ヤンデレって怖いね(小並感)   作:狼黒

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モスティマって凄いよね

「…きて、起きて、大変なんだよ」

 

「ん…」

 

誰かに声を掛けられているような気がして目を覚ます

今日は特に予定はないからって遅くまで運動(意味深)してて朝は遅く起きようって言ってたのに…何事…?

 

「どうしたの…?うん…?」

 

おかしいなぁ…私の声ってこんなんだっけ

どちらかというとこの声はモスティマのような気がするんだけど…

そう思いながら目を開けると、視界に飛び込んできたのは眼帯をして片腕がない姿の女性…つまり私だ

…え?ちょっと待って?

 

「あ、起きた?大丈夫?」

 

そう言ってくる私に理解が追いつかず、思わず近くにあった鏡で自分の姿を見る

すると視界に入ったのはさらさらしている青色の髪、かなり育っている胸部、傷一つない体…モスティマの姿

 

「…はぁ?」

 

思わずそう言ってしまった私は悪くないと思う

 

 

「…つーことはなんだ、今のカドヤがモスティマで、モスティマがカドヤになってるってことか?」

 

「そーゆことになる」

 

皇帝の言葉にそう返す私

あの後一緒に寝てたエクシアを起こして事情を説明してあと、後から起きてきたメンバーにも事情を説明して、今皇帝に説明し終わったところだ

エクシアとテキサスは唖然として、クロワッサンは「嘘やろ?」って言ってて、ソラちゃんは頭の上にはてなマークを量産してて、バイソン君に至っては完全にフリーズしてた

 

「で、問題は何でそんなことになったんだって話だが…心当たりは?」

 

「ない、というかあったらこんなに騒いでない」

 

「それもそうだな」

 

そう言って手か羽?どっちかわからないけどそれを組む皇帝

にしても本当に何でこうなったのかがさっぱり理解できない

 

「まぁ元に戻るだろうし大丈夫だと思うよ?」

 

そう言うのは私の膝…いや今はモスティマの膝か、に頭を乗せている私…じゃなかったモスティマ

分かりにくいなこれ

 

「もし元に戻らなかったらどうすんだよ」

 

「そのときはその時だよコーテー」

 

皇帝の質問にそう返す私(モスティマ)

こいつ気楽だなぁ…まぁ何となくだけど明日には戻ってそうな気はするけど

ところでだ…

 

「バイソン君は何でそんなこっち見ないの?」

 

さっきからバイソン君がチラチラとしかこっち見てないんだよね…顔あったかと思ったらすぐそらすし 

何か私…じゃないモスティマの顔についてるのかな?

 

「そ、その…格好がですね…」

 

そう言われて自分の格好を見てみる

私が普段来てる服じゃなくて、モスティマが元々着てる服にショートパンツ…特に問題ないと思うけど

 

「…お前な、下着着けてねぇだろ」

 

「下着…あ」

 

皇帝にそう言われてようやく下着をつけてないことに気づく

基本私下着はシャツだからなぁ…動きやすいし何より最近までブラというものがあるということを知らなかったからねぇ…

モスティマの体になった今になってはモスティマの下着どうやって着けたらいいか分かんなかったし、何よりこんなことになってて焦ってたから着けること自体忘れてた

 

「ご、ごめんねバイソン君…モスティマ、ちょっと着けるの手伝ってくれない?」

 

「いいよー」

 

とはいえ私はモスティマの下着の着け方…というよりブラの着け方なんて分からないからモスティマに手伝って貰うことにした

背中を指でつーってなぞられて思わず変な声が出たことは内緒だ

 

 

「それにしても…違和感があるなぁ」

 

「私もだよ」

 

そう言いながらモスティマ(私)の膝で寝ている私(モスティマ)

ややこしいと思うかもしれないけど我慢してほしい、他に表現が分からなかったんだ

まぁそれはさておいて、今は二人で部屋でゆったりしてる

もし何か起きたら対処できないだろうって皇帝が休みにしてくれた

まぁ確かにモスティマの杖とか扱える気がしないし、『アーツドライバー』は何か私以外の奴が使ったら弾き飛ばされた後体が灰になるみたいだから…ウルサスの連中が使おうとしてそうなってたからね

