ヤンデレって怖いね(小並感)   作:狼黒

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予告した通り学園パロです


私なんかを…

ロドス学園

 

そこは多種多様な生徒が集まる学園である

例を挙げるならば高校生であるにもかかわらず国のトップの財閥を率いるフェリーン、生徒会長でありながら部活動の部長も兼任している龍の女子生徒、そして一人の女性を巡って日々争いを繰り広げる生徒など…

そして偏差値も高く、入学条件は試験の点数が9割以上、面接は理事長も含めたすべての先生によって行われ、そこからさらに書類選考などを経て、初めて入学が認められるのである

そんな過酷な試練を乗り越えて入学した成果もあり、この学園の生徒は全員頭脳か身体能力、またはそのどちらともが優秀である

そして今日も平和な日々が訪れるのであった…

 

 

「いや何これ」

 

「学園紹介ムービーだ」

 

映像を見終わった後ソファーに座ったまま首だけを向けながらそう言う

その私の言葉にそう返すのは生徒会長のチェン

何か見せたいものがあると言われたから見てみたら…なんだこの紹介ムービー

企業のトップっでもある生徒を全面的に出してたし、この一人の女性を巡って争ってるのってケルシー先生たちの事だろ多分

生徒会室にいたら大抵何かが壊れるかのような爆音が聞こえてきて青筋立てたチェンが現場に向かって、帰ってきたら私を抱き締めるまでがワンセット

 

「というかこれ今度の学校紹介で使うんでしょ?逆に入学希望者が減るだけだと思うけど」

 

「そうか…?」

 

そう言って首をかしげるチェン

おかしいなぁ、普段ならこういうことはやらな…まさか

 

「ねぇチェン、一応聞くけどちゃんと寝てるの?」

 

「最後に寝たのはカドヤと一緒に寝て以来だが?」

 

「やっぱりか…道理でなんかおかしいと思った」

 

恐らくこれも深夜のノリかなんかで作ったんだろう

 

「チェン、私の膝貸すから寝て」

 

「い、いや、まだし「寝て?」はい」

 

少し強めに言うと大人しく言うとおりにチェンは、私の膝に頭をのせて寝転がったかと思うと、数秒後には寝息を立てていた

相当疲れてたんだろうなぁ…まぁ部活も兼任してるとかいうし仕方ないだろうけど

因みにチェンとどういう関係なのかというと…まぁばあちゃんとチェンの親代わりであるウェイって人が知り合いだったからたまに会ってたってぐらい

 

「やれやれ…ほんと無理しすぎなんだよ…そう思わないホシグマ?」

 

「最近の会長はどこか忙しそうだったからな、仕方ないだろう」

 

そう言うのは生徒会副会長であるホシグマ

チェンの右腕として活躍してる…うん、それだけしか知らない

あと私なんかと話をしてくれるいい奴って事だけは分かる

だって基本的学校来てもここに居るだけだしなぁ…まぁ私が弱いだけなんだけど

そのお礼として生徒会役員として仕事などはやってる

こんな最低以外の何者でもない私を生徒会役員にしてくれて、しかもここを自由に使わせてくれてありがたいです…

そんなことを考えていると突如生徒会室のドアが開く

 

「やっほー!カドヤいるー!?」

 

「しーっ、静かに、チェンが寝てるから…」

 

「あ、ごめん」

 

そう言いながら隣に座ってきたのは私の同級生であるブレイズ

学園内では運動神経抜群の助っ人として部活に引っ張りだこで、そのフレンドリーな性格から男女問わず人気が高い奴だ

そんな奴が何で構うのかと思うだろうけど、実を言うとこいつの親と今は亡き私のばぁちゃんが知り合いで、たまに会っていたからだ

まぁ最後にあったのがばぁちゃんが亡くなる前年だったから久しぶりに会った時は誰かと思ったけどね…

というか別に私になんか構わなくていいのになぁ…

 

「あ、そうそうカドヤ、ちょっと教えてほしいところがあるんだけど…」

 

「んーどれどれ…あーこれは難しいねぇ」

 

因みにこいつ、頭があんまりよろしくないので私が勉強とかを教えてる

ばぁちゃんに知識はしこたま教えられたからね…まぁ家族どころか地元じゃ唯一私を人間扱いしてくれたんだよね…ほんとに感謝してる

まぁ私なんかに構ってくれてるしそのお礼ってことでね?

