ヤンデレって怖いね(小並感)   作:狼黒

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お久しぶりです


ズット、アイシテ?ズット、イッショニイテ?

「可愛かったね、カドヤ♪」

 

「…言わんでくれ…」

 

ホテルのベッドでモスティマに後ろから抱き着かれながらそう返す

元・男の身としてはそう言われると何というのかこう…色々あるのよ

さっきまで責められてたから、お互い何も身に着けていない

因みにこのホテル、何時ぞやの要人警護の仕事で来た時に泊まったホテルだ

あの時はまさかモスティマ達とこんな関係になるなんて思わなかったからなぁ…

世の中全部糞なんだって思ってたあの頃からは考えてなかったな…

 

「そう言えばカドヤって胸大きくなった?」

 

「まぁそれなりには大きくなってんじゃないかなとは思うけど…ひゃっ!?」

 

モスティマが後ろから胸を掴んできたから変な声が出る

不味いと思ったけど、もう遅い

 

「んー、やっぱり大きくなってるね…あれ?カドヤ感じてる?」

 

「そ、そんな…わけ…あぅ…」

 

否定の言葉を口にするけど、モスティマが胸を揉んでくるからだんだん尻すぼみになっていく

 

「あれだけイってたのにまだ感じるなんて…カドヤってば欲しがり屋さんだね」

 

「耳…駄目…あう…」

 

耳元でそう囁きながら片方の手で胸を、もう片方の手は下へと伸びていく

何とか止めようとしても手は後ろから抱きかかえられているうえに、さっきまでひたすらイかされ続けたせいで体に力が入らない

仮に入ったとしても耳元に吹きかけてくる息で力が抜けていくだろうけど

 

「ま、待って…さっき…ふあ…」

 

「…本当に煽るのが得意だよね、カドヤは」

 

そう言って私をベッドに寝かせると、その上から覆いかぶさってくるモスティマ

多分第二ラウンドが始まるんだろうなぁとぼーっとする頭で考える

ラウンドって言っても私が一方的に責められるだけなんだろうけど

 

「じゃあカドヤ、一緒に頑張ろうね♪」

 

「ま、まっうむぅ…」

 

少しでも待ってもらおうとした口をモスティマに塞がれて、口内を蹂躙される

終わった頃には、もうそんな余裕もなかった

 

 

 

「…ん」

 

頬に何かが触れているような気がして目を開ける

視界に飛び込んできたのは一糸まとわぬ姿で私の頬を撫でているモスティマ

 

「あ、起きた、おはようカドヤ」

 

「ん、おはよ…」

 

くぁ…と欠伸をしながらモスティマにそう返す

あの後結局…何ラウンドしたんだっけ…覚えてないや

まぁ少なくとも二桁はあったんじゃないかな…体の重さから考えるに

 

「あ、そうだ、ドクターから連絡来てるよ?」

 

「ドクターから…?取り敢えず水頂戴…」

 

そう言うと思っていたのか、蓋を開けたペットボトルを差し出してくれるモスティマ

それを飲んだ後に通信端末を覗き込むと、ドクターの顔が映っていた

とはいっても何時もの不審者と間違われても仕方ない格好だけど

 

「おはよドクター…こんな朝早くからどうしたの…?」

 

『朝早くってもう10時だよ…というかせめて服着なよ…』

 

画面越しに呆れたような声音でそう言ってくるドクター

というかもうそんな時間なのか…寝すぎたかな…

 

『まぁそれはいいとして…今カドヤ達ってイベリアにいる?』

 

「仕事の関係でね…それがどうかしたの?」

 

『実はね…』

 

ドクターの話を簡単に纏めると

 

・イベリアの近くの『海』で何十年も前に消息を絶った船が発見された

 

・微かながら救難信号が発信されている為、調査の必要がある

 

・本来ならイベリアが調査を行うところであるが、近くに存在するあの糞国家(ラテラーノ)が怪しい動きを見せている為、うかつには調査隊を派遣できない状況にあり、尚且つ場所が場所である

 

・そこで『海』に詳しく、尚且つ戦力もある、そして特定の国家に従っているわけではないというわけで、ロドスに調査を依頼してきた

 

ざっとこんなところか

というかあの糞国家(ラテラーノ)は戦争仕掛けるつもりなのだろうか…

まぁあそこがどうなろうが知ったことじゃないけど

 

