ヤンデレって怖いね(小並感)   作:狼黒

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予告通り前回だした姉妹が出ます



義妹

「新人オペレーター?」

 

「あぁ、今日から入ることになっている」

 

そう言ってその新人の履歴書などを渡してくるドーベルマン

受け取ってパラパラとめくってみれば、どうも姉妹でオペレーターに志願、種族は二人ともフェリーンで二人とも鉱石病の感染者

戦闘のあれこれに関しては、物理耐性は二人とも標準、戦闘軌道は姉の方は素人にしては優秀、妹の方は標準で、生理的耐性は二人とも優秀、戦術立案は標準、戦闘技術は素人にしては卓越してて、アーツ適正は…姉の方が卓越、妹の方は優秀…か

 

「結構優秀な新人ちゃんじゃないの」

 

「あぁ、それに話によればとある人物を追いかけてきたらしい」

 

「ほー…ロドスに知り合いでもいるの?」

 

「らしいな」

 

そう話しながら書類を捲っていると、二人の顔写真が…おやぁ?

なーんか見覚えがあるなぁ…ここ最近、しかも近衛局の仕事で

 

「…ねぇ、その追いかけてきた人物って誰か聞いていいかな」

 

「…」

 

そう聞くと無言で私を見つめてくるドーベルマン

…成程ねぇ…私か

そう思いながら目を瞑って上を見上げていると、訓練室の扉が開く音がする

その方向に視線を向ければ

 

「よっ、久しぶりだな!」

 

「ちょっ、お姉ちゃん!」

 

いつぞやの近衛局の仕事で助け出したフェリーンの姉妹がいた

 

 

 

「まぁ取り敢えず…何でここに?」

 

あれから場所を移し、ロドスにあるカフェで二人と話している

 

「そりゃあなぁ…あんたを追ってきたに決まってるだろ?」

 

そう言う少女…カツミの言葉に頭を抱える私

その隣の妹…レイカが苦笑いをしながらケーキを食べている

まぁ私の奢りだから別にいいんだけど…

 

「すみません、どうしてもここに行くって聞かなくて…」

 

「いやいいよ…正直あの後どうしたんだろとは思ってたからさ、まぁ元気そうで何よりだね」

 

申し訳なさそうに言ってくるレイカにそう言いながらケーキを物凄い勢いで平らげているカツミを見る

 

「全く食べる速度が…あぁもう口についてる、じっとしてて」

 

「ん」

 

そう言ってカツミの口の周りについているチョコやクリームを拭う

全く…ほんとに手のかかる子だよねぇ…

まぁあんな所にいたのにこれだけ元気なのは逆にいいことなんだろうけど

 

「そう言えばオペレーターになるって聞いたけどほんと?」

 

「はい、私たち二人とも前衛オペレーターとして働くつもりです」

 

「あ、そうなの?というか二人とも前衛なの?」

 

「そうだぜ、まぁあたしら二人ともアーツが前衛向きらしいからな!」

 

そう言うカツミを心配に思いつつパフェを頬張る

前衛向きねぇ…果たして本当なのだろうか

 

「じゃあこの後訓練所でどういうアーツか見させてもらうけどいい?」

 

そう聞くと二人ともいい返事で快諾してくれた

…因みにカツミはケーキを10個ほど平らげたとだけ言っておく、その体のどこに入るのかが知りたくなった

 

 

 

「…まさかこれほどとは…」

 

そう言うドーベルマンを横に見学所と訓練室を隔てているガラスの向こう側でピースサインを作っているカツミとその後ろで汗を拭っているレイカに手を振る

訓練所でアーツを交えたシュミレーション形式の戦闘をしてもらった

で、結論から言うと、訓練を重ねれば即戦力になる腕前

カツミのアーツはコンバットナイフから斬撃を飛ばす、ラップランドみたいな戦闘スタイルかと思ったら、『アーツメモリ』とかいうメモリをコンバットナイフに差し込んだら、一定範囲内の指定した相手のアーツを使用不能にするという半ばチートに近いアーツを使っている

基本的には斬撃を飛ばして敵を斬りつつ、集まってきたら相手のアーツを無力化できるというものだった

で、レイカの方はというと、近接格闘スタイルで、足や手に炎熱系を纏ってそれで殴るけるという意外と力技な感じだった

 

「やっぱ凄いねぇ…というかアーツがチート過ぎない?」

 

「殆どのオペレーターのアーツを使えるお前が言うな」

 

「うーむ、ド正論」

 

そんな会話をドーベルマンとしていると、訓練所から出てきたカツミが私に抱き着いてくる

 

「なぁ!どうだった!?凄かっただろ!!」

 

「はいはい、取り敢えず汗拭きなさい」

 

「えー、拭いてくれよ!()()()()!!」

 

「しょーがな…うん?」

 

待て、今聞き間違いじゃなければ変な言葉が聞こえたような気がしたんだが

 

「カツミ、今なんて言った?」

 

「え?どうしたんだよ、義姉さん」

 

「それだよ!何で私の事『義姉さん』って呼んでるのさ!?」

 

「え?ドクターさんから聞いてないんですか?」

 

不思議そうな感じでそう聞いてくるレイカ

いや聞いてないも何もドクターが何言ったのか知らないんだけど!?

