見滝原中学校へ着いた久人は自分の教室へ向かう。
『えっと…たしか…この教室だったよな…』
すると、教室の扉の前で立っている黒髪のロングヘアーの少女を見つける。教室に入らない様子だったので自分と同じ転校生だと思った久人は声をかけてみる。
『あれ?おまえも転校生?』
「!!…あなたは!!」
『ど、どうした?そんな驚いた顔して?』
「い、いえ…なんでもないわ…」
『いきなり話かけてびっくりしたんなら悪かった。俺は九十九久人』
「私は暁美ほむら…ねぇ、あなたさっき通学中に…「九十九君、暁美さん入ってきてー」
教室の中から先生の呼ぶ声が聞こえた。
『お、呼ばれた。行こうぜ暁美』
「え、ええ」
『M県S市杜王町から来ました九十九久人です。よろしくお願いします』
「二人とも仲良くしてあげてくださいねー。じゃあ、暁美さんはあの席へ九十九君は東雲君の隣の席へ座って」
二人の自己紹介が終わり、それぞれ席に着く久人とほむら。久人が席に着くと、隣の席の紫色の髪の少年が話しかけてきた。
「はじめまして、僕は東雲刃。よろしくね」
『ああ、よろしくな東雲』
さっそく新しい友達ができた久人であった。
久人のマンション
『ええっとここがこうなって……』
久人は学校が終わってマンションに帰ってから、今日の勉強の復習をしていた。
『ダメだ!腹が減って頭が回らない……父さんも母さんもいないし、コンビニでも行くか』
マンションを出てコンビニへ向かう久人。すると
〖ん?〗
久人は何か不穏な気配を感じ取った。
〖なんだろ?向こうの方だな行ってみるか〗
不穏な気配のする先へ行ってみると、着いたのは改装中の建物。その中に入ると、この世のものとは思えない空間が広がっていた。
『なんだよこれ…気持ちわりい…』
先へ進んで行くと、傷だらけの白いぬいぐるみのようなものを抱えたピンク色のツインテールの少女と水色の髪の少女がなにかに怯えていた。
〖あの二人は…同じクラスの鹿目まどかと美樹さやかだな…なにを怯えて…!なんだあの蝶みたいなのは!?とりあえず助けねえと…ラー!〗
久人はスタンドを出す。
「こ、こっちくんな…『オラァ!』
さやかに近づいてきた蝶のようななにかをラーで殴り飛ばす。
『大丈夫か?二人とも?』
まどかとさやかの前に出る久人
「あなたはたしか…今日転校してきた」
まどかが尋ねるが久人は
『ちょっと下がってろ…オラオラオラッ』
残っている蝶のようななにかをラーのパンチでどんどん吹き飛ばす。まどかとさやかはただ、呆然と見ているだけだった。
何体かは消滅したが、まだ蝶のようななにかはたくさんいる。
『やれやれ…何体いんだよ…』
大量の蝶のようななにかが久人に向かって来る。
『かかってきやがれ…「「そこまでよ(だ)!使い魔ども!」」
突然、誰かの声が響き大量のリボンが蝶のようななにかに巻き付き、動きを封じ、大量のナイフが飛んできて蝶のようななにかにすべて刺さり、消滅した。
三人が声のする方を見ると、魔法少女のような格好をした黄色い髪の少女と紫色の髪の少年…東雲がいた。
黄色い髪の少女が手をかざすと、白いぬいぐるみのようなものの傷が治っていく
「これで大丈夫」
「ありがとうマミ、刃!助かったよ!」
『ぬいぐるみが喋った!?』
「僕はキュウべえ。ぬいぐるみじゃないよ」
「はは、まあ、最初は驚くよね」
東雲が少し笑う。
「そういえば、私の自己紹介がまだだったわね。私の名前は巴マミ」
黄色い髪の少女は一瞬にして見滝原中学校の制服姿になった。
「同じ制服…」
まどかが驚く。
「ええ、三年生だから学年は違うけどね」
「そういえば、九十九。よく使い魔から二人を守ったね」
東雲が聞いてくる。
『使い魔?』
「蝶のような奴のことだよ」
『使い魔っていうのか…まあ、コイツがいなかったらどうなっていたか…』
久人はラーを出す。すると東雲が
