「ネェカドヤ?アノホンハナニ?」
目のハイライトが消えたエクシアがベットに押し倒しながらそう聞いてくる
傍らには顔はいつもの様に微笑を浮かべているが目が笑ってないうえになんかとんでもない威圧感を放っているモスティマがいる
エクシアが言ってあの本というのは私の部屋の机の上に置いてある…アダルトな本の事
何でそんなものが私の部屋にあり、私がこうして押し倒されているのかというとそれは数十分前に遡る
「…アダルトな本?」
「この前襲撃してきたチンピラが居たろ?そいつらが持ってたんだよ」
そう言って机の上にあるアダルトな本を自身の羽で弾く皇帝
そう言えば昨日モスティマ達が配達に行ってる間に襲撃してきた連中がいたが…なんてもん持ってるんだ
爆弾とならまだしもこんな下らねぇ本持ってるとか…頭どうにかしてるとしか思えん
「で?これどうすんの?」
「ゴミと一緒に来して捨てとけ、明日俺仕事で会談があるからもう寝る」
「別にいいけど…明日でいいでしょ?もう遅いし」
ゴミ出し日は明日だしな
「あぁ、頼んだぞ、俺は寝る」
そう言ってソファーに横になると瞬く間に寝息を立てる皇帝
最近色々あったから疲れてたんだろうなぁ…
そんなことを考えながら取り敢えず毛布を掛けて自分の部屋に戻った
「しっかしまぁ何でこんなもん後世大事に持ってたんだか」
そう言って机の上に放り投げると、備え付けの冷蔵庫から炭酸を取り出して飲む
こんなもん持ってるぐらいなら爆弾持ってた方がよっぽど役に立つと思うけど
因みにこの本に興味があるのかと言われればこれっぽっちもない
当たり前だ、もし興味なんて持ってたらモスティマ達に申し訳ないわ
因みにそのモスティマ達は仕事でイェラグに行ってるらしい
ロドスから戻って来てみればいないなぁと思ったから遠くに配達に行ってるんだろうなぁとは思ってたけど…あそこ遠いうえに寒いのに大丈夫じゃろか
「そろそろ帰ってくる頃か…先に風呂入るか」
久々…と言っても5日間くらいだけど恐らく飛びついてくるだろうから思いっきり甘やかしてやるか
「ふいー…」
濡れた髪をタオルで雑に拭きながら脱衣所から出ると、雑に置かれているエクシアとモスティマの靴が目に入る
恐らく私が風呂に入ってるうちに帰ってきたのだろう、多分あのままいたら勢いそのままに抱き着いてたな
そう思いながら部屋に向かうと、モスティマとエクシアがゆっくりとこちらを向く
何故か目のハイライトが消えてることを不思議に思っていると、エクシアが手に持った物をこちらに見せながら
「カドヤ…コレナニ?」
普段のエクシアからは想像できないような凄く低い声でそう言った
で、説明しようとしたらモスティマのアーツで時間止められて、気付けばエクシアに押し倒されて冒頭に至るというわけだ
「ネェ…ハヤクコタエテ?」
私の頬を撫でながらそう言うエクシア…滅茶苦茶怖い
けどそれ以上にいつもの表情でありながら謎の威圧感を放っているモスティマも怖い
とはいえあれ私のじゃないし説明すれば納得してくれる…と思いたい
「…というわけなんだけど」
「そ、そうだったんだ…ごめんね?」
「気にしてないからいいよ、ほら」
そう言って腕を広げると懐に飛び込んでくるエクシア
「ん…やっぱカドヤの懐って落ち着く…」
「そりゃよかった」
そう言って背中を撫でると頭をグリグリしてくるエクシア
あの後、あれは私が買ったりしたものではなく、モスティマ達が配達に行ってる間に襲撃してきたチンピラが持っていたこと、明日燃やして捨てようとしていて、ひとまず私の部屋に置いていたことを説明すると、我が幼馴染二人は納得してくれた
こういう素直なところも好きなんだけどね
「全く…帰ってきてカドヤがいないうえにあんな本が机の上にあったからびっくりしちゃったよ」
「ごめんごめん」
モスティマの言葉にそう返す私
というかびっくりというか恐怖を覚えたのはこちらということは黙っておこう
「それより大丈夫だった?怪我とかしてない?」
「大量のオリジムシに襲われたこと以外は特に何もなかったよ」
「そりゃよかった」
モスティマ達も腕が凄いからそう簡単には怪我しないということは分かっているけど、やっぱり心配にはなる
特に誰かに怪我させられたなんて暁にはそいつを地の果てまで追い詰めて殺す自信がある
「エクシア、そろそろ交代」
そう言ってエクシアの肩を軽く揺らすが全く反応がない
「おーい、エクシアさーん?」
「うーん…」
あ、駄目だこりゃ、寝落ちしたか
というかあんな短時間でよく寝られるな…やっぱり遠いうえに寒かっただろうから疲労もたまっていたのだろうか
取り敢えずエクシアをベットに寝かせようとするも、私に抱き着いてきている力が強すぎて引きはがすことができない
どうしたもんかと頭を悩ませていると
「じゃあ私はここでいいかな」
そう言って私の肩に寄りかかってくるモスティマ
モスティマの目を見てみればこちらも疲労がたまっているのか凄く眠たそうな顔をしている
「眠いならベットで寝ようか、この体勢で寝ると明日体痛めるぞ?」
「んー…」
そう言うとベットに倒れこむと同時に私の腰に手を回して後ろから抱き着いてくるモスティマ
ベットが広くて助かったと思いながらも、二人が落ちないようにベットの中心へ移動する
既に二人とも熟睡してるから難なく移動すると、壁に頭を預けながら私も寝ることにした
そして明日、まだテキサス達が起きないうちにあのアダルトな本は始末しようと決めた
もし見られたら今日のモスティマ達と同じく不安にさせちゃうからな
あとこんなものを持ってきたチンピラが今度襲撃してきたら土に還すとも決めた
モスティマ達に襲い掛かられては溜まったもんじゃないからな
感想が私をやる気にさせているので感想くださいマジでお願いします
あとネタもください
闇堕ちルート続きいる?
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いる
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別にいい
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本編でモスティマ達もっと曇らせて
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監禁ルートを望む