ヤンデレって怖いね(小並感)   作:狼黒

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遅れてごめんなさい…
利き腕じゃないと文字打つのにも一苦労なんじゃ…


頭にこびりついている記憶

「う…む…?」

 

「あ、ごめん、起こしちゃった?」

 

「いや…大丈夫…」

 

そう言いながら目を開けると、視界に飛び込んできたのは私の頬を指で突いているモスティマの姿

体を起こしながら時計を見てみれば、もう昼になろうかという時間だった

そう言えば今日午前中はどちらも休みだからってことで昨日の夜激しかったんだっけ…道理で体が少し動かしづらいなぁと思ったけど…

そんなことを考えながらぼーっとしていると、モスティマが声をかけてくる

 

「ほら、髪整えてあげるからここに座って」

 

「あーい…」

 

そう言ってモスティマの前に座って、髪を整えてもらう

そうして為すがままにされていると

 

「大分伸びてきたねぇ、そろそろ髪切る?」

 

髪の毛をまとめながらそう聞いてくるモスティマ

 

「ん…自分で切るってのは「駄目だよ」うぁい…」

 

そう言って大人しく黙る私

今まで自分で切ってたんだけど、何時ぞやだったかたまたま『アーツドライバー』で出したスカジの大剣で髪切ってたらモスティマ達に見られて以来、必ずと言っていいほど自分じゃ切らせてもらえなくなった

別に手元狂うほどじゃないんだけどなぁ…

 

「‥ドヤ、カドヤ」

 

「…あぁごめん、どうしたの?」

 

「今日ロドスで作戦行動だからって確認したかったんだけど…大丈夫?」

 

「うん…まだちょっと寝ぼけてるだけ…」

 

ほんとー?って聞いてくるモスティマに大丈夫と言って髪を整えてもらう

…言えるわけがない、だって

 

 

亡霊(ラテラーノ)に未だに取りつかれてるなんて

 

 

言えるわけがない

 

 

 

 

「作戦終了っと」

 

そう言ってレユニオン兵を蹴飛ばす

相も変わらず人員が減るどころか寧ろ増えているような気がするレユニオンだな…何処から人員持ってきてるんだ

まさかこの前見た映画見たく金属でも使ってシュ〇ちゃんでも作ってるのか…?いやさすがにそれはないか…ないよね?

 

「あるわけないでしょ…」

 

「おーW、怪我とかない?」

 

「私よりむしろ貴女の方が心配よ」

 

そう言って体を触ってくるW

私が何回も怪我とかをしても気づかないから、いつからかこうやって体を触られて確認してくるのが恒例になっている

 

「そう言えば他の皆は?」

 

アイツ(ドクター)は問題なし、他の連中は周囲警戒しながら集まれって」

 

「おーう…というかそろそろいいんじゃない?」

 

「駄目よ、貴女よく隠すじゃないの」

 

そう言いながら私の体を確認しているWだけど、最早私に抱き着いているだけになっていることに関しては突っ込んだ方がいいのだろうか

まぁ首周りを確認しているのだろう…多分そうだ、うん

 

「…はいオッケー、じゃあ行くわよ」

 

「はーい」

 

そう言ってWに手を引かれて皆が集まっているであろう場所へ向かおうとしたとき

 

 

『生意気だよね、異端で恥さらしなゴミ兄のくせに』

 

 

「っ!?」

 

咄嗟に辺りを見回すけど何もいない

あるとすればレユニオンが撤退していくときに捨てた装備だけ

 

「?どうかしたのカドヤ?」

 

「い、いや…何でも…ないよ」

 

多分幻聴だったんだろう、現にWは聞こえてなかったみたいだし

…そうだ、きっとそうに違いない

元・妹の声が聞こえたなんて…

 

「大丈夫?顔色悪いわよ?」

 

「う、うん…大丈夫だよ、うん」

 

後半は自分自身に言い聞かせるようにそう言う

疑わし気な目を向けてくるWをそうして誤魔化して、集結地点へ向かった

 

 

 

『どうしたんだ!?そんなに泣いて!?』

 

