ヤンデレって怖いね(小並感)   作:狼黒

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きっかけは堕天使から

「ぷはぁ…いやぁ、実質ただの酒は旨いな」

 

「まぁね、酒がこんなにうまいとは思ってなかったよ」

 

そう言ってもう何回目か分からない乾杯をする

飲み始めて三時間くらい経ってるけど酔っ払っている気配がないこのペンギン

相変わらず強いねぇ、酒が…ペンギンは魚を食べるって言うものだと聞いたことがあるんだけども…今更だけど酒飲んでて大丈夫なのかな?

何処にいるのかというと龍門でかなり高いと言われてる酒屋、普段だったら多分来てない場所だ

この前のマフィアが襲ってきた件で、襲撃してきた連中のリーダー格の男はどうもマフィアの中ではそこそこの地位だったらしくて

そこでそのマフィアが所属してたところの組織のリーダーが詫びとして賠償金を持ってきたから、この店で飲んでいるってことだ

マフィア全体ではペンギン急便に手を出さないという方針だったらしいけど、あいつが独断で動いたから預かり知らぬ所だったらしい、信用できないけど

この店の代金もマフィアが出してくれるらしいから結局ただ酒だ

まぁただで飲める事は嬉しいことだというのは同意するけど

 

「で、あれはどうすんだ?」

 

「どうするって…まぁ私が送っていくよ」

 

そう言う視線の先にあるのは酔いつぶれたエクシアとモスティマ

始めははしゃぎながら楽しんでたけど、二時間もすれば酒が回ったのか机に突っ伏して寝てた

他の社員は先に帰ったから私が送っていかなきゃならん

まぁ夜も遅いし見送ろうかと思ったんだけど、さっき言ったマフィアが護衛してくれるらしい、まぁあいつら簡単にやられる相手じゃないだろうけど一応ね

さて、そろそろ帰るかね

 

「先に帰るよ皇帝、また後でね」

 

「おう…上手くやれよ(小声)」

 

そう言ってエクシアとモスティマを持ち上げる

最後に皇帝が何か言ってたが…何言ってたんだろ

 

 

「むにゃむにゃ…カドヤぁ…」

 

「はいはいここにいるよ…って耳しゃぶるな、くすぐったいから」

 

そう言ってもまだ酔いがさめていないのか耳をしゃぶってくるエクシア

因みにエクシアは抱っこ、モスティマはおんぶで運んでる

モスティマはというと私の首筋に顔を埋めて寝息を立てている

 

「…と、雨か」

 

そんな中、雨が降り始める

私はどうでもいいんだけど、幼馴染二人が風邪をひいたらたまらない

おまけにかなり強いからすぐにやみそうにない

 

「しゃーねぇ、どっか泊まるか…」

 

そう言ってエクシアとモスティマが濡れないよう守りつつ、泊まれる場所がないか二人が起きてしまわないように気を付けながら走り出した

 

 

「やれやれ…びしょ濡れだ」

 

そう言いながらモスティマとエクシアをベットに運ぶ

エクシアとモスティマはというと、まぁ多少濡れてしまったけど起きる気配ないから濡れた服は脱がして、ホテルにあったバスローブを着させて毛布かぶせて寝させてる

まぁ取り敢えず風邪ひかせないことが一番だな

私?私はどうでもいいよ、こいつらに比べたら私が風邪ひいたところで誰も困らんし

あと雨のせいで少し泊まるとは皇帝には連絡してある

というかこのホテルやけにベットがでかいな…まぁいいや、二人が寝れるんだし

そう思いながら寝息を立てている二人の髪を撫でていると

 

「ん、んう…?」

 

「お、起きたかモスティマ、水いるかってうお!?」

 

モスティマの目が覚めたから水を持ってこようとした次の瞬間、モスティマの手でベットに引き込まれた

いきなりの事に混乱するが、そんな私とモスティマが向き合う形となる

というか顔がやけに近いな…近くで見ると相変わらず美人だな…っ!?

 

「んむ…」

 

「んんっ!?」

 

次の瞬間、モスティマが自身の唇を私の唇に重ねてきていた

待って、これキスってやつじゃ…!?

 

「ん…ちゅ…」

 

「んんっ…ひ、ひょっとふぁって!」

 

そう言ってモスティマの体を手で押して、モスティマの唇から私の唇を離す

というかお前…本当に何してんの!?

