「ウルサスに行くことになるとはね…まぁ嫌いな国家の一つだね」
「私もだね、何回か行ったんだけどあまり好きじゃないし…何より…カドヤニアンナコトシタンダカラネ…」
車を運転するモスティマにそう言いながら窓の外の景色を見る
偏見かもしれんが兵士を始めとしたお偉いさんが屑のどこが好きになれる?
しかもあそこに行ったとき無理やり兵士とその上官、さらに何か権力者みたいな奴に連行されてレ〇プされたからな
あの時はラテラーノから逃げ出したばかりで何も知らなかったからねぇ…確か三カ月ぐらいだったかな、そういうことされた期間は
最終的にその上官と兵士、それと権力者たちはぶち殺したんだけど
それにしても
「エクシアとモスティマ、更には私に遠回りで指名依頼とはね…」
嫌いな国家に三人で行くことになった理由は数日前に遡る
「指名依頼?」
「あぁ、それもウルサスからな」
そう言って皇帝が差し出してきた書類を受け取る
目を通してみればモスティマとエクシアの名前、さらにもう一人のサンクタを指名すると書いてあった
こういうのは珍しいことじゃなくて、依頼人が配達人を指名してくる事はある
私もラテラーノに関係する人物じゃなかったら受けてる
まぁペンギン急便で二人以外のサンクタって言ったら私しかおらんな
それより何故こんな遠回しな言い方をしてくるのだろうか…まぁラテラーノ並みの糞国家のやる事なんざ理解できないししようとも思わないけど
「…どうしたの?何か顔が険しいよ?」
そんなことを考えているとエクシアが私の顔を覗き込んでくる
相変わらず美人だなぁ…じゃなくて
「まぁね…昔あそこに行ったときレ〇プされたことがあってね…」
「よしコーテー、この依頼断ろう、何なら今後ウルサスからの依頼は断ろう」
「同感だね、こんな”龍門スラング”なんかの仕事受ける必要はないね」
「よし、この依頼は断るか」
「待て待て待て」
何で三人そろってそんなこと言うのかね、第一断ったら断ったでペンギン急便の評判が悪くなるだろうが
というか皇帝、お前もお前でなに言ってるんだ
第一情報統制とか戦争とか虐殺を平気でやるような国家だぞ、断ったら断ったで何されるかわからんのだぞ
「だってカドヤをレ〇プしたんでしょ?そんな国からの依頼なんて受ける必要がある?」
おうエクシア、笑顔でそんな事言うんじゃないのよ
「俺は社員を大事にするからな、そんなことしてくれやがった国に大事な社員を行かせるわけにはいかねぇよ」
「いやね?その気持ちは嬉しいんだけどね?この依頼多分お偉いさんやぞ?断ったらペンギン急便の評判が落ちるよ確実に」
そう言うと考え込む仕草を見せる皇帝
自分が経営してる会社なのだからそれぐらい考えてくれ
すると何か目のハイライトが消えてるモスティマが口を開く
「もし受けるとしてもカドヤは連れていかないから」
…は?
その後、数時間掛けて説教…もとい説得をして今回の仕事を受けた
「カドヤがあんなに怒ったの久しぶりだね…」
「お前らの身に何かあってからじゃ遅いんだよ」
第一あんなおっかない国にお前らだけ行かせられるか
モスティマとエクシアを信用してない訳じゃないけど、あの国の軍人とかやけにタフだからな…万が一があったら…ボクナニスルカワカンナイシネ?
まぁそれはさておき、今はエクシアが飲み物買いに行ってるからモスティマと駄弁ってる
「そういえば龍門に新しい店が出来たんだ、これが終わって帰ったら行かない?」
「良いよー、けど」
「分かってるよ、エクシアもでしょ?」
「宜しい」
仕事終わりに行くんだからエクシアも一緒に連れていかないとねぇ
「それは良いとして…エクシア遅いな」
「そうだねー…あ、戻ってきた」
「だな…というか何か焦ってないか?」
普段の態度が嘘みたいに焦ってるし…何だあの持ってるちり紙
「か、カドヤ!ちょっとこれ見て!」
そう言ってエクシアに渡されたちり紙を見てみると、そこには私の名前と特徴と一緒に『指名手配』と書かれていた
顔写真はないが…これ私だな?
