「か、カドヤ…」
「静かに」
私がそう言うと自身の口を両手で塞ぐドクター
今いるのは倉庫、そこの一番奥のところに隠れている
何でそんなところに隠れているのかというと、話は数時間前に遡る
「何で私達集められたんだろ」
「知らんよそんな事」
なんかクロージャに呼び出されて、指定された部屋に来てみれば同じく呼び出されたのか困惑した様子のドクターがいた
で、なんかくだらないことでもやるんだろうなって思って部屋から出ようとしたら何故か扉が開かなくなっていたから仕方なく椅子に座って、ドクターと暇つぶしのための会話をしている
それにしても呼び出されたのは別にいいんだけど肝心の呼び出した本人がいないというのはどういうことなのだろうか…
そんなことを考えながらドクターと雑談していると、部屋に備え付けられていたテレビの電源が入って、クロージャの顔が写る
『やっほー、二人とも元気ー?』
「それはいいから何で呼び出したのか説明して欲しいんだけど」
私がそう言うと『せっかちだなー』と言いながら本題に入るクロージャ
『今回二人に集まってもらったのは逃げてもらうためだよ!』
「「はぁ?」」
クロージャの言葉にそんな言葉が出てしまう私とドクター
その後の説明によれば、簡単に言えば鬼ごっこ
ルールはシンプルで鬼に捕まらない事、ロドスから出ない事、攻撃系のアーツは禁止
それ以外なら何でもOKだから頑張ってねの事
因みに逃げきることが出来たらそれぞれ賞金が貰えるらしい
いや別に私そこそこあるからなぁ貯金
「で?鬼は誰なのさ」
『それは始まってからのお楽しみってやつだよ、あ、鬼はサングラスしてるから分かりやすいと思うよ!それではスタート!』
するとしまっていた扉が開く音がする
試しに扉に手をかけてみれば、何の問題もなく開いた
「…というか鬼がだれなのか一番知りたいんだけど」
「それな」
まぁ外見上で判断できるなら問題はないけど
そう思いながらドクターと一緒に行動する私、こういう時は一緒に行動した方がいいってこの前読んだマンガに書いてあった
…というかちょっと待って
「あれアーミヤ代表?」
「そうだね…サングラスしてるね」
つまり鬼だと…
取り敢えずまだ気づいてないみたいだから極力気配を消しつつその場を離れようとすると
『アーミヤ代表!近くにドクターいるよ!』
クロージャの声が放送で流れてくる
「は!?何やってんの!?」
ドクターがそう言うけどマジでそう思う
居場所をばらすなんて聞いてないぞおい!
『あ、言い忘れてたけど私ドクター達が鬼の近くまで行ったら知らせる役目だから』
「”龍門スラング”!!」
普段のドクターからは考えられない言葉が口から飛び出してるけど、今はそれどころじゃない
クロージャの言葉で私たちに気付いたアーミヤ代表が凄まじい勢いで迫ってきている
サングラスをかけているからなおのこと怖い
取り敢えずクロージャはあとでキュッとしようと固く心に誓いつつ、ドクターの手を引っ張ってその場から逃げ出した
『因みに捕まえたら好きにしていいよってことになってるからね~♪』
そういうことは早く言ってくれませんかねぇ!!
その後、何とか追跡を振りつつ逃げ続け、ドクターの体力を回復させるために倉庫に逃げ込んだって感じだ
「アーミヤが参加してるなんて…」
「しかもクロージャの言い分だと複数人いると思っていいだろうね」
具体的にはスカジやスワイヤーやプラチナや…まさかケルシーは参加して…ないよね?
あの人参加してたら色々詰むんだけど…いや仮に参加してなくても詰むな今あげたオペレーターじゃ
しかもさっき制限時間は今日一日とか言ってたし…これ絶望的だよ
『近くにカドヤ達隠れてるよー』
ほんっとにこの放送やめてほしいんだけどなぁ…!
そう思いつつ入口に近いところにあった障害物の近くに隠れる私とドクター
最初は奥の方から探すだろうからその間に逃げ出そうという作戦だ
というか何故私の名前を先に呼んだのだろうか…アーミヤ代表たちならドクターの方が分かりやすいだろうに
そう思っていると入口の扉が開いたから一先ず様子をうかがう
…成程ねぇ、そりゃ私の名前を出すわな
はっはっはっ…噓だと思いたいね…嘘だよね?
