宿題なんてなくなればいいのに・・・。
それと、気が付けば、一週間でお気に入り100件突破!
・・・まあ、何せ初投稿作品なので、すごいのかよくわかりませんが。
それでは、お待たせしました、第6話、どうぞ!
アインスたちは現在、とある一室で白夜叉の対面に座っていた。
「あいにくと店は閉めてしまったのでな。わしの私室で勘弁してくれ。」
アインスたちの前に座っていた白夜叉が、そう切り出してきた。
「あらためて自己紹介しておこうかの。わしは三三四五外門に本拠を構える「サウザントアイズ」の幹部の白夜叉だ。黒ウサギとは少々縁があってな。コミュニティが崩壊した今でも、ちょくちょく手を貸しておる器の大きな美少女だと認識しておいてくれ。」
「はいはい、ホントにお世話になっているのですよー。」
白夜叉の言葉に、すっごく投げやり気味に返す黒ウサギ。まあ、先ほどのやり取りを見れば、世話になるのと同じくらい迷惑をこうむっているのだろう。
ここで耀が、先ほどの白夜叉の発言について挙手をした。
「外門、って何?」
「箱庭の階層を表す外壁に作られた門のことですよ。数字が小さいほど都市の中心に近く、それに比例してより強力な者たちが住んでいるのです。」
耀の疑問に答えたのは黒ウサギだった。白夜叉は、箱庭の地図を取り出し四人に見せた。
「・・・超巨大タマネギ?」
「いえ、これはバームクーヘンでしょう?」
「そうだな、どちらかと言えばバームクーヘンだな。」
「そうか、これが「ばーむくーへん」というものなのだな。」
「「「「「えっ?」」」」」
「ん、どうした?」
アインスの発言に、他五人の思考が一瞬停止した。そして開かれるアイコンタクト会議。
(ま、まさかバームクーヘンを知らないとは思ってなかったのですよ。)
(そうね、むやみに外出できなかった私ですら知ってたのに。)
(あやつの見た目はどう若く見積もっても10代後半じゃろ?それで見たことがないとは・・・)
(そういやアイツ、世界の果てでも自分が魅力的じゃない発言してたな。)
(あの見た目で?・・・胸なんか爆発しちゃえばいいのに(ボソッ))
((((おい、ちょっと待て落ち着け。))))
この間わずか一秒半、中々にカオスな会話である。アインスが闇の書から解放されたのが12月24日、消滅したのが4月のはじめ頃なので、アインスが向こうで活動していたのはおよそ3か月と半月ほど。その間にも、「闇の欠片事件」や「砕けえぬ闇事件」などがあった。(アインスは未来から来たメンバーを覚えている。おそらく召喚される前に一度消滅しようとしたため、自身にかかっていた記憶封鎖が解除された為だと思われる。)そのため、アインスが日常生活を送っていた期間はさらに短い。だから、アインスは現代の一般知識にかなり疎い。むろん基本的なことはすべて記憶しているが、バームクーヘンは聞いたことはあっても、実際に見たことはないようだ。
アインスの出自を知らない5人から少しかわいそうな子を見る視線を受けて、アインスは可愛く首をかしげるのだった。
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それは唐突で、そして必然的な出来事だった。
「アインスショック(仮)」の後、外門の説明に戻った白夜叉が、黒ウサギが持つ水樹の入手法を聞いたとき、十六夜がぶっとばしたと説明された。それに驚いていろいろ考察する白夜叉に、十六夜があの蛇神と知り合いだったのか尋ね、その白夜叉が答えはあの蛇神に神格を渡したのは自分だといった。すると十六夜は獰猛な笑みを浮かべ白夜叉にあの蛇神より強いのか聞いた。そして白夜叉はいった。
-----自分は東側の「
この言葉に問題児三人が反応しないわけがなかった。十六夜、飛鳥、耀の三人は白夜叉にギフトゲームを挑んだ。黒ウサギは三人を止めようとしたが、三人は聞く耳を持たなかった。黒ウサギはアインスの方を見るが、アインスは手を貸そうとはしなかった。アインスにはわかっていたのだ。このまま挑んでも三人は絶対勝てないことに。三人の言葉を受けた白夜叉は、懐からカードを一枚取り出すと、三人に尋ねた。
「おんしらがらが望むのは「挑戦」か?それとも対等な「決闘」か?」
そして、世界が変わった。
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そこは、水平に太陽が回る広大な雪原-----白夜の世界だった。
白夜叉が行ったのは、転移なんて言う生易しいものではない。一つの世界を作ったということを、初めて見る面々も理解できた。
「今一度お前たちに問おう。わしは「白き夜の魔王」-----太陽と白夜をつかさどる星霊、白夜叉。おんしらが選ぶのは試練への「挑戦」か?はたまた対等な「決闘」か?」
白夜叉の凄味のあるセリフに、挑んだ三人は瞬時に理解した。「絶対に勝てない」と。それほどまでに、白夜叉の迫力はとてつもないものだった。