『うぅ…あの恥さらしに悪口言われたの…!』

 

『またお前か!この恥さらしめが!』

 

嘘だ…そんなこと言ってない…

 

『よしよし辛かったわね…今日はあなたの好きなもの作ってあげるから泣き止んで頂戴…あなた!そこの恥さらしに自分のしたことを思い知らせてあげて!』

 

『任しとけ…このサンクタの屑がっ!よくもまぁ恥さらしの分際で暴言なんて吐けたな!?』

 

何も…してないのに…

 

『さっ、行きましょ、あんな恥さらしなんて目に入れるだけでも毒だから』

 

『ひぐっ、ぐすっ…うん……面白いね、ストレス発散になるわー(小声)』

 

『誰が蹲れって言った!?恥さらしの分際でどれだけの事をしたか教えてやる!立て!さっさと立て!』

 

痛い…やめて…!

 

 

 

「っっっっっっ!!!?!!?!??!」

 

「か、カドヤ!?」

 

勢いよくベットから起き上がる私

あまりの勢いのせいか、一緒に寝てたエクシアまで起こしてしまったけど、今の私にそんなことを気にする余力はない

痛覚が死んでるはずなのに、頭の中がまるで高熱の何かにかき混ぜられたかのような

痛みが走ると同時に、あの時の事が脳裏によみがえる

 

「はぁっ!はぁっ!はぁっ!はぁっ!」

 

その痛みを堪えるように頭を押さえると同時に、息を整えようとするけど却って呼吸自体が悪化していく

それを直そうとしようとすると悪化していくという悪循環に陥りかけている

と、その時

 

「大丈夫、大丈夫だから…落ち着いて呼吸しよ…?」

 

そう言うと同時に背中をさすってくれるエクシア

そうしてくれたおかげか、数分後には苦しくなっていた呼吸も安定してきて、それと同時に頭の激痛も引いていく

 

「はぁ…はぁ…」

 

「…また…あの時の…?」

 

「…ははは、失望したよね…」

 

過去の事ばかり頭に蘇ってきて迷惑かけてるんだから

そう言おうとしたけど、エクシアが優しく抱き締めてきた

 

「失望なんてしてない…だから…泣かないで?」

 

「え…?泣いて…た?」

 

そう言いながら手を頬に持っていけば、濡れていることに気付く

エクシアの服が濡れると思ったけど、お互い全裸だったことに気付く

仮に服を着ていたとしてもエクシアが離そうとしなかっただろうけど

 

「ごめんね…本当に…ごめん…」

 

「眠たいんでしょ?私は大丈夫だから、安心して?」

 

「ありがと…大好きだよ…エクシア…」

 

そう言うとエクシアが何かを言って頬にキスをしてきた感覚を感じながら、私は意識を手放した

 

 

 

「どうやら寝れていないらしい、ブレイズ達の聞き込みでも同じような証言が出た」

 

「やっぱり…」

 

ケルシーの言葉にそう返すドクター

 

「?やっぱりというのは気づいてたのか?」

 

「まぁね、あくまで予測だったんだけど…」

 

通常の執務や作戦などでブレイズ達に次いでカドヤとの交流があるドクター

その為、日頃のカドヤと最近のカドヤは何かが違うとは感じてはいた

 

「それで、原因は?」

 

「やはり過去の事の様だ、『ごめんなさい』や『やめて』ということが多いらしい」

 

「そっか…やっぱり過去を忘れられてないんだね…あんなことがあったら当然かもしれないけど…まぁ私は過去なんて忘れちゃってるからどうしようもないんだけどね」

 

そう言ってあははと笑うドクターを複雑な目で見るケルシー

そんなケルシーの視線には気付かずに、ドクターは真面目なトーンに戻る

 

「でも実際問題…何で急に見始めたんだろうね、前までモスティマ達が一緒に寝てたんでしょ?」

 

「それなのだが、アーツユニットによるもの、つまり人為的な可能性がある」

 

ケルシーの言葉に驚くドクター

まぁ無理もないだろう、ドクターに告げたケルシーでさえまさかアーツユニットによるものだとは予想外だったのだから

 

