ヤンデレって怖いね(小並感)   作:狼黒

53 / 78
久々にあのキャラが登場します
検索したら高確率でヒロインって出てくるキャラです


やったねドクター、さらに増えるよ

「おーおー、元気いっぱいだねぇ」

 

そう言う私の視線の先にはパトリオットと一緒に鬼ごっこしている子供たちの姿

いずれも鉱石病に罹ったことによって家族から捨てられたり、いろいろな理由で親を失った孤児たちだ

で、ロドスはそういう子供たちも保護していてこうやって遊ばせたり勉強を教えたりしている

まぁ私みたいな思いをする子供は一人でも多く減らした方がいいに越したことはないからね

まぁ私が近寄るとこの外見からか怯えたり泣かせたりしちゃうから近寄らないようにはしてるんだけど

まぁ片腕はないわ、眼帯はしてるわ、所々から見える肌は傷だらけだわで泣いたり怯えたりしない方がおかしんだけど

だから基本的にこうやって遠くから眺めてるだけにしてる…ロリコンじゃないのであしからず

 

「何を言ってるんだお前は…」

 

「あれ、声に出てた?」

 

「思いっきり出てたぞ」

 

そう言いながらを子供たちに視線を向けるのは元レユニオン幹部のフロストノヴァ

今ではこうやって子供たちの面倒を見ている

W曰く、レユニオン時代のフロストノヴァと本当に同一人物なのかと疑うほどに今のフロストノヴァは穏やかなんだとか

まぁ初めて会った時レユニオンへの勧誘を断ったら、遠慮なく殺しにかかってきたからなぁ…その時と比べたら確かに変わったかも

で、だ

 

「それよりどうしたの、急に呼び出してさ」

 

そう、何で子供たちを怖がらせてしまう私がこんなところにいるのかというと、目の前に座っているフロストノヴァに呼び出されたからだ

それにしても本当に何で呼び出されたんだろ…

 

「で、だ、本題に移るが」

 

「うん、どうぞ?」

 

「…どうやったらドクターと仲良くなれる?」

 

…うん?

 

「すまん、ちょっとよく聞こえなかったからもう一回頼む」

 

「どうやったら!ドクターと仲良くなれるかを聞きたいんだ!」

 

「お、おう」

 

恥ずかしさからか赤い顔をしながらそう叫ぶフロストノヴァ

てかどうしたんだ急に…お前さんらしくないぞ

取り敢えずフロストノヴァを落ち着かせ、改めて話を聞く

 

「それで、どうやったらドクターと仲良くなれるか、だっけ?」

 

「あぁ、そうだ」

 

「まず何でそんなこと思ったのかが知りたいんだけど」

 

少なくとも初めて会った頃はそんな事思ってない筈なんだけど

そう言うと途端に自分の髪の毛を弄りだすフロストノヴァ

その様子はどこか落ち着きがない

 

「い、いや…その…お義父さんと一緒のところに居させてくれたし…敵だった私をよく気にかけてくれるから…」

 

「要は惚れたと」

 

「あぁそうだよ!悪いか!」

 

吹っ切れたなこいつ

パトリオットが聞いてないのが悔やまれる、あいつ何時ぞやの事だったか

 

「娘の、結婚した、姿を、見たい」

 

とか言ってたからな

その後別に同性でもいい、娘が幸せならとか言ってたからな

 

「まぁアプローチをしたいと、そう言うことでOK?」

 

「あぁ」

 

フロストノヴァが頷いたのを見て頬杖を突く

単に仲良くしたいってだけならよかったんだけど惚れてるとなるとねぇ…

正直な話、多分不可能だと思う

だってドクターの周り見てみ?好感度がえげつないぐらい高いオペレーターしかいないんだぞ?

アーミヤ代表とかケルシーとかスカジとかアンジェリーナとかプラチナとか…他にも大量にいるしなぁ

 

「別に私を選ばなくてもいい、只私を意識して欲しい」

 

そう言うフロストノヴァの言葉に何とかしてやりたいと思って頭を捻るけどやっぱりこれだというアイデアが出てこない

どうしたものかと頭を悩ませていると

 

「話は聞かせてもらいました」

 

「うぉっ!?」

 

天井から声が聞こえたから何事かと思えば、そこには天井から顔を出しているアーミヤ代表の姿が

さっきまで気配無かったのに…忍者かの人は

そんな感じで驚いている私とフロストノヴァを見回すと、そのままゆっくりと顔を出して床に降り立つアーミヤ代表

というかどうやってここにたどり着いたのか…まさかレッドよろしく配管伝ってきたのか?

