こっからです。はい。
対戦よろしくお願いします。
過度な期待は良くないよ。
【初配信】新人VTuberの蒼井だよ。【ソラカラ】
時は来た。
ついに始まる。
私は配信開始のボタンをクリックし、待機画面を表示させる。既にたくさんの視聴者が集まっているようだった。
コメント:きちゃ
コメント:こいつはどんなやつなんだろう
コメント:どうせヤバいやつだろ
コメント:前の同期4人もやばかったもんな
コメント:ソラカラだから...
コメント:見た目的に元気っ子ぽい
配信は同期達の活躍により、とても期待に溢れていた。やはり緊張はするが自分で決めたのだ。前へ進むのだと。
「よしっ」
コメント:ん?
コメント:なんか聞こえた
コメント:よし!だって
コメント:ミュートしてない
コメント:さすがソラカラ
コメント:やっぱりこの子もソラカラですね
コメント:初配信からやるとはさすが
「み、見てるみんなを笑顔にできるVTuberになるんだっ!」
私は、気合いを入れるために大声で言った。
コメント:かわいい
コメント:ええやん
コメント:いい子や
コメント:推します
コメント:かわいい
コメント:いつ気づくんだろ
マネージャーからdiscordでメッセージが届いた。
<配信に声のってますよ>
私は早々にやらかしてしまったらしい。恥ずかしい。さっきの全部聞かれたのかな?
私はすぐにミュートにし、
「んんんん...!!////」
と悶えるのであった。
どしょっぱつからやらかしてしまったので、どう始めようか悩んだのでマネージャーに聞いてみると、面白いのでそのまま始めましょうとやばいことを言っていた。
あ、ソラカラはマネージャーもやばいのか。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「こんみう〜!ソラカラ3期生新人VTuberの蒼井美海ですっ!!」
配信の開始時間から10分、私は待機画面から配信画面へ切り替え、何事も無かったように用意してあった挨拶をできるだけいい声で言った。
流石に10分も遅刻すると、チャット欄やTwitterで心配する声が増えていた。でも、私がいきなり元気に配信を始めたので、チャット欄はツッコミの嵐。
コメント:は?
コメント:え?
コメント:大丈夫なの?
コメント:おい!急に始めるんかい!
コメント:何事も無かったかのようにはじめんな
コメント:何してんだよ
コメント:ちゃんと説明しよ!
「あ〜、えっと、やらかしました。ぼk...あっ、私が悪いです。すいませんでした。」
コメント:僕?
コメント:今僕って言った!?
コメント:ボクっ娘なのかよ
コメント:でも言い直したよね
コメント:まさか、男!?
「は?男じゃないし。私!」
元男だけど。
どうしよう。喋ることがない!わかんない!
私は黙り込む。
「.......」
コメント:ん?
コメント:黙った?
コメント:どうした
コメント:大丈夫か?
コメント:やっぱボクっ娘?
あぁ、だめだ、何言えばいいかわかんない。
緊張MAX陰キャコミュ障発動!!
「あ、え、え〜〜と?何すればいいの?」
絞り出したのはこれ。
コメント:えぇ...
コメント:まじか
コメント:自己紹介して
コメント:自己紹介しない人初めて見た
コメント:ばか?
「おい!誰が馬鹿だ!」
ああ、自己紹介ね。肝心なこと忘れてた。でもまぁ、公式ホームページでみんな知ってるだろうし、めんどくさいからいいや。
「えっと、自己紹介ね、名前は蒼井美海。高校2年生。あとは公式ホームページでも見といて。」
コメント:まじか
コメント:最後まで言わないんかい!
コメント:もっとみうなちゃんのこと聞きたい!
「今度質問コーナーやるから、そんときまでにマシュマロとかいっぱい送ってきてくれ。」
質問コーナー。そんなの本当はやりたくないがやるしかない。リスナーのみんなは私のこと知りたいんだもんな。リスナーのためなら...!
「じゃあ、えっと、これから短い間だけどコメント拾って質問に答えます〜。」
コメント:やった〜
コメント:短いのは誰せいなんだろうね〜
コメント:何聞こう
こいつら煽りよる。
コメント:アニメとかみるの?
「あ〜、見る見る!最近はちょっとバタバタしてて見れてなかったけど、やっぱり日常系のアニメが好きだなぁ!やっぱあのほのぼのした感じとか、平和な時間とかキャラがてぇてぇしてるとことか!めっちゃすき!」
ついつい、好きなジャンルは語りすぎてしまう。早口で話してしまった。チャット欄でオタクとかいわれてた。
コメント:陰キャですか?
このコメントを見てドキッとした。思い出したかのように私は陰キャに戻ってしまう。
「あぅ...陰キャです。」
コメント:陰キャなの!?
コメント:今までの元気はどこいった
コメント:そういうキャラなのか
先程までの元気はなくなってしまい、視聴者は驚いているようだった。
コメント:なんでVTuberになったの?
答えづらいのが来た。
ノリで送ったらなんか合格した。これが事実だが、言えるわけない。正直なことを話すのもさっきのことがあって恥ずかしい。ん〜、そうだ!
「陰キャでコミュ障なので、友達がいっぱい出来たら楽しいなぁなんて思ってVTuberなりました。みんな友達なってくれる〜?」
コメント:え
コメント:かわいい
コメント:かわいく言ってぼっちだってこと隠そうとしてる
コメント:かわいく言っても騙されないぞ
バレました。
ぼっちなのもバレてしまいました。いや、バレてた方がやりやすいか。
コメント:尊敬する先輩いる?
「えっと、赤刎レン先輩だよ。可愛くて好きです!普段の配信でも面白いし!可愛いし!この前の誕生日ライブとかとっても輝いて見えて!とにかく、めちゃくちゃ楽しかったです!ん〜、でも実際会ったりするのは緊張して死ぬ〜。」
コメント:また早口
コメント:ただのファンで草
コメント:わかる
赤刎レン:じゃあ、普通にコラボならいいんだ!コラボしよ!
コメント:本人!
コメント:いきなりのコラボのお誘い
えええ本人!?
なんで見てるの!?
新人の初配信だからか!?
陰キャがしゃしゃってすいませんん!
好きです!
「先輩ぃぃぃぃ!コラボとかまだむりいいーー!」
私は恥ずかしさや驚きなど色んな感情で混乱し、叫びながら配信を
挨拶なども無しで。
コメントは爆速で流れていたが、恥ずかしくて閉じてしまった。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
あぁ、やらかしてしまった。かんっぜんにやらかした。
絶対クビだろうなぁ。無理無理無理。こんな配信してかなりやばいやつだと思われただろう。
もう辞めようかな。
配信前にあんなこと思ってたけど、配信が終わったらそんな思いなんてどこへやら。もう心が病みそう。
「僕どうなっちゃうんだろう。」
私はなんにもできずにふて寝するのであった。
蒼井美海(あおいみうな)
高校2年生17歳。
誕生日 3月23日
おちゃめな性格で可愛いものが好き。
今更ながら設定
時は2018年(コロナ前にしたかった)
(みんなを笑顔にできる)VTuberになるために(がんばるお話)
こっからどう展開していこうかな