性格の悪いインキュベーター   作:超高校級の切望

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ふと思った。異世界転移の神々は、なぜわざわざ自分の世界の住民ではなく他所の世界から呼び出した人間に力を与えるのか。とりあえず自分はこういう理由にしました。
これだ



たった一つの道標

 狙うのはソウルジェム。魔法少女の本体。

 なんの防御もなされていなければ、魔力をわずかに込めた弾丸で十分破壊可能。引き金を引き、無音の世界に銃声が響く。

 

「……え?」

 

 ほむらから離れ直ぐに停止時間に飲まれる銃弾は、それでも僅かに進み見えない何かに弾かれた状態で停まった。

 

「なに、が……きゃっ!?」

 

 困惑するほむらは何かに足を引かれ、宙を舞い壁に叩きつけられる。

 

『随分慌てた行動だな。ま、未来予知を使う相手じゃ確実に油断してる時を狙うわな』

 

 出来の悪い子供が宿題を出さなかった言い訳を聞いたような、大して驚くこともなくこうなったかと呆れる声が響く。喋ったのは、ごんべえ。

 マミの肩でふぁ、と欠伸し、マミもリボン片手に色付いていた。

 

「けどその未来が予知………予測されてるとは思わないのね」

 

 と、更に声が増える。ポールアックスを担いだ小巻だ。織莉子を守った障壁は、彼女のものだろう。

 

「っ! どう、して……」

『概念影響型は間接的にしろ直接的にしろ、触れ合っている相手にも影響を与えるからなあ』

 

 その言葉に何かが引っ張ってきた足を見る。魔法で隠されたリボンが一瞬だけ姿を表す。

 

『まどか達を停めさせたままなのは俺なりの優しさのつもりだが……話を聞く気はなさそうだ』

「っ!」

 

 銃弾を放ちリボンを千切ろうとするほむら。千切ったが、マミ達が停止しない。おそらくこのリボン以外にも見えなくして繋いでいるものがあるのだろう。

 

「邪魔をしないで!」

「するに決まってんでしょうが!」

 

 ならばとマミ達を無力化しようと銃を向けるも、この中で最も防御能力に優れた小巻の魔法に弾かれ、障壁ごと壁に押し付けられる。

 

「ぁ──!」

 

 障壁はすぐに消え、力なく地面に倒れるほむら。左手の甲のソウルジェムをマミが踏みつけ魔力を流す。

 

「あぐ、うぁ!?」

 

 全身に走る激痛に思わず魔法を解除してしまうほむら。直ぐに時間が動き出す。

 

「………あれ? っ!? マミさん、何を!?」

「!?」

 

 困惑するまどかやさやかにゆま。対して、織莉子や杏子、リナ達は即座に察しほむらに各々の獲物を向ける。

 

「み、皆!? 何やってるの、ほむらちゃんなんだよ!?」

「織莉子の前の障壁に、銃弾。こいつ、織莉子を殺そうとしやがった……」

「………仕方ない、とは思うけど。ここで? 鹿目さん達に知られずには、できなかったのかしら?」

「そこはまあ、貴方が抵抗してくると思って油断しているとわかる瞬間を狙ったのでしょう」

 

 多勢に無勢。

 敵意を向けていないさやかやゆまは困惑し、唯一かばおうとしてくれているまどかを危険な目に遭わせる訳にはいかないほむらは歯噛みする。

 

「ま、ダチ殺されそうになってんだ。殺そうともするだろうさ………ただなあ、どうにもお前とお前のお友達にゃ熱に差がある。あんた、一方的な好意押し付けて友達の為に頑張ってる私って素敵、なんて思ってるんじゃないだろうね?」

 

 目を細め、静かな闘気を漲らせる杏子。まどかの家に泊まったこともあり、彼女のお人好しさは良く思い知った。それが誰かの自己満足に使われるのは我慢ならない。

 

「っ! 何も………何も知らないクセに…………何も知らないクセに! なんで、貴方達は何時も何時も! 私は、まどかを助けたいだけなの! その為に、その為なら!」

「…………冗談や軽い気持ちじゃねえのは確かみてえだけどさ、あんた程この子の気持ちを無視してるやつも居ないだろ」

「っ!」

 

