「ぎゅー‥」
「それわざわざ声に出す必要ある?」
抱きついているブレイズにそう言う私
というかお前さん仕事とかは良いのかね?
「この時間帯の分は終ったから問題ないよ」
「そうかい」
というかナチュラルに心読むなよ
まぁ聞こえない左耳じゃなくて右耳に話し掛けてきてくるのはありがたいけども
というかなにも知らんやつが見たら困惑するだろうな‥
ロドスのエリートオペレーターが誰かに抱きつきながら話してるなんて驚くだろうな
「失礼、する」
そう言って入ってきたのは鎧のおっさん‥じゃなかった、元レユニオン幹部のパトリオットだ
話によれば声帯にまで源石病が進行してるらしい
だから話すとき途切れ途切れになってるのね
「ふーっ!ふーっ!」
「威嚇するな威嚇するな」
「構わない、貴女にしたことを、考えれば、当然の事」
パトリオットに対して髪の毛と尻尾を逆立てて威嚇するブレイズを宥める
したことって言ってもあの時戦場で、しかも敵同士だったんだからしょうがないだろうよ
「で?何か用?」
「だからそう辛く当たるなって‥」
元々敵だったから警戒するのは分かるけどさ‥
「いや、今日は、見舞いに来ただけだ」
そう言って手に持っていた花束と果物を置くパトリオット
「もし何か変なもの入れてたら‥」
「心配、しなくてもいい、そんなものを、入れるつもりは、ない」
ブレイズの言葉にそう返すパトリオット
まぁ見た感じ武人というかそんな感じみたいだし、何よりロドスに協力してくれてるらしいし問題ないだろ
「ありがと、今度お礼するね」
「では、失礼する、邪魔をした」
そう言って出ていくパトリオット
邪魔をしたって別になにもしてないんだけど
まぁ強いていうならまたブレイズが謎の言葉を発しながら私を抱き締めてきてるけど
何を言ってるのかは分からないけどさ
「な、なぁブレイズ、そろそろ「無理」おう‥」
分かってはいたけど即答しなくても良いじゃん‥
そんなことを考えていると、突然扉が開かれる
ブレイズが私を庇うように立ち上がるが
「ちょっと匿え!」
そう言って私が横たわっているベットの下に潜り込むのは、同じく元レユニオン幹部のクラウンスレイヤー
何か青ざめた顔で慌ててたけど何があったんだ‥
「ねぇ」
「うお!?」
そんなことを考えていると私の上から声が聞こえた
何事かと思って上を向くと、ダクトから顔を覗かせているお嬢ちゃんがいた
確かケルシーの私兵の‥名前なんだっけ?
「レッドじゃん、どうしたの?」
ブレイズのその言葉で思い出す
確か出身とか不明のループスの嬢ちゃんだった筈‥
「ここに誰か来てない?」
「え?そう言えば「いや、誰も来てないよ?」そ、そうそう、誰も来てないよ!」
何か匿った方がいい気がしたから、ブレイズの言葉に重ねるようにそう言う
ブレイズにも合わせろという目線を送ると、その視線を理解したのか話を合わせてくれる
「そっか、じゃあ他のところ探す」
そう言ってダクトの中に戻っていくレッド
というか神出鬼没やなあの娘‥
「‥行ったか?」
「行ったよ、というか追われてたの?」
そう言ってベットの下から出てくるクラウンスレイヤー
何で追われてたんだろうか‥
「何か尻尾をモフモフしようとして来たんだよ‥」
「そう言えばレッドってそういうところあったね‥」
えぇ‥そう言えば今気づいたんだけど、クラウンスレイヤーってループスだったのね
そう言えばテキサス達もループスだったな‥大丈夫なのかね?
「テキサス達は既に餌食になってるよ、というかロドスに居るループスは殆ど餌食になってるんじゃないかな?」
「あらま‥」
心を読まれたことはこの際置いておいて、そうか、テキサスやラップランド達も餌食になってるか‥
「と、それはさておき、えぇと、クラウンスレイヤーだっけ?大丈夫?」
「何とかな‥というかお前は少し警戒したらどうだ?元々敵だったんだぞ?」
「ン?モシカシテナニカヤルツモリカナ?カナ?」
「なにもしねぇよ、だから迫ってくるな、怖いんだよ!」
「やめろやめろやめろ」
目のハイライトが消えた状態でクラウンスレイヤーに迫っているブレイズを掴んで止める
「まぁ別にそうするつもりならとっくにやってたでしょ?それに元々敵だったって言っても今は味方だしさ、だから警戒する必要もないかなって」
「‥そうかよ」
そう言うと部屋から出ていこうとするクラウンスレイヤー
「あぁ、それと」
「?」
「私とパトリオットはお前の部下になった、これから宜しくな」
「‥は?」
そう言い残すと手を振りながら部屋を出ていくクラウンスレイヤー
何か知っているかと思ってブレイズを見てみると、何か苦虫を噛み殺したような顔になってる
せっかくの美人顔が台無しやぞ‥
「ブレイズ、さっき言ってたのって‥」
「‥本当だよ、退院したらあの二人の上司」
「マジか‥」
後でドクターを問い質さんといかんな‥
「‥という感じね」
「なる程ねぇ‥ありがとW」
あの後、ブレイズと交代するように見舞いに来たWにクラウンスレイヤーとパトリオットの戦闘スタイルを聞いている
部下になる以上、知っておくことは大切だと思うしね
まぁ元々レユニオン幹部だっただけの事はあって詳しく教えてくれたけど‥ありがたいね
え?じゃあ何でWのことは聞かなかったのかって?
