補足(?):先輩はみうちゃんが心配で家に行ったところ、いなかったので思い当たる場所はあの海辺しかないと思い、あの場所へ走って行ったみたいです。
私は家に帰った後、すぐに配信することにした。この気持ちが変わらないうちに。
今は配信の準備中。
先輩は私の横で見守ってくれている。私が配信は1人でやらせてとお願いした。先輩はニヤニヤしながら『はいはい。』と納得してくれた。
なんでニヤニヤしてんだ?ま、いっか。先輩かわいいし(?)。
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【みんなのために】リベンジマッチだよ【蒼井美海】
5267人が待機中#ソラカラ #大きい海 #Seaart
「こんみう〜!ソラカラ3期生の蒼井美海だよ〜!!みんな来てくれてありがと!急に始めたのになんでこんなに人がいるの?」
コメント:こんみう〜
コメント:こんみう〜
コメント:こんみう〜
コメント:みうちゃんが好きだからや
コメント:
コメント:待ってた訳じゃないんだからね!
「うんうん。待っててくれたんだね。嬉しい。」
コメント:元気そう
コメント:元気になってくれて嬉しい
コメント:もう大丈夫なん?
「うん。大丈夫。今は落ち着いたから。今日はちゃんとやるよ!みんな楽しんでいってね!」
この配信はみんなのためにやるもの。みんなに楽しんでいってもらいたい。
コメント:
コメント:
コメント:いえーい!
コメント:
「みんなありがと。あ、そうだ。今日は昨日のお詫び配信でもあるから特別にリクエストいくつか受付けまーす。して欲しいことあったらスパチャで言え〜!」
コメント:まじ!?
コメント:あのみうちゃんが...
コメント:珍しい
コメント:
「ホラゲ!?無理無理無理!絶対やらない!」
コメント:怖いの苦手か?
コメント:リクエストだぞ〜
コメント:リクエストされてるからやらなきゃねw
コメント:叫んでるみうちゃん見たい
コメント:
先輩が横で笑いながら、『やってよ!』って言う感じの眼差しで見てくる。
「絶対やんないからな!はい次!」
コメント:
難しい質問だね。うん、しかも真横に先輩がいる。怖くて横見れない!
コメント:どっちなの?
コメント:究極の選択
鈴音奏:私だよね?
コメント:やっぱりいたw
コメント:姉登場w
コメント:レンちゃんはいないのかな?
どう答えればいいんだ!?あ、ここはここは中間で答えておこう。
「どっちも好きだよ?」
コメント:逃げたw
コメント:どっちか答えろw
鈴音奏:私だよね?みうちゃん?
コメント:圧がw
コメント:圧
うん、非常に気まずい。とりあえず、配信に来ているなでちゃんに好きと言っておこう。
「なでちゃん、の方が好き、かな?」
そして先輩の方を向いて手を合わせて「ごめんなさい。」と謝っておく。
先輩は頬をぷく〜っと膨らませていた。そして、スマホを弄り出した。
私が次のコメントを読もうとすると、先輩が私の配信をスマホで流し始めた。え?何してるのこの人。
コメント:あれ?
コメント:なにこれ
コメント:音が二重になっているような
コメント:エコー?
「ごめんごめん、スマホで配信開いちゃった。」
とりあえず言い訳。
そこで、先輩が私にスマホの画面を見せてきた。ニヤニヤしながら。
その画面にはスパチャを投げる寸前の画面。50000円と「私にも好きって言って♡」の文字。
は?え?ちょちょちょ!
「ちょちょちょちょまち!」
コメント:ん?
コメント:どした?
コメント:今日も配信止めるか?
先輩は容赦なくスパチャを投げた。
赤刎レン:
「あああぁぁぁあぁぁ!?」
コメント:レンちゃんwww
コメント:赤スパw
コメント:5万円www
コメント:え、てかそこにいるってこと?
コメント:まじ?
コメント:レンちゃんおるの!?
「こんれん〜!レンちゃんだよ〜!」
「ああ〜、出ないでって言ったのに〜」
「なんで出るんですか?」
「え、ここにいるのに私が出ないとでも思った?」
「嫌な予感はしてた。」
「でしょ?」
「でしょ?じゃないですよ。」
あ〜あ、出ちゃったよこの人。もしかして、最初からスパチャして出るつもりだったな!あれはそう言うニヤニヤだったのか!
「あ、ちゃんと好きっていってね!」
「い、いやだ。本人の前でなんて恥ずかしすぎる。」
いや、普通に真横にいる人に言うなんて恥ずかしすぎるだろ!!
コメント:やれよ
コメント:やりなさい
コメント:5万円のリクエストだぞ
「うぅ...」
「ほらほらはやくぅっ!」
仕方ない。こうなったらやけくそだ!とびっきりのやつかましたろ。えっと、照れながらエロい感じで?
