VTuberになるために   作:Cucu

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投稿遅くなってすみません。2週間程開けてしまいました。

まだまだなりきれない私は。


#36女子ってどんな感じ?

まだまだ残暑も厳しい9月中旬。

 

最近は夏の忙しさと打って変わって、暇...とまでは行かないけど、そこそこ自分の時間が取れている気がする。個人的にゲームしたり、アニメ見たり...ゲームはいつも配信でしてるけど。

 

変化と言えば、なんだか最近この女の子である生活に違和感を全く感じなくなってきた。なってしまった、ってところだろうか。

 

昔は頑張って色々ボロを出さないようにしていた時もあったが、さすがに4、5ヶ月も経つと嫌でも慣れてしまう。これは嬉しいことなのか悲しいことなのか....

 

特に最近はとっさに、

「きゃー!」

みたいなリアクションが女の子のそれになってしまっている。しかも、夏に発声の練習をしたことにより、めちゃくちゃ高い音が出るようになっていたりする。先輩とのコラボでホラゲをやらされ、先輩と視聴者の鼓膜を3回ほど破ってしまったのも記憶に新しい...

 

それと、生活面で言うと、男子の時にはあまりしなかったようなオシャレに気を使ってみたり...出かける時の服装はもちろんだけど、学校に行く時の髪型など....かわいいって言われるのが嬉しくてたまらないのである。

最近は夏のイベントの時に初めてした、メイクに手が伸びそうで....絶対お金かかると思う。何も持ってない状態の私が手を出したらどんなことになるやら。

まあ、配信のスパチャやこの前のイベント、グッズなどで多少普通の高校生のバイトとかの給料よりは多く稼いではいるはずだけど...そこに手を出してしまったら止まらなくなってしまいそうなので一旦、そっと置いておいてある。あぁ、女子高生って大変...

 

とにかく、行動や思考が女子化してきているのが現状である。女の子として頑張るって決めたのは私だけどさぁ...ねぇ?

 

男子に戻るなんて考えは完全にどこかへ言ってしまったよ...

 

ところで、現在私は事務所に来ている。今日はみこみこ。さんとのコラボの日で、スタジオで配信することになった。初コラボだし、遅刻は避けたいところだったので、早めに来て準備しようかと思ったら、かなり早めに着いてしまい、阿部ちゃんとの打ち合わせまでもかなり時間が出来てしまいすることが無く暇なので、事務所のソファで仮眠をとっていたのだけど....

 

「それでさ〜、面白くてさ〜。」

 

「へ〜!いいですね!私もみうちゃんと買い物に行きたいな...」

 

寝転んでいる私の両横に何故かレン先輩となでちゃんがいる...!!いつの間に!?しかも、私のほっぺをつまんでくるし!うぇ〜...じゃなくて、やめてぇ〜。

 

薄目で見上げると、2人は会話に夢中でまだ私が起きていることに気づいていないようだ。なんかこういう時って、起きたく無くなるよねぇ、起きたら起きたでなんか色々といじられそうだし?恥ずかしいし?

 

2人がどこか行くまで目、閉じとこ。

 

 

ガチャ

 

 

ドアの開く音がした。お、阿部ちゃんかな?た、助けてくれ〜。

 

「こんにちは、レンさん!と、....初めまして?ですよね?」

 

この声は...みこみこ。さん!?来るの早くない??と、とにかく誰でもいいからこの状況をどうにか...

 

「こんにちは!あら、初めましてなの?じゃあ、紹介するね。こちらは3期生の鈴音奏ちゃん!」

 

「初めまして。鈴音奏です。えっと〜....そちらは?」

 

「あ、すいません。私はみこみこ。という名前で活動させてもらってます。今はボカロP兼歌い手兼VTuber...です!」

 

「え!?あなたが今日この子とコラボするっていうみこみこ。さん?随分と若いんですね!」

 

「はい!17才で、実はそこのみうちゃんとクラスメイトだったりします。」

 

「へぇ....そんなこともあるんだ!それでみうちゃんとコラボを....みうちゃんと仲良くしてあげてね?この子人見知りみたいだから。」

 

「大丈夫ですっ!今度、学校の体育大会でみうちゃんと2人で二人三脚やるんですけど、クラスでいちばん早いんですよ!私たち!」

 

い、いやぁ、あれは私がみこみこ。さんに引っ張られてるだけって感じがしてるんだよなぁ...

 

「へぇ、仲がいいんだ〜」

 

「そうなんですよ〜」

 

「ほ〜?」

 

「...」

 

そこで会話が止まった。

 

ん?なんか空気変わった?目を閉じているからわからないけど、なんかあった?

 

「蒼井さん。お待たせしました。打ち合わせを始めましょう。あれ?皆さんどうされました?」

 

阿部ちゃんが部屋に入ってきた。なんか助かった気がする。

 

「い、いや、なんでもないですよ。」

 

「じゃあ、私たち行きますね。」

 

「そうですね。コラボ頑張ってくださいね。みこみこ。さん?」

 

そう言って2人は去っていった。そこに残ったのは私とみこみこ。さんと阿部ちゃん。

 

「蒼井さん。寝たフリなんかしてないでさっさと起きてください。今日の配信について話し合いますよ。私はまだまだあなたのことが心配なんですから。」

 

「げ、バレてる...」

 

私はそう言って体を起こす。

 

「え!?なぎちゃん起きてたの?まさか全部聞かれてた?」

 

「えっと...うん、ごめん。」

 

「えぇ...やばいかも...」

 

「ん?なんかあったっけ?」

 

「いや、こっちの話だから。」

 

「そ、そう?」

 

「あの、2人とも?あまり時間ないんですが...」

 

「へ?」

 

スマホを見ると、なんと配信30分前だった。

 

「は、早くやりましょう。」

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

 

 

 

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蒼井美海
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「こんみう〜!ソラカラ3期生蒼井美海だよ〜!今日は前言ってた通り、コラボ配信です!みんなびっくりしないでね!」

 

コメント:こんみう〜

コメント:こんみう〜

コメント:こんみう!

