リンカーウィッチ   作:Pz.III

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不快にならない方だけご覧ください。


ブレイブ・ウィッチーズ
レスキュー・ブレイク


「ヒカリ、カンノ、そっちにいった!」

 

「はい!」

 

「おう!」

 

通信の盗み聞きとは、悪趣味な趣味を持っているよなと、自分でも思う。だけれど、これがなかなか楽しいのでやめられない。

 

「管野さん、上です!!」

 

「任せろ!」

 

この感じなら、助けなくていいかな。なんて考えてるけど、()()()()ウィッチの三人組に、何も無いはずもない……と、思うけれど。

 

「剣、一閃! 」

 

閃光、ネウロイが光の破片となって離散した。アニメで見るよりキレイだな、なんて。あ、雲がかかって見えなくなっちゃった。

 

「やりましたね、管野さん。流石です!!」

 

「やったねカンノ」

 

「へんっ!どんなもんよ」

 

お、何もなかった。流石にあれぐらいのネウロイ相手には何も起きないのか、アニメだと毎回毎回トラブルを起こしてた気がするんだけど。俺がトラブルメーカーになったほうがいいのかな、なんて。あ、雲が晴れてきた。さっさと輸送機のエスコートに戻るかな……と、どうもそうは行かないみたい。

 

「うわっ!」

 

「ニパさん!」

 

3人で集まっていたところにネウロイの数発のビームが放たれる。そのうちの一発がカタヤイネン曹長のユニットに直撃、急に片肺になりバランスを崩し、曹長が緑と白の斑模様に引かれていく。雁淵軍曹が曹長のフォローに回った。その二人をネウロイのビームから守る為に管野中尉がシールドを張る。

 

「クソッ、まだいたのかよ!」

 

「ニパさん、大丈夫ですか?」

 

「イタタ……大丈夫だよ。私はいいから、カンノの援護に行ってあげて」

 

「わかりました」

 

敵は中型1。普通なら苦戦しないだろうが、すでに一体撃破して、中尉は弾切れ、曹長は木がクッションになり無事だが、もう飛べないようだ。軍曹もほぼ弾切れなようだし。あんまりネウロイと戦いたくは無いのだけれど、これは助けねばならないかな。なんて、高みの見物を続けていると、どうも管野中尉の様子がおかしいことに気がついた。

 

「っち、こんな時に故障かよ!」

 

中尉の高度が少しづつおちてきている。そのことに気がついたのか、ネウロイがビームの数を増やした。流石に不味いかも。

 

固有魔法で変えた空気の性質をもとに戻し、俺が周りに認識できるようにした。固有魔法に回していた分の魔法力をエンジンにまわし、回転数を上げる。よし、行ける。

 

「クソッ、シールドがっ!」

 

「カンノ!」

 

「管野さん!」

 

耐えられなくなった中尉のシールドが消え、次のビームが中尉に向かう。直撃ルートだ、軍曹がフォローに入ろうとするが、間に合わない……けど!

 

中尉の前に飛び込み、腕にシールドを展開する。ネウロイのビームは中尉に当たらず、シールドで弾かれた。

 

「こちら滋、ここは俺に任せて下がれ!」

 

「あ、あぁ……」

 

MG42を構え、ネウロイに突撃する。固有魔法を使い、自分に向かってくるビームを曲げる。有効射程まで飛び込み、ネウロイに7.92mm弾を撃ち込む。

 

「行ける!」

 

魔法力が込められた弾丸がネウロイの装甲を壊していく、コアを探し出すのは骨が折れるが、やっぱりMG42(こいつ)の連射速度ならその作業も楽だ。

 

「コアは……見つけた!」

 

赤々と光るコアが装甲から顔を出した。銃身をコアに向け、残りを全弾打ち込む。数発コアに着弾、コアが眩しく光り、同時にネウロイがコアと同様、光りながらバラバラに砕けた。

 

「ネウロイ撃墜、502の帰還を支援しつつ、目的地に向かう。輸送機(トプシー)は予定通り目的地に向かってくれ」

 

ふぅ……疲れた。固有魔法はあまり使わなかったのだけれど、ちょっと張り切りすぎたのかも。

 

「おい、そこのウィッチ!」

 

「管野中尉、無事だったのか。ユニットの調子はどうだ?」

 

「大丈夫だよ。それより、別に助けてもらえなくたって倒せたっていうのに」

 

「そう言わないでくれ、中尉は弾切れだったんだろ。どうやって倒そうとしていたんだ?」

 

「俺にはこの()があるんだよ!」

 

「さっきやってたあれか?」

 

「あぁ、だからアンタが助けに入らなくたって……」

 

ム……あんた呼ばわりか……

 

「助ける時に名前言ったじゃん。『アンタ』じゃないんだけど……?」

 

「あぁ?」

 

「オオ、コワイコワイ……ナンテ」

 

正直、中尉は小さい。凄まれてもあまり怖くない。

 

「滋さんでしたよね?」

 

「お、雁淵軍曹は覚えていてくれたんだ……」

 

さすが主人公。人の名前はさっさと覚えるな……俺の苦手な分野だ。と、一人忘れてた。

 

「まぁそれはいいんだけど。いいの、放置したままで?」

 

「放置?」

 

「うん。いいの、彼女放置してて」

 

そう言って下の方を指差す。そこには、待ちくたびれた顔をしたカタヤイネン曹長が居た。




管野のキャラがうまく掴めてない。
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