希望の太陽   作:浮雲のソル

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第3話 変わる運命

マミが提案した魔女退治を見学することが危険と判断した久人は今日、中止するように学校に行って伝えようとするつもりだったが…

 

 

「37.5℃…完全に風邪ね…」

 

 

体温計を見て久人の母親は言う。

 

 

『(こんな時に風邪ひくってタイミング悪すぎだろ…)あー頭痛い』

 

 

「風邪薬を飲んで、寝てなさい」

 

 

『そうする…(みんなに何もなければいいけど…)』

 

 

今日は学校を休んだ久人であった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次の日

 

『熱はだいぶ下がったけど、まだだるいな…まあ今日は学校休みだからいいんだけど…気になるな…でも連絡先交換してないからな…今日も風邪薬飲んで寝るしかないか…』

 

 

久人が風邪薬を探していると、風邪薬が無いことに気づく

 

 

『あれ?ストックもうなかったっけ?母さんも父さんもいないし、しゃーない薬局へ行くか』

 

 

マスクをして外へ出る久人。近くの薬局に向かっていると、帽子と厚手のコートを着た見覚えのある高身長の男を見つける。

 

 

『(あの人はもしかして…)承太郎さん?』

 

 

「ん?久人じゃねえか、どうしてここにいるんだ?」

 

 

久人が見つけたのは空条承太郎という海洋学者であり、久人が前にいた町…杜王町で起きたある事件を調査したひとりである。

そして強力なスタンド使いでもある。

 

 

『俺、ここ(見滝原)にあの事件のあと、親の仕事の都合で引越したんですよ。承太郎さんこそなんでここに?』

 

 

「おれも仕事の都合でな…しばらくこの見滝原へ滞在しなくちゃならなくなった」

 

 

『まさかまたスタンド関係ですか?』

 

 

「いや、今度は海洋学者としての仕事だ。これも忙しくてな。

ところで、マスクをしているが風邪か?」

 

 

『そうなんですよ。家に風邪薬なくて今、薬局まで買いに行く途中なんです』

 

 

「奇遇だな、おれも薬局を探していてな」

 

 

『だったら案内しますよ』

 

 

「そうか、助かる」

 

 

承太郎と共に薬局に向かっていると

 

 

〖これは!?〗

 

 

突然、久人が立ち止まる。

 

 

「どうした?久人」

 

 

承太郎は不思議そうに久人に尋ねるが

 

 

〖また不穏な気配がする…でもこの前とは格が違う。あの病院からだ!もしかして、みんながいるかもしれない〗

 

 

久人は病院の方へ向き走り出す。

 

 

「おい!どうした?久人!」

 

 

承太郎が呼び止めるが久人は

 

 

『すいません承太郎さん。急用を思い出したんで!薬局はすぐそこですから!』

 

 

久人は走り去って行った。

 

 

「やれやれ……どうしたんだ?急に」

 

 

承太郎は病院の方角を見る。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

病院へ着いた久人は魔女の結界を見つけて入り先へ進んでいく。すると、見覚えのある少女…ほむらがリボンに縛られて身動きがとれなくなっているのを見つける。

 

 

『おまえは暁美?なんでこんなところに?』

 

 

「あなたは九十九久人?あなたこそなんで?…そんなことよりこのリボンをほどいて!」

 

 

『分かった。ちょっと待ってろ』

 

 

久人はラーを出現させ、手刀でリボンを斬った。

 

 

『これでよし…じゃあ、俺は急いでるから!』

 

 

先へ進む久人。

 

 

「待って!私も……っ」

 

 

ほむらも行こうとするが、長時間縛られていたからか体に痛みが走った。

 

 

 

 

 

 

 

 

一方その頃。結界の奥では久人の予想通りマミ、まどか、さやか、刃、キュウべえ、そして、一体の魔女がいた。

魔女はマミがリボンで縛って身動きがとれなくなっていた。

 

 

「これでおわりよ!」

 

 

マミが魔女に銃を向けたその時、魔女の口から化物が出てきて、大きな口でマミの頭に噛みつこうとした。

 

 

「えっ…」

 

 

マミは突然のことでなにもできず。ただ、化物の大きく開いた口を見ていた。

 

 

〖あぶない!〗

 

 

久人が結界の奥へたどり着きすぐさまマミのところまで駆け寄ろうとしたその瞬間

 

 

「スターブラチナ・ザ・ワールド!」

 

 

結界の中にいた5人と化物は動かなくなった。

久人の後ろから承太郎が現れ、時を止める承太郎のスタンド……スターブラチナ・ザ・ワールドの能力が発動したのである。

そして、承太郎は化物に近づき

 

 

