Minecraft ~結月ゆかりのマインクラフト人生~ 作:ライドウ
しかし、ただ単純にアイディアが浮かばなかったんや!
第15話 ~休憩ウサギ~
ピヨピヨピヨ……チチチッ
爽やかな風の音、澄んだ空気、暖かな日差し。
冒険を再開してはや三日目。私たちは少しだけのんびりとしている。
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「キュー……」
私の膝の上で、スノー君が大きなあくびをする。
私たちは、道から外れた平原の中でポツンと立っている木の下で休んでいる。提案したのはあかりさんで、件のあかりさんは……
「むにゃっ……もうたべられないよぉ……うへへ」
「いや、ベタな寝言ですね。」
「ねえ、ゆかりちゃん、足が痺れてきたから変わって……」
マキさんの膝を枕にしながらだらしなくヨダレを垂らしつつ幸せそうにして眠っている。しかも、よく聞くような寝言を言いつつ、マキさんの膝から全く離れずに器用に寝返りをうっている。
仕方ないなと思いつつ、スノー君を優しく下ろして、音を立てずにマキさんと交代する。
「うへへ、やわらかましゅまろー……」
「……くすぐったいですね。」
「ふへぇ……足がジンジンするぅ……」
幸せそうに昼寝するあかりさんの頭を優しく撫でてあげると、幸せそうな寝顔が二ヘラと可愛らしい笑顔になる。
「それにしても意外だよね。あかりちゃんが『おやすみしましょう!』なんて言うなんて。」
「きっと今日はあれですよ、クラフター達にとって休日だったんでしょう。」
「あー、なるほどね……でも私たちに休みなんてなかったなぁ……」
懐かしむように空を見上げるマキさん。私も釣られて空を見上げる。白色流星が今日も流れ、雲ひとつ無い晴天が、今日の天気の良さを伝えてくれている。
「私は村の警備に、動物たちの狩猟。魔物や魔獣の偵察に、薬草採取の任務もありましたからね。」
「私なんて、家畜の世話に、病気の人の治療、畑を耕したり、洗濯物を干したり……。なんだか懐かしく感じちゃうよ、まだ最近のことなのに。」
村にいた頃は人手不足が常だった為に、休みがほぼなかった。
必要最低限の人数で何とか回していたのだが……あれ、私たちが旅に出てよかったんだろうか。ま、まあリチャード村長の事だ。きっと何とかしてくれてるだろう。
「……なんかいいですね。たまに何もせずにのんびりするって言うのは。」
「うん、いいね……ふぁ〜、ごめん。わたしも、わりとねむく……」
「私の肩なら空いてますよ?」
「うん、ごめん……おやすみ。」
コテンと、私の肩に頭を乗せて眠るマキさん。
旅に出て、常に気を張っていたマキさんもかなり疲れていたみたいだ。スノー君が顔を上げて私を見ると、姿を変える。
「スノーくん?」
「キュオォォ……」
足音を立てずに近寄り、尻尾を毛布替わりに私たちに乗せてくれる。
そして、キョロキョロと辺りを見渡し、あとは任せろと言わんばかりに私を見た。
「私も休め、と?」
「……」コク
静かに頷く。
どうやら私も、他人から見ればかなり気を張りつめていたみたいだ。
「じゃぁ……おことばに……甘えて。」
わたしも、暖かな感覚に……ゆっくりと意識を手放すのであった。
「『おやすみ、マスター。』」
【居眠りうさぎ】結月ゆかり
最近、寝不足気味だったが今回のお昼寝でスッキリした。
弦巻マキ
いい夢を見られた。
【おやすみクラフター】紲星あかり
すぽんじけーきとやわらかましゅまろ……
【マスコット】スノー
ゆかりたちの安眠のために、近づいてきた魔物や魔獣を睨んで追い返した。あとで、沢山リンゴを貰えて大満足。
【マシンウルフ】フェルグ
起動音が割とうるさいので周辺を散歩していた。