「…も、モスティマ…?」
何で…なんでこんなことに…
「エクシア…チェン…ホシグマ…皆…どうしたんだよ…?」
何で…何で皆答えてくれないの…
起きて『ドッキリ大成功!』って言ってよ…
「全く、しぶとかったですな、早く吐けばよかったものを」
…お前ら…あの施設の…
そうか…お前らが…
「何故そこまで吐こうとしたのかわからん『ファイナルアタックアーツライド 狼魂』ぎっ!?」
「隊長!?」
お前らが…お前らがやったんだな…?
「や、奴だ!警戒し『ザンっ』ぐほっ!?」
全員…生かして帰さない…
こいつらぶち殺して、こいつらの所属でもある
「…はぁ!はぁ…はぁ…はぁ…」
気が付けば見慣れぬ部屋のベットにいる
ここは何処だと思ったけど、左側から温かさを感じ視線を向ければ、何一つ纏っていないモスティマの姿
それを見たことでここが何処なのかを思い出す
ペンギン急便の仕事でモスティマと一緒にイェラグ行って…
「イェラグからの次の配達場所に行こうとしたら吹雪だったから宿取って、部屋ついて温泉入って…で、その後…あぁ」
晩飯食った後にモスティマに押し倒されて…で運動(意味深)した後そのまま寝たのか
それにしても胸糞悪い夢見たな…現実かと思った
と、そこで自分の頬に何かが伝っていることに気付く
何かと思ってぬぐってみれば水のように透明な液体、そこで初めて自分が泣いていたことに気付く
取り敢えずこのままではモスティマを起こしてしまう可能性が高いので、深呼吸をしつつ傍にあったティッシュで頬に流れている涙をふく
「むにゃ…カドヤぁ…」
そう言いながら私にすり寄ってくるモスティマ
初めはこいつだったけど、途中で隙ついて逆転したからなぁ…可愛かったとだけ言っておくよ
そう思いながらモスティマに傷がないか確認する
無論あれは夢で現実ではないとはわかってるんだけど…
そう思いながらも傷一つないことを確認する自分が嫌になる
「はぁ…ほんとやだなぁ…」
そう思いながらもモスティマが風邪をひかぬように毛布をかぶせ、私も再び眠りについた
「…ドヤ、カドヤ」
「うん…あぁ、モスティマ、おはよ…」
「うん、おはよう」
誰かに声を掛けられているような気がして目を開けると、視界に入ってきたのは我が幼馴染み
相変わらず美人だなぁと思っていると
「ほら起きて、今日はカジュミーシェに行くんだから」
「あーい…」
そう言って体を起こす
下は下着、上にいたっては何も着てないから取り敢えず私のパーカーを羽織らす
いくら部屋が暖かいからって風邪をひかせたらいかんし…
「えへへ、カドヤの匂い…じゃないね、ほら髪整えてあげるからこっち来て」
「あいあい…」
そう言って部屋に備え付けてある洗面所にある鏡の前に座ると私の髪をすかし始めるモスティマ
鏡に映るモスティマの体には傷一つついていない
あれは夢だとは分かっていてもやっぱり…ね…
「…何か悪い夢見たの?顔色悪いよ?」
「いや、大丈夫だよ、大丈夫だから」
「なら良いんだけど…無理しないでね?」
「分かってるよ」
そんな私を見て心配してくれたモスティマにそう言う私
下手に心配掛けたくないしね…
「やっと終わった~」
「ベットに飛び込むのはいいけど怪我してないよな?」
大丈夫だよと言うモスティマに安心する
マットレスがあるとは言え頭から飛び込んだら心配になる
今日だってお前ホクホクの串肉食ってから口の中火傷してたし…チンピラに絡まれて腕つかまれてたし…心配なんだよね、余計なお世話なんだろうけど
え?そのチンピラ?モスティマを掴んでた方の腕や足とかの全身の骨へし折ったけど
なーに206本のうち100本ぐらい折っただけでしょ
私なんて160本折られたことあるんだからそれぐらい我慢できるでしょ
「で、本題なんだけど、カドヤ、ちょっとここに座ってくれる?」
「?いいけど」
モスティマがそう言って自分の隣をポンポンと叩きながらそう言ってくる
不思議に思いながらも言われたとおりにすると、モスティマが自分の手を私の手に重ねて握ってくる
「昨日の夜私たちが死んじゃう夢でも見たのかい?」
「…なんでわかったの?」
悟らせるような行動はしてない筈なんだけど…