「やれやれ……なんかようわからんがこいつをブチのめせばいいんだな……オラオラオラオラオラオラッ!!」

 

 

化物にスタンドの連続パンチを叩き込む。

 

 

「時は動き出す」

 

 

そう言った瞬間、時が動き始めて化物だけが吹き飛ばされた。

 

 

『え?承太郎さんがなんでここに?』

 

 

「気になってついてきた。それより、コイツをブチのめすぜ」

 

 

「はい!」

 

 

化物は承太郎と久人に向かって行き、噛みつこうとする。

 

 

『そんなに腹が減ってるんだったら……これでも食らってろ!!』

 

 

『「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラァッ!!」』

 

 

久人と承太郎のスタンドの連続パンチを再び化物に叩き込む。

化物は塵となって消え、黒い卵のような物だけ残り、結界が消えた。

 

 

『ふうーおわったか……ゴホゴホッ』

 

 

久人が突然せき込み倒れる。

 

 

「九十九君!?大丈夫?」

 

 

マミが駆け寄る。

 

 

「やれやれ…風邪が治ってないのに走りすぎだ…」

 

 

承太郎が久人を背負う。

 

 

「あなたは?」

 

 

東雲が尋ねるが

 

 

「久人の知り合いだ。とりあえず、どこか休める場所はないか?」

 

 

「分かったわ。とりあえず私の家へ行きましょう」

 

 

そうマミが提案し、6人はマミの家へ向かった。

 

 

「運命が変わった……」

 

 

その様子をほむらは遠くから見ていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『う、うーん。ここは?』

 

 

久人が目を覚ますと、見覚えのある部屋が目にはいる。

部屋にはマミ、東雲、まどか、さやかがいて、久人が目を覚ましたことに気がついたマミが

 

 

「九十九君気がついたのね」

 

 

『巴さん?そうか俺病院で倒れて……』

 

 

「承太郎さんって人があなたを運んでくれたの。でもすぐに帰ってしまったけど。九十九君、さっきはありがとう。あなたと承太郎さんが来てくれなかったら私は……死んでいたわ……」

 

 

先ほどの場面を思い出したのだろう、後半の言葉は弱々しくなっていた。

 

 

『巴さん…これでよく分かったんじゃないですか?』

 

 

「えっ?」

 

 

『魔女と戦うことの危険性です』

 

 

「そ、それは…」

 

 

『東雲は戦う力がある。でも、鹿目と美樹はそんな力はない…この二人を守りながら全力で戦うことが今までできたんですか?』

 

 

「……」

 

 

マミは黙ってしまった。

 

 

『あんたは甘く見てたんだ…魔女退治のことを…それだけじゃない二人を危険な目にあわせて……「九十九!!いい加減にしろ!!」

 

 

東雲が久人に掴みかかる。

 

 

「さっきから言いたいこと言いやがって!!君と承太郎さんが来なくたって、あの魔女は僕が倒していた!!」

 

 

『その言い方だと巴さんはすでに死んでいる状況の話だな』

 

 

「っ!?」

 

 

『東雲、おまえはその状況で冷静を保って二人を守りながら戦えたか?いや、怒り狂っていただろうな』

 

 

「……」

 

 

東雲は掴んでいた手を離す。

 

 

「マミさん、東雲君。わ、私は危険な目にあったなんて思ってないです!」

 

 

「そ、そうだって。マミさんも東雲もあたし達を守ってくれたじゃないですか!」

 

 

まどかとさやかは二人をフォローするが、マミと東雲は

 

 

「いいのよ…私が間違ってたわ」

 

 

「うん…僕も…全部九十九の言う通りだ」

 

 

『それで…だ。話があるというのは今すぐに魔女退治の見学をやめること』

 

 

「そうね、そうしましょう。魔女退治は今まで通り、私と東雲君がしましょう」

 

 

「そうですね。マミさん。鹿目、美樹、危険な目にあわせて本当にごめん」

 

 

「私も謝るわ。ごめんなさい」

 

 

頭を下げるマミと東雲。まどかとさやかは

 

 

「あ、頭を上げてください。私、気にしてませんから」

 

 

「あ、あたしも全然気にしてませんから」

 

 

そのあとすぐに解散となった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

久人がマンションまで帰っている途中

 

 

〖巴さんの家からずっとだな…〗

 

 

久人は立ち止り。

 

 

『人をつけるのが趣味なのか?暁美?』

 

 

「っ!?」

 

 

久人が振り返り、姿を現したのは…ほむらだった。

 

 

「九十九久人…あなたに聞きたいことがある」

 

 

『奇遇だな。俺もだ』

 

 

「あなたは…」

 

 

『おまえは…』

 

 

『「何者?」』

 

 

To be continued

 

 

 

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