「…あれ?ホシグマ髪切った?」
「あぁ、似合ってるか?」
そう言ってその場で一回転するホシグマ
似合ってるかどうかって言われても…
「お前さんが似合わない髪型が逆にあるのかって思ってる」
「…そ、そうか…」
ん?なんか顔が赤くなってるけど…私変なこと言ったかね
というかいつもロングだったけどショートも似合うねぇ…
今回の仕事の為とはわかっているけど、玉にはその髪型にしても似合ってると思うけどな、まぁどんな髪型だろうと私と違って似合うんだろうけど
そんなことを持っている私の格好は男が着るような服、ホシグマも同じ感じだ
何でそんな格好してるのかというと、とある店に潜入しているからだ
その店とは…
「いらっしゃいませ、ようこそ当店へ、本日はどの娘にいたしますか?」
…そういう店だった
勘違いされないよう言っておくけど、これは仕事で来ていてプライベートじゃない
第一ホシグマと一緒に来てる時点でそれはないと思ってるだろうけど
事の発端は数日前、近衛局の隊員の一人がボロボロの姿をしたフェリーンの少女を保護したことが始まりだった
治療などをして何故そんなボロボロなのかを聞いてみたら、どうも人身売買の被害者らしくて、そう言う店で不眠不休、さらには無給でチンピラとかの相手をされていたらしくて、一緒だった子供が時間を稼いでいるうちに助けを呼ぼうと走っていて、そしたらその保護した隊員と出くわしたらしい
まぁ私も見てみたけど、鞭で叩かれたような跡などが大量にあったからね…
で、少女が助けを求めており、なおかつ龍門で人身売買など許さないということから、近衛局でそこを摘発するということになって潜入してるのが私とホシグマってわけだ
え?私やホシグマでもなくてもよかったじゃないかって?
全員救い出すにはこれがベストだからねぇ
まぁチェンには結構渋られたけど…今度デートするからって言ったら折れてくれた
それにしても人身売買か…胸糞悪いもんだね
「じゃあこの子で」
「かしこまりました、ではあちらの部屋へ」
無論そんな思いは胸の中にしまいつつ、取り敢えずフェリーンの女の子を選ぶ
見た感じ15か6ってとこか…傷跡があるし源石も体表に出てる…感染者か
結構怯えられてるけど…まぁこれから虐められると思ってるんだろうし、なによりこんな気味の悪い男に選ばれたらそりゃそうなるよね
そう思いながらホシグマとまた合流しようとアイコンタクトで伝えると、選んだフェリーンの女の子と一緒に指定された部屋に入る
「…早くしてよ、どうせまた虐めるんだろ?」
震えながらそう言う少女
こりゃずいぶんと怖がられてるねぇと思いながら近くによると、片腕で頭を撫でる
「虐めやしないよ、寧ろ頼まれて助けに来たんだよ」
「頼まれて…?」
「そっ、君たちがここから逃がした女の子にね」
「…あいつは?あいつは無事なのか!?」
そう言って胸ぐらをつかんでくる少女
「どうどう落ち着いて…無事だよ、今は近衛局が保護してる、知り合いなの?」
「…妹なんだ、家族はもうあいつしかいない」
「成程」
そりゃあんなに取り乱すわな
そう思っていると、懐に忍ばせておいた無線機から連絡が入る
「ホシグマ?そっちはどう?」
『こっちも無事に保護した、話によれば全員同じ場所に監禁されてるそうだ』
「オーケー…チェン、そっちは?」
『いつでも突入できるぞ』
「了解、もうすぐ合図だすね」
そう言って無線機の電源を切って、そこら辺にあった毛布を少女に掛ける
「ちょっとこれから荒事になるから…気を付けてね?」
「う、うん」
そう言って『アーツドライバー』でエクシアのスタングレネードを出すと、ピンを抜いて扉を開けて廊下に放り投げて、再び扉を閉める
すると
ドン!!
