「ねぇ~カドヤ~、構って~」
「これが終わったらね」
というかお前さんの悪戯によって生じた被害をまとめてるんだけどと口から出そうになったけどグッとこらえる
そもそも学校で爆弾は使っていいのか?…いやダメだな
まぁ今のところグラウンドが穴だらけになったのと校舎の一部が崩落してるくらいしか被害がな…いや大損害だね
この被害の下手人、「爆発は最高の悪戯」って言って爆弾を学園のあちこちで爆発させてるのは、今私に腕を絡ませて肩に顔をのせている白髪のサルカズ…Wの仕業だ
そんな感じで校舎壊しまくってるから生徒会の悩みの種だ
頭はいいから成績は上位らしいんだけど、先生からの評価が最悪だとか…まぁ仕方ないね
この前アとかいう先生と一緒にまた校舎吹き飛ばしたらしいし…何やってるんだ
幸い怪我人はそのアとかいう先生だけだったらしい…本人は爆発前にさっさと逃げたんだとか
「それにしても…ずいぶんな額になるわねぇ」
私が打ち込んでいるPCの画面を覗き込みながらそう言うW
他人事みたいに言ってるけどこれお前さん一人がやった額だからな?
「だってこうしたら面白いじゃない、『芸術は爆発だ』って誰かが言ってたし」
「誰が言ったのそんな事」
呆れながらもPCに文字や数字を次々と打ち込んでいく
ばぁちゃんほどではないけど私もそこそこタイピングは早い方だと思う
ばぁちゃんは五分間に2500文字打ってたからね、私なんかまだ2000文字だよ…
「というかWって爆発を芸術にとらえてるの?」
「あの龍女の姉は『炎こそ最高の芸術』とか言ってこの前旧校舎半焼させてたけど?」
「…」
やめよう、やっぱWには言い合いでは勝てないや
というかチェンのお姉さんの…タルラ先生だっけ、あの人もあの人で滅茶苦茶なんだよなぁ…
チェンの事になると暴走し始めるから…いやチェンのお父さんであるウェイさんも大概だな
ウェイさんは何というか、近寄りがたい空気があるからなぁ…『娘との籍入りはまだかね?』とか言ってくるあたり嫌ってはないんだろうけど
タルラ先生に至っては『早く籍を入れろ』って言われてるしなぁ…
というか私なんかが入ったら家の名に傷がつくんじゃ…
…ま、まぁこれは後で考えればいっか
「というか旧校舎半焼って…まぁ本校舎じゃなかっただけましかな…」
「あれテラの文化財の一つだったらしいけどね」
「…知らない、私は何も知らない」
「現実逃避してるわね」
したくもなるよ、え?あの建物文化財だったの?
それを全焼とはいかずとも半焼させたと?何やってくれてんの
「…邪魔する…ここにいたのかW」
そう言って入ってきたのは赤髪でフードを被り、片手にクーラーボックス、もう片方には血が滴ってる鉈を持ったループス…クラウンスレイヤー
本人がそう呼んでほしいって言ってきたから、私は『クラウン』って呼んでる
「あ、クラウン…どうしたのその返り血」
「いや何、
なんか変なルビついてたような…気のせいか
「あー…そう言えばこの学園養豚場あるんだっけ…」
真面目な話、この学園養豚場の他に漁場や農園までもがある
一回見せてもらったけど…国家規模のレベルだったとだけ言っておく
牧場や養鶏、養豚は本格的な養殖してて、漁場はすべての魚の養殖が出来て、農場は無農薬で美味しもの作ってて、クラウンは主に牛や豚、鶏などを絞めてるらしい
「というか豚絞めてどうするの?」
「焼いて食べるに決まっているだろう」
そう言うとクーラーボックスを床に置いて中身を広げるクラウン、中にはすでに血抜きされた豚肉が入っていた
…ちょっと待って、今焼くって言った?
「いやちょっ、ここ火事になっちゃう!」
旧校舎は別にいい、いやよくはないけど本校舎はもっとまずいから!
