僕のヒーローアカデミア WE ARE LETHAL PROTECTOR!   作:のろまな怪獣

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ヴェノムハイイゾー!



No.1 プロローグ

江都辺(えとべ) (りく)くんだね?」

 

「…誰だ?あんた」

 

「私はヒーロー公安委員会の者だ。君をスカウトに来たんだよ」

 

「スカウト…?」

 

男は"オレ"に手を差し伸べる

 

頭のない死体の真ん中に突っ立っている血まみれの俺にだ

 

「…いいのかよ、ヒーロー仕切ってる人だろ?」

 

「この世界を守るために君が必要なんだ。それに君、調べたところ悪人しか殺していないだろう?」

 

俺たちは血溜まりを歩き出す

 

「…俺たちは飢えてるんだ」

 

「俺たち…?」

 

「俺たちは…あの日以来ずっと腹が減るんだ。頭も痛くて…体も冷えて。……そしたらこいつらが"オレたち"に襲いかかってきた。この人たちだけじゃない、他にも…大勢…」

 

俺たちの喋りに異常に気づき、後ずさりするヒーロー公安の会長

 

「俺はあいつと約束したんだ、悪いやつしか食べたらダメだって…人を殺したやつや苦しめているやつだけしか食べたらダメだって。"オレ"はそれを受け入れたが…食える量が少ない」

 

自分の手を見つめ、その汚れた手を公安の男に向けて差し出す

 

「……オレに食事を用意してくれるんだよな、飛びっきりの悪人を用意してくれよ。俺は悪いやつを減らせるなら…それでいい」

 

その時の俺たちはどんな顔してたんだろうな

 

きっと素晴らしい笑顔だったはずだ

 

 

 

突如人間に発現した超常的な能力"個性"

 

その力は生まれつき備わっており、ほぼ4歳までに発現し、両親どちらかの“個性”、あるいは複合的な“個性”を宿すことが多い。

 

そんな力を悪用し、自分のために使う者"敵"

 

そんな力を善用し、他を救う"英雄"

 

だが"敵"の中には"英雄"のような奴がいる

 

ヒーローじゃないが人を救い、世の中変えようとするやつが

 

その逆もまた然り

 

"英雄"だが"敵"のような奴がいる

 

ヒーローになったが人を騙し、私腹を肥す大馬鹿が

 

「もうそろそろ時間だな、ほら起きろ」

 

「腹が減って死にそうだ」

 

「今日は1件だがその分フェネルチルアミンの量は多いぞ。腹いっぱいになれる」

 

「そりゃ楽しみだ。最近はあんまり暴れてなかったからな」

 

相棒は高らかに笑い、首を伸ばしながら舌なめずりをする

 

「陸!あいつらだろ、帰ってきたな!!」

 

「荷物がたんまり。いかにも作戦前夜って感じがする」

 

「その作戦は無駄になっちまうがな」

 

月明かりもない真っ暗な夜、俺たちは動きはじめる

 

よく言うだろ?毒を以て毒を制すって

 

俺たちはその中でもトップクラス、猛毒だ

 

猛毒を以て毒を制すのさ

 

「行くぞ、相棒」

 

「あぁ、一気に行こう」

 

これは

 

俺たちが最悪最凶のヒーローになる物語

 




プロローグはオールマイトとオールフォーワンの戦い前の予定なので大体、本編開始5、6年前

レディ・ナガン逮捕の少し前にしたいです

詳しいことが分からなかったためオリジナル設定てんこもりもりです

レディ・ナガンとは同期、今作のヒロインにしようとしてます

以上!

温かく見守ってください……
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