扉の向こう側で爆発音がする
何事だ!!と相手の混乱した声が聞こえた次の瞬間
『動くな!龍門近衛局だ!!』
大勢が踏み込んでくる音と怒号、悲鳴が聞こえてくる
それに合わせて扉を思いっきり開くと、逃げようとしていたのか店の従業員であろう男の顔面に当たる
「はーい、人身売買の罪で現行犯逮捕ねー」
そう言って気絶している男の手に手錠をかける
そうしていると私が選んだ少女が声をかけてくる
「お前…いったい何者…?」
何者かぁ…うーん
「ペンギン急便社員兼近衛局副隊長兼ロドスのオペレーターやってるだけのサンクタだよ」
「多いなおい」
私の自己紹介にそう突っ込んでくる少女
まぁ自分でもそう思うからねぇ…取り敢えず
「荒事になるから私から離れないでね?」
「あ、あぁ」
そう言って私は少女を背に庇いつつ、行動を開始した
「おーうチェンにホシグマ、お疲れさん」
手を上げながらそう言うと、こちらに駆け寄ってきて私の体をペタペタと触ってくる二人
「…何してんの?」
「怪我をしてないかどうかの確認だ」
「いやして「そう言って隠してたのは誰だったかな」ハイスミマセン」
「分かればいい」
そう言って体を触られること数分、やっと離れてくれた二人
そう言えばあの少女はどうしたのかと思って周りを見てみれば、妹と呼んでいた少女と抱き合っていた
…いいなぁ、仲のいい姉妹で
「…ドヤ、カドヤ」
「んあぁ、ごめん、どうしたの?」
「いやぼーっとしてたからな…大丈夫か?」
「大丈夫大丈夫、何でもないよ」
「本当か?」と疑ってくるホシグマに「大丈夫だって」と返す私
…言えるわけがない、あの姉妹の姿に嫉妬してたなんて
「お、おい!」
そんなことを考えていると、あの少女が私の傍に近づいてくる
「そ、その…ありがとな!お礼とかできねぇけど…」
「気にしなくていいって、これも仕事なんだし」
少女の言葉にそう返す私
まぁもし仕事じゃなくても私が潰してたけど
そう言うと何故か頬を赤らめる…何でだろ
まぁ取り敢えずドクターに連絡して子供たちを預かってくれないかと連絡すると、快く引き受けてくれた
まぁ殆ど身寄りのない子らしいしねぇ
そんなことを考えていると、後ろから誰かに叩かれたような気がする
誰だろうかと振り向いたその瞬間
「ん…」
「んむっ!?」
さっきの少女が自分の唇を私の唇に重ねてきた
「…ぷはっ、これがあたしなりのお礼だ!受け取っとけ!」
唇を離してそう言うと、顔を真っ赤にしながら妹を連れてどこかへ走り去っていく少女
…お礼とはいえここまでする必要ないと思うんだけどなぁ
そんなことを考えながら髪の毛を掻いていると
「「カードーヤー?」」
そんなどす黒い感情のようなものを纏った声が後ろから聞こえたかと思うと、両肩をがっしりと掴まれる
冷や汗をかきながらゆっくりと後ろを向けば、目のハイライトが何処かへ旅立っているチェンとホシグマの姿があった
あ、これはやばいと思ったのも束の間、ホシグマに持ち上げられて米俵担ぎをされる
「ドウイウワケカキッチリキカセテモラオウジャナイカ」
片言でそう言うホシグマ
いや現場とかの後片付けとかあるんじゃないかと思ったけど
「後は任せたぞ」
「「「は、はっ!!」」」
目のハイライトが消えたチェンが隊員たちにそう言ったのを見て、こりゃ駄目だと確信する
隊員たちもこんなチェンを見るのは…もう何回目何だろうね
「オシオキツイデニタップリカワイガッテヤルカラナ、カドヤ?」
そもそもあれは私が悪いのかと思ったけど、目のハイライトが消えてるこの状態のチェンたちに行っても多分聞いてくれない、今までの経験がそうだから
取り敢えずこの後たっぷり運動(意味深)することになるんだろうなぁと思いながら、ホシグマに運ばれていく私だった
感想がやる気の源なので感想をくださいお願いします(土下座)
あとこの姉妹次回からレギュラーとして出します
闇堕ちルート続きいる?
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いる
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別にいい
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本編でモスティマ達もっと曇らせて
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監禁ルートを望む