「つまり、誰かが悪夢かなんかを見させるアーツユニットを使って、カドヤを追い詰めてるって事?」

 

「そういうことになる」

 

「誰が何の為…とは言わなくても分かるよ、ラテラーノかウルサスの人間でしょ?」

 

ドクターの言葉に何も言わないケルシー、それはつまり同感だということである

ラテラーノならまだしもウルサスで指名手配されていると知ったときには驚いたものだが

 

「ロドス内部ではないだろうな、確認したがそのようなアーツユニットを使っているオペレーターや職員は確認できなかった」

 

「つまり外部の人間だと、そういうこと?」

 

ドクターの言葉に首肯するケルシー

近衛局からも、そのようなアーツユニットを使っている職員はいないという連絡が入ってきている

 

「取り敢えずどうするべき?」

 

(カドヤ)には取り敢えず休んでもらう…と言いたいところだが今の状態でそれを告げるとパニックを起こしかねない、悟らせぬよう負担を減らしていくのがベストだろうな」

 

「まぁそうなるよね…取り敢えずモスティマ達にも協力してもらおっか」

 

一先ず負担を減らしながら、元凶を探すべきだろうとの結論に至ったドクターとケルシー

ペンギン急便や近衛局にも連絡して協力してもらうことにした

 

 

「また書類が増える…」

 

「我慢しろ、私も手伝うから」

 

嘆くドクターの頭を撫でるケルシーの顔はそれはそれは緩みまくっていたとか

 

 

 

「へぇ…生意気だね、家畜以下(ゴミ兄)の分際で」

 

家畜以下(ゴミ兄)が普通の生活送るなんて…私がアイドルやめてこんな目にあってるのにさぁ…」

 

「許せない…絶対に許さない、じわじわと苦しめてあげよ」

 

「普通の生活を送るなんて…許されない事なのになぁ…異端のくせに」

 

「ま、あそこ(ラテラーノ)家畜以下(ゴミ兄)引き摺り戻したら思いっきりストレス発散と今までの鬱憤晴らさせて貰お」

 

「いや、所詮異端なんだし引き摺り戻す途中でサンドバックにしてもいいかもね、あはははっ!楽しみだなぁ!!アハハハハハハハ!!!」




改めまして、お久しぶりです
数日更新しなくてすいません…
何してたんだよって言うと、利き腕が使えないことによるハンデ、そしてどうやって書こうかというスランプのようななものに嵌っておりまして…
今日『キングダムⅡ』と『ONE PIECE FILM RED』を見てきて、やっとこさ掛けたって感じです
あの映画良いですよね…賛否両論あるみたいですが自分は好きです
まぁワンピース見たことないんで素人目線になるんですけども
それと今考えているのが、ワンピースにエターナルの能力持ったオリ主をぶち込むという作品です
まぁ書くとしたら一からワンピースを読んで勉強するから時間はかかるし、ひょっとしたら投稿しないかもしれません

それと活動報告でカドヤの実の妹の名前を募集します
まぁめんどくせえって人は感想にでも書いていってください
それと次何書こうか真剣に悩んでいるのでネタをくださいお願いします

あと感想がやる気の源なので感想をくださいお願いします
評価もしてくれると喜びます


カドヤの妹の簡単な設定

・自分良ければ他人なんてどうでもいいという屑
・周りより自分の事を優先する性格
・元々ラテラーノを代表するトップアイドルだったが、カドヤが脱走した件で上から圧力をかけられ引退させられた、一般的には諸事情によるものと発表されている
・ラテラーノ上層部より「あの異端を連れ戻せばまたアイドルとして活躍させてやる」という条件の元、暗躍している
・カドヤの事は小さいころから家畜以下のゴミ、精々ストレス発散のサンドバックとしか思っておらず、家畜以下のせいでこんな目にあったと逆恨みしている


活動報告待ってます!

闇堕ちルート続きいる?

  • いる
  • 別にいい
  • 本編でモスティマ達もっと曇らせて
  • 監禁ルートを望む
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