だからこうして部屋でごろごろしてるんだけど…やることがないから適当にテレビ見たり本読んだりしてる

にしても違和感しかない…私と違ってモスティマは育ってるから…

まぁ何年も碌なもの食べてないから当然と言えば当然なんだけど

というかほんとにデカいなこれ…どうやったらここまで育つんだ

 

「…んむ?」

 

「全く…何処見てるんだい?」

 

そんなことを考えていると私(モスティマ)が人差し指をモスティマ(私)の唇に当ててくる

何処見てるって言われても…

 

「いやお前さんのスタイル良いなぁって…気持ち悪いかな?」

 

「…んんっ!!…いや、寧ろ嬉しいかな…」

 

そう言って顔を赤くしている私(モスティマ)を見て、私こんな顔してたんだと思う

というか眼帯してる女が照れるなんてぎゃっぷ?ってのがあるらしいけど…まぁ何となくわかる気がする

 

「それはいいとして…片腕が使えないってには不便だね…」

 

「まぁそれは私のせいだからね…ご飯とかは食べさせてあげ「良いの!?」お、おう」

 

寝ていた体勢からいきなり起きてきたかと思うと目をキラキラさせる私(モスティマ)

自分の姿をしたものが目をキラキラさせているというのは何か不気味だな…

 

「じゃあ今から行こうか!時は金なりって言うからね!」

 

やけにおかしなハイテンションでそう言う私(モスティマ)が立ち上がる

何かおかしなものでも食べたのかと思いながらも、私も準備を始めた

 

 

「あーん」

 

「あーむ…あむあむ…相変わらずおいしいねここ」

 

そう言いながら再び私にあーんを要求してくる私(モスティマ)

片手が使えなくて不便だろうからこうやって食べてる

因みにここかなりモスティマ達と一緒に来てて、最早店員とかとも知り合いなんだけど、その店員たちが私らを見て

 

「あのカドヤさんが…あーんを要求している…だと…」

 

「明日は天災でも直撃するのか…?」

 

「いや、テラが滅びるのかもしれん」

 

とか好き勝手に言っている

まぁ確かに私からあーんしてほしいって言ったわけじゃなくてモスティマ達がやりたがってたからやらせて、それが何回も続くうちにそういう食べ方にはなったけど…

 

「ほら、カド…じゃなかった、モスティマも食べて、ほら、あーん」

 

「…あーむ…あむあむ…美味しい」

 

ここの料理はやっぱりおいしいねぇ

 

「ば、馬鹿な…カドヤさんがモスティマさんにあーんをしただと…!?」

 

「おい誰かカメラ!カメラもってこい!」

 

「す、素晴らしい百合だわね…」

 

「お、おい!どうした…し、死んでる…!」

 

何か厨房の方がやけに騒がしいけど…何かあったのかな

というかなんか今「死んでる」とか聞こえたけど気のせいか?

 

「よそ見しないでカ…モスティマ、早く食べさせてよ」

 

「はいはい、ほら、あーん」

 

「「「「うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!?」」」」

 

「「「「きゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!?」」」」

 

厨房だけじゃなくて客席までうるさくなったな…何が起きたんだろ

 

 

「楽しかったね」

 

「まぁね、道行く人がなんか怪訝な目でこっち見てたのは気になったけど」

 

いやなんかすれ違うたびに

 

「カドヤさんが恋人様に自ら抱き着いているだと…」

 

みたいな呟きや信じられないもの見たかのような目でこっち見てたもん

何かおかしなところあったのかね…あと恋人様って何?

 

「あ、カドヤはん(モスティマはん)モスティマはん(カドヤはん)おかえり」

 

「二人とも、おかえりなさい」

 

「おークロワッサン、ただいま」

 

事務所に帰るとちょうど帰ってきていたクロワッサンとソラちゃんと合流する

まぁ今日も無事でよかった

 

 

その後モスティマにキスをされたらなんか元に戻ったからメンバーにそう伝えたら、今日一日独占できなかったって理由でテキサスとクロワッサン、ソラちゃんにベットの上でこれでもかと果てさせられた

おかげで翌日の朝は声がガラガラだった

因みに何でモスティマと入れ替わったのかという理由は結局分からずじまいだった




暫くIFの『ロドス学園』と交代で投稿するつもり
感想ください(図々しい)

闇堕ちルート続きいる?

  • いる
  • 別にいい
  • 本編でモスティマ達もっと曇らせて
  • 監禁ルートを望む
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