「で、わざわざその事伝えるために連絡してきたってことは…手伝ってほしいって事?」

 

『うん、お願いしていい?』

 

「いや私は別に構わんけど…皇帝には話したの?」

 

『うん、皇帝にはちゃんと許可はとってるよ』

 

「じゃあいいよ、何処で合流したらいい?」

 

『あと数時間でイベリアの近くに着くからそこで合流できる?』

 

「OK、じゃあまた後でね」

 

『じゃあね…多分始めるまで三日は掛かるから…ドンマイ、カドヤ』

 

「…?うん、まぁ…?」

 

そうしてドクターとの通信を切る

というか最後のドンマイってどういうことだったんだろ…

そんなことを考えながらモスティマの方を向くと、何やら変な雰囲気を出していた

 

「も、モスティマ?どうしたの?」

 

「…ううん、何でもないよ?早く準備しようか」

 

「う、うん」

 

だけどそれも束の間、いつものモスティマに戻る

さっき感じた変な雰囲気は気のせいだったのだろう、うん

 

 

「…こりゃまたデカい船だねぇ」

 

執務室でドクターから渡された資料に目を通す

漂着した船の名前は『クイーン・ゼノビア』、昔の女王だか何かが由来だとか

本来であれば豪華客船だったらしい

『海』に対する脅威からの防衛用だったものの、大昔のイベリア人が覇権を握るために作った大艦隊

資料によればヴィクトリアの艦隊を燃やし尽くして、大量の富をイベリアに持ち込み、リターニアの朝日を遮る、そんな連戦連勝を繰り返した、まさに無敵艦隊

その恩恵を受けながら運航していた豪華客船の一隻らしい

だけど、イベリアを襲った大津波によりその大艦隊と一緒に乗組員ごと流されて通信もつながらず、それ以来消息不明だったのが最近いきなり通信が復活して発見されたということらしい

…なんか唐突過ぎると思うのは私だけかね?

まぁそれはともかく、もう何年も遭難してたとなると船のあちこちが限界だろう

今のところイベリアがロープとかで固定してるだけだけど、中の様子は実際に入って見んと分からんしな

 

「まぁ何もなければいいんだけど…何があるかわからないしね?」

 

「ま、何事もなければいいね…取り敢えずドクター、調査開始前には寝ることだよ」

 

「…はい、善処します」

 

「善処じゃなくて寝て?」

 

マジでドクターとかケルシーってなかなか寝ないよな…

スカジとか辺りに言っとくか

 

 

 

「…というわけだから、寝かせといて?」

 

「任せなさい」

 

そう言って執務室に向かうスカジを見送った後、ロドスにある部屋に歩みを進める

多分あれで強制的に寝ることになるだろうね

多少荒っぽいけどこうでもしないと多分寝ないからなぁ…

あとスカジと話してる時視線を感じたのは何だったんだろ

そう思いながら歩いていると、部屋の前に着く

 

「ま、気にしても仕方ないか」

 

そう考えながら扉を開ける

 

 

ベットの上でモスティマ達が瞳のハイライトが消えた状態の笑顔で、こちらを向いていた

 

 

 

思わず扉を閉める

やばい、あれは確実にやばい

ラップやクラウン、Wやジェシカだけならまだしも、ペンギン急便のメンバーにチェンとホシグマもいるもん

何かしたっけ私…何もしてないよな…?

そう思いながら再び扉を開けると、さっきまで居たはずのモスティマ達が影も形もなくなっていた

最近忙しかったからなんか疲れてたのかな…

そう思いながら部屋に入った瞬間だった

 

 

「カドヤ?」

 

 

「えっ、クラウンどうしってうわっ!?」

 

次の瞬間、何処から出てきたのかクラウンにお姫様抱っこされて、そのままベットに運ばれる

そしてそのままベットに私を投げ出すと、腕を押さえつけて覆いかぶさってくる

その眼にハイライトは宿っていない、あるのは漆黒と言わんばかりの闇

 

「く、クラウン?急にどうs『さっき他の女と話していたがあれはどういう事だ?』え、え?」

 

「カドヤの恋人は私達だろう?何で他の女と話す必要があるんだ?」

 