「何言ってるんだ、ここで焼くわけないだろう」
「あ、そっか…うんそうだよね、ごめん」
よくよく考えたらクラウンって比較的常識があったね
「焼くならお前を虐めてた連中全員だ」
…うん、比較的まともだ
「あー、やっぱりカドヤの膝は落ち着くわね…」
そういうWは私の膝を枕にして寝っ転がっている
今いるのはWの家が所有してるリムジンの中だ
かなりの特注品らしくて、銃弾は勿論ロケットランチャー、果てには戦車の砲弾すら防ぐ代物らしい
初めて見たときはそんなもの特注で作れるとか、Wの家は何してるのかって思って聞いてみたんだけど『ゴミ掃除』としか教えてもらえなかった
運転席と助手席に座ってる人のガタイが凄いから本当なのかわからないけど
「それにしても豚肉美味しかったわね…あいつから貰ったし今日は豚肉を使った料理にしてもらおうと思ってるけどいいかしら?」
「うん、Wに任せるよ」
「OK…というわけだから連絡しといて」
「かしこまりました」
そう言って助手席に座ってた人がWの家に電話を掛ける
生徒会室から移動してる最中にたまたま会ったラップランドも加わって何処から買ってきたのか、ご飯とか野菜とか魚類も加わってちょっとした焼肉パーティーになった
というかラップランドは何処でミルフィーユを作って、しかもどこから取り出したのだろうか…
見た感じ制服のポケットから取り出してるように見えたけど…幻覚だろう、うん
最近生徒会で捌く書類が多いから目が疲れてたに違いない、そうだろう
それと材料もきっと買ってきたのに違いない、決して学園から取ったわけじゃないだろうし
その後チェンに見つかって怒られた、まぁ当然だけど
で、お仕置きとして首筋にキスマークつけられた…
それはさておいてWの親御さんにも『必要なものがあれば買いに行かせるから言ってくれ』って言われてるけどまぁ私居候というか止めてもらってる立場だし…わがままは言っちゃダメでしょ
それに私なんかのために部下の人たちを使わなくてもいいって何回も言ってるんだけどなぁ
「別に我が儘言ってもいいのよ?例えば私と結婚してくれとか」
「えぇ…」
冗談に聞こえるかもしれないけどWは本気で言ってる、何ならモスティマ達もだ
モスティマやエクシアの親御さんには『式は何時挙げるの?』って聞かれるし、チェンの家族はさっき話した通りだし、ホシグマは親御さんとその部下の人たちから『式は和風でいいか?』って言ってるし、テキサスやラップランドの親御さんとその部下の人たちは会場とかを調べてるのをこの前風呂から上がったときに調べてたのを見たし、ブレイズの親御さんは仕事の同僚の人たちまで巻き込んでるし、クロワッサンのところは地方一つ丸々買い取ってそこでやろうってなってるし、ソラの親御さんはつSNSで全世界に発信してやろうなんて言ってるし、ジェシカのところじゃ国家規模で上げるかなんて言ってたしなぁ…ジェシカの親御さんって何者なんだ
取り敢えずソラの親御さんの案は阻止することに成功してる、全世界の人に見られる度胸なんて私にはないし、親御さんも冗談だったのかあっさり諦めてくれたしね
けど他は正直止めれる気がしないからなぁ…
Wやクラウンも同じような感じだし…何なら『愛人作っても許す』なんて始め聞いたときはとち狂ったのかと思うこと言ってるし
愛人なんてそんな…私にそんな度胸ないしそもそも法律でそういうのダメなんじゃ…
いや、もう複数人に体預けて好きにさせてる時点でだめかもしれない
「法律なんていくらでも変えられるのよ」
「えぇ…」
法律ってそんな簡単に変えちゃダメでしょ
「それよりお腹すいたの、あーんしてちょうだい」
「はいはい」
そう言って備え付けられてるお菓子を取り出してWにあーんすることにした
何か運転席と助手席からの視線が温かいものに感じたけど気にするだけ無駄な気がした
既に何回もいただきますされてる事知ってるしねこの人たち、何なら一回Wに媚薬もって朝までぶっ通しで運動させてたからね、その後キレたWに爆弾で吹っ飛ばされてたけど
まぁ私としては普段とは違って余裕のないWが見れたし、何より私なんかを愛してくれてるってことが分かったから嬉しかったけどね
書いてて思うけどカドヤのおばぁちゃんハイスペックすぎだと思う
あとまともって何だと思います?
それとついさっきシルバーアッシュ昇進2にしました
早速真銀斬試したいけど今日はもう遅いし明日試すことにします
次はホシグマかぁ…頑張るぞい!
感想、評価くださいお願いします(土下座)
闇堕ちルート続きいる?
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いる
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別にいい
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本編でモスティマ達もっと曇らせて
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監禁ルートを望む