ヤンデレって怖いね(小並感)   作:狼黒

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コラボ回です
有機栽培茶さん、コラボしてくださりありがとうございます!

一応簡単なカドヤ君の設定

この世界線では火災は起きず、それによってカドヤも逃げ出すことができなかった
その数年後、遂に暴走してラテラーノ自体を滅ぼしてしまう
それによって復讐が終わってしまい、生きる意味を見失って死のうとするも自殺をする度胸はなく、かといって誰かに殺されようにも無意識に防衛本能が働いて生きてしまう
簡単に言えば矛盾の塊の絶望カドヤ君


何故だろうか

周りを見渡せばかつては死体でもあり生きていた体でもあった肉片と源石の欠片が大量に転がっている

全員私を異端と言って石を投げてきた連中だった名残だ

まぁ全員実験されている私を差し置いて呑気に過ごしてた連中なんだから死んで当然だろう

もう何人殺したか数えきれないな…まぁ数える必要もない

だってこの世界でのうのうと平和に暮らしてる連中全員殺すんだから

幸せに暮らしてたある日突然体が源石に飲み込まれていって、最終的に爆発して肉片と源石しか残らないとかいう恐怖を味合わせるのは最高だと思わないか?

それに必死にその運命から逃げようとして体を掻き毟って源石を取り除こうとして結局流れ出た血から出てきた源石に飲み込まれた男、せめて子供だけはと言う親の目の前で子供が源石に飲み込まれて破裂させて、それを見て怒号混じりの悲鳴をあげる親、妊娠してお腹にいる子供が源石に飲み込まれて破裂して、あまりの痛さに栗シミの声を上げて地面を転げ回りながら自分も源石に飲み込まれて破裂する妊婦を見ると爽快感がある

感染者?非感染者?そんなの知ったことじゃない

何も差別や拷問などをされずに平和にのうのうと生きてた連中なんか死んで当然なんだ

何気ない一日を過ごしていたある日、突如絶望という名の死に突き落とされるのはどういう思い何だろうか

恐怖?なぜ自分がという理不尽?それとも怒り?もしくは突き落とした本人への憎しみ?

いずれにせよ死ぬ未来は変わらないんだ、だったら最後に思ったことを知りたくなるのは当然だと思うけど

私への憎しみを思う連中と答えるならこう聞こう

 

「私が死ぬより辛い目にあっている間君たちは何をしていたのか」

 

知るか、そんな事知ったことじゃないしそもそもそんなことは知らない、というのだろう

だけど私は何よりそれが許せない

のうのうと一日を過ごしている間、私は火で炙られたり薬を打ち込まれたりして苦痛を味わった

その痛みを知らずに生きているなんて絶対に許さない

その痛みを味わってなおかつ苦し気な声を上げながら初めて死ぬことを許す

神になったつもりかと言いそうだが逆に聞こう、何の権利があって苦しむことなく平和に生きているのかと

私は私が味わった苦しみや痛みを知らずにのうのうと生きていることが許せない

異端なんだから差別されるのは当たり前?苦しむのは当たり前?

 

 

フザケルナ

 

 

私が異端?ごく普通の生活を送ってただけなのに?

神が決めたことだから覆ることはない?だったらその神とやらをここに連れてこい

その神とやらのせいで私は地獄を味わうことになったんだ

神とやらはみんな平等?じゃあ私が味わった苦しみや辛さを味わってもらおうじゃないか

神は平等なんだろう?奴らが言ったとおりにしてあげただけなのに何で恨まれなけりゃならないんだろうな

 

…何をやってるのだろうか私は

復讐?それとも見返す?

違う、私はただ…普通の生活ができればそれでよかったんだ

だけどもう、そんな生活もできない

多くのサンクタを殺した私の手や体は既にドブに深く浸かってるんだ

だから生きている価値なんてない、私にはそんな資格はない

だけど自分で死ぬ度胸もない、だったら誰かに殺してもらえばいいんだけど無意識に抵抗してしまうからそれもできない

だからだろうか、知らない奴に

 

「だったら私たちと一緒に戦って死んでください」

 

って手を差し伸べられてその手を掴んだのは

自分が生きてられる意味だと、思っていたのだろうから

 

 

 

「…またずいぶん派手にやったね」

 

「私たちが勝つためですから、負けたら元も子もありません」

 

