Minecraft ~結月ゆかりのマインクラフト人生~ 作:ライドウ
これでタイトル詐欺なんて言わせないぞ!(なおそんなに変わらない模様)
ちなみにここに至るまでスノー君はゆかりんのフードの中で寝てたぞ!
忘れてなんかないやい!
第5話 ~旅ウサギは宝を見つける~
「うぅ、怖いよぉゆかりちゃ~ん...」
マキさんが涙目のままライフルを構え必要以上に怯えている。
まあ初めての遺跡探索、確かに初めてなら怖いはずだ。
そう、今私たちはグロンツさんから買い取った地図に書かれた遺跡に来ている。
グロンツさんは「かなりデカい」と言っていたが、その通りだ。
既に地下2階まで探索したものの、探索しきれていない気がする。
「マキさん、これからこういうことを何回もするんですから、早く慣れてください。スノーはすでに慣れてますよ。」
「キュイ!」
「ゆかりちゃんとスノー君の適応能力の高さが怖いよぉ~!」
≪ピチャン...≫
「うひぃっ!?」
「キュィ!?」
かなり高い声を出し頭を抱えて私の影に隠れるマキさん。そしてマキさんの高い声に驚くスノー。ただのどこか漏れている水滴の音なのだが、まあ
と考えつつ、頭をなでてなんとか一人と一匹をなだめる。
「そ、それにしてもこの遺跡...文献とかに書かれてるのと違って、結構頑丈なつくり...だよね。」
「...ええ、少なくとも村長...リチャード村長は石造りのレンガが主って話ですけど...ここのは」
「......どう見ても、石だけど...レンガじゃないよね」
「キュキュー?」
そう、私たちが見ている壁は、白い壁紙のようなものこそ貼ってはあるものの…石レンガのような継ぎ目がない壁なのだ。
そもそもの話、遺跡とは私たちの住む世界『オーバーワールド』にはるか昔存在していた古代文明が作ったとされる建築物、もしくは建築群だ。
その古代文明ははるか昔に滅び、今は遺跡として残っている。そして、そんな遺跡から回収できる道具を
古代文明の技術で作られた道具で、私が持っている軍用シャベル、マキさんの持つライフル、リチャード村長の愛剣ネザライトの剣もこの
ちなみに
「スティーブさんからもらったカメラで撮影する?」
「...ええ、そうしましょう。」
「キュー」
首から下げているカメラを手に取り、壁に向かってスイッチをおす。
すると、パシャッという音と共に光が発生し、画面が切り替わる。このカメラはスティーブさんから押し付けられたもので「命の恩人だからな、受け取ってくれ!」とだけ言われてさっさと逃げられてしまいました。押し付けられたとはいえ、便利な物なので使っている。ちなみにこれも
「...そう考えると、私たちって
「急にどうしたの?ゆかりちゃん。」
きょとんとした顔で見つめられるが、まあ今さらの話だ。
何でもないです。と伝えると、マキさんは頭にハテナマークを浮かべて首をかしげていた。
視界内で一つも見落としがないように注視しつつ、マキさんには背後を警戒してもらう。
「ゆかりちゃん、なんで古代文明って滅んだのかな」
マキさんが後ろを警戒しつつ、私にそんな話を振ってくる。
「諸説あるとのことですが、『ウィザー』と呼ばれる怪物が現れたから滅んだ~。とか、『クラフター』同士の戦争が起きて、その余波で滅んだ~。とか、サメを飛ばしてくる巨大な竜巻で滅んだ~。っていうのがあるそうですよ」
「なんでサメ?」
「明らかに大昔からの陸上なのにサメの骨格の化石が一つじゃなく、複数見つかったからだそうです。人を丸々飲み込んじゃう大きさだったとか」
「ひぃ、そんな竜巻ありえないよぉ~!絶対その説は間違えてるって!」
「キュイ!シャークネードキューイ!」
マキさんと軽い雑談をしながら進む、カンテラの炎が少し揺れ...異変を感じ取ったので立ち止まる。
うしろ向きに歩いていたからか、私にマキさんがぶつかってくる。
「ゆ、ゆかりちゃん?」
「マキさん、隠れましょう。何かが来ます」
「う、うんっ。」
「キューッ」
丁度、ドアがあったので静かに開けて僅かな隙間を残し閉める。
マキさんに息を最小限小さくするようにと小声で伝えると、少し震えながら首を上下に振っていた。スノーも私の言葉を理解したのか鳴き声をかなり小さくしている。
しばらく息をひそめていると、私たちの進行方向からテシテシテシテシ...と一定のリズムで歩く音が聞こえてくる。
この足音は、四足歩行型の動物...それもこの足音の形状からして...犬や狼のそれに近い。
「や、野生動物?こんなところに迷い込んでたの?」
「...ありえない話ではないです。ですが...なんですか、このにおい。」
「キュルルル...」
小声で話し合うが、私の鼻が感じ取るにおいはどうにも
アイアンゴーレムがこんな感じのニオイだったが...だが、それよりも生き物のニオイが混ざった鉄臭さなのだ。そして、スノーが、小さな声で威嚇している。
(一体、何が来るって言うんですか?)
