ヤンデレって怖いね(小並感)   作:狼黒

56 / 78
カドヤ君が見ている悪夢の内容です


過去の記憶は消すことはできない

「時間だ!とっとと起きろ!」

 

そう言って首に繋がれた鎖を引っ張ってくる男

満足な食事も、睡眠もできていない上に女に変えられてからはひたすら犯してくるから引きずられる

それを反抗と受け取ったのか、苛立だし気に思いっきり腹を蹴り飛ばしてくる

鈍い痛みが走るけど、だんだん何も感じなくなってきている

 

「手間かけさせてんじゃねぇよ!この異端者が!」

 

そう言って今度は顔を蹴ってくる

口が切れて血が流れるけど、もう何も感じない

それどころか寧ろまだ体に血が流れてるのかなんて思う始末

どうせ今日も拷問か実験なのだろう、最近は昼実験、夜拷問という名のレ〇プだけど

 

 

そして食事や水なんてものは当然与えられなくて、体を鎖でつながれて寝かされ猿轡をされる

初めはしてなかったけど、実験のたびに与えられる苦痛に悲鳴を上げていたら「耳が腐る」って理由でされるようになった

最もそれでも悲鳴を上げたら殴られるけど

と、そんなことを考えていると右腕が何かの鉄製の箱に入れられて固定される

今日は何なのだろうかとぼんやりする頭で考えていると、何も入っていないのに蓋をされている皿が箱に入れられて、私の腕の近くに置かれる

そして何か体中を守るような服を着た奴が現れたかとと思うと、何も入っていない皿に被せてあった蓋が慎重な手つきで外されすぐに鉄箱が密閉される

と、次の瞬間

 

 

「っっっっっっっっっっっっっっ!!!!??!??!?!?」

 

 

右腕がまるで焼かれているような痛みが走る

いや、焼かれているようなではない、実際に焼かれているのだ

まるで右腕が溶けているかのような、そんな痛み

右腕を引き抜こうとしても、体全体が頑丈に拘束されているからただ身を捩ることしかできない

 

「やはり常温では自然発火してしまいますな」

 

「確かに危険だ…だがこれを兵器として使えれば我々は更なる高みへと目指せるだろう」

 

「自然燃焼し、周りの酸素を奪いつくして人体も燃やす…そして燃える過程で発生したガスは仮に燃えなくても窒息死に至らしめる…確かに有効ですな」

 

「しかも幸いなことにこいつは異端だから何をしても許される…失敗しても我々に害はありませんね」

 

「うむ、それにこれがうまくいかなくてもこの異端に対して使うことで我々の憂さ晴らしにはなるからな」

 

やがて溶けているかのような痛みが右腕から引けていくが、未だに激痛は続いてる

そんな私を余所にさっきの連中が鉄箱をどけると、その中にあった私の右腕はものの見事に焼け爛れていた

 

『適当に治してやれ、まだ使い物になってもらわねば困る』

 

壁の向こう側にいる男がそう言うと、室内にいた誰かが近寄ってきて焼け爛れた腕に手を近づけて治療を開始するが

 

「っっっっ!!!!」

 

「暴れるんじゃねぇ!」

 

あまりの痛さに身を捩るも顔をぶん殴られる

その間にも治療という名の拷問は続く

やがて治療という名の拷問をしてきていた奴の手が離れると、先程よりはいくらかマシになっている右腕がそこにあった

とはいえ完全に治ったわけじゃなくて、まだ焼け跡が生々しく残っている

 

『次の実験を開始する』

 

そんなアナウンスが流れたかと思うと、注射器を持って近づいてきて、強引に左手を持ち上げてくる

また変なものを入れられたくないとは思いながらも、体を捩ったおかげで力が入らない

だからせめてもの抵抗として、この後襲ってくるであろう痛みをこらえるために目を閉じた

 

 

意識を取り戻せば、今度は両手両足に手錠と鎖が掛けられて全裸でベットに寝かされていた

周りを見渡せば下衆な声を上げる男達

いずれも酒を飲んだのか、それとも薬でもやったのか、目がイっており完全に出来上がっていた

そしてこれからされることも想像がついて、顔が青ざめる

段々諦めさと痛みが亡くなってからで慣れていたけどあの頃はまだ恐怖が勝ってたからな…あの頃?