「起きたときカドヤの顔見たら涙の跡があったからその時点で何か悪い夢でも見たんだろうなって思ってね、それに加えていつもよりなんか私を心配する度合いが結構あったからそういう夢見たんじゃないかなって思った次第だよ」
「…凄いなぁ、そんな些細なことでどういう夢見たかわかるなんて」
一生勝てる気がしないよ
そんなことを思っているとモスティマが抱き締めてきて、耳元で囁いてくる
「怖かったよね…でも大丈夫だから安心して?私たちは絶対に殺されない、ずっとカドヤの傍にいるから…だから…泣かないで」
「え…何で…泣いて…」
モスティマに言われて初めて自分が泣いていることに気付く
「あ、はは…ごめん、汚いよn「あむ」むぐっ…」
涙を付けたらいけないと思ってモスティマから離れて拭こうとするも、離れずにそのままキスをしてくるモスティマ
待って汚いか…ら…
「…ぷはっ、完全に目がトロンってしてるね…ペロ、しょっぱいね」
そうして唇を離したかと思うと今度は流れてる涙をなめてくるモスティマ
そして妖艶な笑みを浮かべたかと思うと、そのままベットに押し倒してくる
「大好きだよ、カ・ド・ヤ♪」
そうして私に覆いかぶさってくるモスティマだった
翌日
「昨日はしゃぎすぎた…眠い…」
「自業自得だろ全く」
そう言いながら朝飯を食べる
実際今日は珍しく私が早く起きたからな
にしても体中につけてくれてさぁ…特に首なんかどうやっても隠れないんだぞ
まぁここまでチャーターしたヘリで移動してたし、今日もチャーターしたヘリで帰る予定だからそこで寝ればいいんだけど
「眠い…助けてカドヤ…」
「はぁ…ヘリで膝貸してやるから寝るならそこで寝なさい、それまで頑張って起きろ」
「ふぁーい…」
そう言って朝飯を口に入れるモスティマ
「あーもう、口に周りについてるじゃん」
「んー…何処ー…?」
「違うそこじゃない…あぁもうじっとしてろ、私が取る」
そう言ってモスティマの口の周りについているソースを取ろうとモスティマの方に身を乗り出したその時、寝ぼけていたのが嘘かのように機敏な動きでモスティマが私の頬を挟んでくると、そのままキスをしてくる
こいつ…わざと寝ぼけてたふりしてたな…!?
「…ぷはっ、お前…」
「えへへ、大成功~♪」
そう言ってピースしてくるモスティマ
畜生可愛いなこいつ…周りの奴らも見惚れてるし…
まぁ見惚れるならまだ良いが声かけてこようとしてる連中?体の半分の骨折られたくなかったらとっとと座れ?
そんな感じで圧を掛けると、声をかけてこようとした連中は朝食に戻っていく
まぁ取り敢えず…
「さっさと食べるよ」
そう言って食べ始めるとモスティマも同じく食べ始める
まぁ眠いのは事実なんだろう、今は朝の8時だけど寝た時間が朝の5時だったからな
まぁ細やかな仕返しとしてヘリの中で説教してやろう、2時間ぐらいな
その後、特に何事もなく龍門に帰還した
私の膝の上で寝てたモスティマが中々起きなくてヘリの操縦士と一緒に起こしたりしたことはあったけどね
で、皇帝に報告した後にエクシア達ペンギン急便のメンバーがが突っ込んできたからそちらの相手をしながら買ってきたお土産を渡した
まぁ首にあるキスマークについては目のハイライトを消したエクシア達に詰問されたけどね
モスティマのだって説明したら「じゃあ私も」って感じで付けられた
テキサスは噛み跡だったけどね
余談ですがカドヤのアーツである『エクセレント』について
ファイズの元にしたのですが私の耳が悪いのか
『ファイズ アクセル』のところが『ファイズ エクセレント』に聞こえてたのでこんな感じになったんですよね
今から変えても良いですか?
感想、評価待ってます
闇堕ちルート続きいる?
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いる
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別にいい
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本編でモスティマ達もっと曇らせて
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監禁ルートを望む