Portrait of the Great Dragon ~ダンケルザーンの生涯~ 作:CanI_01
アセットインク/Assets, Inc.
表向きにはドラコ財団の警備部門として存在している組織です。その実質はダンケルザーンの遺言執行の為に暗躍するブラックオプチームです。ドラコ財団に雇われるランナーの集まりとも、ドラコ財団のカンパニーマンとも揶揄されています。
2054年頃にダンケルザーンが在野のランナーに声をかけて組織し当初はDチームと名乗っていました。
その後2057年のダンケルザーン死亡と時を同じくしアセットインクと名乗りCEOにライアンが就任します。
これ以降ライアンをリーダーとしたランナーチームとして活動するランナーチームとミッションに適したランナーチームに声をかけて活動させることがあります。
ところがクラッシュ2.0によりダビアーが行方不明になった際にライアンはアセットインクのメンバーを含めてダビアーの捜索にリソースを投入しアセットインクの活動が停止します。
ダビアーの帰還後にドラコ財団のドレイク保護事業を主体的に行っていく組織となります。
救出されたドレイクはルイス湖にダンケルザーンが建造した巣穴を利用したサンクチュリアに匿われ、その後の人生相談と必要な訓練を施されています。
現在のアセットインクはライアンの個人的な繋がりを生かした傭兵ネットワークとしても活動しています。
傭兵ネットワークの事をニューアセットと呼ぶこともあるようです。
アセットインクのメンバーには身分証代わりにブラックツースダガーという収束具が与えられます。これはルイス湖のみに存在する素材を用いて特別な儀式を用いて製作されたものであり、個々人に合わせた収束具としてデザインされます。
元々はアザデの持っていたダガーを元にデザインされたものです。
ちなみにかつてダンケルザーンは自らのコードネームをダークツゥースとしておりまして、そちらへのオマージュでもあるように感じます。
“クイックシルバー”ライアン・マーキュリー/"Quicksilver"Ryan Mercury
ライアンは7歳の頃に覚醒能力に目をつけたカルト団体に拐われ家族を失います。そこから救出したのがダンケルザーンであり、それ以来ダンケルザーンの指導を受けてアデプト能力を伸ばしていきます。
ダンケルザーンの死後にはイモータルエルフのハーレクインに師事しているヒューマン男性のドレイクです。
フィジカルアデプトであるともミスティックアデプトであるとも言われている。
ダンケルザーンの生前には彼直属の工作員として様々な組織に潜入していたり、荒事をこなしてきた腕利きの工作員です。
ダンケルザーンの死後ドラコ財団の実働部隊であるアセットインクのリーダーとして活動し、様々な覚醒的脅威への対処や遺産品の奪取に関与し解決に導いてきました。
自身がドレイクであることも含め最近はドレイク保護に力を入れています。
ドラコ財団の総帥であるナジャ・ダビアーとは恋人同士ででしたが、ダビアーがクラッシュ2.0で失踪し、彼女が帰還してから別れたようです。
その理由としてダビアーが失踪中に遺言の執行のためではなく、ダビアー捜索を優先したことにダビアーが怒ったためと言われていますが真偽は定かではありません。
最近はドレイクの保護活動を中心に依然と同様に様々な覚醒事件の対処に奔走しているようです。
アザデ/Azadeh
ヒューマンドレイクの女性でサンクチュリアのドレイクの部隊指揮官の立場にあります。
卓越した指揮能力と戦闘力に定評があります。
彼女は60年代後半にアズテクに捕らわれたライアンが自力で脱出した際に彼と初めて会っています。そして、ライアンを狙うイモータルエルフの諜報部隊ソングバードを撃破することで自らを売り込みアセットインクに参加しました。
彼女は情熱的で苛烈で、公正な人物です。
それでも仲間達には愛される指揮官のようです。
レインウォーカー/Rainwalker,