そんな私の反応が不愉快だったのか、腕を持っていた酒瓶で殴りつける男

当然というべきなのか破片が腕に突き刺さって痛みが走る

そして男が顔を近づけて私の顔を舐め回しながら

 

「異端なのに生意気だな、我々にこんなに可愛がってもらっているだけありがたいと思え」

 

と言ってくる

可愛がるも糞もただの性欲の捌け口としか見てないくせにという意味を込めた視線を送れば、生意気な目をしていると言われて殴られる

そうして男たちがズボンを下ろして、下半身についている汚いソレを見せつけてくる

必死に抵抗しようにも両手両足が手錠と鎖でつながれているうえに、実験で痛めつけられた右腕を踏んできて痛みと恐怖が頭を支配して、猿轡をされている口からはぐぐもった悲鳴しか出せない

もしかしたら誰かが来てくれると思っていたのかもしれない

でもそんな僅かな願いも虚しく消え、ソレは勢いよく私の中へと突き立てられる

痛みやショック、さらに恐怖で頭が真っ白に

 

 

 

「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!!?!?!?!?!?」

 

肺の中に溜まっていた空気をあるだけ全部絶叫に変換してベットから飛び起きる

 

「か、カドヤ!?どうしたの!?」

 

「く、来るなぁ!僕に近寄るなぁぁぁぁぁぁ!!!」

 

すぐそばから誰かの声が聞こえたから必死に腕を振り回す

もう嫌だ、あんな思いしたくない、早く逃げないと‥‥っ!!!

だけどそんな抵抗虚しく振り回していた腕は簡単に掴まれたかと思うと、突如視界が塞がれ、抱き締められているのだと気付く

体中を舐め回され、汚いソレを突き立てられ、口の中で出されたことが脳裏に蘇り、何とかして振りほどいて逃げようと必死に抵抗する

 

「カドヤ!落ち着いて!」

 

「いやだ!もう嫌だ!もう嫌だぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」

 

また、実験される

また、犯される

そんな恐怖で頭が一杯になって、必死に振りほどこうともがく

が、私を抱き締めている力はびくともしない

だから、何度も振りほどこうと抵抗する

もうあんな目に合うなんて嫌・・・・!!

 

「落ち着いてカドヤ!モスティマだよ!」

 

耳に届いた一つの言葉、いや、名前

僕…いや、私を愛してくれる、世界で大切な存在の一人

急速に振りほどこうともがいていた体から力が抜けていき、声が聞こえた方向へ視線を向ける

 

「も、モスティマ…?」

 

「カドヤ、大丈夫?」

 

綺麗な青髪と青色の目をした女性が、心配そうな顔で私を覗き込んでくる

頭の上には黒色になっている輪っかがある、その見慣れた顔は、間違いなく私の幼馴染で恋人でもある存在

つまりさっきまで見ていた光景は

 

「ゆ、夢…だったの…?」

 

自分の格好を改めて見下ろす

裸ではなく、ちゃんと服を身に纏っている

傷だらけの肌が見えないように、薄着のパーカーを着込んでその下は下着だけ

下半身はショーツだけ

でも裸じゃない

どうやら本当に夢だったらしい、今いるのはペンギン急便の自分の部屋

それと分かった瞬間、言葉に表すことができない感情がごちゃ混ぜになって、涙という形で表れてきた

 

「う、うぁ…うわぁぁぁぁぁぁ…」

 

分かっていた、あれはもう過去の話なんだと

早く忘れなきゃいけないんだと、前を向かなければいけないんだと

だけど頭の奥底にまだこびりついているこの記憶は、一向に消える気配がない

不定期で夢に出てきては、まるで逃がすまいという意思で私の頭に刷り込んでくる

お前は異端で普通に生きる事、ましてや幸せになることなど許さない、永遠に苦しめてやる、と

そんな私をモスティマは優しく抱き寄せてくると、自分の服が私の涙で濡れる事も気にせずに優しく背中を撫でてくる

夢の中の気持ち悪く、そして乱暴で、恐怖でしかなかったその感覚を丁寧に拭い去ってくれるような感触に安心感を覚える

 

「大丈夫…カドヤに変なことする奴なんていないから、大丈夫だよ」

 

そんなふうに私に囁いてくるモスティマ

子守歌のような、そんな安心する声に身を任せていると段々と瞼が重くなっていき、世界が暗くなっていく

だけど、今度はあんな夢は見ない、そんな謎の確信があった

 

「モス…ティ…マ…あり…がと…ごめん…ね…」

 

意識が完全に落ちる前に、幼馴染で恋人でもある存在にお礼と謝罪をする

彼女(モスティマ)が居なかったら、もっと酷かっただろうから

 

「うん、おやすみカドヤ」

 

私を抱き締めながらそう言うモスティマの声を聞きながら、意識を闇に落とす

今度はどうか、幸せな夢が見れますようにと、そう願いながら




コラボ回を今週中には出すなんて言いましたが、現在執筆が難航していて厳しいので、今週中の投稿は多分不可能です、ごめんなさい
まぁ今月中には出せるんじゃないかと思っておりますが分かりませんので待っていてください
それと感想がやる気の源なので評価はつけなくてもいいので感想をくださいお願いします(土下座)

闇堕ちルート続きいる?

  • いる
  • 別にいい
  • 本編でモスティマ達もっと曇らせて
  • 監禁ルートを望む
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。