 キッと杏子を睨みつけるほむら。杏子もほむらを睨み返す。まどかはそんな険悪な二人の間に割って入る。

 

「ま、待って………待ってよ、杏子ちゃん……」

「………………」

 

 まどか本人が庇い、杏子も槍を引く。 

 

「ねえ、ほむらちゃん。話してよ………どうして、私にそこまでしてくれるの?」

「…………まどか………」

 

 マミもソウルジェムから足をどけ、ほむらの言葉を待つ。

 

「………私……私、は………まどか……あなたを、あなたを救いたいの」

「私を? どう、して………」

「私ね……未来から来たんだよ………」

 

 予知能力を持つ織莉子と、事前に時間操作魔法を見た小巻は予想していたのか驚いた様子はない。他の者達は願いとはそこまで何でもありなのかと驚いていたが。

 ごんべえは憐れむように目を細め尾を揺らし、まどかは首を傾げた。

 

「何度も何度もあなたとの出会いを繰り返して、それと同じだけあなたが死ぬ所を見てきたの………どうすればあなたを救えるのか、どうすれば運命を変えられるのか………その答えだけを求めて、何度も初めからやり直して………」

「それって………え?」

「ごめんね……訳、わかんないよね………」

 

──俺はその光景を知らねえが、それは確かに訪れる未来だろうよ。だが、既に過ぎ去った過去

 

 あれは、そういうことだったのか。

 まどかが夢に見た崩壊した街の光景は、ほむらが体験した過去であり、訪れようとしている未来………あれ?

 

「じゃあ………皆は?」

「…………え?」

「皆は、どうしたの? さやかちゃんは? マミさんや、小巻さん達はどうしたの………?」

「浅古小巻や、美国織莉子も…佐倉杏子以外の風見野の魔法少女は、知らなかった………」

 

 でも、逆に言えばその3人は知っていた。まどかの見た夢に現れたのはほむらだけ。何処かで戦っていたのかもしれないが、ほむらが戻ってきたなら………。

 

「マミさん達は? さやかちゃんは、未来でどうしてたの…………」

「それ、は………」

「ねえ………答えてよ! ほむらちゃん!?」

 

 最悪な想像がよぎる。憧れの先輩が、大切な親友が、友達になったばかりの少女があの破壊に巻き込まれ死んでしまう、そんな想像したくもなかった嫌な光景を思い浮かべてしまう。

 いや、それは果たして魔法少女だけですむのか?

 

「……美樹、さやかと巴マミ達は…………」

「………死んじゃったの?」

「っ!」

 

 応えたくないといっている顔が、何よりの答えのようなものだった。

 

「そっか………そんな恐ろしい未来が、待ってるんだね」

「っ! 契約なんて、絶対にしないでまどか! あなたが居なくても、私が倒すから! 絶対に、私が守るから!」

「…………でもほむらちゃん……それって、私だけ?」

 

 今にも泣きそうなほむらを安心させたいと思ったのか、それでも訪れる未来に不安を感じ浮かべる下手くそな笑み。そんな笑みを浮かべ、まどかはほむらに問いかける。

 

「それは、だって………切り捨てなきゃ、貴方を守れないから…………だから………」

「見捨てるの……? 殺すの……? 私のためって、そう言って………」

「解って、まどか……う、ううん。解らなくても、良い。あなたを守るためなら………っ! あな、たが生きてくれるなら………私は、嫌われたって構わない……貴方のためなら、私は………!」

「………私の、ため? 嘘だよ、そんなの」

「────」

 

 泣きそうな顔で、まどかはほむらの言葉を否定した。ヒュッと息を呑むほむら。

 

「嘘じゃない………嘘なんかじゃ……!」

「だって、私……嬉しくないよぉそんなの。マミさんもさやかちゃんも、杏子ちゃんだって死んでほしくない。織莉子さんを殺してほしいなんて思ってない………」

 

