お姉ちゃんのお姉ちゃんによるお姉ちゃんの為だけのヒーローになる、です   作:珱瑠 耀

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渡我家と雄英高校の位置が全く測れない事に今更ながら気が付く作者

やべぇどうするよって事で
渡我家→愛知県の都心寄り
雄英高校→都内
という事にしました。

誰か有識者、情報プリーズ


入学試験:プロローグ 2

両親から自立した、というか極端に帰ってこない渡我家は一応愛知県内にある。

 

まぁその中でも都心寄り、といった所だ。

 

そして私がこれから向かう国立雄英高校は都内にあり、私は電車でいくつか乗換を経て向かうことになる。

 

割と遠いが、登校出来ない訳でもない。

 

早起き?姉妹揃って大得意ですがなにか。

 

しかし、これとは別にさらに驚くべき事がちゃんとある。

 

それが、雄英高校は偏差値79、さらに合格倍率が300倍もあるとの事。

 

うん、

 

 

 

お か し い で し ょ こ れ

 

 

 

きっとおかしいと思ったのは私だけじゃない筈。

 

前世でも私の友達がこの倍率はやばいって言っていた気がするし。

 

かく言う私も前世じゃ「はっは、何コレw」って笑い飛ばせたけど、いざ転生してこれを目にした時は素で「まじ?」と零した位だ。

 

原作キャラ達良く受かれたよね、上鳴とか芦戸とかそこら辺が特に。

 

と、そんな逡巡をしているうちに目的の駅に到着、いつの間にか満員になっていた列車が停止した。

 

ホームを出れば、通りはもう既に雄英を受ける生徒でごった返している。

 

そしてよく見れば原作でも見た事のある面々がちらほら居たり居なかったり。

 

「多いですねぇ……―――ん」

 

そんな感想の後に鳴ったスマホを持ち、身長差と密度に揉まれそうになりながらも道の端に寄った。

 

『ハルちゃんはもう到着ですか?』

 

通知欄から飛んだメッセージアプリには、姉からの一言とデフォルメされた可愛い猫が首を傾げているスタンプがあった。

 

もう猫も可愛いけどお姉ちゃんも可愛いです。

 

だんだんと増えていく人に流されながら、私は至極普通そうに返事をした。

 

『こっちは今正門前です。人が多すぎて自動で流れていけますよ』

 

『やっぱりヒーロー育成校は違うんですねー』

 

『ですねー』

 

ゆっくり流れていた人混みも和らいだところで、正門を通る。

 

うーんこれはまたデカい。

 

もう説明すら不要。

 

敷地もだけど校舎もやばい。

 

間近で見るそれに圧倒されていると、不意に後ろから声が掛かる。

 

「止まってるけど、大丈夫?君」

 

「ほぇ?あ、えっと……だ、大丈夫です」

 

突然の事に驚いて振り向くと、オレンジ色のサイドテールで少しサバサバした印象のある女子。

 

身長が高くて羨ましいが、この子は確か―――

 

「あ、私は拳藤一佳(けんどういつか)。そっちは?」

 

そう、拳藤さん。

 

確か原作ではB組だった、手がでかくなるという増強系の個性を持っていた筈。

 

「ご丁寧にありがとうです〜…私は渡我反榴って云うんです、よろしくですよ」

 

「よろしく……で、あのさ。良かったら教室まで一緒に行かない?」

 

お互い一人だから丁度いいかなってさ、と早速お誘いをしてくれるあたり男勝りというかきっぱりしているというか。

 

まぁでも、否定する理由はない。

 

「はいっ、喜んで、です!」

 

そう言って横に並び、流れで手を繫いで歩く。

 

「……―――ん?」

 

「……んぇ?」

 

そしてピタリ、と同時に足を止めた。

 

そして自分の左手を見、拳藤さんの顔を見た私の顔は茹で蛸の如く真っ赤に染まる。

 

「……―――あ、ご、ごごごめんなさい!あのそのえっと、お姉ちゃんとおでかけする時がいっつもこうで、えっとその癖と言いますか流れでと言いますかあうあうあう」

 

「あぁあぁ落ち着いて落ち着いて深呼吸深呼吸はい吸ってー吐いてー」

 

恥ずかしさと混乱でしどろもどろになったり必要のない情報を出してしまい更に混乱したところを、拳藤さんが背中を擦って落ち着かせてくれた。

 

ふぅー、とお互いに一息つく。

 

「…………ごめんなさいです、お見苦しい所を……」

 

「良いの良いの、私もなんか緊張解けたし」

 

そう言う拳藤さんの顔はふわりと緩んでいた。

 

すっごい、男前だこの人……

 

「ほら、行こ?うちらも行かないと遅れちゃいそうだし」

 

「です!」

 

そう締め括って再び歩き出す私達の間には、もう既に「顔見知り」という壁は無くなっていた。

 

 

 

 

 

――――――――――――――――――――――――――

 

 

 

 

 

―――午前を使った筆記試験はかなり楽だった。

 

流石前世の記憶(チート)、今回ばかりは感謝である。

 

そして筆記を全て終えた私は、荷物として持っていたリュックを背負って講堂に行く。

 

がやがやとざわめきと足音に飲まれ掛けた私は、再び拳藤さんに助けられた。

 

その時にちっちゃいねと言われて若干凹んだが、それは良いとして。

 

 

『今日は俺のライヴにようこそー!!エヴィバヒセイヘイ!!!!』

 

 

「「「「…………」」」」

 

 

ぱちぱちぱち……って、え?

 

「……あれ?」

 

『いい反応してくれたのはお前だけだぜミニガール……』

 

説明前のプレゼント・マイクさんが、ただただ可哀想だったという事だけはここに残しておく。

 

っておいコラ、ミニガール言うなし。

 

私まだ成長途中だし……




次のお話でようやくハルちゃんの個性紹介になるかなぁなんて思っていたり思っていなかったり。
流石人生二週目、流石原作知識という事でかなりぅゎょぅι゛ょっょぃしてます多分きっと恐らくメイビー(保険掛けまくり)。

尚チートではありますが万能ではありません。
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