「はぁ‥」
そうため息を吐くのも仕方がない
だって
「暇だ‥」
「そうだねぇ」
そう呟くと、私の頭を自身の膝の上に乗せて髪を撫でてるラップランドも同調する
暇やなーと思ってベンチに座ってて、ラップランドがこっちに来ているのが見えたから手振ったら、ラップランドの姿が消えて、気がついたらこんな感じになってた
え?分からないって?安心しろ私も分からん
にしても‥退院したのに暇やなぁ‥
ドクターからの
『傷口開いたら大変なので暫く休みです』
っていう指示だからすることがない
皇帝も
『やるとしても軽い配達ぐらいだな、というかその怪我で戦闘なんかに巻き込まれたらあいつらが何するか分からん』
そしてチェンも
『書類仕事だ、その体で戦闘するつもりか?‥コレイジョウキズツケルモノカ』
って言われたから、基本的にそうなってる
そして最後の方チェンは何て言ってたのかね?
まぁ今はロドスに居るから必然的に暇になる
皆大袈裟なんだよな‥たかが一人怪我しただけじゃん
「‥なぁラップランド」
「ん?どうかしたのかい?」
「暇だし外に遊び「駄目だよ」そうかい」
「外に出たらあいつら‥あぁ、ラテラーノの(ピー音)がカドヤを拉致しようか分からないんだよ?そんなことになったらボクたち‥ナニスルカワカラナイカラ‥ダカラゼッタイニソトニデチャダメダヨ?」(ハイライトオフ)
「分かった分かった分かったから、ハイライトを戻せ」
まぁこんな感じで外出も出来ない
それとラップランド、女性がそんな言葉を言うんじゃない
心配してくれるのはありがたいんだけど‥私なんかをそんなに心配することでもないでしょ
え?他の所はどうなのかって?
ペンギン急便の場合は
『分かった、何が欲しい?買ってこよう』
『いやだから外に遊びに『ダメダヨ?(ハイライトオフ)』分かったからハイライトを戻してくれモスティマ』
『じゃあ私とゲームしよー!』
『‥へーい』
こんな感じで配達以外の時は事務所から出れない
まぁその配達の時も誰かと一緒なんだけど
そして近衛局の場合は
『外に遊びに行きたい?馬鹿を言うな、奴等に拉致されたらどうする?』
『まぁまぁ、暇なら私達とこれから一杯やらないか?』
『いや二人でどうぞ、私はちょーっと出て『『駄目だ』』‥呑もうか』
といった感じで阻止される
まぁ私を捕らえようとしている連中から守るための措置とは分かってるんだけどさ‥私なんかをそんなに心配すんなって
「カドヤ?どうかしたのかい?」
「いや何でもない、ちょっと寝るけど良い?」
日光に加えてラップランドの膝の心地よさもあるのだろう、少し眠くなってきた
「良いよ、お休み」
「んー‥お休みー‥」
そう言って私は目を閉じた
「すぅ‥すぅ‥」
(無防備すぎないかな‥)
カドヤに対してそう思いながらボクはカドヤの頬っぺたを軽く押す
「う‥むう‥」
「あはは‥可愛いねぇ‥」
ボクの指から逃れようと体を捩るカドヤを見て思わずそう溢すと、今度は頭を撫でる
そうすると今度は、その手に頭を押し付けてきた
「んん‥」
(ンン"!!)
あまりの可愛さに思わず鼻血が出そうになるけど、何とか堪える
普段の姿と寝ている時の姿のギャップが激しすぎないかな‥
まぁそんなことよりも、今はカドヤを作戦以外で外に出さないように出来たことが嬉しいけどさ
それとカドヤを捕まえようとしている連中が居るから危ないって言ったけど、あれは嘘だ
実を言うと、少なくとも龍門に居た連中は全員ボクたちが始末したんだよね
だから龍門には‥えぇと、カドヤを捕らえようしてるラテラーノの(ピー音)は居ないんだよね
え?だったら何でそんな嘘つくのかって?
カドヤハボクタチサエイレバ‥ジュウブンデショ?
本当なら部屋に閉じこめて監禁したいんだけど、流石にそれはまだ早いってことになった
でももし次大怪我したら‥カンキンスルカモネ
「楽しみだねぇ、その時が、あははっ!」
カドヤが起きないような声でそう笑った
「‥寒気がする」
「あらおはよう、カドヤ」
「おーW」
何か悪寒を感じたので目を覚ますと、目の前にWの顔があった
「あら?そういやラップランドは?」
確かラップランドの膝の上で寝てた筈なんだけど‥
「あぁ、ラップランドならあいつ‥ドクターに呼ばれたからたまたま近くにいた私にカドヤを任せて行ったわよ?」
「ほぇー‥」
最早膝の上に頭を乗せられることに違和感を覚えなくなってきた自分が怖くもある
にしてもWはドクターと面識でもあるのかね?