コメント:コラボきちゃ

コメント:びっくり?

コメント:前もスペシャルゲストって言ってたよね

 

「そうだね。スペシャルというか、私にとって大事な人というかって感じだね。」

 

コメント:え?

コメント:大事な人?

コメント:誰だろ

コメント:彼氏!?

コメント:まじかよ...

 

「ち、ちがうって!彼氏じゃないよ!もう!誤解されないためにさっさと登場してもらいましょう。...今回のコラボ相手はこの人だよ!」

 

「はいはい!どうも〜、みこみこ。です!みうちゃんのファンの皆さんこんにちは!」

 

コメント:!?

コメント:!?

コメント:まじで!?

コメント:みこみこさんだ!

コメント:ええ!?

コメント:予想外れた...

 

「ということで、今日はみこみこ。さんと色々やっていこうと思います!」

 

「思います!」

 

コメント:いやいや

コメント:ちゃんと説明してよ

コメント:どうしてコラボすることになったの?

コメント:どういう繋がりよこれ...

コメント:豪華ですなぁ

 

「いやね、実は結構前からみこみこ。さんとは友達だったんだよ。ほら、この前のライブに来てくれた人は分かると思うけど、みこみこ。さんの曲を私歌ってたでしょ?あれもそういうことなのだよ!」

 

どういうことだよ!って自分だったら問いたくなるレベルの言い訳。でも、視聴者さんたちには内緒にしなければいけないことがいっぱいあるんでねこっちには。色々とね。

 

「そうなんですよ。だけど、そもそも私がソラカラの大ファンでして、それでその後も仲良くしよってことになって今に至ります。実はこう見えて結構緊張してます。」

 

コメント:結構大物だったw

コメント:みこみこ。さんってVTuberだっけ?

コメント:彼氏じゃないんかい

 

「彼氏じゃないって!しかもさ、もし彼氏だったとして傷つくのも悲しむのもそっちのくせになんでそう言うこと言うの?」

 

彼氏くんがもし登場したらガチ恋勢(いるかわからないけど)が彼氏くんを炎上させかねないからね。私は彼氏いないというかいらないんですけど!

 

コメント:楽しいから

コメント:からかいがいがあるから

コメント:みうちゃんに彼氏ができるはずないとww

 

「な、なんだと〜!」

 

「そうだね、みうちゃんソラカラの人以外で男子と喋ってるのほとんど見た事ないかも。」

 

「みこみこ。さんまで〜!ちょっと最近思ったんだけどさ、みんなから見て私のイメージ酷くない??」

 

「いやいや、それがみうちゃんなんだって。でも、そこが見ててかわいいし、応援したくなるんだよねぇ。」

 

コメント:まさかのみうちゃん推し?

コメント:よくわかってんじゃん

コメント:そうだよな

コメント:うんうん

 

「そうですよ。私、みうちゃん推しです!どういうことで皆さん今日はみうちゃんについて語りましょうよ!」

 

コメント:おけ

コメント:OK

コメント:語ろうw

コメント:どこかで見た流れ...

 

無理無理無理。私の過去のあれこれをまた話されるんでしょ??恥ずかしいからやなんだけど。

 

「も〜、恥ずかしいからやめてよ〜!」

 

「いや〜、最初会ったときはね・・・みうちゃんかわいくってみうちゃんって知らなかったけどついつい話しかけたんだよね。」

 

コメント:なでちゃんがついつい抱きつきたくなるって言ってた

コメント:レンちゃも言ってたw

コメント:みうちゃん女性にモテすぎw

 

「それな?さっきさ?なでちゃんとレン先輩が私が寝てる横で私との思い出を語たりまくって、寝ている私のほっぺをつねってきてたんだよ?みこみこ。さんとマネちゃんが来てくれて逃げれたんだけどね。」

 

いや、あの時嫌〜な空気もあったけど何とか助かったよホント。

 

コメント:てぇてぇ

コメント:てぇてぇ

コメント:あの二人まだやってたのかw

コメント:前のみうちゃんについて語る会は面白かったなw

 

「...」

 

「ん?みこみこ。さん?どうした?」

 

「あの人たちに私のみうちゃんを取られないようにしなきゃって。」

 

「ちょ!?みこみこ。さん!?何言ってんの!?私はみんなの蒼井美海だからね?」

 

「よし、決めた!あの人たちとコラボしてみうちゃんについて語るやつ、私も加えてもらう事にした!レンさん!奏さん!見てますよね?今度コラボお願いします!」

 

コメント:女の子たちの世界怖い

鈴音奏:コラボしましょうね!

赤刎レン:みうちゃんは私のモノ

コメント:ほんとに見てるしww

コメント:怖い笑顔が見えるw

コメント:コラボ絶対みるわw

 

私はその配信見れないかも、恥ずかしい×怖いのはとっても嫌だ。切り抜きが出たらそこでこっそり見るか...

 

「みこみこ。さん...?程々にね....?」

 

「わ、わかってるわよ!」

 

「そ、そう...」

 

この後もみこみこ。さんが私への愛を語りながら、若干暴走気味で配信は無事(?)に進んで行った。コラボするのはいいけど、くれぐれも喧嘩はしないで欲しいね。

そして、この人たちをこんなにしてしまうなんて私はなんて罪な女なんだろうか....。

 

結局パワプロはやれなかった...勝つことも負けることもできなかった。(/;ω;\)

 




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