「ねぇ~カドヤ~、構って~」
「後でな、今はこの報告書を書かねばならん」
「え~」
後ろから抱き着いてきているモスティマにそう返しながらPCに文章を打ち込む
今月の報酬とか被害額をまとめなきゃならん
というかお前らが暴れるお陰で報酬の二割は賠償で持ってかれてるからな
「まぁこれが終わったらいくらでも構ってやるから、少し大人しくしてろ」
「分かった、言質はとったよ」
そう言うモスティマだが、一向に離れる気配がない
まぁ別に仕事に問題があるわけじゃないしこのままでいいか
「うー…ゴロゴロ…」
「猫かお前は」
そう言いながら私の膝で寝転んでいるモスティマの頭をなでる
すると撫でている手を頭を押し付けてくる、ほんとに猫じゃねぇのかなこいつ
まぁ猫と言えばもう一人思い浮かぶけど…考えないことにしようか
と、まぁそんな感じでモスティマをあやしているといきなり扉が開かれ誰かが飛び込んでくる
「か、カドヤさん!モスティマさんも居ましたか!ちょっといいですか!?」
そう慌てた様子で声をかけてくるのは後輩のバイソン君
やけに慌てた様子だけど…何があったんだ?
「と、とにかく来てもらっていいですか!?」
そんな慌てた様子のバイソン君を見て大変なことが起きたのだろうと察し、後に続いた
「…何があった?」
「わ、わかりません、僕が帰ってきたらこうなってて…」
そう言う私やバイソン君の目の前にある光景は
「す、凄い!子供になってるよ私たち!」
「凄いなこれ!この液体量産出来たら大変な儲けになるで!」
「…やめろ、副作用が出るかもしれない」
「ど、どうしましょう…」
何か背が縮んで子供の姿になっているペンギン急便のメンバーがいた
というか背が縮んでるから必然的に着ていた服が合わなくなってずり落ちてるから
「…モスティマ、ここ子供用の服あったけ?」
「うーん、多分ないと思うよ?」
取り敢えずシャツだけは着せた
「…つまり、これを飲んだせいでそんな姿になったと?」
「あぁ、そうなる」
あれから数十分後、テキサス達から事情を聴いたところによると何でも何処からか事務所宛に液体が届けられたらしくて
で、はじめは警戒してたけど毒物ではないとわかったからそれを飲んだらこうなったらしい
「お前らなぁ…まぁ毒物ではなかったかったから良かったけどさ…」
「ご、ごめん…」
流石に罪悪感を抱いたのか背中に乗っかってきているエクシアが謝ってくる
まぁ過ぎたことは始まらんけどさ…
「で、これからどうすんだ?」
「ひとまず様子見かな、明日になっても戻らなかったら流石に考えないと」
皇帝の疑問にそう返す
まぁ最悪ロドスに行けばどうにかなるだろう
「ま、とにかく今日は休業だ「ドガァァァァァン!」ぐぼらぁ!?」
「ちょっ、コーテー!?」
いきなり爆発が起きたかと思うと事務所の壁が破壊され、その破片と一緒に皇帝が吹き飛んでいく
びっくりするモスティマだけど、私は同じくびっくりしてるエクシアに向かって伸びている手を『ブレストリガー』の銃弾で吹き飛ばす
「ぐ、がぁぁぁぁ!?」
そんな苦悶の声を上げる人物を足で蹴飛ばすと同じくテキサスとクロワッサンとソラちゃん、更にモスティマに向かって伸びる手を『ブレストリガー』の銃口下部についているブレードで斬り飛ばす
そして四人とやっと事態を把握したモスティマと未だに混乱しているバイソン君の襟を掴んでその場から飛び下がる
「ちっ、簡単に行けると思ったんだがな」
そんな声と同時に複数人の足音が聞こえる
やがて爆発によって起きた煙が晴れると、そこにいたのはサングラスに黒スーツを着込んだ男たちがいた
「…マフィア風情が何の用?」
「はっ、とぼけるなよ、この前は大分やってくれたじゃねぇか」
ふむ…となるとまた喧嘩を売ってきたマフィア連中か
こちらからは仕掛けないって言ってるのに仕掛けてくれるのがわりぃだろ
「となると、この飲み物もあんたら?」
「あぁ、ちっさくなったところを襲撃して拉致するつもりだったよ」
よくペラペラしゃべるなぁ、悪党ってのは皆こうなのかね
正直皇帝が吹き飛ばされたことでもキレそうだけど、冷静にならないと
「そして拉致した後は元の体に戻るのを待って今までの償いのために体を使って『ア”ア”?』ぐぼっ!?」
リーダー格の奴に向けて弾倉をぶん投げて命中させる
こいつらに…ナニサセルツモリダッタッテ?
「イマ…ナンテイイヤガッタ?」
「な、何を『キコエナカッタノカ?』ひぃ!」
私たちを囲んでいたマフィアの一人が腰を抜かす
この程度で腰抜かすとは…度胸ないねぇ
「モスティマ、バイソン君、エクシア達よろしく」
「う、うん」
「は、はい…」
あ、ちょっと怖がらせちゃったかな
でもなぁ…お前らに乱暴するとか言われたら黙ってられねぇんだよ
ましてや毒物ではなかったにしろ変なもの飲まされてるしなぁ…?