 

「いや何も聞いてないよ!?ドクターなんて言ったのさ!?」

 

「え、えっと…『君達カドヤの義妹にならないか?』って言われたんですけど…」

 

「勿論あたしたちは快諾したけどな!」

 

そう言うカツミを余所に頭を抱える私

ドクターめ…そんな話聞いてないぞ…

というかどこぞの漫画に出てくる鬼みたいな感覚で言うんじゃないよ…

 

「やはり、こうなったか」

 

そう言ってため息をつくドーベルマン

 

「…ひょっとして、知ってた?」

 

「まぁな、言っておくが私は聞いただけで関与はしてないからな?」

 

「もうちょっと早く教えて欲しかったかなぁ…」

 

というかモスティマ達にどう説明すりゃいいんだよ…

 

「それならすでにドクターが説明してるから問題ないぞ」

 

「あーそうかい」

 

何でこういう時の行動力が異常なのかが分からない

いやまぁ…こんな私を義姉と呼んでくれるのは嬉しいんだけどさ…

 

「二人はいいの?こんな奴が義姉で…」

 

「当たり前だろ!なんたって義姉さんは命の恩人だしな!そんな人と義理とはいえ家族になれるんだから嬉しいに決まってるだろ!」

 

「わ、私もです…カドヤさん…じゃなかった、義姉さんと一緒にいられるんですから!」

 

私の言葉にそう返してくる二人

…なんだろうね、今までそう言うこと言われたことないから…照れちゃうな…

 

「それに…義理だったらまだチャンスはあるからな…」

 

「そ、そうだけど…あの人達が許してくれるとは思えないんだけど…」

 

「なーに、大丈夫だ、あたしの直感がそう言ってるからな」

 

「?どうかしたの?」

 

「いやいや、何でもないぜ?」

 

カツミとレイカがなんか小声で話してたけどよく聞こえなかった

…義理とはいえ姉になる資格あるのかな、私…

 

「迷惑…だった…のか…?」

 

「ああ違う違う、ただちょっと驚いただけだから泣かないで!」

 

そう言って泣こうとしたカツミをあやす

まぁ私なんかを義姉と言って慕ってくれるなら…私も答えないとね

取り敢えず

 

(後でドクターを問い詰めてやる)

 

そう思いながらカツミとレイカをあやした

まぁ…義理とはいえ妹っていう存在をくれたこと、そして初めて家族って言うようなものが分かった気がした事には感謝しようかな

まぁいきなりの事で驚いたから取り敢えずアーミヤ代表とケルシーあたりに何か吹き込んでおくか

 

 

その後、カツミとレイカと私の部屋が同じになっているということを、ドクターを問い詰めてる途中で入ってきたケルシーに知らされた

 

「義妹ちゃん達と仲良くね!」

 

と言って親指を立てたドクターが何となくだけどイラついたから、すれ違いざまにケルシーに

 

「この前イケメン俳優が写ってる写真集買ってたぞ」

 

って告げ口しておいた

その後、執務室からなんか悲鳴が聞こえたらしいけど…私は何も知らなーい

取り敢えずカツミとレイカをモスティマ達に合わせようかと思いながら、義妹達とラップランド(恋人)が待っているであろう自室に向かって…

待てよ?会ったことないってことは…勘違いされてもおかしくないな…!

そう思い立った私は全力疾走で自室へ走った

 

 

その後、帰ったら目のハイライトが消えたラップランドと、こちらも何故か目のハイライトが消えているカツミたちが睨み合ってた

まぁ事情は説明して納得してくれたから良かったけどね

後何故カツミたちも目のハイライトが消えていたのだろうか…知らない人が部屋の入ってきたからかな?




名前とアーツで誰をモデルにしたのか分かった人…いるといいなぁ
この姉妹のプロフィールはいずれ出します
それと感想がやる気の源なので感想をくださいお願いします

闇堕ちルート続きいる?

  • いる
  • 別にいい
  • 本編でモスティマ達もっと曇らせて
  • 監禁ルートを望む
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