『第一回、ロドス料理対決!』
マイクから発せられるクロージャの声に周りの職員やオペレーターが『イェーイ!』と叫んでいる
そんな光景を見ながら、私は隣にいる拉致されてきたのであろうドクターに声をかける
「何これ」
「知らない」
いや本当に何だこれ
「…ドヤ、カドヤ」
「…ん…おはよ…ラップランド」
体を揺さぶられているような感じがして目を覚ますと、何も着ていないラップランドが目に入る
取り敢えず風邪をひいたらいけないからベットの上に散らかっていた私のパーカーを体に掛ける
「えへへ…カドヤの匂いだ…」
とても幸せそうな顔をしながら私のパーカーに鼻を近づけるラップランド
なんか変なにおいでもしてるのかね…体は洗ってるけど…昨日の夜の汗か?
と、そこで腰に重みがあることに気付く
その原因を探ろうと重みを感じる方向に視線を向ければ、私の腰に顔を擦りつけるように寝ているブレイズ、こちらもラップランドと同じく全裸である
元・男としては終始リードされるってのはなんていうかなぁ…
まぁそれはさておき、こいつも起こさないとならんなぁ…あんま寝起き良くないんだけどね
「あ、そうそうカドヤ」
「ん、どうした?」
「そこの猫起こしたらちょっとついてきてほしい場所があるんだけど…大丈夫?」
「んぁー…別に大丈夫だぞ、なんかあるの?」
「それは…まぁお楽しみってやつだよ♪」
で、その後手のかかる黒猫…じゃなかったブレイズを起こした後、ラップランドに手で目を隠されて連れてこられて、冒頭の場面になるというわけだ
ドクターに至っては袋に詰められてきてたからな、びっくりしたわ
で、何かわからんけど椅子に座らされてこうなってる状況だ
『実況は私、クロージャ!そして審査員はドクターとカドヤさん、そしてシルバーアッシュさんでお送りしまーす!』
そう言うと再び周りが盛り上がる
いや中々に濃いなメンバーが
ロドスのトップにガラント貿易のトップって…私だけだな肩書とかそういうの無いの
そしてクロージャがさりげなく金儲けをしているように見えたけど…目の錯覚だということにしよう
『はい、というわけでルール紹介をするよー!』
その後の説明で、どうも特定の食材をアレンジして料理を作り、それをドクターと私、それとシルバーアッシュが食べて採点するらしい
「というか誰が出るんだよこの勝負」
「あそこで待機している者たちのようだな」
シルバーアッシュが指さす方向を見ればかなりの数のオペレーターが
というかあの数のオペレーターの量を全部食べるのか…?流石にきついと思うぞ、ドクターとか
「かなりいるね…」
「あぁ、皆この勝負に並々ならぬ決意で挑んでいるのだろう」
因みにシルバーアッシュとは、イェラグにいたときに何回か一緒に戦ったことがある仲だ
こっちじゃ別の名前名乗ってるとは思ってなかったけど
『それでは食材を決めたいと思うんだけど…カドヤさん!』
「な、何か?」
『好きな食材は何かな!?』
いきなりでびっくりしたやんけ…好きな食材ねぇ…
「海鮮系かなぁ…味覚戻って一番美味しいって思ったのが海鮮系のやつだったから」
『それでは!特定食材は海鮮とするよー!』
いや良いのか私の好物で
以下、ダイジェスト
テキサスの包丁さばき
「うわテキサス包丁さばき凄い!」
ドクターのそんな声が聞こえたからテキサスの方を見てみる
ほんとだあいつ魚を空中に投げたかと思うと空中でさばいてやがるよ、何やってんだよ
良くできるなあんなこと…私には無理だよ
「カドヤヲスキニデキルンダ…マケテタマルカ…(小声)」
何か目のハイライトが消えてるしぶつぶつ呟きながら魚捌いてるけど何を言っているのだろうか
まぁ怪我しなければ私は良いんだけど…
喧嘩勃発
「包丁さばきがなってないな、スーお嬢さま」
そう言いながら魚を焼いているチェン
というか何気にあいつ家庭能力高いよね…
「そういう貴女かける火加減がなってないわよ?」
確かにねぇ…まぁチェンの事だから焦がすなんて事は無いんだろうけど
「これがちょうど良い火加減だ、知らないのか?まあお嬢様が知る筈もないか」
「何ですって!もう一度言ってみなさいこの龍女!」
「分かるまで言ってやろうじゃないかお嬢様!」
何をやってるんだ一体
取り敢えず…
「ちょっと止めてくる」
「う、うん…気を付けてね?」
少なくとも乱闘にはならぬように気を付けねば
近衛局で一回この二人がガチで乱闘した時なんて近衛局の訓練所が吹き飛んだんだからな?
