テスト終わった〜!
期末テスト、ギリギリ生きた。
赤点は数学IIと世界史の2つ。赤点3つ以上は夏休みに補習とか言われてたのでセーフですよセーフ。
てか数学なんて将来どこで使うんだよ。中学までの内容で充分生きていけると思うんですがねぇ。ましてや世界史なんて日本に住んでいる私にとってほぼ関係無くない?何百年前の人か知らんけど、マルクス・アウレリウス・アントニヌス?誰やそれ。名前長すぎ。
まあ、結局言って勉強しなかった私が悪いんですけどね。というのも、スパチャ解禁お詫び配信の後からなぜか配信意欲が高まり、1週間ほど毎日のように雑談配信やらゲーム配信をしていた。楽しくて楽しくてたまらなかった。スパチャが貰えるからって別にお金が欲しいとかそういうことじゃない。多分。
で、気がつけば日付は7月3日。テスト前日。私はほぼノー勉でテストに挑むことになった。さらに言えば、それ以前も配信やら撮影やらで色々忙しかったため、いつもより勉強できてきなかった。
言い訳を言えるとしたら、『お仕事してて、勉強できなかったです!』って自信満々で言いたい。現役女子高生がお仕事って変だな。バイトでもないし。
夏休みも多分配信で忙しくなるだろう。早めに課題をやっておかなくちゃ死ぬことになりそう。
まあとりあえず、そんなことは置いといて、今は緊急事態。今度夏休みにソラカラのリアルイベントをやるらしい。
ソラカラの2度目の全体イベントで、グッズを販売したり、アイドルらしくライブで歌ったり踊ったりするらしい。ついに私が待ち望んでいたライブ来ちゃ〜!!と最初は思ったのだが、1期生や2期生は3Dで踊れるが、デビューしたての3期生はLIVE2Dしかない。これじゃアイドルみたいに踊れないじゃないか!しかも、初ライブがリアイベってハードル高すぎない!?コミュ障陰キャとしてはかなりキツいかも!へるぷみー!
ってことで、今日は事務所で会議。ソラカラ所属全タレントが今この事務所にいる。一応、1期生、2期生、3期生で会議室が別れているのだが、後々打ち合わせで顔を合わせることになるだろう。もう人生終わったよ。絶対何かやらかしてしまう自信がある。
「大丈夫?やっぱり緊張する?」
3期生の部屋でみんなで話していたのだが、やはり私は顔を合わせるとなかなか口が開かない。一体何を話したらいいのかわからなくて、1人黙っていたのだが、私の隣の椅子に座っている奏が話しかけてきた。
「そ、そりゃもちろんだ、よ?」
「だよね〜。私も先輩たちと会うのがこんな急になんて緊張でガチガチだよ〜。」
嘘だろ?絶対嘘だ。さっきからみんなと会話して爆笑したり言い合いしてるじゃないか。緊張なんてしてないだろ!
「皆さん移動してくだーい!」
スタッフさんが部屋の移動を促してきた。私は緊張しながらその部屋へと向かった。
スタッフさんに先導されて向かった部屋は『会議室1』。その横に『3日目』と書かれた紙。私は3日間行われるイベントのうち、3日目に出演することになっている。事前送られてきたメッセージにそう書いてあった。
3期生の他のみんなは...ミライくんと御手洗さんは1日目の部屋に。光くんとなでちゃんは2日目の部屋に...
ちょちょまち!私もしかして1人!?馬鹿野郎!なんでこんな人見知りでコミュ障で陰キャを1人にするんだよぅ!!
そっとドアを開けて中を覗く。部屋の中には人が4人椅子に座って話している。顔まではよく見えないが、男性が2人と女性が2人。男女で向かい合って座っている。
入りたくないな、と思っていると後ろを何が重そうなデカい機材(?)を持ったスタッフさんが通りかかり、廊下が狭くなり、私は部屋の中に押し込まれた。
部屋にいた人達が私に注目する。ああ、視線が怖い。
でも、中にはレン先輩がいた...!
知ってる人がいてよかった。ほっとした。
ん〜。他の3人は誰だ。ま、見ても分からないが。スタッフさんか、先輩?
と思うと、4人は何故か顔を寄せ合って小さい声で内緒話をしだした。一体何を話してるんだろう。
しばらくすると、レン先輩じゃない方の女性がこちらに歩いてきて、私に問いかけた。
「どうしたの?迷子?」
ん?迷子じゃないが?どうしてそう思うんだ。
「ま、迷子じゃないです。」
「ん〜、だったらスタッフさんのお子さんか誰かの妹ちゃん?かな?」
は?何言ってるのこの人。怖い怖い。そんな子なんてどこにもいませんが?え?これどういう状況?
先輩の方を見るとなんか悪い顔しながらくすくすと笑いをこらえている。
「私たち大事な話があるからあっちの待機室で待ってようね!」
と、女性は言って私の手を掴み、待機室に連れていく。
いや、私もここのタレントですけど〜!?レン先輩、なんか言ったな!たすけて〜!
私は暴れて手を振り解こうとするが、これがビクともしない。強くね?この人。いや、私が弱いのかも。あっという間に待機室の前だ。
くそっ、仕方ない!私は意を決して話しかけることにした。
「あ、あ、あの!」
「ん?何?」
「手、離してもらっても、いいですか?」
「ああ、ごめんね。はい。」
ようやく開放される。と、同時に全力ダッシュでさっきの部屋まで戻る。
「ちょっと!?」
後ろから女性が追いかけてくる。ちょっ!?早くない!?追いつかれる!