「どうや?テキサスはん」
「…カドヤの匂いがする、ここに隠れてるのは間違いないな」
「なら探しましょうか」
そう言うのは上からクロワッサン、テキサス、ソラちゃん
…何で参加してるのかなぁ、あとソラちゃん意外とサングラス似合うね
まぁ取り敢えずこれで私も必死に逃げなくちゃならなくなった
だって捕まったら恐らく一週間は部屋の外には出られん
最悪ドクターが捕まっても私は大丈夫だろうと思ってたけど、テキサス達が参加してるならそうもいかなくなった
というかこの分だと我が幼馴染二人は勿論の事、ラップランド、ブレイズ、ジェシカは参加しているだろう
流石にチェンとホシグマは参加…してるなこりゃ多分
「ど、どうするの?」
「取り敢えず抜き足差し足忍び足で逃げ「見つけた」ちょっとごめんよドクター!」
「えっ、きゃっ!?」
ドクターをお姫様抱っこしてその場からダッシュで逃げだす
というか何でばれたんだ、絶対に聞こえない声量で話してたんだぞ!?
「カドヤはんの声ならどれだけ小さくても聞こえるんや」
読心術を使いながら追いかけてくるんじゃない
そんなことを思いながらテキサス達を撒こうと全力疾走した
「…撒いたか?」
「みたいだね…もう降ろしてくれて大丈夫だよカドヤ」
「お、おう、ごめんな」
そう言ってドクターを下ろす
あれから数時間後、私たちは今ドクターの執務室の隣にある部屋に隠れている
使ってない筈なのになぜか綺麗だったけど逃げきることが優先だ
あの後、テキサス達から逃げきったかと思うと今度はスワイヤー達ドクターガチ勢に追いかけられ、それから逃げてる途中にラップランド達と鉢合わせしたけど何とか逃げ切った…と思って空き部屋に隠れてたら隣の壁がWに爆破されたから逃げて、逃げきったと思えば今度はクラウンがアーツ使ってこっそり忍び寄ってきた
マジであれはびっくりした、気が付いたらすぐ後ろにいたもん
で、クラウンからもに逃げ切ったかと思えば、今度はアーミヤ代表やフロストノヴァ、更にはケルシーまで追いかけてきたからマジで怖かった
攻撃系のアーツは禁止って聞いてたのにケルシーはMon3tr使ってたからな…ふざけんなよマジでって声に出そうになった
そしてそれから逃げきって、何とかこの部屋にたどり着いたというわけだ
「あと何時間…3時間もあるのか…」
「ま、まぁ一回執務室調べてたみたいだしここに来ることはないんじゃないかな」
「ドクター、それ死亡フラグってやつらしいぞ」
そう言いながらも体を休めようとベットに体を投げ出す
あー、温かくてなんか落ち着くなぁ…すべすべしてるしなんか綺麗な青色の髪が見えるし誰かがお菓子をあーんしてくれ…
ん?温かくてすべすべで綺麗な青色の髪?
それにお菓子を食べさせてくれる誰か?
「お疲れ様、カドヤ♪」
「大変だったねー」
その声を聞いた瞬間飛び起きてドクターの手を引っ張ると扉を開けて逃げ出そうとしたが、固い何かにぶつかって部屋の中に逆戻りする
何事かともって視線を向けると、ホシグマが『般若』を構えて立っていて隣にはチェンも立っていた
そしてドクターは大丈夫なのかと視線を巡らせれば、何時の間にいたのか分からないスカジによって受け止められていた
…何でここが分かった!?
「何でここが分かったのかって顔してるね、カドヤ」
そう言いながらベットから立ち上がる堕天使…モスティマ
「不思議だと思わなかったのか?この部屋誰も使ってないのに埃一つないんだぞ?」
チェンのその言葉に嵌められたもだと気づく
だがまだ終わってはいない、ドクターは捕まったが私はまだ!
「させないよ」
そうモスティマが言ったかと思うと、次の瞬間には『アーツドライバー』はモスティマの手の中にあって、気が付けばエクシアに米俵担ぎされていて、口はチェンの手で塞がれていた
「むぐー!むぐー!(時間止めたな!?ずるいぞ!)」
「勝てば官軍さ」
そうしてロドスの私の部屋に運ばれたかと思うと、ベットに転がされる
急いで起き上がろうとしたけど、その前にモスティマが手を押さえつけて覆いかぶさってきたから不可能になった
仮に起き上がれたとしても、チェンたちを始め全員がいるから脱出は不可能だろうけど
「ちょ、ちょっと待って、話をしようじゃないの」
「捕まったカドヤが悪いんだからね」
時間稼ぎをしようと思ったけどエクシアが一刀両断してくる
どうしようかと焦っているうちに、気付けばモスティマの顔がすぐ近くに迫っていた
驚いて固まっている私を見て笑いながら、耳元に口を近づけて
「いーっぱい可愛がってあげるね、カ・ド・ヤ♪」
そう言って私の耳を甘嚙みしてきた
その後、一週間部屋から出られなかったとだけ言っておこう
感想がやる気の源なので感想をくださいお願いします(土下座)
あとまたコラボやります
コラボさせていただく相手のヒントは、キャラ崩壊、ヤンデレ、ラブコメです
闇堕ちルート続きいる?
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いる
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別にいい
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本編でモスティマ達もっと曇らせて
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監禁ルートを望む