「ドクター、私の方が美味しいですよね?」
「正直に言ってちょうだいドクター、私の方が美味しかったわよね?」
「えーと…そうだなぁ…」
「…何あれ」
飯を食べようとブレイズと来てみればアーミヤ代表とスワイヤーお嬢がドクターを挟んで何かやっていた
見た感じ二つ皿があるからドクターがあの二人の手料理でも食べたんだろうけど…何があったんだ
「あー、またドクターの修羅場かー」
「またって何?ドクターはいつもこういうのに巻き込まれんての?」
「そうだけど?」
マジか、ドクターも大変だな
というかあれだけされといて好意に気づかぬとはドクター鈍感すぎだろ…
「ブーメランになってるよカドヤ」
「心を読んでくるんじゃないよ」
何処で読心術を習ってるんだよブレイズといいモスティマといいエクシアといい…こいつらに読心術教えてるやつ出てきなさい、男で邪な考え持ってたら殺す
まぁ取り敢えず巻き込まれたくないからブレイズを連れてドクター達から離れたところに…
「あ、カドヤ!助けて!」
行こうと思ったけどドクターに見つかってSOSを出される
「…はぁ、何があったのさ?」
取り敢えずブレイズと一緒にドクターの近くへ行く
まぁドクターには色々お世話になってるしねぇ…
「いや、実は二人にご飯作って貰ったんだけどどっちが美味しかったかって聞かれてて…」
「ほう…で、ドクターの答えは?」
「その…どっちも美味しかったんだけど…」
ベタな解答だな、100点中12点と言ったところだ
ドクターがそう言うと二人がピタリと止まる
何事かと思っていると…
「そうですか…なら…一つしかありませんね…!」
「徹底的にやりましょうか…訓練所に行こうじゃないの、ドクター、失礼するわ」
「失礼します、ドクター」
「う、うん…気をつけてね…?」
そう言って食堂から出ていくアーミヤ代表とスワイヤーお嬢
…取り敢えず訓練所は半壊するかな
御愁傷様だドクター、どちらかを選ばないからこうなるんだぞ
…いや私もどっちかって迫られたらこうなるかもしれんな
「さてドクター、これからどうすんの?」
「…一先ずケルシーに言っておこうかな」
確かに、ひょっとしたら書類が減るかもね
そう言って食堂から去っていくドクターを見送る
その背中は何処か哀愁が漂っているようにも見えた
背中に片手で合掌した後、改めて今日何を食べようかと頭を悩ませる
味覚が戻る前は適当に頼んでたけど、戻ったら戻ったで何を食べようか悩む事になってる
まぁ戻ったほうがいいに決まってるからそれは良いんだけど
「うーむ…どれもこれも悩ましい…」
そんなことを言いながらメニューを見て悩んでいると
「じゃあ私が作ってあげようか?」
ブレイズがそんなことを言うから困惑してしまう
いやまぁ作ってくれるのは嬉しいんだけど…この前の料理対決で『パワーはすべてを解決するんだよ!』って言って火事に仕掛けたという前科があるからなぁ…
「む、失礼だね、あれから結構練習したんだよ?」
そんな不安を抱えている顔をしていたのがばれたのか、顔を膨らましながらそう言ってくるブレイズ
可愛いなぁ…じゃなくて
まぁ練習したっていうならその成果見せてもらおうかね
「じゃあお願いできる?」
「まっかせなさーい!」
そう言って軽い足取りで厨房へ向かうブレイズ
さて、比較的厨房から近い席を探しますか
…決して、決してブレイズが何かやらかした時のために備えているわけではないよ?
あいつが作り終わった料理を運びやすいように…ね?