 我慢できず涙を流すまどかに慌てて駆け寄るさやか。涙を拭いながら、ほむらを睨む。

 

「どうしてそこまでするの? どうしてそこまで出来るの? 私はほむらちゃんに、何もしてあげられてないのに………」

「違う………それは、違うの。まどか、貴方は私を救ってくれたの………」

「………私が?」

「あなたが私を、魔女から助けてくれたから、私は生きてるの……あなたが救ってくれたから、私……魔法少女になれたんだよ?」

 

 縋るような笑みに、ごんべえは静かに目を細める。

 縋る。そう、未だほむらは自分の行いをまどかに肯定してほしがっている。

 

「知らない、そんなの知らない。私、魔女から誰かを助けるなんて出来ないよ」

「今のあなたはそうでも、昔のあなたは! 魔法少女だったあなたは! 私を救ってくれたの………過去に戻れる私に、あなたを助けてって、そうお願いしたの。約束したの! だから、だから私は………」

「…………ほむらちゃんを助けた、私は凄いね。こんなにすごいほむらちゃんを、助けられるんだ」

 

 まるで、私はその「私」とは別人だというようなその言葉にほむらは目を見開く。

 

「私はほむらちゃんを助けてない。助けられるわけないんだ………なんにも出来ないもん」

「そんなこと、ない……貴方は………」

「でも、そっか………その約束が、ほむらちゃんを苦しめちゃったんだね」

「違………違う………違うの、聞いてまどか!? 私は!」

 

 やめて。やめて!

 その言葉は駄目だ。その言葉は聞きたくない。あの約束は、私にとってたった一つの道標──

 

「ありがとう、ほむらちゃん──」

「い、いや……!」

「ほむらちゃんは、もう──」

「………いやぁ」

 

 

 

()()()()()()()()()()()()

 

──キュゥべえに騙される前の、馬鹿な私を助けてあげて

 

 何度繰り返しても、果たすと決めた約束。それを終わらせる、拒絶の言葉。聞きたくなかったのに、まどかの声以外何も聞こえなくなり

 

「いやあああああ!!」

 

 やめて! やめて!

 奪わないで。私の約束を! 貴方が、そんなことを言わないで!

 何かが崩れていく。大切な何かが剥がれていく。

 取り繕った仮面を剥がして、泣き叫ぶ少女に誰もが言葉を失う。

 

「違う違う違う! こんなの、違う! 私は、だって………ずっと、ずっとあなたの為に、あなたの為だけに…………」

 

 頭を掻きむしるほむらはふと己の盾に気付く。彼女の()()()()()を使う触媒。副作用を使用する魔法道具。

 まだ、これがある。これがあれば、()は………

 

「ほむらちゃん!?」

 

 廃墟故に窓ガラスを失った窓に向かって走る。マミがリボンを引けば引き寄せられる感覚を感じた首をナイフで切り裂き、己の首を抱えて窓の縁に足をかける。

 拘束を得意とするマミや肉体的に硬直を行えるリナが獲物を構えた瞬間カシャンと音が鳴りほむらの姿が消えた。

 

「…………逃げられたわね」

 

 マミがはぁ、とため息を吐きながら言う。あっちはあっちで心配だが、今は…………。

 

「あ、わた………私………」

 

 こっちだろう。

 文字通り相手への認識の重さも過ごした時間の感覚も違ったのだ。ただ自分のために苦しんでほしくない、そういった思いでも、ほむらにとってはこれまでの全てを否定する言葉。よくまあ魔女化しなかったものだ。

 

(いえ、何度もって言ってたし………またやり直すんでしょうね)

 

 キュゥべえを友人だと思っている自分の居る時間で。それともそちらでもごんべえと仲良くなってるのだろうか? その場合、ここまでの変化を生む要因になったごんべえをどうするか………。

 

(まあそのごんべえは私の知ってるごんべえじゃないから向こうの私に………あら?)

 

 何で変化があるんだろう?