女性のアダルトドラゴンです。
第4世界においてダンケルザーンに仕えていたドラゴンなのですが、覚醒したタイミングが2068年とダンケルザーン亡き後に目覚めてしまいました。
この為ルイス湖を訪れライアンと面談しダンケルザーンの死についての説明を受けます。その後ライアンの公正さを評価しアセットインクに加盟します。
アセットでは野戦指揮官として機能し、戦術的、政治的な的確な運用をしています。
反面彼女がアセットで影響力があるためにドラゴンの政治に巻き込まれやすくなっているのも事実です。
カイリン・アクスレー/Kaylinn Axler
元々アセットインクを率いていたストリートサムライです。
巨漢の女性ヒューマンで長い足、細い腰、波打つ黄金の髪、鳶色の瞳、素敵な微笑み、がっしりした肩の整った体型の人物です。
ライアンがアセットのリーダーに就いた後は長年彼の副官としてアセットを運営してきました。
現在は半ば引退した状態でサンクチュリアでの訓練を主に行なっています。
ジェーンインザボックス/Jane in the box
ヒューマン女性のデッカーです。
その実力は第6世界屈指のものでジャックポイントの前のシスオペであるファーストジャックですら敵わないと言わしめた腕前です。
ダンケルザーンの生前からダンケルザーンのネットワークの管理保持し最適なスタッフを投入すると言うマネージャーの立場であった人物です。また、アセットインクの現場支援も行うオペレーターでもあります。
ダンケルザーン亡き後にはドラコ財団とアセットインクの為に活動を続けています。
彼女は波打つ金髪、素晴らしく長い脚、張りかある豊満な胸、小さな足に赤いレザーパンツと上半身は胸元を覆うタイトなローカットジャケットを羽織っている姿のペルソナで現れます。
肉体の外見は痩せ型の黒髪の女性で、女性らしさよりも知性的な印象を与える女性です。彼女が上記のようなペルソナを使用しているのは社会的な女性性への皮肉もあるようです。
ハーレクイン
第四世界に生まれたイモータルエルフ。
第四世界では尖塔都市セレアサの大使として鮮血の森に滞在していた。
セレアサの誇る真紅の尖塔の騎士団の一員である剣匠にして理論魔術師。 また、対ホラー秘密結社である光を帯びし者の一員でもある。
第四世界では棘の儀式によりエルフ社会の中心であったエルフ宮廷(鮮血の森)の地位が失墜。
そこに台頭してきたのがエルフ王国ショサラでした。
ショサラは堕落したエルフ宮廷の地位を認めずエルフ文化の中心をセレアサに移すべきであると主張いていました。
セレアサが何故嘆きの尖塔都市と呼ばれるようになるかは不明。
そんな立場ですがハーレクインはアラチアへの批判を忌憚なく言っており、アラチアの恋人とも、同郷の誼であるとも言われています。
第五世界では悠々自適の放浪生活を行い、1854年フランスで酒浸りになっていたアイナ・デュプリーを偶然見かけたハーレクインは彼女を見捨てておけずしばらく友人のような、保護者のような、恋人のような関係を過ごす。
第六世界では同じイモータルエルフの”書記”エーラーンへの雪辱を晴らすために彼の隠し子であるフロスティを誘拐。
その争いで負傷したフロスティの面倒を見ているうちに恋人兼弟子という関係になり、この関係は続いている。
皮肉屋、持って回った言い回しを好む道化師ながら、前の時代のものを引き継ぐのではなく新たなる時代の者が成長し力を得ることに期待をしている。
これは彼のディシプリンである理論魔術師の思想である知識への敬意が表れた形ではないかと思われる。
過去の恋人であるアイナがアラチアによりホラーの住まうメタプレーンに封印されたこと知った時にはアラチアを、ゴーストウォーカーの暗躍でアイナが死んだと思った時にはゴーストウォーカーを襲撃した激情家でもある。
彼自身は世界を守るための騎士を自認しており異世界から侵略してくるホラーに対して日夜戦いを繰り広げている。