「そ、それは、ドクターの事で『また他の女の名前を出した』え?」

 

気のせいだろうか、腕をベットに縫い付けている力が強くなった気がする

 

「私たちという存在が目の前にいるのに他の女の名前を出すとは…」

 

「ご、ごめん…?」

 

そう言って謝ると、優しい手つきで頬を撫でてくるクラウン

だけど、瞳は未だに漆黒のまま

 

「別に謝ってほしいわけじゃない、ただ…」

 

「た、ただ…?ひゃっ!?」

 

服の下から手を入れられて肌を触られて、変な声が出る

そのまま私の胸にまで上がっていくと、優しい手つきで胸を触ってくる

 

「ん…あ…ま、待って…」

 

「やだ」

 

微かな希望をかけた言葉は一刀両断されて、段々と激しくなる

ぼーっとしていく頭を必死に働かせながら周りを見たら、いつのまにやら全員が私に覆いかぶさっていた

クラウンと同じく、瞳のハイライトが真っ暗になった状態で

 

「…何処見てるんだ」

 

「ん、んむぅ…」

 

そう言って私は唇を奪われる

 

 

 

 

「ま、待って…そ…あ…」

 

「…煽っているんだな?カドヤ?」

 

「ち、ちが…あう…!」

 

「滅茶苦茶興奮してるじゃないか…こういうのが好きなんだな?」

 

「そ、そんなわけ…んむぅ…!」

 

「…ぷはっ、こんなに濡れてるのにか?」

 

 

「んあ…は、激し…すぎ…」

 

「…やばい、変なの目覚めそう」

 

「もうとっくに目覚めてると思うけどねー…あ、モスティマ、次私そっち」

 

「分かってるよ」

 

「や、休まs『『やだ』』ん、むぅ…!」

 

 

「んちゅ…はふ…んんっ…!」

 

「キスしながら感じてるなんてカドヤはんはエッチやなー」

 

「はふ…んむ…あむ…!」

 

「聞こえてないみたいですね…先輩可愛いなぁ…」

 

「ま、こっちはこっちで楽しいけどな…テキサスはん、そろそろ交代やで」

 

「…ぷはっ、そうか」

 

「じゃ、カドヤはん、次ウチとやで♪」

 

「はぁ…はぁ…き、休憩s『嫌や♪』んんっ…!」

 

 

 

「ん、んんっー-------!」

 

「うわ、凄いビクンビクンしてる…もしかしてまたイっちゃった?」

 

「あれだけイってたのにまだイクなんて…よっぽど気持ちよかったのね?」

 

「はぁ…はぁ…はぁ…」

 

「み、皆さん、先輩息絶え絶えになってます…」

 

「完全に脱力状態だな…少し休ませるとでも言うつもりか?」

 

「いえ、更にイかせてもっと可愛い顔にしましょうって…言おうかなって…」

 

「貴女中々えげつないこと言うわね…まぁ私も同じ考えだったけど」

 

「じゃあボク唇貰うね?」

 

「ん、んむぅ…ちゅっ…はふ…」

 

「あ、ズルい…」

 

 

 

目が覚めて端末を見たら二日も経ってた

正直な話、断片的にしか記憶がないけど、体中にキスマークや噛み跡があるから多分…そういう事なんだろう

今もなんか滅茶苦茶体が重いし…

でもまぁ、嫌じゃなかったな…寧ろ嬉しいって感じがある

私なんかを愛してくれてるってのはよくわかったし

…だから、お願いだから

ずっと傍にいて、私なんかを愛してくれてる間でもいいから

 

 

ズット、イッショニイテ

 

 

 

 

 

ハナレナイデ(ニガサナイカラ)

 

 




カドヤ君もヤンデレになりつつあるよね


はい、というわけで投稿遅れて申し訳ありません
リアルがかなり忙しくて正直書く暇もなかったんですよね
それはともかく、次回からは『狂人号』を参考にした話を書こうと思います
あぁいう船内で起きたバイオハザードみたいなの凄く好きなんですよね…
というわけでまた時間が空くかもしれませんがよろしくお願いします

あとどんな内容でもいいので感想ください待ってます

闇堕ちルート続きいる?

  • いる
  • 別にいい
  • 本編でモスティマ達もっと曇らせて
  • 監禁ルートを望む
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