でも、すぐそこの角を曲がればさっきの部屋がある!と思い、私は勢いよくその角を曲がった。が、部屋に入る前に私は地面へ尻もちをついた。
何かにぶつかった。体には衝撃。そして顔には何か今まであまり体験したことの無いような柔らかい感触。
見上げると驚いた表情と怒ったような表情をした私のマネージャー阿部ちゃんが立っていた。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
私と女性と阿部ちゃんは部屋に入った。私は顔に当たった阿部ちゃんの柔らかいところの感覚が忘れられない。人のを触る(事故)っていいもんだなぁ。
そして、椅子に座らされた。部屋に残っていた他3人と一緒のところ。先輩はまだ笑いをこらえている。でも、今にも吹き出しそうなそんな感じだ。
阿部ちゃんが私と追いかけてきた女性の方を向く。
「まず、
「え!?白榊みかん!?」
私は彼女の正体が明かされると同時に勢いよく立ち上がる。
白榊みかんとは、ソラカラ1期生の超大先輩。現在、ソラカラの所属タレントの中で最も多い登録者40万人以上のすごい人。ソラカラのトップで稼ぎ頭。私なんて足元にも及ばない。
「落ち着いてください。」
「はい...」
普通落ち着けないでしょ。
「で?なぜ鬼ごっこをしていたんですか?」
「えっと、鬼ごっこをしていた訳ではなくて...この子が逃げるから...」
阿部ちゃんがジロっと私を睨んできた。私は目線を下にする。
「では、美海さん。なんで逃げたんですか?」
「「「みうちゃん!?」」」
今度は私とレン先輩と阿部ちゃん以外が驚いた声をあげた。
「みうちゃんだったの!?」
「言われてみれば声がそうだな。」
「てか、レンちゃん知ってて嘘ついたでしょ!」
「すんません先輩。てへぺろ(´>∀<`)ゝ」
「みうちゃんなんか想像と違うな!」
なんか大騒ぎになってしまった。
私は縮こまっている。
阿部ちゃんが「はぁぁ〜」とため息をついて、
「皆さん!打ち合わせ始めますよ!」
阿部ちゃんの怒った声でみんながビクッとしてようやく打ち合わせが始まった。
私が阿部ちゃんにぶつかったことは特に責められなかった。良かった〜。阿部ちゃんみたいなタイプはマジで怒るとやばそうだからなぁ、普通に。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「まずは美海さんがレンさん以外初対面ですので、自己紹介しましょうか。」
「じゃあ、私から!ソラカラ1期生白榊みかんです!Vだと18歳で、実年齢は24歳!現在の登録者数は41万人ー!」
うわ、この人自慢してきたよ。まあ、自慢してもいいほどの実力はあるのだけど。
「次は俺だな、俺は
前、配信を見た事がある人だ。とっても女子ウケが良さそうなクール系イケメンくんじゃないか。Vのガワと比べてもいい勝負してる。あ、別にタイプとか好きだとかそういう訳では無い。男だしな。うん。
「次は僕ね。僕は1期生
見た目は優しそうなお兄さん。ん〜、この人の配信はあんまり見た事ない。なんか、Vだとヤンキーっぽい見た目で怖くて見てない。あ、いや訂正。少し見たことあるかも。えっと確か.....
「あ、みかん先輩と付き合ってる人だ。」
「「まだ付き合ってない!!」」
2人から否定された。どうやら違ったらしい。「まだ」ということらしい。まあ、プライベートだしね。そこまで突っ込むことは出来ない。あんまり気にしないようにしよ。
「次みうちゃんの番だよ。」
ぼーっと先輩たちの自己紹介を聞いていたがいつの間にか私の番のようだ。自己紹介か...今年になって何回目?さすがに慣れてきた...と思う。そしてまた現役JKのことに突っ込まれそう。
「う、うん。んと、私は蒼井美海です。えと、両方17歳です、登録者は11万人です。」
よし、上手く言えた。そして、予想通りの反応が返ってくる。
「うお、ジョシコーセー!?まじか、若いな...」
「未成年だからね?カケルくん、いくらみうちゃんがかわいいからって手ぇ出しちゃダメだよ?わかってる?」
レン先輩がカケル先輩に話を振る。それあなたが言えたことではないんですがね...
「なんで俺がロリコン前提なんだ!?俺は断然年上派だ!」
「え?前私の配信で君のリスナーだと思われる人達がカケルはロリコンって言ったけど?」
「うそぉ!?俺そんな発言した覚えないぞ!」
「あ、私もそれ見た〜!」
「ですよね〜」
「ちょっとぉ!?俺のリスナー勝手なことやりやがって...全員お仕置が必要か?」
「私たち巻き込まないでよね。」
「そーだ!そーだ!」
非常に騒がしい。
てか、私ってロリ枠なの?自分のことをロリって言われるとなんか複雑な気持ちぃ。
騒いでいると、阿部ちゃんが大声を出す。さっきよりもデカめの声。
「皆さん聞いてください!」
先輩たちはその声に驚き、慌てて椅子に浮いた腰を下ろす。
「自己紹介、終わりましたね?では、これから8月20日、開催3日目最終日のイベント、ライブについて説明します。」
阿部ちゃんが説明を始めたが、私はすでに疲労困憊状態。
今の自己紹介だけで今日のエネルギーを使い切った気がする。私はソラカラがヤバいというのを改めて体感したのだった。
一応説明しておきます。アイドルVTuberというと某ホ○なライブを思い出す方が多いかもしれませんが、ソラカラ女性だけでなく、男女混合です。変と思われるかもしれませんが、男子も女子もいる美男美女のアイドルは新鮮でいいなと思った私の妄想ですので、そこんとこよろしくです。
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この小説のこととかVTuberのことについて喋ったり喋らなかったりする
一応TSなんで、女の子になったすぐの頃のあれこれいろいろの番外編みたいなのいると思います?
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