罪状は…『皇帝の親類を襲って殺害、さらに逃走中に我等が屈強な軍人を殺害した罪』…?
「いや襲ってないんだけど」
襲ったというかあちらから襲い掛かってきて無理やり拉致したんだろうに
それと殺害は合ってるんだけど何でこっちが一方的にやったみたいな感じになってんだ
「どうするの?この分だとウルサス全域に指名手配されてそうだけど…」
モスティマが心配そうな声音でそう聞いてくる
まぁ顔写真も乗ってないし名前変えれば大丈夫でしょ
「顔写真がない以上下手に拘束は出来んでしょ、名前ちょっと変えれば大丈夫さ」
モスティマとエクシアを安心させるように頭を撫でながらそう言う
まぁあの時の兵士とその上官、それと何か偉そうな奴はぶち殺したし顔ばれすることはないでしょ
「明日ぐらいか、到着」
「そうだね、さっさと済ませて帰ろう、帰って早くデートしよう」
「気持ちは分かるがまずはこの仕事終わらせてからだぞ?」
モスティマとそう話しながらベットに座り込む
目的地のウルサスまであと一日というところで、念のためにと皇帝が予約していたホテルで休んでいる
温泉もあったし飯も旨かったな…流石にお酒は飲んでないけど
エクシアはと言うと私の膝を枕にして寝息を立てている
結構はしゃいでたからな、疲れたんだろう
相変わらず寝顔可愛いなぁ…本当そう思う
それにしても
「ドクターから聞いたんだけどウルサスじゃ感染者の扱いとか酷いって聞いたんだけど」
本当はクラウンから聞いたんだけど何かクラウンから聞いたと言ったら駄目な気がしたからドクターの名を使う
まぁドクターからも教えて貰ってたからあながち間違いではないしね
「そうだね、まぁそもそもあそこ自体が感染者は悪者だーみたいな教育施してるからね、子供にまでそんな思想が染み込んでるよ」
「ほー」
その後のモスティマの話だと、ウルサスと言う国は情報統制、密告、ぷろぱかんだ?で成り立っていて、今まで行った中でも特に街に活気がないらしい
軍隊でも密告、横領、賄賂などの噂が絶えないんだとか
で、ここからが結構酷くて感染者だと分かると即拘束されて鉱山などで強制労働させられて人間扱いされずに、死ぬまで働かされるんだとか
そりゃチェルノボーグでのレユニオン暴動も起きるわけだ因みにこの事実をウルサスはお得意の情報統制で隠し通しているらしい…ある意味で尊敬できるわ
「というかよくそれで国として成り立ってるよね」
「ま、それなりに大きい国だからね」
ふーん…道理でクラウンはウルサスを凄く憎んでるわけか
まぁそんな扱いされたら誰だって憎むわな…
「イマホカノオンナノコトカンガエナカッタ?」
「いや?モスティマ綺麗だなーって思ってた」
「そ、そっか…」
そう言って顔を赤くして頬を掻くモスティマ
ちょろいなこいつ、ほんとそこら辺の男に連れ去られないか心配だなぁ…
まぁそんなことになる前にその男を土に還すけど
そんな事を考えてるとモスティマが私の肩に頭を乗せてくる
「えへへ…カドヤの匂い…」
「私ってそんな匂う?」
体は毎日洗ってる筈なんだけど…もっと洗ったほうが良いのかな?
「そういう訳じゃないんだけど…まぁいっか」
そう言うとベットに寝転んで隣をポンポンしてくるモスティマ
多分隣で一緒に寝ようということなんだろう、別に良いけど
そうしてエクシアを膝からベットに寝させ、私もベットに横になると、モスティマが体を寄せてくる
「お休みカドヤ」
「ん、お休み」
そう言ってキスした後、瞼を閉じた
段々ネタが枯渇してきたな
闇堕ちルート続きいる?
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いる
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別にいい
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本編でモスティマ達もっと曇らせて
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監禁ルートを望む