「カドヤ!何処にいるのカドヤ!」
そう叫びながら走りつつ、そこかしこから出てくる警備兵を銃弾で吹き飛ばす
今はこんな奴らに構ってる場合じゃない、一刻も早くカドヤを探さないと…!
「モスティマ、いた!?」
「いや、こっちにはいなかったよ!」
合流したモスティマとそう話しながら走る
近衛局の隊長さんを始めとしてペンギン急便のメンバー、そしてロドスのオペレーターも捜索しても見つからないなんて…どれだけ広いんだろうこの施設
ラテラーノに龍門の警察が居てもいいのかって話になりそうだけど、もう全国家から見放されているラテラーノを擁護する国なんてない
というのも龍門を始めとして色々なところでテロ行為ともとれる行動を、国主導でやってたんだからそりゃ断交もされるよね
それよりさっきからかなりの時間探してるんだけど一向に見つかる気配がない
カドヤは無事だって信じてるけどこうも見つからないと焦る
それどころかさっきから遭遇する
因みにそいつらもカドヤをレ〇プしてたらしいから全員殺した、同族もいたけど知ったことじゃない
同族殺しは最大の罪だぞって言われたけどそんなの知ったことじゃない、あたしはカドヤが無事でさえいてくれたらそれでいい
「…あ、テキサス!そっちは!?」
角でばったり会ったテキサスにそう聞くけど首を振るテキサスを見て収穫なしと分かった
おかしい…リーダーたちが調査した限りは全部調べつくしたってさっき連絡が入ったし…
施設にあった部屋は全部見たし…あとはもう地下とかしか…地下?
「モスティマ!床にアーツぶち込んで!」
「え?どうしてだい?」
「いいから早く!」
あたしのその様子も見て何かを察したのか、「離れてて」と言って杖を構えるモスティマ
あたし達が離れたのを確認してモスティマが杖を振るうと、アーツが放たれて床を破壊する
…ビンゴ!
「やっぱり!」
予想した通りそこには通路があり、モスティマのアーツに巻き込まれたのか瓦礫の下敷きになっている研究員みたいなやつらがいた
警備員や雑用しかいなかったからおかしいと思ったけど…!
とにかく研究員っぽいのが居るってことはカドヤも居る筈…!
「待っててね、カドヤ…!」
そう言って私達はモスティマが開けた穴に飛び降りて、下敷きになっているやつらにとどめを刺しながら通路を走った
やりすぎだって?カドヤにあんなことしたやつらに慈悲なんていらない
「おい、何か騒がしくねぇか?」
「そうかぁ?酒の飲み過ぎだろ」
「そうだな…じゃ、もう一発やるか!」
そう言って手に持っていた瓶に入ってた酒を飲み干すとこちらに投げつけてくる
当然近くの床で横たわっている私に当たって砕け散り、破片で頭とかきら血が出てるけどいつもの事だ
少なくともラテラーノに連行された初日から一週間、さらし者にされたときよりはましかもしれない
そんなことを考えていると私の腰を掴んで足を広げてくる研究員
その股間についているものでまたするつもりなんだろう、ゴムもつけてない
まぁそうならないように研究員たちが
「じゃ、楽し「バラージュ!」がっ!?」
またやられるのかと諦めて目を瞑ろうとした次の瞬間銃声が鳴り響き、ソレを突き立てようとしていた研究員の頭が吹き飛ぶ
何事かと思うのも束の間、この部屋には数十人ぐらい研究員などがいたが、そいつらが飛んできた斬撃で、上から降ってくる源石剣で、銃弾で、チェーンソーで、衝撃波で、次々と命を散らしていく
何が起きてるのか分からずにいると、赤髪の…堕天使?が走ってこちらに近づいてくる
「カドヤ!大丈夫!?」
「え…エク…シ…ア…?」
ここに捕まって以来、飲み物も食べ物も口にしてないから小さい声しか出すことができない
それになんかエクシアがモスティマと同じみたいになってるし…どうなってるのか
カドヤにいろんなことをしていた奴らを殺した後、鎖でつながれているカドヤの近くへ駆け寄る
何も食べさせて貰えなかったのか、体は見るも無残にやせ細っていて、お腹には大量のナイフが突き刺さっていて血が流れている