 ほむらの行動による変化ならともかく、3年も前にほむらがやり直した影響が出るとは思えない。

 

「ねえごんべえ、暁美さんって本当にやり直せて……いない」

 

 ごんべえに訪ねようとするも消えていた。と、タシッと物音がして各々振り返る。

 

「私………間違ったんでしょうか」

「……ごんべえなら、『何も間違えないで生きてけると思ってんのか? お前等人類が?』とか言うんじゃないかしら」

 

 つまり間違えたのか。

 

「まどか、えっと………なんて言えばいいかわかんないけどさ………うん、あいつとあいつの知り合いのまどかは友達だったと思う」

「さやかちゃん…」

「なんか暗くて、自分で全部完結してる奴だけどさ………一人で居る子、まどかならほっとかないでしょ?」

 

 あたしはよーく知っているのだー、とまどかの頭をワシャワシャ撫でるさやか。

 

「そんだけそっくりなら、そりゃ重ねちゃうよね。でも、それはあいつが悪い。あんたが気にすんな!」

「でも………」

「そこを気にせず、あんたがどうしたいか決めりゃいいよ。まどかは、きっとそうすると決めたら止まらないでしょ?」

 

 

 

 

 

 

『やあほむら……』

「………………」

 

 時間逆行が行えるのは盾の砂時計が落ちきる1ヶ月が経ってから。残り数日はこの時間軸に居なければならないほむらはまどか達から隠れるために訪れた廃墟でキュゥべえに出くわす。

 

「聞きたいことがあるの」

『君が僕に? 珍しいね』

「………時間を巻き戻す時、まどかに記憶を残すにはどうしたらいいの?」

 

 次のまどかがうまく行かなくても、魔法少女の真実を知った記憶さえあれば、その次のまどかとの関係もうまく作れる。インキュベーターに騙されることのないまどか………

 

『それは無理だよ、ほむら。その時間軸のまどかはそんな経験していないんだから』

「そんなことない! 例え忘れていたとしても、思い出せれば!」

『だから、そんな記憶ないんだってば。次の時間軸のまどかはこの世界のまどかとは別なんだよ?』

「…………え?」

 

 魚を空で泳がせる方法を聞く子供に言い聞かせるような声色で、キュゥべえはほむらの願いを無理だと否定する。

 

『そんなことより、僕は君にお礼を言いに来たんだ。ずっと疑問に思ってた、なぜまどかに破格の素質があるのか、これで納得の行く仮説がたてられた』

「お礼?」

『魔法少女の潜在力はね、背負い込んだ因果で決まってくる。ごく平凡な人生を歩んだ彼女に何故一国の女王や救世主さえ凌駕する膨大な因果の糸が集中したのか………ねえほむら、ひょっとしてまどかは君がやり直すたびに強力な魔法少女になったんじゃないのかい?』

「……!」

 

 心当たりのあるほむらは、思わず固まりキュゥべえはやっぱりね、とその態度に確信を得る。

 

『原因は君にあったんだよ。正しく、君の魔法の副作用というべきかな』

「ど、どういう………」

『君が時間を巻き戻した理由は一つ。鹿目まどかの安否だ。同じ理由と目的で、何度も繰り返すうちに君は幾つもの平行世界を螺旋状に束ねてしまったんだろう。鹿目まどかを中心に……その結果、本来絡まるはずのなかった平行世界の因果もこの時間軸のまどかに絡まったとしたら、彼女の途方もない魔力係数に納得がいく』

 

 ほむらが繰り返した時間。その時間軸の因果が、巡り巡って今の鹿目まどかに絡まった。あらゆる出来事の元凶として。

 

『お手柄だよほむら。君がまどかを最強の魔女に育ててくれたんだ!』

「ぅ……そ、そんな………そんなの……………っ! そんなの、関係ない! そんなことより、記憶を………!」

『だから無理だってば。考えてもみなよ、同じ時間軸を巻き戻したところで、因果が増えると思うかい? 因果が増えてる以上、ここは君の体験した過去ではなくまだその未来が来ていない別の世界ってことになるんだ』

「……………………は?」

 

 何を言ってるか理解できない。理解したくない。

 

