そして、ソレにとって、現実は、残酷だった。
ココハ、ドコ……?
ナンダカ、ツメタイ。
モシカシテ、ミズノナカ?
デモ、イキガデキル。フシギダナ……
アレ? ボクノカラダニ、ナニカツイテル。
チョット、ウゴキヅライナ。ナニコレ?
トレナイカナ……イタイ!
ドウシテ? ドウシテ、トレナイノ?
モシカシテ、カラダニ、クッツイテル⁉︎
トレナイナラ、シカタガナイ。
アキラメテ、マワリヲミテミル。
メノマエニハ、トウメイナカベ。
ヒダリモ、ミギモ、ウシロモオナジ。
モシカシテ、トジコメラレテル⁉︎
モウ、ヨクワカラナイヨ。
デモ、ワカル。ココ、セマイ。
ボク、ソトニ、デタイ。
ワア‼︎ナンカ、デタ!
ボクノカラダカラ、ビームガ!
ドウシテ? ドウシテ? ワカラナイ。
デモコレデ、ソトニデラレル!
ウン? メノマエニ、ダレカイル。
ボクトオナジモノ、カラダニツイテル。
ムラサキイロノ、カタイモノ。
ソレデカラダガ、オオワレテル。
ボクトイッショ。……ボクノ、ナカマ?
ボクタチハ、ヘンナトコロニイタ。
カベモ、ユカモ、ゼンブマッシロ。
ゼンブ、コオリミタイニ、タイラダッタ。
コオリミタイニ、スベラナイケド。
マタ、ベツノダレカガ、デテキタ。
ヤッパリ、ボクトオナジ。
デモコンドハ、ムラサキジャナイ。
カラダガ、アカイ。
カレノコエガ、キコエル。
“ツイテコイ”ダッテ。
アカイカレハ、ボクノムレノ、リーダーダッタ。
“ココハオカシイ、イエニカエロウ”
ソノコトバニ、ボクタチハ、シタガッタ。
ボクモイエニ、カエリタカッタ。
ヘンナヤツラガ、ジャマヲシテキタ。
ボクタチハ、ボクタチノ、イエニカエル。
タダ、ソレダケナノニ。
ドウシテ、ジャマヲスルノ?
ジャマヲスルノナラ、ヤッツケテヤル!
ボクタチハ、ソラヲトベタ。
トベナカッタ、ハズナノニ。
ドウシテ? ドウシテ? マタワカラナイ。
イエニカエレルナラ、ソレデイイヤ。
ミオボエノアル、ヤマガミエタ。
ボクタチノイエハ、スグソコダ!
ハヤク、ハヤク! イエニ、カエロウ!
アレ? ボクタチノ、イエガナイ。
ユキガイッパイ。デモ、イエガナイ。
イキモノモ、ナニモイナイ。
オトウサンモ、オカアサンモ、イナイ。
リーダーガ、クチヲヒライタ。
“ココハ、ワタシタチノセカイジャナイ”
イミガ、ワカラナイ。
“ソシテ、ワタシタチモ、マエトハチガウ”
イミヲ、ワカリタクナイ。
“オカシナヤツラハ、ワタシヲ、コウヨンデタ”
『ゲノセクト』
“オマエタチモ、オソラク、オナジダ”
チガウ、チガウ、チガウ!
ソレハ、ボクタチノ、ナマエジャナイ!
モウ、ワケガワカラナイ。
ワカラナイ、サムイ、ツライ。
オトウサン、オカアサン……
イッタイ、ドコニ、イルノ?
ワカラナイヨ。ワカラナイヨ。
オウチニ、カエリタイ。
ふと映画を思い出して、筆をとりました。
プラズマ団によってよみがえった、古代のポケモン。
自然の中で暮らしていたであろうむしポケモンは、生体兵器に改造されてしまう。
研究所を脱走し、故郷を目指すものの。そこはすでに、変わり果てていた。
化石となった古代の生物にとって、現代によみがえることは、果たして幸せといえるのでしょうか。
住んでいた故郷は、失われているというのに。