元々遭難した時に一緒に戦闘とかもした事あったからある程度は知ってたしねぇ
それにしても
「にしてもこの体勢で教えてくれる必要あった?」
「えぇ、私がそうしたいから、駄目?」
「いやお前さんがやりたいなら良いけど‥」
まぁどんな体勢をしているのかというと、私が寝ているベットにWが腰掛けて、その胸部に頭が埋まるような感じで抱き締められている
まぁ別に嫌じゃないみたいだし、むしろやりたいっていうなら別に止めはしないけど‥
というか変態と思われるかもしれないけど、Wって大きいよね‥
因みに私はWより少し小さいぐらいかな‥
「というかあの二人は嫌じゃないのかね?」
「私も予想外だったのよ?パトリオットはともかくクラウンスレイヤーは嫌がると思ってたのだけど‥この話したら二人とも直ぐに了承したのよね」
「えぇ‥幹部だったんじゃないのあの二人」
「パトリオットは負けたら潔く負けを認める性格だから認めるとは思ってたんだけど‥クラウンスレイヤーまで認めるとは思ってもなかったわよ、因みにこれをあいつ‥ドクターとケルシーに教えたら物凄く驚いてたわよ」
そりゃ元々レユニオン幹部だったWでさえ予想外だったんだから、ドクターとケルシーが驚くのも無理はないか
「ホントウナラモウカンキンシテワタシタチダケシカミナイヨウニシタイノダケドモネ‥」(小声)
「ん?何か言った?」
「いいや、何でもないわよ」
私の髪を撫でながらそう言うW
因みに私の髪はモスティマとエクシアの髪の色を混ぜたような紫とマゼンタが混ざっている髪色だったんだけど、実験とかされてたせいで2:1:2の割合で紫とマゼンタと白が混ざっている
元々3:2の割合で紫とマゼンタが混ざっている色だったんだけどね‥
まぁこの色のせいで気味悪がられてもいるんだけど‥
「今、髪の色のせいで気味悪がられていると思ってるでしょ?」
「何で分かったんだお前」
エスパーどころじゃないな、もうとあるアニメに出てきたニュー○イプじゃないのかなこいつ
「安心して、私は貴女の髪は触り心地が良いと思ってるわよ‥モチカエッテホゾンシタイグライニ(小声)」
最後一体何を言ってたんだろ、よく聞こえなかったけど‥
まぁWは触り心地が良いと思ってるみたいだから良いかな
それにしても‥安心するな‥
「ねぇ‥W‥」
「ん?どうかした?」
「ちょっと眠たくなってきたから‥このまま寝ても良い‥?」
そう言うとWが姿勢を変えて、私の頭を自身の膝に乗っけてくる
「良いわよ、ゆっくり寝てちょうだい」
「ありがと‥」
Wにそう言われた事に安心して、私は意識を手放した
それから2週間後‥
「くあ‥暇だねぇ‥」
「そんなことをいう暇があったら休め」
そう突っ込んでくるのはクラウンスレイヤー
何でここにいるのかと言うと、レッドからの避難も兼ねて、上司である私の看病らしい
別に嫌なら良いよとは言ったんだけど
「私じゃ嫌か」
と言われたから別に嫌じゃないと言ったら
「じゃあ良いだろう」
という感じになってる
Wから聞いた話だと、特定の人としかうまく話せないヘタレらしいから相手してやってくれって言われてる
まぁ私も暇を潰せるから良いんだけど
因みにパトリオットは見舞いに来て、少し話した後お菓子とか置いていくだけに留まっている
まぁ味は分からないけどありがたい
「ほら、口を開けろ」
「あーむ‥むぐむぐ‥分からん」
「だろうな」
因みにクラウンスレイヤーとパトリオットは私の味覚が死んでいる事は知っている
何でもラテラーノ襲撃の時に私に関するデータがあってそれを見たらしい
痛覚に関してはここに来た時にWから聞いて初めて知ったみたいだけど
「ロドスはどう?」
「なんとも言えん、だが感染者だからと言って差別してこないのは何というか‥違和感でしかないな」
「まぁいずれ慣れるよ」
レユニオンに居たってことは、多分今まで録な目にあってなかったんだろうな‥感染者っていう理由で
「お前ほどじゃない」
「ねぇ何でお前さんも分かるの?」
ここ数日でこいつも何か私の考えている事が分かってるらしい、何でだろうねぇ‥
それと何でか知らないけどハイライトがよく消える
何でそうなったのかって?私が知りたい
まぁ心当たりとしては、改めて挨拶した頃からこうなってるんだよね‥特に変なこと言った覚えはないんだけど
「アンナコトヲイッタセキニン‥トッテモラウカラナ‥」(小声)
「ん?何か言った?」
「何でもない」
「そっかー」
じゃあ別に良いかな
けど何で瞳が濁ってるのかな‥分からんな
まぁ一緒に働いてくれるなら別に良いかな
クラウンスレイヤーに言った言葉
「まぁ話す相手が居ないなら、私がずっと(話し)相手になるよ?だってお前さん寂しそうに見えるから(部下として)放っておけないのよね、まぁ気が向いたらまた(話し)相手になってあげるよ、ずっと(話し相手として)居てくれると嬉しいけどね?」
クラウンスレイヤーのキャラがいまいちよく分からんので、口調などは外見などで判断しました
闇堕ちルート続きいる?
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いる
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別にいい
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本編でモスティマ達もっと曇らせて
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監禁ルートを望む