『まあ遺伝学的にも人格形成に必要な生活環境にも違いがないのなら、彼女は間違いなく「鹿目まどか」なんだから問題はないだろ?』

 

 それだけ言い残すとキュゥべえは去っていった。

 残されたほむらはただ呆然と立ち尽くす。

 自分が、他でもないまどかがインキュベーターに狙われる原因を作った? いや、そもそも助けたかったあのまどかは………なら、私は。

 

『だからあの時死んでおけと言ったんだ』

 

 声が響く。憐れむような、怒るような声。視線を向けた先にはキュゥべえと全く同じ姿をしたごんべえが、ジッとほむらを見つめていた。




 時間軸のハザマ。
 あけみ屋。数多の平行世界からやってくる暁美ほむらが逆行の合間に心を休める憩いの場。普段は数多の暁美ほむらが客として存在する文にすると意味わからん状態なのだが、時折誰も来ない時間帯が出来る。
 そんな時を見計らったかのように現れる客のために、とんかつ茶漬けを用意する店主のほむ姉。

『お邪魔』
「いらっしゃい」

 何時の間にか現れたのその生き物の名は、ごんべえ。最初はその姿に警戒したほむ姉だったが今では偶に会える友人になった。

「この前あなたが持ってきてくれたグランドピアノ、好評よ。その間料理ができなくなっちゃうから、お手伝いを雇うんだけど」
『あれは他の奴等を楽しませるためじゃなくて、お前のために用意したんだがな』
「………やっぱり、まどかを救おうとし続けている私達は嫌い?」
『お前等が救おうと思った始まりの友達は、救えないだろ。どうしたって………気付く機会は幾らでもあったってのにな』
「そうね、見ないふりを続けて……暁美ほむら(わたしたち)は繰り返す。何度でも、何度だって………でもね、私がこうして何人も居るってことは………鹿目さん死に過ぎじゃないかしら」
『…………………』
「でもね、たとえ似ているだけの他人でも、ただの自己満足でも……やっぱり、生きててほしいからさ」
『頑固者』
「意地悪」

 フン、と吐き捨てるごんべえにペロ、と舌を出すほむ姉。ほむ姉はプッと吹き出す。

「そうよ、私達ってとっても頑固なの。女神様のお墨付きよ」
『知ってるよ。お前が折れりゃ、他の面子も自分の時間軸に帰ると思ったんだがな』

 ふぅ、とため息を吐くごんべえにニコニコ笑みを浮かべるほむ姉。

「そろそろ花見の季節なの。今年は貴方も来てくれるの嬉しいわ」
『母さんにも言われたが、遠慮するよ。どうせ何人か泣かせる。博士は間違いなく泣かせる』
「それは、困るなあ……」
『あと人の背中に勝手に靴下突っ込んてくる傍迷惑なアイツに関わりたくない』
「ね、根は良い子なのよ〜………………多分」
『目を見て言え、おい……』

 目を逸らすほむ姉にはあ、とため息を吐くごんべえ。

『まあ良い、俺は母さんのところに戻る。何でも干渉したら色々面倒なことになりそうな時間軸郡を見つけたらしくてな』
「あなたは居たの?」
『時間軸によっては監禁されてた』
「何時もの事じゃない。誰にでも甘い言葉を吐くからそうなるの」
『いや結構きついこと言ってると思うんだけど』
「でも、見捨てないでしょう?」

 ふふ、と笑うほむ姉になんとも言えぬ顔をするごんべえ。そんな態度に勝ち誇ったように笑みを深めるほむ姉。

『調子のると異世界に飛ばすぞ』
「あなたが言うと冗談に聞こえないなあ!?」
『冗談じゃねえからな』
「うう、意地悪………って、もう帰るの?」
『ま、桜が咲く季節にまた来てやるよ』
「! うん、待ってるわ……」


 3巻終了後あたり。
 ごんべえが訪れることを知る者は一部。何故彼があけみ屋に寄れるのか、その答えが明かされる日は来るのか。

本編後

  • マギレコでも魔法少女を誑かす
  • たるマギで家族3人でフランスを救う
  • たむらの旅につきあわされる
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