『いまどこにいる?』
「えーと、近くに『シエスタ海鮮専門店』っていう店があるところの近くだね、そっちは?」
『こっちは今ペンギン急便とラップランド達に合流したところだ、後数分といったところだな』
「おーけー、じゃあまた後でね」
『あぁ…私の水着を見て驚くなよ?』
「そりゃ楽しみだね」
まぁどんなものでもチェンは似合うだろうけど
そう思いながら通信を切ってモスティマ達の方を向けば、いかにもチャラチャラしてる連中が絡んでいた
「そこのお嬢ちゃん達、良かったら俺らと一緒に「悪いねぇ、他当たって」あぁ?なんだお前ってギャァァァァァ!?」
どうやら聞こえなかったようなのでモスティマの肩に置いていた方の手を握りしめると悲鳴を上げるナンパ男
忠告したのに聞かないんだからねぇ…
「もう一度言うよ…僕の恋人にその汚い手を置くな、さっさと失せろ」
「ひ、ひぃぃ!すみませんでしたぁぁぁぁぁ!」
殺気を出しながらそう言うと、情けない声を上げてナンパ連中は私が片手を潰したナンパ男を連れて逃げていく
その後ろ姿に心の中で中指を立てた後、
「ふぅ…大丈夫?怪我してない?」
「私達は大丈夫だよ」
ならよかったんだけど
そう言うモスティマ、そして隣にいるエクシアはかなり露出が多い服…所謂水着というものを着ている
今こちらに向かってきているテキサス達他のペンギン急便のメンバーやチェン、ホシグマ、そしてラップランド達も恐らく同じ格好をしているだろう
何でそんな格好をしているのかというと今いる場所に原因がある
てりつくような日光、透き通るような海、そして砂浜
そう、今いる場所とはズバリ
「しかしシエスタに来る日がこようとはね…」
シエスタである
何でこんなところにいるのか言うと、話は二週間前に遡る
「…海に行きたい!」
「どうしたんだよ急に」
食堂でたまたま一緒になったドクターがそう叫ぶのでびっくりしてしまう
ほら、隣にいるブレイズも目を丸くしてるじゃねぇか
「ほら、だって最近暑いじゃん?」
「そうかね?いつもと変わらんだろ」
すれ違うロドスのオペレーターの殆どが半袖になってるけども…そんなに暑いのかね?
「そして今夏じゃん?」
まぁ確かに
最も私四季なんてわからんけども
「だから海に行こうってわけですよ」
「ちょっと何言ってるかわからない」
「分かってよ!」
「冗談に決まってるでしょうが」
だから落ち着け、はい、ヒッヒッフー、ヒッヒッフー
とまぁ冗談はさておき、ドクターが遊びたいというのは分かった
まぁ毎日のように仕事してるし遊びたいという気持ちは分かるけどさぁ…
「遊ぶと言っても何処に行くのさ」
「ふっふっふっ、この私が何も考えずにそんなことを言うわけないでしょ!ちゃんと考えてあるよ!」
…仕事のし過ぎでテンションがおかしくなってるんじゃなかろうか
でまぁその後、ドクターと私が二週間分の仕事を三日で終わらせて、ケルシーやアーミヤCEOとかと相談とか調整して、今シエスタにいるというわけだ
ペンギン急便は休業する、チェンとホシグマは休暇を取って一緒についてきたというわけだ
龍門大丈夫かな…まぁ近衛局って他にも強い隊員居るし大丈夫でしょ、多分
「所でカドヤは水着に着替えないのかい?」
「持ってないしな、そもそも肌晒す気になれん」
モスティマの言葉にそう返す
そういう私はいつもの服装だ
何せこんな傷だらけの体なんて見たら気持ち悪がるに決まってるだろ、今でも周りにいる連中から何か奇怪な目で見られてるんだから
まぁこんな暑い中長袖長ズボンで、しかも眼帯してるんだからな、そりゃそんな視線向けられるよなぁ
「まぁ仕方ないかなぁ…ソレニカドヤノハダハワタシタチダケガシッテレバイイシ…」
何故目のハイライトが消えてるのかはさておき
というか私も正直お前達の肌見せたくないんだけどさ…さっきのナンパ連中の事もあるし
まぁこれは私の我が儘だから求めるのはおかしいんだけど
「あ、いたいた、カドヤー!」
そんな声がした方向を見ると手を振りながらやってくるブレイズの姿が
後ろにはテキサス達も来ているから、無事に合流できたんだろう
ま、休みだし怪我しない程度にはしゃいでもらおうかね
「すげーな…あ、ドクター吹っ飛ばされた」
パラソルの陰に寝転びながらそう呟く