扉の僅かな隙間から除き続ける。
そしてやがて、それは現れた。
「ヒュッ...ゆ、ゆかりちゃんっ!お、狼?狼なの?あれ!」
「わっ、わかりません。で、ですが今私たちが見ているのは『
「キュッ!?」
私たちの視界に飛び込んできたのは、全身が機械でできた狼。
傷1つ着いておらず、うねうねと動く長いシッポが蛇のように自由自在に動き恐怖心を煽り立てられる。
私とマキさんは警戒心を最大にし、いつ襲われてもいいように武器を持つ力を少しだけ強める。
もし、アレを殺るとしたらどうやる?相手はおそらく機械普通の生物のように首を折ったら勝てるという保証もない、いざと言う時は、私が囮になってマキさんを逃がすしかない。
(お願いですから気づかないでくださいよ?)
その機械の狼は床を何回か嗅いだ後に、テシテシテシ…と、私たちが歩いてきた道を進んで行った。
緊張していた全身の力を抜くと、ドッと疲れが出てしまう。
マキさんも同じように座り込んだのだろうか、ドサッと言う音が聞こえてきた。唯一、スノー君だけは元気そうにしている。
マキさんの様子を見ようとして、その部屋に置いてあるものを見つけてしまう。立ち上がり、その箱へと近づく。
「円柱型の箱…?」
「ゆかりちゃん?どうしたのって…なにこれ。」
マキさんもそれに気づいたのか、立ち上がり覗き込む。
円柱の天井を向いている方だけがガラス張りななっている、しかし内部が曇ってしまっていて中身を見ることが出来ない。
他になにかないかと周りを見て回ると、側面に文字が書き込まれていた。
「『クラフター、最後の希望。未来の優、託した、どうか、この子、幸せに』…文字?けれど所々かすれてますね。」
「どれどれ…ほんとだ。でも、見つけた人宛っぽいよ?」
「文字の並びと、書かれていた文字の空白で復元してそれらしい文にすると…『クラフターの最後の希望。未来の優しき人に託した。どうかこの子を幸せに。』ですかね。」
「キュイキューイ」
ということなら、この中に入っているのは。
おとぎ話に出てくるクラフター...ということになる。
その円柱の箱に近づき、手で触れてみる。
「ゆかりちゃん、触ってもいいけど壊さないd―――」
『指紋確認、生体反応...確認。コールドスリープ、機能停止。』
私が、触れた途端...その円柱の箱がプシューという音を立てて...その蓋が開いた。
『旅ウサギ』結月ゆかり
私が、開けちゃいました。(気まずい顔ダブルピース)
『臆病』弦巻マキ
お化けとかすっごい苦手。
ゆかりが開けちゃったので、ビリビリまくっている
『(影の薄い)マスコット』スノー
合いの手を挟んでいるがちょくちょく忘れられている。
ゆかりさんが開けちゃった時は現場猫のポーズをしている。