Portrait of the Great Dragon ~ダンケルザーンの生涯~   作:CanI_01

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組織:ドラコ財団

ドラコ財団/Draco Foundation

 

小国並みの人員を擁し、メガコーポに渡り合える資金力がある、世界で最も影響力のある非営利団体、それがドラコ財団です。

ドラコ財団はダンケルザーンの遺言により、その遺言を執行しダンケルザーンが、思い描いた目的を遂げるために造られた組織です。

実働部隊であるアセットインクも持ちダンケルザーンの遺言執行を第一義に動く組織です。その為にランナーを雇い入れることも珍しくはありません。

また、その中でドレイクの保護や鮮血魔法使いに対して懸賞金をかけておりその意図を疑がわれることもあります。

そのそつの無い財団運営は理事長のダビアーと副理事長のデュプリーの努力の賜物と言えます。

2064年のクラッシュ2.0によりダビアーが失踪しデュプリーが理事長代理としてドラコ財団を運営します。このデュプリー体制も理事の兼松との対立こそあったものの概ね平穏にドラコ財団は運営されます。

2073年2月18日にワシントンでデュプリーの死亡が確認されます。その3日後に入れ替わるようにダビアーが帰還します。

ダビアー帰還後にクゼルタとフリーエルの2名の理事が抜け、代わりに監査役員として先のUCAS大統領ベティ・ジョー・プリチャードと同じく退任したCAS大統領アイボリー・マッケーブが就任しています。これは財団の成立条件を定めるUCASの法律に従ったためです。

そして2074年に新たに理事としてグレートドラゴンの勝、〈彼の竜の子ら〉のアレクシス・グリマースケール、ゲネシスコンソーシアムのクリスティン・マーティン

が就任します。

更にエグゼクティブディレクターとしてレックス・コールを任命しより効率的な組織運営を勧めています。

ダビアー帰還後、彼女は積極的にコネクションの構築を進めジョナサン・リードやカトリック教会の防諜責任者と同盟関係を結んでいます。

また、複数のダンケルザーンの遺産が財団から奪われた事を受け、ダビアーは自身の資産管理会社であるリアリティインクを通じてネオネットからキャルバリーアームを買収しドラコ財団の警備を強化しています。

ですが、その影響力を嫌うメガコーポやアーティファクトの確保で利害関係にあるアトランティス財団や新たなる夜明けのイルミナティなど敵も多く舵取りを誤ればメガコーポ等他の組織の草刈場になりかねない危うさも常に内包しています。

 

以下に財団の理事を記載します。

 

理事長 ナジャ・ダビアー

エルフ、女性、社交アデプト。

2014年にエストニアで生まれるも8歳で両親と死別し、孤児院で成長したことになっています。

実際にはエルフの孤児としてストリートでただ生き延びることだけを目標に獣のように暮らしていました。この劣悪な環境から生き延びる為に他のエルフ達と協力し知識や力を蓄積し食事に事欠かない生活を目指します。そんな仲間に、現在のティルタンジェルのプリンスの1人であるジョナサン・リードがおり、彼は彼女の師匠となったのです。

そして、リードとダビアーは協力し欧州戦争の混乱を利用しブラックマーケットに根を張り、影響力を増大していきます。事業規模の拡大により資金の洗浄が必要になったダビアーはリアリティインクを設立し綺麗な資金を入手できるよう形を整えます。

そして、リアリティインクを通してヨーロッパの表の世界に影響力を増していき2039年にダンケルザーンの声となります。

ダンケルザーンの声として通訳とリアリティインクを用いたダンケルザーンの影の組織の運営を取り纏めていきます。

ダンケルザーンの死後、ドラコ財団の理事長、UCAS副大統領に就任し、ゴーストウォーカーによるデンバー支配などに介入を行います。

そして、2064年のクラッシュ2.0の混乱の中、暗殺組織キメラの凶刃に倒れたと思われます。表向きにはダビアーは行方不明となります。

2073年にダビアーは突然世間に姿を現します。このダビアーが失踪前と同じ人物なのかは定かではありません。噂ではダンケルザーンの生まれ変わり、クローン、自由精霊など様々な話があります。ただ、実際ナジャ・ダビアーと同じ顔のフィクサーだけが所属するフィクサーネットワークがあり、ダビアーとネットワークは協調して動いています。

少なくとも再びドラコ財団を掌握したダビアーはティルタンジェルやカトリック教会、ネオネットの警備責任副社長であるマイルズ・ラニアー、元ナイトエラントよCEOであり、現在はスー国の特別戦術顧問であるソーリングオール、ゴーストウォーカーなど多方面との同盟関係を保持しています。

