ここはロドスの会議室、そこではロドスに所属する全オペレーターたちが集まっていた
そしてここに集まっているものの共通点は、お互いの姿を見て驚愕している事だろう
『あーマイクテストマイクテスト、みんな聞こえるー?』
そんな中、マイク越しに男性の声が響くと、日ごろの訓練の賜物か一瞬で静かになる
それを確認した男性は改めて声を出した
『みんな集まってくれてありがとね…まぁ集めた理由は大方予想がついてるだろうけど改めて説明をば…まずざっくり言えば、今のロドスは殆どの職員、オペレーターが性別逆転してる』
それを聞いた者たちは遠い目をしたり、膝から崩れ落ちたり、涙を流しながら歓喜したり、はしゃいでいたりしていたが共通な点としては
「やはりこれは現実なのか」
ということだった
因みに涙を流しながら歓喜しているものの理由は不明である
『まぁ原因は既に分かってるんだけど…アとクロージャ、それとライン生命でできた新しい薬がロドスに蔓延したことが原因でね…元に戻るのは1週間後らしいからそれまで作戦行動とかは取りやめにするつもりだから何とか頑張ってほしい、幸い性別逆転しなかった職員やオペレーターも僅かながらいるからその子たちは性別逆転してしまったオペレーターや職員の補助に当たってほしい、他にも困ったことがあったら私やケルシー、アーミヤに相談してー-』
場所と時は移り、その日の昼の食堂
「大変なことになっちゃったね…」
「確かにね…それはさておき本当にモスティマなんだよね?」
「うん」
そう言うのは男性化したモスティマ
元々神秘的な雰囲気を漂わせていたからか、その辺を歩けば道行く女性の目を独り占めするのではないかと言わんばかりのイケメンになっていた
学校で例えるならば、理系の若いイケメン先生と言ったら想像がつくだろうか
「ほんとイケメンだよね…」
「元の性別でもたまに言われてたけどね…そういう君もエクシアなのかい?」
「そうだよー」
こちらは同じく男性化したエクシア
こちらに関しては爽やかな感じのイケメンとなっている
学校に運動系の部活をしているイケメンがいただろう、今のエクシアがまさしくそれだ
「それにしても一週間ねぇ…中々に長いよね」
「確かに…まぁトイレとかは対応してくれるらしいからね」
そんなことをモスティマとエクシアが話していると
「エクシアにモスティマ、ここにいたのか」
エクシアとモスティマの名前を呼ぶ声がしたので、その声が聞こえた方に顔を向けると
「えっと…テキサス?」
「あぁ」
そこにいたのはクールな雰囲気を纏ったイケメンループス…テキサスがいた
後ろには何かをこじらせたような雰囲気を纏う白黒ループス、そして真面目そうな雰囲気を纏ったイケメン龍、後輩の面倒見がよさそうなイケメン鬼、そして小悪魔的な感じがするイケメンサルカズがいた
例えていうならば学校に一人はいる普段喋らないが行動とかがかっこいいイケメン、何かをこじらせて色々とおかしいイケメン、イケメン生徒会長、その部下の副生徒会長、そして悪戯好きなイケメンと言ったところだろう
「後ろにいるのは…ラップランドに近衛局隊長さんにその部下さん、そしてWかな?」
「まぁな」
どういうわけか今回漏洩した薬品は何故かイケメンか美女になっているのである
どれほどかというと、街中を歩けば全員の視線を集めるか、モデルなどに十中八九スカウトされるだろう
と、そこでふとモスティマが気づく
「そういえばカドヤは?朝から見てないんだけど」
「そういえばそうだね、どこ行ったんだろ」
エクシアを始めとしたオペレーターも気になったのか、あたりを見渡す
すると
「あー、久々に男物着たけど久しぶりすぎて違和感があるな…」
聞き覚えがある声が彼女ら…いや今は彼らというべきか、の耳に入る
「あ、カドヤ、どこに行ってたん…だ…い…」
声が聞こえた方向に顔を向けながらそういうラップランドだったが、だんだん尻すぼみになっていく
そこにいたのは
「おーお前らもか…ってどうしたの」
某戦国ゲームの独眼竜のようなイケメンサンクタがいた
「…何、どしたのお前ら」
取り敢えずクロージャに用意してもらった男物の服を着て同じく男性化したモスティマたちのところに行ったら何か驚いた顔してるんだけど