「君もスタンドを持っているのかい?」
『も?ってことは東雲おまえも?』
「ああ、こんな奴だ。シザー・ベアー!!」
東雲の隣に、腹部から鋏の刃が出ている熊のぬいぐるみようなスタンドが現れる。
「これが僕のスタンド、シザー・ベアーだ。ちなみに、能力は刃物を作り出すこと。さっきのナイフも能力で作り出したんだ」
「さっきからなに話してるんだ二人とも?」
さやかが二人に尋ねる。
『ああ、そうか、スタンドは普通の人には見えないからな』
「でも、マミさんは見えるよね?」
『そうなのか!』
東雲の言葉に驚く久人。
「ええ、どういうことかしら?キュウべえ?」
「僕に聞かれても…きっと魔法少女には見えるんだと思うよ。それよりまどか、さやか、実は僕、君たちにお願いがあるんだ」
「お願い?」
「あたしも?」
「僕と契約して魔法少女になってほしいんだ」
使い魔を倒したあと、久人、まどか、さやか、東雲はマミの自宅に招待された。
「キュウべえに選ばれた以上他人事とは言えないものね。魔法少女のこと説明しておくわ」
マミはおもむろに卵型の宝石を見せる。
『なんだこれ?』
「これはソウルジェム。魔法少女の魔力の源よ。キュウべえに選ばれた女の子が契約によって生み出す宝石なの」
「契約?」
さやかが尋ねるとキュウべえが
「そう、僕との契約によってソウルジェムを手にした者は魔女と戦う使命を課せられるんだ。でも、その代わりにひとつだけどんな願いでも僕が叶えてあげられるんだ」
「そうなの!でも、魔女ってなに?」
さやかが再び尋ねる。
「魔法少女は希望を振りまく存在。でも、その反対の魔女は絶望をまき散らす存在なんだ」
キュウべえが答え、続いてマミが
「魔女は常にあなた達が迷い込んだ結界に身を隠している。私と東雲君が助けにこなければ、どうなっていたか…」
「でも、九十九も迷い込んでいて、使い魔を倒していたのは驚いたね」
東雲が言う。
『俺の場合は迷い込んだというより、不穏な気配を感じたからな』
「気配?」
『ああ、その気配のする方へ行くと、結界だった。というわけだ』
「魔女の気配を察知したのかな?そんな人は君が初めてだよ」
キュウべえが関心していると、マミが
「鹿目さんと美樹さん。しばらく私と東雲君の魔女退治に付き合ってみない?」
「たしかに。魔法少女がどんなものか自分の目で確かめるのもいいかもね。それから魔法少女になるか考えればいいし」
東雲はマミの提案に賛成した。
「九十九君もどう?」
マミが久人に問う。
『俺は…遠慮しときます』
久人は断り。そして解散となった。
久人がマンションまで帰っている途中にふと
〖魔女退治は危険なような気がしてきたな……巴さんと東雲はともかく、あとの2人は普通の人間だ。
2人を守りながら全力で戦えるとは限らない…明日、中止するように言っておくか…〗
To be continued
オリ主設定
名前 九十九 久人 (つくも ひさと)
性別 男
年齢 14
その他の設定
M県S市杜王町のぶどうヶ丘中学校に通う中学二年生。
スタンドの矢で射ぬかれてスタンド使いになる。
親友の矢安宮重清を吉良吉影に殺されて以来は東方仗助たちと共に吉良を追い詰めた。
吉良事件のあと、両親の仕事の都合で見滝原中学校へ転校する。
スタンド
名前 ラー
容姿 遊戯王カードの「ラーの使徒」を参照
能力 傷を癒すことができる。しかし、使いすぎると体力を消耗する。
オリキャラ設定
名前 東雲 刃 (しののめ じん)
性別 男
年齢 14
その他の設定
見滝原中学二年生で生まれつきのスタンド使いの少年。
1年前に魔女の結界に迷い込んでしまう。
そこでマミと出会い共に魔女を倒した。
それ以来、マミと共に魔女退治に協力している。
スタンド
名前 シザー・ベアー
容姿 遊戯王カードの「デストーイ・シザー・ベアー」を参照
能力 刃物を自由に作り出すことができる。