そして、アインスは少し拍子抜けしていた。「この程度か」と。無論、これは白夜叉を見下しているわけではない。白夜叉が放つ威圧感と、力が不平等なのだ。威圧感は確かに凄いが、感じる力はたいしたことない。まるで、「本来の力を封じているアインス」と同じように・・・。
白夜叉の圧倒的なまでの威圧感を前にして、さすがの十六夜たちも挑戦を選んだ。ただ、素直に挑戦を受けるのは己のプライドが許さなかったようで、「試されてやる」というおそらく彼らの最大限の譲歩の言葉だったが。
三人が挑戦を選んだことに、アインスはホッとした。一応、彼らが決闘は選ばないと思っていたから止めなかったが、もし、万が一にでも彼らが決闘を選んでいたらどうしようかと思っていた。あれほどの威圧感を出されたのだ。それで立ち向かう者なんて-----元祖、不屈の心を持った
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試練を選んだ三人に知り夜叉が用意したゲームは、グリフォンに自身の「知恵」、「力」、「勇気」のいずれかを認めさせることだった。
このルール-----というか、グリフォンを見たときから、耀は興味心身でゲームも彼女が行うこととなった。彼女は自分のギフトを使い、グリフォンと言葉を交わし、グリフォンの誇りをかけた勝負を提案した。内容は、耀がグリフォンにまたがり、湖畔を一周する間に、耀を振り落としたらグリフォンの、落ちなかったら耀のかちというものだった。そして、グリフォンの誇りの対価として、耀は迷うことなく「私の命を賭けます。」と言い切った。黒ウサギと飛鳥は止めようとしたが、十六夜と白夜叉、そしてほかならぬ耀自身がそれを拒んだ。アインスは、耀の覚悟に満ちた瞳を見たときから止めるつもりはなかった。
そして行われたギフトゲーム。勝ったのは----------耀だった。
皆が見守る中、耀は見事グリフォンにしがみついてみせた。ゴール直後、グリフォンから耀が落下するというアクシデントがあったが、耀はなんと、グリフォンのように空を踏みしめて歩いて見せた。十六夜は、耀のギフトが「生物の特徴を取得する」ものだと感づいていたため、ほかのものに比べ、驚きは少なかったようだが、耀は今の力を「友達になった証」といった。耀のギフトは父親が作ったという木彫りで、それを見た白夜叉がすごく驚いた顔をし、耀から買い取ろうとしたが、即答で拒否された。
ここで、黒ウサギがここへ来た本来の目的を思い出した。
「そういえば、今日は皆さんのギフト鑑定をお願いしに来たんでした!」
「よ、よりにもよってギフト鑑定か。専門外どころか無関係もいいとこなんじゃが・・・。とわいえ、主催者としてゲームに勝ったおんしらには何か与えんとな・・・。よし、ちと贅沢な代物じゃが、コミュニティ復興の前祝にはちょうどよかろう。」
そう言って、白夜叉は柏手を一つ打つ。すると、アインスたち四人の前にそれぞれカードが一枚ずつあらわれた。
コバルトブルーのカードには逆廻十六夜、ギフトネーム「
ワインレッドのカードには久遠飛鳥、ギフトネーム「威光」。
パールエメラルドのカードには春日部耀、ギフトネーム「
ブラックのカードにはリィンフォース・アインス、ギフトネーム「
四人の持つカードを見て黒ウサギが声を上げる。
「ギフトカード!」
「お中元?」
「お歳暮?」
「お年玉?」
「ち、違います!ギフトカードは、顕現しているギフトを中に収納することができるんです。耀さんの「生命の目録」や、十六夜さんがとってきた水樹なんかも収納可能で、いつでも取り出し可能な超高価なものなんです!」
「つまり、素敵アイテムってことでOKか?」
「そんな適当な・・・あーもう!そうです、超素敵アイテムです!」
半ば投げやりぎみに答えた黒ウサギ。そんな黒ウサギをしり目に、アインスは自身のギフトカードを見つめていた。
夜天の守護神、ナハトヴァールとは、言い得て妙だと思った。元々、ナハトヴァールは防衛プログラム。「守る」という意味では決して外れてはいない。最も、防衛プログラムのときのナハトヴァールはとても守護神とは言いがたい存在だったが。
-----もしもこのとき、自分のギフトネームについて詳しく調べていたら、わかったかもしれない。
自分のギフトネームに隠された、力の意味を・・・。
最近、ペルセウス戦どうしようか考えてます。
大体の流れは決まってるんですが、トドメをどうしようかなと。
一つ決まっているのは、「STRは使わない」ということだけです。
ルイオスにピンクのトラウマを植え付けることを希望する皆様には、大変申し訳なく思っています。
STRにはもう少し後で活躍していただきます。
とりあえず、まだまだ先は長そうなので、気長に考えていきます。
それと、アインスのギフトネームについては、多分原作2巻ぐらいで明かされると思います。
実は、それに対する伏線がもう一つ張られているんですが・・・わかるでしょうか?
さて、長々話しても仕方ないので、そろそろ終わりにしましょうかね。
活動報告の方のアンケートもよろしくね~。