そう言ってるけど顔が僅かに青ざめてるよ…とは言わないで置いた方がいいんだろう

私と同じ幹部…あの日手を差し出してきた手と足全てが源石で出来ているループスのアルベルトと私の視線の先にあるのはロドスとかいう民間企業の戦闘員の死体

敵として立ちはだかってきたから容赦なく殲滅した、命乞いしてる奴らもいたけどアルベルトが容赦なく殺すように命令したから殺された、惨いことをやるね

まぁ人の仲間を武器に変えてそれで首とかを斬り落とした後、元に戻した奴を射殺した私が言えた義理じゃないだろうけど

既にもう何回もこんなことをやっているからか部下はもう慣れたものらしい、本人はそんな命令だ強いておきながら耐えられないのか誰もいないところで胃の中をぶちまけているけど

それにしてもこいつのアーツ…源石活性化だっけ?は凄いもんだね

源石を急成長させたり活性化させたり、形を変えられたり体外に排出出来たり…少なくとも敵を苦しめがら殺すのには最適なアーツだよね

そもそもあのフード被ったループス(クラウンスレイヤー)や他のメンバー見るたびにとてつもなく苦しそうな顔をしてる時点でこんな組織いるのがおかしいと思うんだけど

まぁ私には関係ないからどうでもいい話だけど

 

「で、これからどうすんの?」

 

「ひとまずこの死体は燃やしましょう、見せしめも兼ねて」

 

「おーこわ」

 

そう言いつつも、死体を一か所に集める私とアルベルトとその部下達

ひとまず私のアーツユニットで起こした火にどんどん死体を投げ込んでいると、アルベルトが一つの死体の近くにかがみこんで何かを見ている

何かと思って後ろから覗いてみると、それは今死んでいる男と、ここにはない女が共に笑顔で写っている写真だった

恐らく恋人だったのだろうか、だがその相手は死体となって今燃やされそうになっており、今後帰ることはないだろう

 

「ほら、とっととそれも燃やして」

 

「…分かってますよ」

 

そう言って写真を炎の中に投げ込むと、死体を担いで同じく炎の中に投げ込むアルベルト

そんな苦しそうな顔するぐらいならやらなけりゃいいのにね

 

 

あの後特に何事もなく帰還した

帰還したと言っても廃墟を根城にしてるから帰還したといういい方もおかしいだろうけど

それにしてもアルベルトに向けられる視線が凄いねぇ…まぁ過去になんかどっかの移動都市で蜂起した英雄らしいからそんな視線向けられるのも妥当か、ここにはいないが保護してる子供が見たら

 

『英雄さんだ!』

 

 

とか言って走り寄ってくるんだろうけど

本人は英雄なんかじゃないって否定してるけどね

あと子供が好きらしいけど相手していると何故か深刻そうな顔になってるのは矛盾してるんじゃないかと思うけど言わないようにしてる

ま、過去のアルベルトを知るクラウンスレイヤーに聞いたらまぁとんでもないことをやらかしたらしいが知ったことじゃない

ま、この前寝言で

 

「レティシア…ごめんなさい…」

 

って魘されながら言ってから相当恨まれることやったんだろうけど

まぁクラウンスレイヤーも恨みたいけど恨めないとか言ってたから複雑なんだろうけどね

因みにほかの幹部たちにそれとなく聞いてみたら、スカルシュレッダーは自分の姉を助けてくれたから悪い奴ではないんだろう、姉の方は弟に会わせてくれた恩人、Wは都合のいい駒だけど死んでもらったら困るからそれとなく気にかけてるだけ、パトリオットは知り合いが死ぬ原因を作った本人であまりい思い出は持っていないが、娘が嫌ってないのならば別にいい、フロストノヴァは英雄らしいけど外見がそうは見えないって事らしい…タルラはどうなのかって?知らんよ、そこまで詳しく聞きたくない

…まぁどうでもいいんだけど

私は早く死にたいからここに入ったのに中々死ねないからうんざりしてるんだよね

…いや違う、心のどこかでまだ生きたいって願ってるんだ、私は

死にたいと願ってるのにいざその時になると生きたいと思って逆に相手を殺すなんて…矛盾だらけもいいところだよね

何で生きたいって思ってるんだろうか…私にそんな資格ないのに…

ラテラーノ国民の殆どを殺したというのにね…まぁ死んでも地獄いきだろうね

まぁここにいたらいつか死ねるだろうしその時までかな

 

 

「…ま、今がその時なんだろうけど」

 

