希望の太陽   作:浮雲のソル

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第9話 変わらぬ想い

見滝原中学校 屋上

 

 

夜一は学校の屋上でひとり立ったまま外を見ていた。

 

久人『お、いたいた。おーい水上ー』

 

久人、刃、英太は夜一を見つけ、声をかける。

 

夜一「おまえら誰だ?」

 

久人『俺は同じクラスの九十九久人』

 

刃「僕は東雲刃」

 

英太「土村英太だ」

 

夜一「で?同じクラスの奴がなんの用だ?」

 

久人『単刀直入に聞くけど、水上はスタンド使いか?』

 

夜一「スタンドを知っているのか?」

 

刃「僕たち3人はスタンド使いなんだ」

 

そう言って久人、刃、英太は自分のスタンドを出現させる。

 

夜一「まさか見滝原に帰ってきた途端、3人ものスタンド使いに出会うとはな」

 

英太「ということは、水上も?」

 

夜一「ああ、その通りだ。オレのスタンドは・・・」

 

夜一の傍に、4本の腕を持ったごつい悪魔のようなスタンドが現れた。

 

久人『ほお~なかなか、いかついスタンドだな』

 

夜一「オレはジールギガスと呼んでいる。だが、オレはこのスタンドのせいで・・・」

 

久人『7年前、見滝原を出ていった』

 

夜一「なぜ知っている?」

 

英太「さやかから聞いたんだ」

 

刃「7年前の事はスタンドが原因だったの?」

 

夜一「ああ、そうだ。あの時、まどかを泣かせた奴が許せなくて。

その瞬間にジールギガスが出てきて、そいつをぶん殴って吹っ飛ばした」

 

久人『やっぱりその時に突然、スタンドが目覚めたんだな』

 

夜一「その通りだ。同じスタンド使いだからといってオレに関わるのはやめておけ。

命がいくつあっても足りないからな」

 

久人『それで鹿目と美樹に、関わるなって言ったのか?』

 

夜一「そうだ。オレはもう誰も傷つけたくないんだ。特にまどかは・・・」

 

刃「でもそれは間違ってるよ」

 

夜一「なんでだ?」

 

刃「だって鹿目は水上と再会できてうれしかったのに

関わるなって言われたら鹿目は傷つくと思うけど?」

 

英太「そうだな。水上のやってることは矛盾してるな」

 

夜一「そ、それは・・・」

 

刃「それに、傷つけない人間や傷つかない人間なんていないよ。

無意識もしくは故意に傷ついたり、傷つけたりしてしまう。

そうならないように模索するのが人間なんじゃないかな?と僕は思うな」

 

夜一「・・・そうだな、東雲の言う通りだ。オレが一番まどかを傷つけていた。

ありがとう。目が覚めた。あとでまどかとさやかに謝らないといけないな」

 

刃「分かってくれたならよかった・・・」

 

グ~

 

4人の腹の虫が同時に鳴った。

 

久人『はは、そういえば昼飯まだだったな』

 

英太「どうせならここで一緒に食べないか?」

 

刃「賛成~」

 

夜一「オレもいいのか?」

 

久人『いいに決まってるだろ、俺たちはもう友達なんだからよ』

 

夜一「友達・・・そうだな」

 

こうして昼休みは過ぎていった。

 

 

 

 

放課後 教室

 

 

夜一はまどかとさやかのところに行き

 

夜一「まどか、さやか、その、昼間は悪かった・・・あんな事言って・・・・」

 

まどか「夜一君・・・ううん、気にしてないよ!」

 

さやか「あたしも気にしないわ」

 

夜一「よかった・・・・まどか、ちょっと一緒に帰らないか?////」

 

まどか「え!?う、うん。いいよ////」

 

さやか「おやおや、あたしは邪魔みたいね~。英太~一緒に帰ろ~」

 

英太「わかった。すぐ行く」

 

さやかと英太は教室を出て行った。

 

夜一「じゃ、じゃあ帰るか///」

 

まどか「う、うん////」

 

まどかと夜一も教室を出て行った。

 

 

 

 

まどかと夜一が一緒に下校していると

 

夜一「なあ、まどか」

 

まどか「なに?」

 

夜一「ちょっと、あの公園に寄って行かないか?」

 

夜一は公園に指をさす。

 

まどか「うん。いいよ」

 

ふたりは公園に入る。

 

まどか(あれ?この公園・・・・)

 

まどかは7年前の事件が起こった公園だとすぐに気づいた。

 

夜一「7年前、ここでオレはスタンド能力に目覚めた。そして事件が起こった」

 

まどか「うん・・・・」

 

夜一「それ以来、オレはまたスタンドで誰かを傷つけてしまうんじゃないかと思って怖くなった。

特にまどかを傷つけるかもしれないと思うともっと怖くなった」

 

まどかは黙って聞いている。

 

夜一「それは今でも思うことだ。でもオレはまどかに伝えたいことがある////」

 

まどか「うん////」

 

まどかと夜一はお互いを見つめる。

 

夜一「オレはずっと前から、まどかのことが好きだ////」

 

まどか「夜一君・・・////」

 

静寂が流れる。

 

まどか「わたしもずっと前から夜一君のことが好き////」

 

夜一「まどか・・・////」

 

まどか「夜一君・・・////」

 

ふたりは抱きしめあい、そこから言葉は無く自然に唇が重なった。

 

To be continued

 




オリキャラ設定

名前 水上 夜一 (みずがみ やいち)

性別 男

年齢 14


その他の設定

7年ぶりに見滝原へ帰ってきたまどかとさやかの幼なじみ。
小学1年生の時、まどかに意地悪をしていた同級生に激昂した時にスタンド能力に目覚めた。
その時、意地悪をした同級生をスタンドで傷つけて大怪我を負わせてしまった。
その事件を境に周りから気味悪がられ、見滝原を両親と共に出て行った。
7年後両親が事故で亡くなり故郷である見滝原へひとり帰ってきた。


スタンド

名前 ジールギガス

容姿 遊戯王カードの「イビリチュア・ジールギガス」を参照

能力 威圧を放ち少しでも恐怖すると、少しの間動けなくなる。
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