「出来たよー!」
それから数分後、そんなブレイズの声が聞こえたから思わず目をつむる
別に恐怖とかではない、ただ置いたのを確認してから見た方がいいってこの前見たバラエティ番組で言ってた
「はい、どーぞ!」
そう言っておいたのを確認してから目を開ける
…わぉ
「…これ誰かに手伝ってもらった?」
「失礼だなー!私一人で作ったんだよ!」
「あ、そうなの、すまんすまん…にしても凄い成長だなこれ」
そういう私の目の前にあるのはホイコーロー
ほんとにブレイズが作ったのかと思うぐらいの本格的なものだ
…いや待て、味を確認しなければわからない
料理は見た目だけではわからないってこの前見た本に載ってたし
そう思いながら割り箸を取って二つに割る
「じゃあ…いただきまーす」
まぁもしまずくてもブレイズが作ってくれたものだし全部食べるけどね
「…ということが数日前にあってね…アップルパイ焼いてくれる?」
「あはは…大変だったね…」
苦笑いをしているエクシアにそう言うとソファーに寝っ転がる
ブレイズが作ってくれたホイコーローは美味しかった…そう、美味しかったんだ
だけどそれ以上に猛烈に辛かった…辛かったんだ…
どれくらいかって言うと『アーツドライバー』使ってないのに口から火が出てきて、気が付いたら心配そうな顔をしたブレイズに膝枕されてたって言えば分かるだろうか
それのせいか未だに舌がヒリヒリする…
取り敢えずブレイズには料理に詳しい人から教えてもらえと言っておいたから今後に期待してる
「まぁ美味しかったからその辛ささえなくなればいいんだけどね…」
「そうなんだ…それはそれとして出来たよカドヤ」
「おーありがとー」
そう言うとアップルパイを持ってきてくれるエクシア
うーむ、相変わらず美味しそうだねぇ…
「じゃ、いただきまーす♪…うーん美味い!」
やっぱりエクシアが作るアップルパイは美味しいねぇ
味覚が戻りたての頃に食べたときは色々と凄かったからな
だってモスティマのアーツ使って時間止めてとんでもなくデカいサイズのアップルパイ作ってきたんだもん
あの時はマジでびっくりしたと同時にこいつら何やってんだとも思ったけど
そもそもアップルパイってあんな大きくできる物だったっけと考えようとしたけど、考えたら負けなきがしたから深く考えないでおいた
無論味は美味しかったけどね
「ねぇカドヤ、もっと美味しい食べ方あるの知ってる?」
「え、そんなのあったの?」
ただでさえエクシアの作ったアップルパイは美味しいのにさらに美味しく食べる方法があるのか?
「じゃあ教えてあげるねー」
そう言うとアップルパイを口に咥えて近寄ってくるエクシア
…どういうこと?
「どうしたエクシんむぅ!?」
そして次の瞬間、エクシアが私の口の中にアップルパイを口移しで入れてきた
待って、美味しい食べ方ってひょっとして私の事!?
あ…ヤバい…頭がクラクラして…
「…ぷはっ、あはは、目がトロンってしてて可愛い♪」
そう言うとソファーに押し倒してくるエクシア
その瞳はまるで
抵抗しようにもさっきのキスのせいか、思うように体に力が入らない
「じゃあカドヤを…いただきまーす♪」
そう言って私に覆い被さってきたエクシアだった
その後残ってたアップルパイは残さず食べた
あとアーミヤ代表とスワイヤーお嬢が訓練所でマジで殺り合ったせいで訓練所は全壊、ロドスも少し傾いたらしい
その件で暫くチェンに煽られてたスワイヤーお嬢を見て、自業自得なんだろうけど可哀想だなぁと思った
まぁチェンに「ほどほどにね?」って言っただけで後は好きにさせてたけど
それとドクターは書類が増えたことにまた発狂してた
ドクターが頼んだ商品に『理性回復剤100個』とかあった時は思わず目を疑ってモスティマ達と一緒に何回も見直して、事実だと分かるとドクターそのうち人間やめるんじゃないかと思った
バイソン君が『ドクターって何者なんですか』って言ってたから『理性回復剤をこよなく愛する
『理性回復剤はねぇ~が~?』って言ってロドス中徘徊するのも時間の問題かな
モスティマがそんなドクターの物真似したときは全員爆笑した
感想をください
あと好感度反転の薬の話ですが何度書いても納得がいくものが出来ず、没になってしまうので誠に申し訳ありませんが断念させて頂きます
本当に申し訳ありません
闇堕ちルート続きいる?
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いる
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別にいい
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本編でモスティマ達もっと曇らせて
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監禁ルートを望む