 

「フロストノヴァさん、ドクターに意識して欲しいんですよね?」

 

「あ、ああ」

 

そう聞くアーミヤ代表に頷くことで返事をするフロストノヴァ

まさか全部聞いてたのかと思ったけど、私の中の何かが下手な口を出すなと警告しているからお口チャックを貫く

そんな私を差し置いてアーミヤ代表とフロストノヴァは会話を続ける

 

「本当にドクターの事が好きなんですか?」

 

「そ、そうだが」

 

「なら声に出していってください、『私はドクターが大好きです』、さんはい!」

 

「わ、私はドクターの事が好きだ」

 

「小さい声ですね、ここだけでなくパトリオットさんにも聞こえるように大きな声で言ってください」

 

「え!?そ、それは…」

 

「そうですか、なら諦めて他の人を「言えばいいんだろう言えば!」

 

そう言って息を吸い込むフロストノヴァ

果たしてどれくらい大きな声で言うのか

 

「私はドクターの事が好きだ!」

 

「小さいっ!もっと大きく!」

 

「私は!ドクターの事が好きだ!」

 

「まだまだ!」

 

何だこの体育会系のやり方は

 

「私は!ドクターの事が好きだ!!」

 

「もっと!熱くなれよぉ!!」

 

「私は!!ドクターの事が大好きだぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」

 

そう叫び終わったところで正気に戻るフロストノヴァ

子供たちの方を見てみれば、口を開けてポカーンとしてるし、パトリオットは表情は見えないけど唖然としてるんだろう

 

「…ようこそ、こちらの世界へ」

 

「う、うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」

 

そう言ってどこかへ駆け出していくフロストノヴァとそれを追いかけるアーミヤ代表

…平和だなぁ

 

 

その後、パトリオットに事情を説明した

本人は

 

「娘の、結婚式も、近いな」

 

とか言って喜んでたけど

その後は子供たちが私を見て怯えたり泣いちゃったりしたから退散して、休憩室でオランジーナを飲んでる

それにしても傷つくもんだね…子供に怯えられたり泣かれたりするのは

いや、子供たちに一切非はないし、あるとすればこんな外見をしてる私だろうし

まぁそりゃこんな気持ち悪い奴が来たら誰だって怖がるよね…

そんな自己嫌悪に陥りながら飲んでいると

 

「あら、カドヤじゃない」

 

「おーW」

 

休憩(サボり)なのだろうか、Wが入ってくる

取り敢えず飲んでいたオランジーナを横に置いて腕を広げると、懐に飛び込んでくるW

暫く私の胸に頭をグリグリと押し付けてきていたWだったけど

 

「そう言えばここに来る途中フロストノヴァが泣きながら走って行って、その後をアーミヤが凄い笑顔で追いかけていたけど何かあったの?」

 

「あぁそれは…」

 

そうしてWにさっきあった出来事を伝えると、呆れたようなため息をつくW

 

「全くあいつは…本当に天然タラシね…」

 

「確かに」

 

しかもその好意に一切気付いてないというのだから恐ろし…いやこれに関しては私が言えた義理じゃないな

取り敢えずアーミヤ代表がフロストノヴァをどうするのか気になるけど…まぁあの感じだとよきライバルと認めてくれたんじゃないかな

 

「というかパトリオットはなんて言ってるのよ」

 

「娘の結婚式も近いかなだって」

 

私がそう言うとまたもや溜息を吐くW

それにしても誰がドクターを手に入れるのか…面白くなってきましたなぁ

 

「それにしても貴女大丈夫だったの?確かあそこの子供に怖がられてるって聞いたけど」

 

「あぁうん…まぁ…もう慣れたかな…」

 

寧ろ子供の反応としては当たり前だと思うしね

まだ暴言とか言ってこないだけましだよ

糞国家(ラテラーノ)で実験されてた頃に、研究員の子供かどうかわかんないけどその子供には

 

「臭いし気持ち悪いし汚らわしいし何よりキモイ」

 

とかよく言われてたからね…

あの時の子供に比べたらまだ親切だよここは

 

「…辛かったわね」

 

「え、あ、ごめん!また声に出てた!?」

 

正面からWが思いっきり抱き締めてきたことでまた無意識に声に出ていたことに気付く

私ダメだなぁ…W達を嫌な気持にさせたくないのに…

その後しばらく抱き締めた後、本当に大丈夫なのかってWが何回も聞いてきたから大丈夫って答えた

もう慣れたからね、あんな反応されるのも

まぁそんなことをまた無意識に言っちゃったからまた暫くWが抱き締めてきたけど

早く直さないとなぁ…この癖…

 

 




実はフロストノヴァは生存してます
まぁここまでの話を全部見ていた神のようなお人は知っていたかもしれませんが
まぁ取り敢えずアーミヤ達『ドクター争奪戦勢』に歓迎されると同時にライバルとして認めてもらえたってことだけ言っておきます

感想はやる気の源なのでくださいマジでお願いします(土下座)

あと今週中にはコラボ回を出します

闇堕ちルート続きいる?

  • いる
  • 別にいい
  • 本編でモスティマ達もっと曇らせて
  • 監禁ルートを望む
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。