そう言いながら壁に背中を預けて傷口に雑に包帯を巻いている

アルベルトを始めとする他のメンバーはタルラからの撤退命令が出て撤退していった、残ってるのは私と申し訳程度に残された重装歩兵が数人とレユニオン兵が数人

しかもそのほとんどが倒されるか拘束されるかで、今残っているのは私だけだ

…最高のタイミングじゃないか

私が戦う限りあちらも殺そうとしてくる

これこそまさに私が望んでいたことじゃないか

脱出するにしても腕利きの奴らが何人もいるから不可能、仮に脱出できたとしても命令違反とかで殺されたりするのが目に見えている

援軍を要請しようにも手段はなく、仮に要請したとしても来る可能性はゼロ

迎え撃つにしても多勢に無勢なうえに私は手負い、完全に詰んでいる

まさに考えうる中で一番最悪(最高)な状態だ

 

「さてと…こっからどうっ!」

 

壁から離れた瞬間、背中を預けていた壁からチェーンソーが飛び出す

腕を持っていかれたけどまぁ問題ないだろう

あのままだったら串刺しになっていたのだろうなぁと暢気に思っていると、壁が完全に崩れる

 

「見つけた…君がレユニオン幹部?」

 

「分かってるのにこたえる必要ある?」

 

そう言いながら周囲を窺えば、完全に私を包囲しているロドス

どうやら気付かぬうちに囲まれていたらしい、最悪(最高)

 

「投降しろ、今ならば命は助ける」

 

私を囲んでいる中から龍の女が出てきてそう言う、確か近衛局とやらの隊長だったか

それにしても命は助けるねぇ…何を言っているのだろうか

私は死にたいから戦っているというのに

 

「生憎…そんなのに乗るつもりはないんだよね、別に助かりたいわけじゃないし」

 

そう言って一枚のカードを差し込む

 

『アーツライド フェイスレス』

 

そうしてフェイスレス…アルベルトのアーツを起動する

相手はまさか他人のアーツが使えるとは思っていなかったのか、驚きで目を見開いている

それを余所に斬り落とされた腕の傷口を源石で止血すると、その源石を更に形を変えて刀のような形にする

 

「さぁてと…まぁ頑張って私を殺してくれ」

 

『ファイナルアーツフォームライド メランサ』

 

「あ、ぐっ!?」

 

そう言って近くにいた奴を武器に変えて源石になっていない方の片手に持ち、ロドスと近衛局の連中めがけて突っ込んだ

 

 

 

「げほっ…はは、やっと死ねるのかな…」

 

そう言いながら近くに会った岩に背を預けて座り込む

散々敵に傷つけられて、そのたびにアルベルトのアーツで傷口を塞いでいたから最早私の体は源石塗れだ

仮にここで死ななかったとしてもやがて全身が源石になって死ぬ

まぁもう体がボロボロだから生きられないだろうけど

 

「はは…生きられないとか考えてる…笑えるね…」

 

やっと死ねるというのに何でそんなことを考えてしまうのか

これは私自身が望んだことじゃないか

やっと死ねるんだ、こんな現実から逃げられるんだ!最高じゃないか!!

あはははははははははははははははははははははははははははははは!!!

あはははは…はは…はは…

 

「死にたくないなぁ…」

 

何でこんなこと思っちゃうんだろうな

 

「見つけましたよ…まだ生きていますか」

 

「ごほっ…アルベルト…」

 

狭くなる視界に移るのはアルベルト

撤退したはずなんだが…何でここに…?

 

「貴女のアーツユニットや実力をここで失うわけにはいかないので」

 

そう言って源石塗れの私に手を触れるアルベルト

と、途端に私の体の源石がみるみる大きくなっていく

 

「私たちが目指しているものには貴女のアーツユニットや実力が不可欠なんですよ」

 

どうやら源石塗れにして私を死を恐れない兵隊にするつもりらしい

まぁ…もう…やり残したことないし

 

「どうぞ…好きにしたら…」

 

「…ごめんなさい」

 

何故そこで謝るのか分からない

そんなことを考えながら、私の意識は暗くなった

多分この後、死を恐れない機械のような兵士として戦っていくんだろう…




カドヤ君が敵の時のステータスは何時か出します
あとこのアルベルト君はIFルートの設定を使わせてもらっています
それと有機栽培茶さんでは、『脇役になりたくないTS転生者』では日常偏にカドヤ君がいくというお話がいつか投稿される予定なのでそちらもぜひ
あと感想くださいお願いします(土下座)

改めて有機栽培茶さん、私なんかとコラボしてくださりありがとうございました!
本当は何話かに分けて書くつもりだったのですが無理でした…ごめんなさい
アルベルト君らしさが書けているかどうかは分かりませんが、書いていて楽しかったです
また機会があればコラボしてくださると幸いです!

闇堕ちルート続きいる?

  • いる
  • 別にいい
  • 本編でモスティマ達もっと曇らせて
  • 監禁ルートを望む
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