言葉の端々に何か昔一緒に居たみたいな感じがあるからさ
まぁ本人が話してこないなら私から聞くことでもない
取り敢えず
「飯食べよ」
「じゃあ一緒に行きましょうか」
そう言って私を起こすと、左の方に抱きついてくるW
まぁいつもの事だからもう‥いや慣れちゃ駄目やな
そして味はしなかった
いつになったら戻るんだろうね、味覚
~3日後~
「‥‥ねぇカドヤ」
「はい」
「確かに襲撃されたら無理はしない程度ではあるけど反撃して良いとは言ったよ」
「はい」
「それに連れ去られそうになっていた子供を助けようとしたことも良いと思う」
「はい」
「けどさ‥一人で無理しないで突っ込まないでとも言ったよね?」
「はい」
「何で一人で数十人もいたのマフィアを一人で相手にしたのかな?かすり傷ぐらいで済んだのは幸いだったけど、全身返り血まみれで現れた時、私は心臓が止まりかけたんだよ?」
「すいません」
正座をさせられている私の目の前にいるのは、笑顔で仁王立ちしているモスティマ
周りには、同じく笑顔で仁王立ちしているペンギン急便のメンバーが居る
特に普段あまり笑顔を見せないテキサスが笑顔なのが怖い‥
それに目の前にいるモスティマ‥いや恐らく全員だろうが、笑顔の筈なのに目が笑っていないし、何より威圧感を感じるのは何でだろうね
まぁ今回は私が悪いんだけども
何があったのかと言うと、まぁいつもの配達が終わって帰る途中、一緒に配達をしていたモスティマとあちこちブラブラしながら帰る途中に、男に連れ去られそうになっている子供を見つけたから、取り敢えず駆け寄ってその男を気絶させて保護した
まぁここまでなら良かったんだけど、その男がどうもマフィアの一味だったらしくて
たまたま近くにいた仲間が知らせて、その仲間が大挙して押し寄せてきたから、取り敢えず子供を追ってきたモスティマに預けて数十人は居たマフィアを一人で叩き潰した
で、叩き潰した後にモスティマの所へ戻ったら、返り血まみれの私を見たかと思うと、目にも止まらぬ速さで私の近くに現れたかと思うと、問答無用で抱えて事務所まで運ばれて、浴室に叩き込まれた
で、シャワーを浴びて出たら、モスティマに手を引っ張られてここに連れてこられて、こうなっているというわけだ
‥うん、こりゃ完全に私が悪いな
「ネェ、キイテル?」(ハイライトオフ)
「ふぃてるふぃてる、ふぃてるからふぁなして」
モスティマが頬を挟んできて、顔を近づけてくる
美人なんだが、目のハイライトが消えているのが怖い
そう答えると
「全く‥ホントウニカンキンシチャオウカナ‥(小声)」
「え、何て?」
「何でもないよ、それより本当に反省してる?」
「はい、申し訳ありません」
実際に物凄く心配かけちゃったのは事実だしねぇ
私なんかを心配してくれてありがたいよ
「もう‥本当に心配したんだから‥」
そう言って私を抱き締めてくるモスティマ
僅かながら震えているから泣かせてしまったんだと思う‥
「ごめんな‥本当にごめん」
そう言いながらモスティマの頭を撫でる
「お詫びと言ってはなんだけどさ‥出来る限りのことなら何でも聞くよ」
私がそう言うと、途端にモスティマの震えが止まった
「何でも?」
「いや出来る範囲でな?」
「何でもって言ったよね?」
「いやまぁ確かに言ったけど‥って近い近い」
そんな血走った目をして近づいてくるな、怖いんだよ
「じゃあ‥私達それぞれの言うことを一つずつ聞いてね」
「お、おう‥別に構わないけど」
「言質は取ったよ」
モスティマ、お前そんなキャラだったっけ?
まぁそんなことがあってペンギン急便メンバー全員の言うことを聞くことになった
因みに全員買い物や部屋で一緒に過ごすといったものだった
買い物といっても私のものばかり買うのは何でだったんだろうか‥
というか女性というものは只の買い物に何であんなに時間を掛けられるのだろうか‥
そして部屋で過ごした‥あぁテキサスとソラちゃんなんだけど、何をするわけでもなく、ずっと抱きついてたけど、私なんかに抱きついて楽しいのかね?
ヤンデレ進行度90%
最早自由に外に出られない状態
闇堕ちルート続きいる?
-
いる
-
別にいい
-
本編でモスティマ達もっと曇らせて
-
監禁ルートを望む