後で何でも言うこと聞くから…許してな?
「さてと…カクゴハデキテンダロウナ?」
『アーツライド カドヤ』
そうして手に持っていた『ブレストリガー』の連射力、そしてブレードの斬れ味を上げる
「チリジャスマサン…ハイニナルマデキリキザンダアトニモヤシテコノセカイジタイカラソンザイヲマッショウシテヤル…!」
そう言ってマフィア共に突っ込んだ
突っ込んでくるカドヤにそれぞれ手に持っていた拳銃やボウガンを構えるマフィア達だが、次の瞬間カドヤが『ブレストリガー』を連射しマフィア達の腕や足を的確に、しかも一発で吹き飛ばす
そうして10人近くのマフィアの腕や足を吹き飛ばすが、流石に弾切れなのか銃弾が出なくなる
それを好機と見たマフィア達が一斉に突っ込もうとするが
『ファイナルアタックアーツライド 剣雨』
そんな音声と共にマフィア達の太股に大量の源石剣が突き刺さる
悲鳴を上げるマフィアを『ブレストリガー』で殴って気絶させるカドヤ
その隙を狙いナイフなどを持ったマフィアが襲い掛かるが
『アタックライド 精神破壊』
そしてカドヤが襲い掛かって来ているマフィアに目を向けた瞬間
「う、うぎゃあぁぁぁぁぁぁぁ!!」
「うわ、うわぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
持っていた武器を落としてその場で奇声を上げ始める
あるものは腕を掻きまくり、あるものは自分の眼球をほじくりだし、あるものは喉を掻きむしる
それを見た残ったリーダーとその部下のマフィア達は自分達が壁に開けた穴から逃げ出そうとするが
『ファイナルアタックアーツライド 榴弾装填』
そして逃げ出したマフィア達に向けてカドヤが手の中と自身の周りに召喚したハンドバリスタから発射された榴弾が
逃げ出したマフィア達に向けて発射される
そして榴弾が着弾すると同時に逃げていたリーダーとマフィア達は爆風や破片に巻き込まれる
そして榴弾が着弾したときに起きた煙が晴れると、そこには足や腕がぐちゃぐちゃになっている
一部のマフィアに至っては両足どころか、下半身が吹き飛んで内蔵の一部が見えている始末である
「こ、このやろう!」
そして一番最初に『ブレストリガー』の弾倉を投げつけられて気絶していたマフィアのリーダーが目を覚まし、持っていた拳銃を取り出すが
『ファイナルアタックアーツライド 狼魂』
そんな音声と共にカドヤが持っていた『ブレストリガー』を振るうと、男に向かって銀の斬撃が飛んでいき、男の両腕、両足を吹き飛ばした
「が、あぁぁぁ「ウルサイ」ぐがぁ!?」
あまりの痛さに悲鳴を上げる男だが、カドヤが持ち上げて地面に叩きつける
その時リーダーの男はカドヤの顔を見たが、目が吊り上げっている上に瞳が紫になっており、そして光が宿っていない上に無表情だった
「…シネ」
『ファイナルアタックアーツライド カドヤ』
そしてカドヤが『ブレストリガー』をリーダーの男に向けると、その『ブレストリガー』の銃口に大量のエネルギーを貯まっていく
「わ、悪かった…!た、助けてくれ…!」
「…バイバイ」
今頃になって命乞いをすらマフィア達の声を無視し、『ブレストリガー』の引き金を引こうとしたその時
「っ、カドヤ!」
そんな声と共にカドヤの『ブレストリガー』に向かってアーツが飛び、『ブレストリガー』を吹き飛ばした
と、同時にカドヤに抱きつく人物がいた
「落ち着いてカドヤ!もういいから!」
「…モスティマ…?」
カドヤがそう言うのと同時に吊り上げっていた目が段々下がっていき、紫だった瞳が元に戻って目のハイライトが戻り、無表情だった顔に表情が戻ってきていた
あれから数日後…
私が我を忘れて暴れたせいで近衛局が来てまぁ取り調べを受けましたね
まぁ周りの証言で少々過激な正当防衛ってことで話が付いた
取り調べはチェンだったけどね
それとあのマフィア達だけど、チェンとホシグマが
「死ぬより辛い目に合わせるから安心しろ」
って言ってた
その時目のハイライトが宿ってなかったのが怖かったけど
で、それが終わると今度はモスティマを初めとしたペンギン急便のメンバーによる説教だった
まぁバイソン君以外のメンバーの目のハイライトが消えていることを除けば普通の説教だった
あ、因みに皇帝は無事だったよ、壁の破片がもろに当たったのにかすり傷ってどういうことかと思ったけどね
モスティマ復刻まだかな
闇堕ちルート続きいる?
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いる
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別にいい
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本編でモスティマ達もっと曇らせて
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監禁ルートを望む