 

 

「…ってことだけど、分かった?」

 

「うん、ありがと!」

 

そうしてブレイズに勉強を教え終わる

ホシグマは途中で職員室に呼ばれてたからいまここには居ない

まぁこいつ物覚えが良いから教えたらすぐ理解するからねぇ…じゃあ何で授業じゃ分からないのかって思ったけど

 

「何でか分からないけど先生が言っても頭に入ってこないんだよねー」

 

らしい、よく分からん

 

「あっ、そう言えばバレー部に呼ばれてるんだった!」

 

「助っ人かい…まぁ行ってらっしゃんむっ!?」

 

「…ぷは、うん!ありがとねー!」

 

そう言って私にキスをした後物凄い速度で走り去っていくブレイズ

さてと、取り敢えず

 

「すぅ…すぅ…」

 

寝息を立てている生徒会長を起こさなきゃならんね

 

「チェン起きて、そろそろ起きないっとぉ!?」

 

次の瞬間視界に映ったのは、生徒会室の天井と目をギラギラさせたチェンの顔

そこで初めて座っていたソファーに押し倒されていることに気づく

 

「おはよう、カドヤ」

 

「お、おはよう…いつから起きてたの?」

 

「お前があいつに勉強を教え終わったところからだ」

 

よりによってそのタイミングに起きたのか…

そしてチェンがこういう目をしてる時って大体

 

「さて…あいつにキスをされてたよな?」

 

やはり目のハイライトを消しながら顔を近づけてきていた

 

「あいつのキスを私で上書きしてやるから…カクゴシロヨ?」

 

そう言って強引に唇を奪ってくるチェン

離れようにも、ソファーに押し倒されて後頭部をがっしりと押さえられていては離れることができない

暫くしてやっと唇が離れ、誰かが入ってきたら不味いと思い扉に視線を向けると、余所を向くなと顎を掴まれて唇を奪われ、今度は舌を捩じ込まれた

一方的な蹂躙のおかげで頭がチカチカして何も考えられなくなってくる

永遠に続くのかと思ったその時間はやがてチェンが唇を離したことにによって終わる

そしてさっきより獰猛な視線をしながら私の耳元で一言

 

「鍵は掛けてあるから誰も入ってこない、安心しろ」

 

そう言って私の制服のボタンに手を掛けたチェンだった

 

 

「…大丈夫か?」

 

「…何か飲むものちょうだい…」

 

そう言うとチェンが生徒会室に備え付けてあるウォーターサーバーから水をコップについで差し出してくれる

それを飲みながら乱れに乱れた制服を整えようとすると

 

「整えるから大人しくしてくれ」

 

とチェンがそう言って私の制服を直してくれる

身体中にチェンにつけられたマークがあるのを見て今夜は寝れるかなと思いながら水を飲み終わると

 

「また泊まりに来るのを楽しみにしてるからな」

 

とチェンが言ってきたので楽しみにしておくよって言ったら軽いキスをされた

 

 

「あ!カドヤー!」

 

「あー…エクシアにモスティマ…やっほー」

 

体の気だるさを隠しながらそう返す

あれからチェンと別れて校門の近くで待ち合わせてた二人…エクシアとモスティマと合流する

この二人は私の幼馴染みで、同時に私を地獄から引き上げてくれた事もある

エクシアは女子バスケのエース、モスティマは女子野球の四番兼エースとして活躍してる、いわば人気者

この世界じゃ女子プロ野球なんてものもあって、既に各球団からスカウトの人が連日練習を見に来ているんだとか

だから私なんかと釣り合うわけないと思ってるけど…

 

「今私なんかと釣り合うわけないと思ったのかい?」

 

モスティマが顔を覗き込んできてそう言ってきたので思わずどきりとしてしまう

もう何回も考えていることを当てられてるけど、そんなにわかりやすいのかと思ってしまう

 

「全く…カドヤの考えてることなんてわかりやすいからね」

 

そう言うと肩を抱き寄せてくるモスティマ

突然のことにびっくりするが、同時に目のハイライトが消えていることに気付く

 

「まぁそれはそれとして首についてるマークはどういうことなのか…きっちり聞かせてもらうよ」

 

