「カドヤ?どうしたの急に」
「ん…疲れた…」
そう言ってモスティマの腰に頭を押し付ける
しょうがないじゃん、今さっき数日掛けて作ったパワーポイントを使った学年集会が終わって、その間にクラスマッチとかの仕事が終わったんだから…
因みに学年集会の結果だけど例の生徒や先生が暴走し始めたら、実力がある人は間に入って止めにかかり、そうでない人は全力で生徒会か先生に知らせに行くということで話が纏まったらしい
だったら暴れないよう言い聞かせたらどうなんだっていう意見もあったらしいけど
「それが出来たら苦労していない…」
っていうチェンの悲痛な顔と声で不可能だとわかったらしい
まぁ日頃凛としてる生徒会長がそんな声で言ったのなら無理だと分かるだろうけど
まぁ今年入学してきた生徒だったらしいから知らないのも無理はなかったらしいけど
私としては被害を減らしてくれればそれでいい…あれ計算してるの私なんだよ?
それとチェンやホシグマの仕事を増やさないでほしい
滅茶苦茶疲れてると激しくなるんだから…嫌じゃないけど
「よしよし…何だったら膝枕してあげようか?」
「うん…」
そうしてソファーにモスティマが座り、そのモスティマの膝の上に頭をのせて、膝枕される形になると、私の頭を撫でてくるモスティマ
「そう言えば部活の方はどうなの…?」
「野球の事かい?それなら特に問題はないよ、来月には全国大会に行く予定さ」
「おぉ…凄い」
というか二週間前ぐらいに地区予選が始まってたような気がするんだけど…そんなに終わるの早いのかな?
「あぁ、私たちのチームが全試合一回コールドだったから試合が一時間弱で終わっちゃってね、だから元々の予定が繰り上がったから早く終わったんだ」
「ほえー」
というかモスティマもそうだけど私の高校の女子野球部強すぎないかな
一回コールドなんて聞いたことないんだけど
「まぁ全国優勝目指して頑張ってくるよ、カドヤを養うためにもね」
「え、それってどういう事?」
「まぁ、そのうちわかるさ」
そう言って私の頭を撫でてくるモスティマ
全国優勝と私を養うなんてことに繋がりはない筈なんだけど…
というか私なんかを養うって迷惑じゃないだろうか…
「カドヤの為ならいくらでも出すよ?」
「何で考えてることが分かるのかなぁ…」
最近は読心術を学ぶことがブームにでもなっているのだろうか
最近のブームなんて私知らないからわかんないけど
そんなことを考えながらモスティマに頭を撫でられていると、生徒会室の扉が開いてチェンとホシグマが帰ってくる
「あ、おかえり~…」
「かなり疲れてるらしいな…そこの堕天使、場所を変われ」
「羨ましいの?生徒会長さん?」
「そうだと言ったら?」
なんかモスティマとチェンが言いあってるけどよく聞こえない…それに眠くなってきた…
取り敢えず…モスティマには…伝え…て…
「普段凛としてる生徒会長さんが一人の女子生徒に執着してるって知ったら皆どんな顔をするんだろうね」
「悪いか、私だって他人を好きなることがある、それがカドヤだったというだけの「会長」なんだホシグマ」
「言い合っているところ悪いのですが…カドヤ寝てますよ?」
「…あ、ほんとだ…可愛い」
「ん…?」
「お、起きたか」
「むにゃ…ホシグマ…?」
「あぁ、おはよう」
目が覚めると視界に入ってきたのはホシグマの顔
時間を見るともう放課後になっていたから、モスティマは部活に行ったんだろう
「おはよ…くぁ…あれ、チェンは…?」
「会長ならさっき見回りに行かれたぞ、またやらかした時にすぐに対処できるようにとな」
「なるほど」
確かに見回りをしとけばその間だけ何かが起きたらすぐに駆け付けられるからね…
とはいえチェンの負担が相当なものになると思うんだけど…大丈夫かな?
「後でカドヤを思いっきり抱き締めると言っていたから大丈夫だろう」
「それで疲れとれるの?」
「会長は『取れるどころか寧ろますます体力が増える』って言ってるから大丈夫だろう」
「何その謎理論」
私そんなアーツとか持ってないよ?