失踪前にはアセットインクのCEOであるライアン・マーキュリーと恋人であったが帰還後に別れています。

 

ダンケルザーンの遺言によりドラコ財団の理事長、そして遺言状に記載されていないもの全てが贈られています。

 

副理事長 アイナ・デュプリー

紀元前6000年頃に生まれ生き続けるエルフ。

父親がエルフ宮廷の女王アラシアのセラ帝国に従うべきだと主張したことにより数百年以上老化させる呪いをかけられた上で森から追放される。

その後異界魔術師の師匠のところで禁断の魔導書に手を出しホラー、イストグラーゼに目を付けられる。

イストグラーゼは不死であるアイナの体質に目をつけいくらでもいたぶることができる対象としてとりついていた。

その後グレートドラゴンマウンテンシャドウ(ダンケルザーン)の助言によりイストグラーゼを追い払うことに成功する。

その後エルフ宮廷に戻り、エイスン・オークフォレストと結婚生活を送るが破綻し、再びイストグラーゼに干渉される。

結果第四世界より繰り返しイクトグラーゼという名のホラーに狙われ続けている。

エリザベス1世の時代には、英国のスパイとしてフランスで暗躍する。

ダンケルザーンの遺言によりドラコ財団の副理事長となるが、エルフの争いに巻き込まれホラーの支配するメタプレーンに幽閉されるがフロスティの組織したランナーチームにより救出される。

現在はエルフ宮廷に対立する組織アンシーリーコートの女王となっている。

イクトグラーゼとの間にタイスという息子がいる。

ハーレクインとはかつてただれた関係にあった(同じホテルで寒くて眠れないから裸で相手の布団に潜り込むような関係)。

重度のアルコール中毒。

第六世界屈指の魔法使いであり、ほかのイモータルエルフをも凌駕する。

 

ダンケルザーンの遺言によりドラコ財団の副理事長の地位と希望が贈られます。

 

理事 フランク・ハーディー/Frank Hardy

自称放浪するケルト人であるフォモールの男性です。ハーディー家は19世紀から続くプリンスエドワード島の豪農の家系で遡るとアイルランドに繋がります。フランクは未だに父祖の地を守る農夫でもあります。

卓越した植物学者であり、農夫であり、優秀なシャーマンであるフランクはその技術を用いて痩せた土地や日照量の少ない土地でも育つ植物を開発し世界中に販売しています。彼は父祖の地を離れることはなく販売はアマゾニアのシルバーブランチ社と言う小規模な企業を通してのみ販売しています。

メガコーポはシルバーブランチを買収することも無く大人しくその新種の種を購入しているようです。

2073年行方不明となった副理事長アイナ・デュプリーの後任として帰還したダビアーにより副理事長に任命されます。

 

マニュエル・トーレス/Manuel Torres

カラカス在住のディエゴ・リベラスタイルのフレスコ画家男性。

北部アマゾニアと画壇では有名な人物でフレスコ画家と絵画教室、そして宗教的な絵画などの販売で生活をしている人物です。

様々な技法での絵を描くことができますがアズトロン様式での絵画だけは決して描きません。

彼の制作物には魔力が宿るとも言われておりシャーマンであるとの噂もあります。

 

ミロ・クゼルダ/Milo czerda

中央ヨーロッパで詩人として生活しているケンタウロスの男性。

チェコ国籍であり覚醒者でもあります。

詩人や作家として世界的な名声を獲得しており、非ヒト知性知的生物の権利宣言にも大きく関与しています。

2072年にダビアーが帰還した際に理事の立場を降りることになります。

 

兼松 翠/Midori Kanematsu

来歴不明の女性で日本のベンチャー企業に投資を行い経営に手を貸しメガコーポに育て上げていくエンジェル投資家。

主に宇宙航空産業や魔法技術研究、バイオメディカル産業に主に投資しています。

その外見は30代の日本人女性ですが、最新の整体彫刻を駆使しているだけで80歳を超えてると主張する人もいます。少なくとも最新鋭の技術ガジェットから18世紀の和服まで理解している女性であることには間違いありません。

噂では狐の精霊、狐のシェイプシフター、強力な魔術師やアデプトなどと言われています。

また、バタカッブと親しい友人でもあるようです。

そして、2072年突然ドラコ財団のシアトルオフィスに常駐を決定しシアトルオフィスの人員配置を調整し始めます。この頃デュプリーと財団の方針を巡り争っていました。

 

