きながら見ることしか出来なかった

今は違う、アーツを使う事が出来てカドヤを守ることだって出来る

もう同族殺したせいで堕天使になってるから、そう言うので恐れることもない

 

「だから‥絶対に守って見せるから、カドヤ」

 

私はそう誓いを新たにした

 

 

その後はカドヤが風呂に入り、カドヤがあがった後に適当に雑談をした後、眠りについた

因みにそう言うことは一切なかった

‥眠っているカドヤにモスティマがキスをしたこと以外は

闇堕ちルート続きいる?

  • いる
  • 別にいい
  • 本編でモスティマ達もっと曇らせて
  • 監禁ルートを望む
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