そもそも私アーツは使えるけど調整とかがへたくそだし…
元家族はアーツの使い方とかはピカイチだったのに私は下手くそを極めてたからね…
そのせいで『名門の恥さらし』とか呼ばれて暴言や暴力をされるようになったんだけど
まぁ…他の家族が天才的な能力持ってたのに何の取り柄もない私が悪いんだけどね…
ばあちゃんはそんな私を励ましてくれて、色々な技術を教え込んでくれたけど…それでも家族には遠く及ばなかったから、ますます暴力や暴言はエスカレートしていった
遂には両親の親戚や知り合いにまで暴言吐かれたりや暴力
振るわれたりしたけどね…
「…次にカドヤは『まぁどうせ私なんか何の価値もないからストレス発散用のサンドバックの才能しかないからね…』と思う」
まぁどうせ私なんか何の価値もないからストレス発散用のサンドバックの才能しかないからね…はっ!?
「な、何で分かったの?」
「顔と纏っている雰囲気が分かりやすいからな」
そう言いながら私の頬を撫でてくるホシグマ
ちょっとくすぐったいけど寝起きだから為すがままにされてる
「全く…お前は何事も悪い方向に考えがちだ、特に自分に対する評価がとんでもなく悪い」
「でも私なんかいなくたって…むぐ?」
「そういうのがいけないって言ってるんだ」
そう言って私の口を人差し指で塞いでくるホシグマ
いけないって言ったって…恥さらしだったのは事実だし…
今だって書類仕事しかできない能無しだし…
「カドヤ、どうして最近会長があんなにも生き生きしてるのは誰のおかげだと思う?」
え、それは勿論いつもチェンの近くにいてサポートしてるホシグマのおかげじゃ…
「私のおかげ、と思っているんだろうがそれは違う、カドヤ、お前のおかげだ」
え…?私…?
「そうだ、お前がこの学校に来る前はどこか張り詰めたような雰囲気を纏っていた、仕事を持ち帰って徹夜なんて日常茶飯事で、よく成績トップを維持してるなと私は思ったよ、それが今はどうだ、徹夜で仕事を持ち帰ること少なくなって寧ろ面白いことをやるようになった」
この前の学校紹介の奴は色々あったから徹夜したようだがな、と付け加えるホシグマ
私なんかが…本当に役に立ってるのかな…
「だからな、そうやって自分で自分を悪く思うのはやめろ…と言っても過去の事があるから難しいかもしれないがな」
そう言って私の口を塞いでいた人差し指を離すと、優しく髪を撫でてくるホシグマ
「まぁ時間はたっぷりとある、じっくりと時間をかけて解決していこうじゃないか」
「私なんかに…出来るのかな…」
「私達も協力する、心配するな」
「うん…ごめんね、付き合わせて」
「また出てる」
まずは今みたいに無意識に出てくるのをどうにかしないといけないかな
まぁ…頑張ってみようかな…
「それはそれとして、私も今回の全校集会頑張ったんだからご褒美が欲しいんだが」
そう言うホシグマを見れば、何処か飢えた獣のような雰囲気を出して、目はギラギラと光っている
あ、これはと思ったのも束の間
視界がぐるりと回転したかと思うと、生徒会室の天井とホシグマの顔が視界に入ることにより、ソファーに押し倒されているということに今更気付く
「じゃあご褒美、戴くな?」
そう言って私の唇を奪ってきたホシグマだった
その後はチェンが戻ってくるまで続いて…いや、チェンが戻ってきても続いた
基本的にチェンとホシグマがメインで、私はただ喘いでただけだったけど
けど、私なんかを愛してくれてるってことは痛い程に分かった
…駄目だ、また私なんかって思っちゃった…
少しずつでも良いから直さないとな、この癖…
矛盾の塊のようなこちらの世界のカドヤ
感想がやる気の源なので感想くださいお願いします
あとコラボですが、新しいルートのカドヤ君でやるつもりですのでご期待ください
最低でも8月の上旬には出します
それとラブコメとヤンデレと鈍感キャラが混じったようなアークナイツ小説ともコラボしたいなぁと思っていますのでやってやるよという作者様はメールをください
あと一つ聞くけどこの小説のR-18って需要あるかな?
闇堕ちルート続きいる?
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いる
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別にいい
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本編でモスティマ達もっと曇らせて
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監禁ルートを望む