“グレーシー”グレース・フリーエル/“Gracie”Grace Friel

ティル・ナ・ノーグからスコットランドへ移民した当代最高のデッカーの1人であるヒューマン女性です。その外見は白金色の髪に輝くような青い瞳の細身で長身です。

仕事をしたあとには「良い夜を、グレーシーより」と言うネオンサインで書いたようなアイコンを残します。

2072年にダビアーが帰還した際に理事の立場を降りる事になります。

 

勝/Masaru

2042年にグレートドラゴンへと転化したばかりの男性の若いイースタンドラゴン。

その外見は漆黒の鱗に下腹部は影のような蒼、白い角を持ちます。

メタヒューマンの姿になる際にはヒューマンの青年実業家の姿を取ります。

現在はフィリピンのヴィザヤ諸島、パナイ島に住んでいます。

フィリピンから日本帝国の影響を排除することと、メディアドラゴンとしてダンケルザーンの後継者を目指して活動しています。

 

アレクシス・グリマースケール/Alexis Glimmerscale

ダンケルザーンを神と崇める組織〈彼の竜の子ら〉に所属するチェンジリングの女性。

 

“KAM”クリスティン・マーティン/Kristine Martin

ジェネシス・コンソーシアム社の最高バイオ倫理責任者として取締役会に席を持つ女性の遺伝子改造技術の専門家です。

ジャックポイントでのハンドルはKAMです。

元ユニバーサルオムニテック(UO)の最先端生体工学研究室のリーダーとなり、UOの取締役であるロクスボルグ氏と結婚し娘が1人います。

ところが、UOとアズテクノロジーの共同研究において倫理規定違反に巻き込まれ自身の研究が停滞することを嫌い、夫であるロクスボルクや友人のランナースマイルバンディットを巻き込みジェネシス・コンソーシアム社に出奔し取締役の地位を得ます。

この過程でロクスボルグ氏とは離婚したようです。




ジョナサン・リード/Jonathon Reed
2011年にフィンランド生まれの最初期のエルフの1人です。
2030年にはフィンランドのハイテク企業に就職し、フィンランド軍の存在しない部隊として防諜活動に従事しロシアの侵攻を未然に阻止してきました。この際に開発された通信技術が後のエリカの母体となります。
2035年にティルタンジェルのプリンスに就任します。主にティルタンジェルの防諜を担当してきました。
2064年にクラッシュ2.0が発生した際に情報管理の不備を指摘され当時のハイプリンス、ルー・シェアハンドによりプリンスから解任され、ティルを追放されています。
その後完全に姿を消しましたが2066年以降世界中の様々な場所で姿を現します。
この活動にドラコ財団がなんらかの関係をしていると言われていますが詳細は不明です。
一説によるとシェアハンドを打ち破るために魔法のアイテムを探しているともいわれています。

ナジャズ/Nadjas
ナジャ・ダビアーと同じ顔をしたフィクサーによるネットワークであり、互いを姉妹と呼び文字通り家族として強いきずなを持っています。
その外見がクローンであるとも生体彫刻によるものであるとも言われています。
まとめ役であるイエルナを最初のナジャと呼ぶことから、ダビアーも彼女のクローンであるのかもしれません。

コリンナ/Corinna
FDCにオフィスを構える姉妹。
IDEA(国際/企業間/省庁間麻薬取締局)に影響力を持つ。
元フランスのシークレットサービスに所属していたが、何らかのへまをしたところでイエレナに救われる。
夫がいる。

ヴァレリア/Valeria
マンハッタンに影響力を持つ姉妹。
伝説の暗殺者にしてフィクサー、ヤンキーともコネクションを持っている。

イリナ/Irina
南ヨーロッパを中心に活動している姉妹。

ミーシャ/Mischa
ロサンゼルスで活動している姉妹。
マナダイン社やカルテック社に対して魔法使いの抽出をコーディネートした結果、プエブロ企業評議会ににらまれている。

ソフィア/Sofia
マトリックスベースで活動している姉妹。

ナタリア/Natalia
シアトルを拠点とする姉妹。
ナジャズ中で最も人情的な人物で、その為にコリンナが調整を行っている。

イエレナ/Yelena
最初のナジャ。ナジャズのまとめ役。

マリジャ/Marija
ロンドンを拠点にして活動している富裕層に強い姉妹。故人。

ダイアナ/Diana
デンバーを拠点に活動するフィクサーで元ダンケルザーンのウォッチャーであり、後にゴーストウォーカーに仕える。故人。

ヘレン/Helen
新東京でヤクザなど犯罪組織に強い姉妹。故人。
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