ご丁寧に死なないよう急所から僅かに外し、出血量を少なくしてるのがなお胸糞悪い
そして生きながら燃やされたのか、体の半分には無残な火傷が残っていた
「カドヤ!大丈夫!?」
声をかけると俯いていた顔がゆっくりとこっちを向く
その顔も散々傷つけられたのか、あちこちに切り傷やあざが残っていた
最悪な事態も想像できていただけに生きていてくれて安心したけど、傷のひどさに思わず絶句する
「え…エク…シ…ア…?」
掠れ掠れの声に涙が出そうになるのをこらえながら何回もうなずく
驚いてるような顔とあたしの名前を呼ぶときに疑問形だったから多分あたしがモスティマと同じような感じになってることに驚いたんだろう
あたしと同じく近くに駆け寄ってきた近衛局の隊長さんとラップランドがカドヤの腕を拘束してた鎖を斬り裂くと、カドヤが倒れそうになったからモスティマと一緒に支える
立てないほど弱っているのかと思ったけどカドヤの足を見てその考えは違うのだと気づかされる
足首が深く、それも斬り刻まれていて酷いありさまだった
多分足の筋までいってるんだろう、道理で歩けないわけで、それに何も食べていないことでとんでもなく体が弱っているのも相まって歩けないのだろう
「…誰にやられたの?」
今のカドヤは話すのも辛い筈、そんな状況でも聞いてしまうあたしに嫌気がさす
現に近衛局の隊長さんは厳しい目を向けてくるし
その時
「ここ…連行され…晒し…」
そのまま気を失ってしまったカドヤ
だけど今の言葉で大体わかった…同時にこの国の国民はいかれてるのだと
「…はぁ!はぁ…!はぁ…!…夢?」
勢い良くベットから起き上がる私
思わず周りを見渡すけど、いつもの部屋の風景、そして隣にカドヤが寝ていることからペンギン急便の宿舎だということに気付いて安堵する
だけど夢なのに…現実ではないとはわかっていてもやっぱり恐ろしく思う
夢は夢、そう片づけることが出来るんだろうけど自分の好きな人があんな目に合う夢なんて片付けられるわけがない
隣で寝ているカドヤを見ながら頬に手を近づければ、その手に顔を擦りつけてくる
…普段ならあまりしない光景に思わず笑みが浮かんで、あぁ、やっぱり大好きなんだなって思う
カドヤのためだったら同族殺しもやるだろう、自分でもそんな自覚がある
例え堕天使しようが、ラテラーノから追放されようが、カドヤと一緒ならどうでもいい
そう思いながらもあの夢のせいで出た汗でぐしょぐしょになった服と下着を脱いでその辺にポイすると、カドヤに抱き着きながらベットに横たわる
カドヤは基本的あたしたちが起こさないと起きないし…まぁあたしより早く起きたら起きたでカドヤのパーカーとか体にかけてくれるからそれはそれで嬉しいんだけど
抱き着いたカドヤから温かさを感じる…まだ生きてるって事と大好きな人の体温が感じられて安心する
大好きだよカドヤ、絶対に、死んでも離さないから、ズーットイッショニイヨ?
耳元でそう囁いた後、首元にキスして瞼を閉じた
この時のあたしを他の誰かが見てたら、目のハイライトがなくなってたって言っただろう
まぁモスティマ達だったら別にいいけど…他の誰かだったらコロスヨ?
夢だけどひとまずクエストクリアってことでいいかな
まぁダメだったらまた書きます
取り敢えず感想くださいお願いします
明日から毎日投稿ダービーを再開するのでお楽しみに
闇堕ちルート続きいる?
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いる
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別にいい
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本編でモスティマ達もっと曇らせて
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監禁ルートを望む