「ん///。レン先輩、大好き、だよ♡」
やっぱり照れる。セリフだとしても。女性に告白するのは。私はもう男ではないから変な感じではあるけども。元男としてね。まあ、リアルではしたことなんてないんだけど(出来るわけない)。
てか前もあったなこんなこと。ああ、この後の展開が読める。多分先輩が突っ込んでくる。物理的に。
私は目を瞑って先輩が飛び込んでくるのを待つ。
あれ?来ない。
目を開けて先輩を見ると、両手を頬に当て、「ん、んんんん〜〜///!?」と悶えながら、突撃してくるのをなんとか我慢していた。
先輩...その顔は反則ですよ。かわいいし、エロい。
私はため息を着く。とりあえず前みたいな事態は避けられたようだ。
前は、準備もできてなかったからエッチな声出しちゃったもんな。しかもASMRで。あれはもう自分で見たくない。目の前に何十回も聞いてる人いるけども。
すると、先輩が急に私の肩に掴みかかり、目を真っ直ぐに見てきた。
ドキッとする。ガチ恋距離ってやつ?
ああ、先輩、かわいい。
「私も、好きだよ?」
告白された。
初めて告白されるのが女になってからなんて。しかもこんなにかわいい年上のお姉さんに。どうして私は女になってしまったんだろう。
そして、面と向かって好きと言われると照れる。先輩はもっと顔を近づける。唇と唇がふれあいそうな所まで。
「ああ!顔が近いって先輩!」
私も正直限界。
女性に告白されたことなんてない。あるわけない。
しかも、それが恋愛の好きではなく、友達としての好きでもなく、単純な好きでもないような気がする。性的な意味で好きと言われている気分。前のこともあるし、現に掴み掛かられてるし。ガチ恋距離だし。
コメント:れんみうてぇてぇ
コメント:てぇてぇ
コメント:え?見えないんですけど?
視聴者には見えてないが、だいたい想像が着くようだ。蒼井美海が赤刎レンに襲われているところが。
コメント:センシティブだなぁ
コメント:これで付き合ってないの?
コメント:もう結婚しろ
あ、結婚いいね。こんな人と将来結婚したい。だってかわいいもん。なので結婚しましょう先輩。あ、私まだ17歳だ。てか、同性婚になるわ。ダメじゃん。でも、戸籍上私は男なのでは?いやいや、だめだめ。今、私は私だ。
先輩が私に抱きついてきた。
結局、また先輩が迫ってくる。この人前回から学んでないの?
「ちょ、先輩!だめだめ!前みたいに怒られる!」
「...?あっ!ごめん...」
どうやら今回は自我を保ってたみたい。あぶね〜。
「わかってくれればいいです。」
「うぅ...」
「ふ〜。セーフ。」
コメント:危ないw
コメント:セーフw
コメント:センシティブ
「うう...」
先輩がシュンとしちゃった。かわいい。
あ〜、先輩が出てくれたおかげでなんだか配信楽しくなってきちゃった。
「よし、次のリクエストあるー?」
コメント:先輩放置w
コメント:レンちゃん元気だして
コメント:てぇてぇ
コメント:
お、いいね!こういうのを待ってたんだよ。
「バンドだって!先輩!やりましょうよ!」
しょんぼりしていじけてた先輩はすぐに目を輝かせて立ち上がった。
「みうちゃんと歌いたい!」
「よっしゃ!やったるでー!」
コメント:うお
コメント:声でか!
コメント:なんで関西弁?
コメント:大阪やな
たまに関西弁なる人いるよね。え、私だけ?関西弁なるやろ?
私は楽器を手に取った。今まで1番練習してきたギター。
嬉しくてジャジャーンと鳴らす。
コメント:ノリノリじゃんw
コメント:楽しそうwww
コメント:またこれが聞けるとか最高
でもななあ、ギターだけじゃなぁ。先輩もなにか楽器出来たらちゃんとバンドらしくなるのになぁ。これではなんだか曲が貧相に感じる。
「先輩!なんか楽器弾けません?」
「ごめんね。私、声専門なんだ。」
「ん〜....」
「そうだ!ソラカラのみんなでバンド組まない?」
「へ?」
コメント:いいね
コメント:アイドルバンド
コメント:楽器できる人いるのか?
「それはわかんない...」
「ん〜、まあその話はとりあえず保留で。」
バンドというものは1度やって見たかった...けど、初対面の人となんて無理かも。例えソラカラの人でも。誰も楽器弾けないかもだしね。
コメント:何歌う?
コメント:曲リクエストいいですか?
コメント:アニソンやって欲しい!
「曲リクエストお願いしまーす。先輩選んでください。」
「ん〜、これとかどう?」
「いいっすね。やりましょう!」
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「おつみう〜!」
「おつれん〜!」
コメント:おつみう〜
コメント:おつみう〜
コメント:おつれん!
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【みんなのために】リベンジマッチだよ【蒼井美海】
4.2万回再生#ソラカラ #大きい海 #Seaart
疲れたけど楽しかった。先輩が選ぶのは最近話題の曲ばかり。最近曲ばかり選ぶのでなかなか弾けるものがないので、後半は一緒に歌ってた。いつの間にか歌枠になってたな。
まあ、今までの配信もいろいろ自由にやらせてもらっているのでコレが私らしいっちゃ私らしいかも。
これからも定期的に先輩とバンド配信したいなと思った。
よし、明日からも頑張りましょかね。楽しい配信にするぞ。
段々と1話1話が長くなってきております。
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一応TSなんで、女の子になったすぐの頃のあれこれいろいろの番外編みたいなのいると思います?
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いる
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いらない