見滝原中学校2年生の教室
朝のチャイムが鳴り、ホームルームが始まった。
「いきなりですが、転校生がやってきました」
ざわざわ・・・
教室がざわつき始める。
刃「最近、転校生が多いような気がするんだけど?」
久人『そうだな、俺とほむらと佐倉に土村。確かに多いな』
「どんな子かな?」
「かわいいのかな?」
「イケメンだったらいいな~」
転校生について様々な声が聞こえる中
さやか「どんなイケメンだろうとあたしの英太には敵わないわ。ふふ~ん」
まどか「心の声が漏れてるよさやかちゃん・・・」
さやか「え?声に出てた?////」
杏子「自覚なしかよ!」
英太(恥ずかしい・・・・////)
さやかから離れた席でひとり土村は恥ずかしがっていた。
「はいはい!みなさん静かに!では、水上君、入ってください」
さやか「え?」
まどか「水上君?」
先生が水上と言った瞬間、さやかとまどかは一瞬動揺した。
ほむら(まどか?さやか?どうしたのかしら?一瞬動揺したような・・・・)
ガラガラ
教室に入ってきた転校生の少年は目つきが悪く、威圧感があった。
「水上夜一・・・」
「では水上君、あの席に座ってください」
名前だけを名乗り空いていた席に座った転校生、水上夜一。
まどか(夜一君・・・)
まどかが遠くから夜一を見る。
久人(鹿目は転校生を知っているのか?)
久人は疑問を抱いたが、一時間目の授業が始まった。
そして午前中の授業が終わり昼休憩の時間
まどかとさやかはすぐに夜一の席へ向かった。
まどか「夜一君、久しぶり!」
夜一「そうだな・・・7年ぶりくらいか?」
さやか「見滝原に帰ってきたのね」
夜一「・・・両親が事故で死んでな、ひとり帰ってきた」
まどか「え・・・亡くなったの?おじさんとおばさん」
夜一「ああ、親戚の誰もオレを引き取ろうとはしなかった。結構な遺産もあったにもかかわらずだ」
さやか「そうだったの・・・」
夜一「まどか、さやか、オレにはもう関わるな」
さやか「ちょっと!なによそれ!」
夜一「関わるなと言ったんだ。じゃあな」
夜一は席を立ち教室から出て行った。
さやか「なによあいつ!」
まどか「夜一君・・・」
刃「どうしたの?穏やかじゃないね」
刃、久人、ほむら、英太、杏子が集まってきた。
ほむら「まどかにあんなことをいうなんて・・・許さないわ水上夜一・・・」
殺気を剝き出しにするほむら。
久人『と、とりあえず落ち着け、ほむら。鹿目と美樹は転校生を知ってるのか?』
英太「もしかして、さやかの元彼なのか?」
さやか「ち、違うわよ英太。まどかとあたしの幼なじみなの!」
杏子「幼なじみの割にはなんか仲が悪そうじゃん」
まどか「やっぱり、7年前のあれかな?」
さやか「そうね。夜一があんな感じになったのは」
久人『7年前に何があったんだ?』
まどか「7年前、わたしたちが小学1年生だった時なんだけど」
7年前
見滝原のとある公園
「悔しかったら取り返してみろー」
まどか「返してよ、わたしのランドセル」
さやか「そうよ、返しなさいよ!」
放課後、まどかの同級生の少年がランドセルを取り上げて、まどかに意地悪をしていた。
まどか「うう、か、返してよお」
まどかは泣き始めてしまった。
夜一「まどかを泣かすやつは許さない!返せ!」
ドンッ
夜一は少年に体当たりをするがビクともしない
「威勢だけは一人前だな弱虫夜一」
さやか「こうなったらあたしが・・・」
さやかが少年に近づこうとした時
夜一「まどかを・・・」
夜一がとてつもない威圧感を放ち、さやかより先に少年に近づいていく。
まどか「や、夜一君?」
さやか「な、なんか変だよ」
夜一「傷つけるやつは・・・オレが」
「ひ、ひぃぃぃぃ」
少年はゆっくりと近づいてくる夜一に恐怖して逃げ出したかったが
体が動かなかった。
夜一「許さない!」
バキィィィ
夜一がそう言った瞬間、少年は吹き飛び、数メートル先の遊具に突っ込んでいった。
まどか「え、え・・・」
さやか「な、なにが起きたの?」
夜一「今のは・・・オレがやったのか?違う、オレは何も・・・やってない」
まどか「・・・ということがあったの」
ほむら「その吹っ飛んだ少年はどうなったの?」
さやか「幸い、命に別状はなかったけど、全治半年の大怪我だったわ」
まどか「それ以来、夜一君は周りから気味悪がられて、ある日突然、見滝原を出て行ったの」
杏子「正直、小学1年生が一瞬で何メートルも吹き飛ばす力を持っているとは考えにくいんだけど」
久人『・・・鹿目と美樹は水上がそいつになにかするのを見たのか?』
さやか「ううん。なにも」
まどか「夜一君はなにもしてないよ!でも、わたしがそう言っても誰も信じてくれなくて・・・」
久人『きっとその時、水上はスタンド能力が目覚めたんだろう』
刃「スタンド?それなら合点がいくね」
さやか「え?スタンドって急に目覚めるものなの?」
久人『そういう事例もある。まだまだ謎が多いんだ。スタンドは』
英太「目覚めた時はうまくコントロールできなかったんだろうな」
久人『鹿目と美樹は水上のこと、このままでいいのか?』
まどか「それはいや!せっかくまた会えたのにこのままなんて」
さやか「そうよ!まどかが夜一に会えて一番喜んでるのに!」
ほむら「そうなの?まどか?」
まどか「う、うん////」
杏子(こりゃあ、水上にきっと惚れてるな・・・)
久人『そうと決まれば、とりあえず水上と話してみるとするか』
刃「僕も行くよ」
英太「オレも行く。スタンド使い同士で話した方がいいかもしれないからな」
久人、刃、英太は教室から出て行った。
To be continued