ヤンデレって怖いね(小並感)   作:狼黒

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完全に闇に染まってしまったカドヤのルートです


IF
闇に染まる、待っているのは破滅か、救済か


…ははっ

 

アハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!!!!

 

ハハハ、ハハ、ハハハ…

 

 

誰も助けてくれなかった

 

異端だって、何の証拠もないのに決められて、売られて

 

何も、信じられない

 

もう、何も思い出せない

 

ただ、覚えているのは体に薬を打ち込まれ、ありとあらゆる拷問器具を体に打ち込んできてる事と、自分の名前だけ

 

 

 

 

 

「た、助けてぐぁぁ!?」

 

「頼む、子供がいぎっ!?」

 

助けて?子供がいる?

そんなことで見逃してもらえる?

誰かと笑いあって、ご飯を食べて、一緒に寝て、平和に過ごしてた?

 

 

だからどうした?

 

 

 

「ば、化け物が!ぐぁ!?」

 

「う、腕がぁ!足がぁ!」

 

「ひ、引け!撤退てった…アァァァァァァァァァァ!?体がぁぁぁぁぁ!!」

 

そんなことも許されずに家畜以下の扱いを受けた気持ちがわかるか?

分かるわけがない、いや、分かってたまるか

幸せな家族?かわいい孫?帰ったら可愛い妻が温かいご飯を用意して待っている?家族が帰りを待ちわびているから生きて帰る?

 

 

フザケルナ

 

 

そんな幸せを受け取れる権利があると思ってるのか?

普通の生活なんてものを奪い取って実験や拷問をしてきたのに?

何でそんな幸せを平然と受け入れる権利があると思っている?

 

 

「な、仲間が!源石に飲み込まれた!」

 

「こ、このアマ『パァン!』ぱ?」

 

「ひ、ひぃぃぃ!か、体が!破裂して!」

 

「に、逃げろ!逃げろぉぉぉぉぉ!

 

オマエラモ…ワタシトオナジメニアエバイインダ

コノセカイ二スムヤツラ…ゼーンブ

 

 

『アーツ マキシマムドライブ』

 

 

「アァァァァ!体がぁぁぁぁぁ!?」

 

「嫌だ!まだ、まだ死にたくないぃぃぃぃぃ!」

 

「た、だずげでぐれぇぇぇぇぇぇぇぇ!」

 

シンジャエバ、イインダ

ミンナ、ミーンナ

ハジケテシンジャエ

アハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハッ!!

ミンナ、ミーンナ!シンジャエ!!シンジャエ!!

 

 

その日、ラテラーノは全滅した

壊滅ではない、全滅したのである

ラテラーノに在住していたラテラーノ国民、および観光で訪れていた民間人、すべてが死亡し、ラテラーノの移動都市は地に落ちた

原因は未だに明らかになっていない、その時ちょうど儀式が行われていてその時に何かトラブルが生じてそれが原因となったとか、移動都市の動力が何らかの形で暴走したなど原因が噂されているが、何しろ生存者が全くいないため原因は分からずじまい

だが、一方でこんな説も飛び交っていた

 

『実はラテラーノでは人体実験が行われており、その人体実験の被験者のがラテラーノを地に落としたのではないか』

 

ただあまりにも荒唐無稽な内容だったため、都市伝説として扱われた

そしてたまたまそこにおらず、龍門で働いていたサンクタと堕天使の少女は、自分たちの幼馴染はきっと生きていると信じ、チラシを配って情報提供を呼び掛けていた

 

 

「カドヤ…」

 

そう言いながら窓越しで眠っている幼馴染を見るモスティマ

傍らにはエクシアもおり、こちらも心配そうな面持ちで幼馴染を見ていた

事の発端は数時間前、自分たちペンギン急便が業務提携をしているロドスからの一報だった

 

『そちらが探しているサンクタと似たような人物を保護した』

 

その連絡を受け駆けつければ、雰囲気は違えど確かに自分たちの幼馴染だった

だが、サンクタの象徴でもある輪っかは黒く染まり、自分たちの髪の色を混ぜたような色だった髪の毛は真っ白となり、体中には傷跡だけでなく手術跡などの実験あとまでが残っていた

おまけにケルシーの話ではレユニオンを全員血祭りにしていたところに駆けつけると、こちらにまで襲い掛かってきて被害が出たという

そんな幼馴染の様子に絶句する二人

だが一番衝撃が強かったのは

 

 

『モスティマ…?エクシア…?誰だそいつ、知らないね』

 

 

二人が駆けつける前に一度目を覚まし、軽い質問を行ったらしいのだが二人の事はおろか、ラテラーノの記憶が実験されていた時の事しかないということだった

その質問の最中、隙を見てボールペンを奪い、質問していた社員を刺そうとしたところを取り押さえられ、鎮静剤を撃たれて今は眠っているのだとか

 

「私たちのせい…だよね…」

 

「…」

 

モスティマの言葉に何も言えないエクシア

あの時、もっと力があれば自分たちの幼馴染はあんな姿にはならなかったのかもしれない

だけど当時の私たちにそんな力はなくて、国中を鎖でつながれて引きずり回されて、石とかを投げられているのをただ黙ってみることしかできなかった

過ぎたことを後悔しても遅いということは分かっているが、それでも思わずにはいられなかった

そのせいで幼馴染は壊れ、すべてを敵だとしか認識せず、何も信じなくなったのだ

ならば自分たちが元に戻して見せる、あの頃みたいに優しいカドヤに

たとえそれが、偽善だとしても

絶対に、元に戻す

 

 

 

「何で殺すか?そりゃそうすることしかできないからねぇ」

 

「何故民間人まで?何の罪もない?ははっ、面白いこと言うねお前さん」

 

「幸せな生活を送ってる時点で私からすれば悪魔だよ、全員」

 

「何人殺したか?今更数え切れるか」

 

「…最近やたらと構ってくる堕天使とサンクタの二人をどう思うかって?鬱陶しいとしか思わない」

 

「ただまぁ…危険な目にあってたら助けてやるかもしれんがね、気分次第だけど」

 

「どこかで会ったことがあるって?…言われてみればそんな気もするがねぇ…まぁ思い出す気もないからどうでもいいね」

 

 

 

これは、周囲の大人たちの悪意によって闇に落ちるところまで落ち、最終的にラテラーノを滅ぼしてこの世界の人間全てが敵だと認識した一人の元・男、現・女の堕天使と、そんな堕天使を救おうとする堕天使とサンクタの少女の物語

 

 

果たして、闇の底深くに落ちて何も信じない、そんな堕天使に待っているのは

 

 

「…モス…ティマ…?エク…シア…?」

 

「カドヤ!?記憶が…!」

 

「私…一体…何を…?」

 

幸せな未来が待っているハッピーエンドか

 

 

「忘れかけてたさ…この世界、悪魔しかいないってことをねぇ!」

 

『アーツ マキシマムドライブ』

 

「さぁ…地獄を楽しみなぁ!!アハハハハハハハハハハハハハハハッ!!」

 

それとも、絶望しか見えなくなったバットエンドか

 

 

 

破滅か、救済か

どちらを辿ることになるのかは、分からない




詳しい設定はいずれ出す
感想がやる気の源なので感想をくださいお願いします(土下座)

あとこのルートは多分新しいのは…出すかもしれない

闇堕ちルート続きいる?

  • いる
  • 別にいい
  • 本編でモスティマ達もっと曇らせて
  • 監禁ルートを望む
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