ドクターが吹っ飛ばされた云々はスカジとスワイヤー、それとシルバーアッシュがなんかアーツ使って水上戦やってて、ドクターがそれを止めようとして吹っ飛ばされたというわけだ
しっかし何故こんな暑いだろう場所でもバイザーを外さないのか…まぁ私に言われたくはないだろうけど
あ、因みにドクターの性別は女だったことに今気づいた
モスティマ達はそれぞれ別の場所で泳いだりして楽しんでる
まぁ初めは渋ってたけど、「せっかくの休みなんだし思いっきり楽しんできなよ」って言ってそれぞれ行かせた
まぁ楽しそうなので何よりだけど
と、そんなことを思いながらさっき買ってきた炭酸に口をつけようとすると
「ねぇねぇ、そこのお嬢さん、今一人?」
そんな声がしたから首だけをその方向に向ければそこにいたのはさっきと同じくチャラそうな男
後ろにはグループなのか、何人かの男女がいる
というか女居るなら私を誘うなよ
「何?ナンパならお断りだよ、そもそも他の人いるんだからそっち誘いなよ」
「え~つれないなー、ちょっとぐらいいいじゃんか」
しつこいなぁ…そもそも男に口説かれても嬉しくもないっての
「ねぇ聞いて「ちょっと!だからあんたに任せたくないって言ったのよ!」あだっ!?」
そうして誰かに頭を叩かれるナンパ男、その後ろには走ってきたからだろうか息を荒げている女性の姿が
…どうなってるのか皆目見当がつかん
「ごめんなさいね、うちのメンバーが…」
「別に気にしてない、っよ!」
そう言って相手が打ってきたボールを打ち返す
今何をしているのかというと、砂浜で開催されていた『ビーチバレー』というものだ
何でもチームメンバーの一人が足捻って出場できなくなったから代役を探しており、あのナンパ男に見えた男はチームメンバーの一人だったとか
まぁ話してみたら案外いいやつだったけどね
で、殺気を出しながらこっちに来ていたモスティマ達に事情を説明して、今出てるというわけだ
『終了!』
お、終わったか
「いよーし!これで決勝進出!ありがとねお嬢さん!」
「ん」
そう言ってハイタッチをする
今のところ連戦連勝で、決勝で勝てば優勝賞品がもらえるらしい
「しっかしお嬢さん強いね!もしかしてプロの人?」
「いや、さっきルール知った素人だけど」
まぁプロってのはあながち間違いじゃないかもしれんけど
さて、次の相手はだ…おやぁ?
「やぁカドヤ、来ると思ってたよ」
「いやなんで参加してんのお前」
「だってカドヤが参加してるから」
そう言う白黒ループス…ラップランド
後ろにはブレイズやチェン、テキサスと私の恋人の中でも運動神経抜群連中がいる
というか何でやる気に満ち溢れているんだ…
「まぁやるからには手加減なしで頼むよ?楽しもうね?」
アハハッと笑って戻っていくラップランド
…手加減?アホ言えあいつら相手に手加減なんかする気ないしそもそも手加減できる相手じゃないわ
「…大丈夫かお嬢ちゃん?」
「…絶対に勝つよ、いや勝たなきゃ不味い」
私の第六感がそう言ってるからね
その後、僅差だったけどなんとか勝つことができた
まぁあまりの激戦にコートが滅茶苦茶になったけど
で、合流した後エクシアに
「カドヤがナンパされてるように見えたとき一番に殺意が沸いたけど、それと同時に男だったカドヤがナンパされてるの見て何かこう、複雑な気持ちになったんだよね…」
って言われたけど…まぁその通りだと思う
実際ナンパかと思った時は男にそう言うこと言われても気持ち悪いとしか思わなかったしな
あとそんな気持ちにさせてごめんな?
これの学パロって書いて需要あるかな?感想で教えてしあ
明日はひょっとしたら投稿できないかもしれないのでご了承ください
闇堕ちルート続きいる?
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いる
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別にいい
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本編でモスティマ達もっと曇らせて
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監禁ルートを望む