傀儡操術は最強にして最凶説   作:小林マヨラー

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第三話 呪骸第一号

⚫月○日

 

あの事件から2日が過ぎた。

俺は、裏山での戦闘の褒美として

元1級呪術師の香里奈さんから傀儡操術の指導を受けさせてくれることになったので、

俺は喜んで了承した。

 

 

そんでもって今日から、指導が始まる。

訓練場所はスバルの実家では無く、香里奈さん宅で行われる。

なぜなら、香里奈さんは呪術師だが、スバルの両親は非術師なのだ。

加えて、香里奈さんは呪霊や呪術師などの存在をスバルの両親に教えなかった為、訓練をスバルの家で行うわけにはいかないからだ。

 

▽▽▽▽▽▽

香里奈さん自宅

 

「じゃあー 今から私が傀儡操術について指導してあげる。」

 

「よろしくおねがいしまーす。」

 

ようやくだ‥‥‥

ようやく傀儡操術を使えるようになれる。

長かったような短かったような、そんな気持ちだ。

 

「傀儡操術は、呪力を込めながら人形やぬいぐるみを作成し、核‥‥いわば呪力のプログラムを設定して埋め込むことで呪骸を作り出し、それを操る術式よ。」

 

「はい。 それは分かっているのですが、核はどうやって作るのですか?」

 

俺は最も知りたかったを質問した。

 

「良い質問ね。 それはこの呪玉(のろいだま)を使うのよ。」

 

香里奈さんはそう言って、懐から水色のビー玉のような玉を取り出した。

 

「これは呪具の一種で、使用者の思いと願いを呪力として記録するものなの。 これのおかげで傀儡呪術学は、進歩したと言っても過言じゃないわ。」

 

へ〜。

どうりで俺に呪骸が作れないわけだ。

だって呪玉が無いと、呪骸の核が作れずに完成しないんだもの。

 

「呪玉を入手するには、専門の職人から買うしかないけど。 あなたは、スバルを助けてくれた恩があるから、出来るだけ私が、融通してあげる。 呪玉が必要になったら遠慮無く言ってね。」

 

マジでか!?

これで呪骸が作り放題じゃないか。

 

「もちろん。 呪術師になったら見返りも期待しているわよ。」

 

がめつい。

いや、ここまでしてくれるのなら感謝すべきなのだろう。

 

「はい! ありがとう御座います!」

 

 

▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽

俺は早速、呪骸の制作に取り掛かった。

せっかくの第一号は、

思い出に残る一品にしようと思う。

 

デザインは‥‥‥‥‥‥

そうだ、ポケモンにでもしよう。 ゴーストタイプのやつを。

ポケモンなら俺は、黒白から始めたから‥‥‥‥

そうだ。 シャンデラにしよう。

あいつは、ヒトモシのときから使っていたし、ガチポケだし、

 

 

ッと言っても、

流石に初っ端からシャンデラは、無理だからヒトモシからにしよう。

ヒトモシは、ロウソクがモデルのポケモンだから

ちゃんと蝋を使って作ろうと思う。

俺はこうゆうのには、妥協はしない。

原·作·再·現!

これぞ、至高なのだよ。

だけど蝋の人形を作ったことないから、ネットで検索しよ。

 

▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽

⚫月○日

 

めんどくなったからからA○azonでデカいロウソクを買った。

これを溶かして、呪力を込めながら元の形に戻す。

手作りチョコレートでも作るかのように、

すると以外に簡単に出来た。

 

後は、ポケモン黒白の思い出補正が詰まったヒトモシの記憶(データ)を記録した呪玉を埋め込むだけだ。

 今思えば、アニポケのヒトモシってかなりやばかったよなー

原作再現が至高とはいえ、あの生態はまじでヤバいから、

『生物の生命力を吸う』から『生物の呪力を吸う』に変更したほうがいいだろう。

ぎりぎりで思い出して良かった‥‥‥‥‥‥‥

 

 

 

▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽

さ〜てさてさてさてさて。

よぉうやぁくゥゥゥ‥‥‥

この時がキタァァァァァァァァァ☆

 

俺は、呪玉を蝋の人形に埋め込んだ。

埋め込んだ瞬間、ロウソクから青白い炎が点いた。

呪骸は、黄色の目を開き、体を動かした。

 

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――

\\デンデンデン、デデデデンデデン、デンッ!//

やった! ヒトモシが誕生した!

このヒトモシにニックネームをつけますか?

     はい    ピッ→いいえ

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

はっ。 興奮のあまり当時のゲーム画面が見えたような‥‥‥

まあいいや。

せっかくだし、このヒトモシに名前をつけたいけど後々でいいや。

 

『もしー?』

 

そうだ。 一応ヒトモシに挨拶をしておこう。

まあ、しても自我はないから意味はないんだけどね。

俺が作ったこの呪骸は、俺の命令どうりに動く。

先程の『もしー』の鳴き声は、こういう使用にしたからだ。

 

 

 

「やあ。 ハローワールド。 こんにちは世界。 『はじめまして』だね。」

 

「もしー!」

 

なんか一人芝居みたいで虚しい感じがするなー

いつかはパンダのように、自我をもたせたいなー

確か相性の良い3つの核がいるんだっけ? 

これがかなり面倒くさそうだ。

この件は、後にしよ。

今は、こいつの性能を把握しよう。

実験をするには、前の裏山でいいだろう。

彼処は、1級がいなくなっても元より心霊スポットだ。

雑草が生えるように、湧き続ける。

まあ、あそこまでの怪物は早々誕生しないけどね。  

せいぜい、強くて3級がいいところだろう。

実験するには、ベストと言ってもいい。  

思い立ったが吉日と言うし、やるだけやってみよう。

 

▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽

数日後‥‥‥

 

実験終了。

戦闘シーンは、残念だがカットさせてもらおう。

ヒトモシは、俺の目から見ても、上々の性能だ。

ゲームやアニメ同様の技である『ひのこ』『おどろかす』『スモッグ』『小さくなる』だ。

攻撃面はまだ弱いの一言だが、『スモッグ』による撹乱や『小さくなる』によって攻撃が当たりづらくなることで呪霊の気を引いたりとかなり優秀だ。

特に目を引くのは、特性である『すりぬけ』だ。

この特性は、ヒトモシの夢特性なのだがこれが便利だ。

どういう原理か知らないが樹木などの障害物をすり抜けて攻撃できるのだ。

呪霊には、当たっていたのでおそらく呪力を宿しているもののみに当てられるのだろう。

しかも、

俺がヒトモシに樹木に向けてスモッグを使わせたら、

すり抜けないこともできたのを見るに、オン・オフの切り替えもできるのだ。

さらに、

こいつは成長する。

俺がこいつを起動する前に、

『生物の生命力を吸う』から『生物の呪力を吸う』に変更したせいか。

倒した呪霊の呪力を吸収して、力が増したのだ。

多分俺は、レベルアップしたのだとおもっている。

 

ー面白い‥‥

 

俺は、純粋にそう思った。

こいつが成長出来るのならば、

この段階で自我を芽生えさせるのもありだと思う。

早速試してみよう。

 

俺は、ヒトモシに自我を持たせるための準備に取り掛かった。

 

 

 

 

 




ちょっと前回短いけど、
ついに呪骸第一号ができました。
けど真の完成は、次回ですね。

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