 

「私とじゃ…嫌?」

 

「いや嫌じゃないけどお前…そういうのは好きな奴にやれ「もう黙って」うむぅ!?」

 

そうして再びモスティマに唇を奪われる

やば…何か頭がふわふわしてきた…

というか待って…何かエクシアも起きてないか…?

 

 

「…う…」

 

窓から僅かに差し込んでくる光で目が覚める

えぇと…確か昨日は飲みから帰って雨が降ったからホテルに避難して…そっからどうしたんだかな…

というか何か体がダルいな…何で「あ、カドヤ、おはよう」…思い出したわ

 

「どうしたの?そんな頭抱えて」

 

「どうしたのじゃないのよお前…やっちまったよホントに…」

 

頭を抱えながらいつもの微笑みを浮かべてながら肩にもたれ掛かってきているモスティマにそう言う

彼女の格好は上半身にいつも着ているコートを羽織っているだけで、未だに隣で寝ているエクシアに至っては何一つ体に纏っていない

つまり…そう言うことか…マジか…

 

「あぁ終わった…本気で終わった…酔ってる事をいいことにヤっちゃった…あいつらと同類、いやそれ以下だ…」

 

ヤバい…本当に最低なことしたわ…どう償えばいいんだろこれ…死ぬしかないかなこれ…

そんなことを考えていると

 

「…ねぇカドヤ、こっち向いてくれる?」

 

モスティマがそう言ってきたから頭を抱えながらそちらを見ると

 

「んっ…」

 

「んむっ!?」

 

モスティマが私の唇に自分の唇を重ねてきた

昨日みたいに優しくしてきた

…酔いは覚めてるんだよな…何で…?

いや分かるんだけど…あり得る訳がない

 

「…ぷは、これでも分からない?」

 

「いや分かるけど…本気で言ってるの…?」

 

こんな気持ち悪い体してて街中歩けば気持ち悪がられる私だぞ?

おまけにあの施設で滅茶苦茶レ○プされてるから体も綺麗じゃないし…汚いんだぞ?

いつトラウマが再発するのか分からないし…迷惑しか掛けないんだぞ?それでもいいのか?

 

「私やエクシアが本気じゃない相手とキスすると思うのかい?」

 

「いや…お前さんやエクシアがそんな奴じゃないとは分かってるよ…だけどさ…」

 

「もっといい相手がいるはず、って言いたいの?」

 

「エクシア…起きたのか…」

 

隣で寝ていたエクシアが目を覚ます

取り敢えずお前なんか服着ろよ、風邪引くぞ?

そう思いながらエクシアが着ていたパーカーを羽織らせると「ありがとー」っていつものような感じで言ってきたけど、パーカーを羽織るとまた真剣な顔になる

 

「居ないよそんな相手、カドヤ以外の相手なんて見つけられないし見つけたくもないんだ」

 

「…いやだけどさ、二股っては流石に…」

 

「知ってる?法律なんていくらでも抜け道があるんだよ?」

 

お前本気で言ってるのかよ

そう思っていると起きたエクシアとモスティマがそれぞれ胸と背中に抱きついてくる

 

「それに…何年間も想ってたんだから…責任とってよ…」

 

エクシアが涙混じりの声でそう言ってくる

モスティマは何も言っていないが、多分エクシアと同じ考えなんだろう

責任…まぁ…私のせいだよね…

 

「…うん…こんな私で本当にいいなら…宜しく…」

 

そう言ったら二人にキスされたというのは置いておく

 

 

「あ、そうそうカドヤ」

 

「ん?どうしたの?」

 

あれから数時間後、ホテルからチェックアウトして事務所に帰る道を歩いていると、モスティマが声をかけてくる

 

「私達はカドヤに何人出来ても愛してくれたら別にいいからちゃんと受け入れてあげてね?」

 

「は?」

 

その言葉の意味はその時分からなかったけど、その日の夜にバイソン君以外のペンギン急便メンバーから告白された時に初めて分かった

それとロドスと近衛局でも告白されたから、何で私なんかをと思ったけどね

結局12人と付き合うことになったけど…これいいのかな




ヤンデレ要素どこかなって思う今日この頃
カンソウクダチィ…ドンナコトデモイイカラ…
オウエンシテクレルトモットウレシイデス…

闇堕ちルート続きいる?

  • いる
  • 別にいい
  • 本編でモスティマ達もっと曇らせて
  • 監禁ルートを望む
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