希望の太陽   作:浮雲のソル

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第14話 希望の創造神

「ホルアクティ……だと?」

 

 

アンチホープはラーが進化したスタンド…ホルアクティを睨む。

 

 

「だが!どんな能力を持っていようとアバターの前では無駄だ!」

 

 

『ホルアクティの能力は一度しか使えない……だがそれでいい』

 

 

ホルアクティの両手の間から光の球が現れて次第に大きくなっていく。

 

 

「止めろ!アバター!」

 

 

アバターはホルアクティに接近するが

 

 

『ホープ・ジェセル!!』

 

 

先にホルアクティの光の球から光が拡散し、アバター、アンチホープ、アンチホープの塔、アンチホープの世界を照らした。そして…

 

 

 

 

 

 

久人の世界 ほむらの家

 

 

「みんな……無事でいて……」

 

 

まどかは久人たちの無事を祈っていた。ふと、外を見ると、雪のようなものが降っていた。

 

 

「なにこれ?雪?」

 

 

まどかは手をかざし雪のようなものを受ける。それは雪ではなく小さな光の粒だった。

 

 

「暖かい……」

 

 

「こ、これはいったい!?」

 

 

「キュウべえ?」

 

 

キュウべえが突然現れて驚いている。

 

 

「どうしたの?」

 

 

「世界中の魔女が消えていく……それだけじゃない魔法少女も人間に戻っていく……ありえない!」

 

 

「この光のせいなの?まさかみんなが?」

 

 

 

 

 

 

 

 

光が治まり、アンチホープは目を開ける。

 

 

「なんだったんだ?いまのは?」

 

 

久人のスタンドはラーに戻っていた。

 

 

「よく分からんが、失敗だったみたいだな。行け!アバターよ!」

 

 

アンチホープはアバターに命令するが、反応がなかった。

 

 

「どうした?こ、これは!?」

 

 

アバターはスタープラチナの姿から球体の姿に戻っており動く気配がない。

 

 

「九十九久人!いったい何をした?」

 

 

『ホルアクティの能力は万物に希望を与える能力。おそらく絶望の塊のようなスタンドのアバターは本体であるおまえが希望を持ったことで動かなくなったんだろ』

 

 

「俺が希望だと……ありえん!!そんなものとうの昔にすてたわ!!」

 

 

『だったら、なんでこんな塔を何年もかけて建て、俺を狙った?』

 

 

「言ったはずだ!この世界を復活させるためだ!」

 

 

『それだけじゃないだろ?おまえはもうひとつ目的があったはずだ』

 

 

「なんだと?」

 

 

『おまえのもうひとつの目的……いや、真の目的と言うべきだろうな、それは……かつて死んだ仲間に会うためじゃないのか?』

 

 

「!?そ、それは……」

 

 

『俺の世界を吸収して、おまえの世界を復活させればもしかしたら仲間にまた会える。という小さな希望をおまえは持っていたんだ……』

 

 

「俺が希望を……俺が……この俺が……う、うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

 

アンチホープはその場で泣き崩れた。

 

 

「俺は…俺は……ただ会いたかったんだ。新しい世界でよく似た別人でもいい……それでも!それでも!会いたかったんだぁぁぁぁぁ!!」

 

 

『アンチホープ……』

 

 

「久人!!」

 

 

「ほむら!!無事だったのか?」

 

 

「ええ。みんなも無事よ」

 

 

ほむら、東雲、マミ、さやか、杏子の全員がこのフロアに集まった。

 

 

「いきなり光が照らして、治まったら機皇兵が消えていたんだけど」

 

 

「それだけじゃないわ。私や暁美さん、美樹さん、佐倉さんは魔法少女になれないの」

 

 

東雲とマミが言うとアンチホープが

 

 

「おそらく、さっきの光で人間に戻ったんだろう」

 

 

突然、アンチホープが喋り、身構える4人だったが、奴にはもう戦う意思はない。と久人が止めた。

 

 

「本当に……?」

 

 

「そういえばソウルジェムもない……」

 

 

「あたしたち……戻れたの?」

 

 

「よかった……よかった……」

 

 

ほむら、マミ、さやか、杏子は喜びをあらわにする。

 

 

グラグラグラ……

 

 

『な、なんだ!?地震か?』

 

 

突然、塔全体が大きく揺れ始めた。それと同時にアンチホープが胸を押さえながら膝をついた。

 

 

『どうした!?アンチホープ?』

 

 

久人はアンチホープに駆け寄る。

 

 

「この塔は……俺の命とリンクしてある。どうやら俺はもう死ぬみたいだ……」

 

 

『おまえは不老不死じゃなかったのか?』

 

 

「それは……アバターがあってのものだ……アバターが力を失った今もうそれはない……俺の身体はとうの昔に限界を迎えていたようだ…だが安心しろ俺が最後の力を使っておまえたちを元の世界に転送させる…」

 

 

『でもおまえは…』

 

 

「死ぬだろうな……」

 

 

『そんな……』

 

 

「そんな悲しい顔をするな……俺はおまえに救われたんだ……」

 

 

『俺が救った?』

 

 

「ああ……俺に希望を与えてくれた……それで……もう十分だ……もう時間がない転送するぞ……」

 

 

『分かった……』

 

 

久人たちは光に包まれ消えた。

 

 

「行ったか……これで俺も……行ける……今……あ…い…に」

 

 

ガラガラと塔が崩れる中、アンチホープのまぶたは閉じ、二度と開かれることはなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

久人たちが気がつくとほむらの家に戻っていた。

 

 

「みんな!無事でよかった……」

 

 

まどかが久人たちに駆け寄る。その後ろにはキュウべえがいた。

 

 

『キュウべえ……なんでここにいるんだ?』

 

 

久人はキュウべえを睨む。

 

 

「君たちに朗報を伝えにね」

 

 

『朗報?』

 

 

「世界中の魔女が消えて、生まれなくなった。そして魔法少女が人間に戻った」

 

 

「「「「「『え!?』」」」」」

 

 

まどか以外の6人が驚いた。まどかが

 

 

「だからもうワルプルギスの夜は訪れないんだって!」

 

 

「一体君たちは何をしたんだい?」

 

 

キュウべえが尋ねる。

 

 

『俺のスタンドの力がこの世界まで影響を与えたみたいだな』

 

 

「よく分からないけど、この世界にもう用はない。僕は消えるとするよ。もう会うことはないだろう」

 

 

『その方がお互いの為だろうな』

 

 

キュウべえはその場から姿を消した。

 

 

「もしかして、みんなも人間に戻れたの?」

 

 

まどかが尋ねる。

 

 

「そうよ。私たちは人間に戻ったのよ……う……うう」

 

 

ほむらが嬉しさのあまり泣き始めた。

 

 

「無理もないわ……暁美さんは今まで辛かったもの」

 

 

「そうだね……あれ?あたしも涙が……」

 

 

「あたしも……」

 

 

マミ、さやか、杏子も涙ぐんでしまった。

 

 

「よかったね九十九?あれ?」

 

 

東雲が久人の方を見ると、久人が倒れていた。

 

 

「久人!?」

 

 

ほむらがすぐさま久人に駆け寄るが

 

 

『グー……』

 

 

「寝てる……?」

 

 

ほむらは呆れつつも安心した。

 

 

(ありがとう久人……)

 

 

ほむらは久人に布団をかけた。

こうして、絶望神との戦いが終わった。

そして、数か月後……

 

 

To be continued

 

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