因みに今回の騒動によってクロージャはただで服を貸しているのだとか
まぁこんな状況生み出したから仕方ないな
まぁ私に至っては元の性別に戻っただけなんだけども
というかこいつら男になってもモテるだろうねぇ、元々の性別でもそうだったけど
「カドヤ…だよね…?」
と、そんなことを考えていると白黒ループスのイケメンが声をかけてくる
「まぁね、そういうお前さんはラップランドか?」
「う、うん、そうだよ」
当たってたか、間違ってたらどうしようかと思ったけど合っててよかった
「で、そこのクールなイケメンがラップランド、真面目そうなイケメンがチェン、面倒見がいいであろうイケメンがホシグマ、そこの小悪魔的なイケメンがW、んでそこのイケメン二人はエクシアとモスティマか?」
「う、うん、そうだよ、というかよくわかったね」
「まぁな」
ぶっちゃけ元の性別の時の特徴があるから大体予想は着くんだよね
というかマジで学校とかにいそうだよなこういう奴…まぁ私は行ったことないから知らないけど
「ま、まさかこんな感じになってるとは…(小声)」
「う、うん…予想外だよね…(小声)」
エクシアとモスティマがなんか話してるけど何話してんだろ
まぁそれはいいとして
「久しぶりに着たからか…違和感がすげぇなこれ…」
だって最後に男物着てたの5歳の時だったからなぁ
あの施設じゃ服なんて着せてもらえなかったしな…精々ぼろきれぐらいだった
まぁ動く分には支障ないから問題ないね
まぁ取り敢えずなんか食べるか、味はしないだろうけど
「‥‥本当か?」
「いやマジ、自分でもびっくりしてるよ」
こちらも性別逆転しているケルシーにそう言う私
まぁケルシーがいるということはお察しの通り医務室だ
え?なんでここにいるのかって?それはね…
「味を感じたとはな…」
「うん、食べたとき凄い違和感あったよ」
そう、何故か知らないが私の味覚が戻っていたのだ
いやほんとびっくりした、いつものようにグムちゃんが作ってくれたチーズハンバーグを口に入れたら口になかで肉汁とチーズの味がしたんだもん
いきなりすぎて思わずむせちゃったけどな
で、心配してきたモスティマ達にそのことを話したら担がれてここに連れてこられた
「しかしなんでだろうね、ずっと戻らなかったのに」
「うん…正直私たちもびっくりしてる」
ここに担ぎ込んできたモスティマがそう言う
まぁ気持ちは分かる、私でさえびっくりしてるからな
「ひとまず検査を受けてもらうが構わないか?」
「そっちも忙しいんじゃないの?別に後でも「ウケヨウカ?カドヤ?」あっはい」
「助かったモスティマ」
ハイライト消えた目で覗き込んでくるのはやめてくれ、心臓に悪いから
その後検査したけど、結局理由は分からずじまいだった
ただ性別逆転したからじゃないかとは言ってた
痛覚とかは戻ってないのに何で味覚だけ戻ったんだろ
で、その後は色々なものを食べたけど、どれも凄く美味しかった
久々だからか涙を流しちゃって驚かれたけど
まぁ多分性別逆転してるからだろうし、1週間後には元に戻るでしょ
と、思ってたんだけどなぁ…
「‥‥‥‥」
「?どうしたのカドヤ?」
「…魚美味い…味噌合うねこれ」
「それはよか…え?」
翌日の朝食で大騒ぎになったのは言うまでもない
因みにカドヤ以外のオペレーターのイケメン化の例えですが、私の中学高校にマジでいました
それと自身の制裁に「理由なくさぼったらソシャゲに課金する」という制裁を新たに加えました
一回につき5000円課金しようと思っていますが、少ないと感じる方はご意見お願いします
闇堕ちルート続きいる?
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いる
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別にいい
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本編でモスティマ達もっと曇らせて
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監禁ルートを望む