捕食植物飼育之ススメ   作:疾風怒号

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1:節足動物型・セラセニアント

 

 

 

節足動物型、そして捕食植物全体の中でも得に飼育難易度が低く、初心者にもお勧めしやすいことで有名な種がセラセニアントです。細身かつ小柄な身体つきとは裏腹に活発に動く姿は、きっと日々に彩を添えてくれることでしょう。

 

ここでは飼育環境、与える餌、繁殖、注意事項の順番で、セラセニアントの飼育について解説していきます。

 

 

 

【飼育環境】セラセニアントに限らず、捕食植物の飼育には一定の広さの『土がむき出し、もしくは下草が群生した土地』が必要になります。広さの基準は飼育舎によって異なりますが、もしセラセニアントを2~3匹飼育するのであれば、飼育する個体が5匹収まる程度のスペースがあれば良いでしょう。セラセニアントは耐寒性、耐暑性がともに強く丈夫な種の捕食植物であるため日当たりは考慮にいれなくても良いですが、あまりにも日当たりが悪くじめじめとした場所では光合成で補いきれない養分を得るために肉食傾向が強まり、凶暴性が高くなることがある為注意しましょう。

 

 

 

【与える餌】セラセニアントは基本的に日当たりの良い場所で瓶子のように背中から伸びた捕食葉(捕虫葉とも)だけを地表に露出させて光合成と並行して昆虫類をターゲットとして捕食活動を行う為、飼育者が意図的に餌を与える必要性はありません。しかし前述の通り極度に日当たりの悪い場所で飼育する場合、または何らかの理由で発育が悪い場合はぬるま湯で人肌程度に温めたささみ肉や、ぬるい牛乳でふやかしたドッグフードで作った団子状の餌などを2日に1度、日没直後に地上に這い出してきたタイミングでトングなどを利用して与えるのがベターです。

 

大概の場合、この方法を利用することで日当たりの悪さに起因する凶暴化や発育の悪さなどは改善しますが、万が一改善傾向が一切見られなかった場合は、餌を囮に頑丈なケージに誘き寄せて確保し、活動が

鈍る日中に動物病院に連れて行きましょう。

 

 

 

【繁殖】セラセニアントは晩春から夏にかけて捕食葉の付け根から別の茎を伸ばし、特徴的な形の花を咲かせます。本種は虫媒花であり、昆虫類を媒体として受粉を行い、成功すると2~3週間語に実が生り、それが熟すと種が落ちて新たな個体となります。この時、セラセニアントは日当たりの良い場所を探って種子を落とす習性があるため、繁殖させたくない、または個体数をコントロールしたいと考える場合は爬虫類用のバスキングライトなどを利用して種子の場所を誘導し、種子を確保して処理するなり譲渡するなりの対応を取りましょう。発芽からしばらくは全く動かず、見た目もただの雑草なので焦る必要はありません。

 

 

 

【注意事項】飼育環境に問題が無ければセラセニアントは節足動物型の中でも得に温厚な性格で知られ、小柄で何処か愛嬌のある見た目も相まって日々の良きパートナーとなってくれることでしょう。しかし忘れてはいけないことは、彼らも『捕食植物』であるということです。

 

彼らの大顎は人体程度であれば容易く引き裂きます。身を守る為に臨戦態勢となった彼らの動きは非常に俊敏です。なにより彼らは計算高く冷徹な『捕食者』です。愛情を込めて飼育することはもちろんですが、これらの事実をしっかりと受け止め、自然へのリスペクトを持ち続けることが何より肝要であると言えるでしょう。

 

 

 

 

 

 


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