「正直に話してね?カドヤ?」

 

同じく目のハイライトがお留守になっているエクシアからもそう言われ、今夜は寝れないだろうなと悟った私だった




簡単な設定をば

カドヤ

こちらの世界でも家族からろくな扱いを受けていない
唯一愛情を持って育ててくれていた祖母が5歳の時に亡くなって以来、虐待や虐めを受けて育つ
中学三年の卒業間際いつものように家を追い出され公園で寝ようとしていたところをたまたま再会したモスティマ、エクシアに発見、保護され、その後色々あって再会したチェン、モスティマとエクシア、ブレイズ、テキサスとラップランド、クロワッサン、ソラ、W、クラウンスレイヤー、ジェシカの家を順番に泊まるという生活を送っている
その為上記の人物や特定の人間以外と関わるのが不可能に近い
また5人以上集まるとパニックを起こす
モスティマ達に完全に依存しており、

『自分なんかを愛してくれる』

と思っているため、抱かれるのも構わないと思っている
祖母の影響で大変頭はよく、料理もプロを唸らせる程の腕前
痛覚と味覚は辛うじて残っている


カドヤの祖母

カドヤ周りにいる人物の親全員と何らかのパイプがあるハイスペックお婆ちゃん
なお死んだ後はあの世で神をぶちのめして最高権力者となっている

チェン

警察機関のトップであるウェイ・イェンウーの娘
カドヤと何回か会う内に恋心が芽生えたが、カドヤの祖母が亡くなったのを機にカドヤの両親が引っ越したため居場所が分からず仕舞いだった
再会した時にあまりのひどさに思わず泣いた
ウェイのパイプや他のメンバーと協力して余罪をあぶり出し、カドヤの血縁者は全員始末した
なおタルラとの関係は良好

ホシグマ

テラに存在するヤクザのトップの娘
実家はウェイと良好な関係を築いているためチェンの右腕的存在になっている
カドヤとはチェン繋がりで知り合い、はじめは警戒していたが何度も交流するうちに恋心を抱くようになった
カドヤを囲もうと提案した本人

モスティマ、エクシア
カドヤの幼馴染み
お互い仲が良いので同棲している
こちらもチェンと同じようなもの
お互いプロを目指しているが、その理由はカドヤを一生養うため
他のメンバーと一緒に囲もうとしている
なお親は軍事政権の国を滅ぼした過去をもつ

ブレイズ

諜報機関トップの娘
ハイスペックであるが頭があまりよくないが、カドヤの事になると一流大学生徒以上の頭脳を発揮する
諜報機関を使って小中時代のカドヤの関係者の生活を監視しており、カドヤの事を言うものならば連行して始末する様に指示している

テキサス、ラップランド

テラの二大マフィアの娘
小学生の頃一目惚れした
上と同じ

W、クラウン

外国マフィアの娘
元々観光に来て道に迷っていたところ、たまたま会ったカドヤに一目惚れ
海外の拠点を放棄してまでテラに来たが、海外の拠点ではW達のマフィア以外の組織が居ないため未だに勢力圏内である
テキサス達二大マフィアとは始め敵対関係になるかと思われたが、カドヤと一緒に暮らすためと言って協力関係になる

ジェシカ

国の軍隊のトップの娘
普段はおどおどしているが、カドヤの事になるとヤバい事になる

クロワッサン

テラのトップでたる財閥の一つの社長の娘
商業に関してはトップクラスの実力
カドヤを虐めていた連中を全員無一文にしただけでなく、アルバイトすら受からないようにした
守銭奴だがカドヤの為ならいくらでも出す

ソラ

テラのトップアイドルの娘
自身もアイドルとして活躍しており、世界中にファンがいる
中学時代虐められていたところをカドヤに慰められ、それ以来恋心を抱く
カドヤの血縁者や小中の関係者に関しては匿名でSNSで拡散して社会的に殺す間接的な手伝いをした
一生カドヤを養うために頑張っている


設定長くてすいません
何となく思い付いたネタだから続きは出るか分からない
感想とかで評判良ければ早く出す
次回から本編に戻ります

闇堕ちルート続きいる?

  • いる
  • 別にいい
  • 本編でモスティマ達もっと曇らせて
  • 監禁ルートを望む
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