『…はい!今結果が出たよ!これから発表するねー!』
「やっとか…」
何か丸三日徹夜で働き通したような気がする…
他の二人を見てみればシルバーアッシュは日頃滅多に見せないような疲れた顔をしてるし、ドクターに至ってはフェイスガードから何か魂が抜けてるような…
ってヤバい!
「ドクター!戻ってこい!疲れたのは分かったから!」
「盟友!しっかりしろ!」
「…はっ!私は何を…?」
私がフェイスガードを叩いて、シルバーアッシュが肩を揺さぶると抜け出ていた魂が戻ってドクターの意識が戻る
まぁ気持ちは分かるけど…ラップランドやWにクラウンは料理に自分の血を入れようとするし、ブレイズは
「火力こそは正義だよ!」
とか言って危うく火事になりかけたり、クロワッサンは料理をしながら金儲けしてたし、何故か参加してたケルシーが「Mon3tr」使って料理しようとしてるのを止めたり、スカジは何かよく分からんもん作るし…
その度に私らが止めてたから仕方ないと思う
『優勝者はー?』
ダラダラダラダラダラダラと太鼓を叩くような音が響き、スポットライトがあちこちを照らす
『アンジェリーナにプラチナ、アーミヤ代表にスワイヤー!そしてモスティマにエクシアにテキサス、チェン、ホシグマだよ!』
…うん、まぁそうなるかなぁ…
モスティマとエクシア、それとホシグマにプラチナとアーミヤ代表は凄く美味しかったし、チェンとスワイヤーお嬢様はあんな事があったけど美味しかったからね
いや勿論他の皆のも美味しかったんだけどね?
「それじゃもう終わり…『あ、言い忘れてたね』うん?」
何か嫌な予感がするが…
『勝者には審査員の誰かを好きに出きる権利が与えられてるから気を付けてねー!』
『アーツライド カドヤ エクセレント』
「ニガサナイヨ?」
その言葉を聞いた瞬間『エクセレントモード』になって逃げようとしたけど、モスティマがアーツを使って時を止めて解除してきて、俵担ぎをされてしまう
「ど、ドクター、シルバーアッシュ!助け「はいお口チャックね~」むぐう!?」
ドクターとシルバーアッシュに助けを求めようとしたけど、エクシアが口を塞いでくる
というかお前、確実にこの前の仕返しだろ!
「それじゃドクターにシルバーアッシュだっけ?私達はこれで失礼するよ」
「う、うん…お疲れ」
「あ、あぁ…」
「むぐー!?むぐー!!(見捨てるの!?この薄情者共ー!!)」
私のそんな叫び声を残しつつ、会場を去った
あとモスティマよ、名前ぐらいは覚えような?
「…カドヤ、大丈夫?」
「大丈夫かどうかって言ったら大丈夫じゃないな、滅茶苦茶体が怠いよ」
執務室でのドクターの言葉にそう返す私
多分痛覚とかあったら全身筋肉痛なんだろう
言っとくけどあの時連れ去られたのは昼の3時で、そっから夜の3時まで合計12時間ぶっ通しだったからな?
おまけに9時になったら他の奴らも加わってきたし
あいつら何処からそんな体力出てくるのか…コレガワカラナイ
水分補給にしても口移しだったからな、何ならドクターも同じ立場になってみるか?
「いや、遠慮しておくよ」
チキンめ、だから一部で『天然タラシ鈍感ドクター』とか言われるんだよ
因みに私は『やベー奴らを恋人に持ってる勇者』って言われてるらしい
言い始めた奴誰なんだろ
次のネタどうしようかな
あと誰かコラボしてくださる方いらっしゃればメールお願いします
もしきたら喜んで受けさせていただきます
闇堕ちルート続きいる?
-
いる
-
別にいい
-
本編でモスティマ達もっと曇らせて
-
監禁ルートを望む