希望の太陽   作:浮雲のソル

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第4話 真実

『……』

 

 

「……」

 

 

久人とほむらは無言のまま、にらみ合っている。

 

 

〖ラーを出してみるか……〗

 

 

ラーが久人の隣に現れる。

 

 

「!?」

 

 

ほむらは驚いた表情を見せた。その顔を見て久人は

 

 

『見えるんだな?コイツ(ラー)が』

 

 

「ええ…はっきりとね」

 

 

『ということは、おまえはスタンド使いか魔法少女のどちらかだな』

 

 

「……」

 

 

再びほむらは黙ってしまった。

 

 

『話しにくいことなら場所を変えるか?』

 

 

「そうね。そうさせてもらうわ」

 

 

二人はとりあえず久人のマンションへ向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

久人のマンションに着いた二人

 

 

『まあ、上がってくれ。たいしたもんはないけど』

 

 

「お邪魔します…」

 

 

ほむらはカーペットの上に座り。向かい合うように久人も座る。

 

 

『さて、話の続きをしようぜ』

 

 

「ええ、ここなら」

 

 

『じゃあ、さっきの質問だが、俺から答えよう。俺は九十九久人。そして…』

 

 

久人はラーを見て

 

 

『コイツが俺のスタンドのラーだ』

 

 

すると、ほむらは

 

 

「スタンド?それは一体なんなの?」

 

 

『そうだな……簡単に言うと超能力がビジュアル化した感じだ。普通の人には見えなくて、スタンドによっていろんな能力がある……ってところかな。さて、俺は質問に答えたぜ』

 

 

「今度は、私ね。私は暁美ほむら。もう分かってるかもしれないけど魔法少女よ。そして…あなた達とは違う時間軸で生きてきた存在」

 

 

『どういうことだ?』

 

 

「簡単にいえば並行世界のことよ。この世界と似た世界がいくつもあって、私はそれを巡ってきたの。それが私の魔法…時間操作よ」

 

 

『途方もない話だが、スタンドも魔法少女もいるんだ。信じるよ…でもなんで並行世界を巡っているんだ?』

 

 

「目的はただひとつ…まどかを魔法少女にさせないため。そして最強の魔女ワルプルギスの夜を倒すためよ」

 

 

『まあ、たしかに魔法少女は魔女と戦うから危険だからな…』

 

 

久人は納得するが

 

 

「そんな理由じゃないのよ」

 

 

『え?』

 

 

「まどかは魔法少女としての素質がずば抜けているの。もし、魔法少女になったら力が抑えられなくなって……」

 

 

『どうなるんだ…?』

 

 

「魔女になるのよ…」

 

 

『!?もしかして魔女の正体は!』

 

 

「絶望に堕ちた魔法少女よ」

 

 

『………』

 

 

あまりの衝撃に絶句する久人。しかし、ほむらは話を続ける。

 

 

「ソウルジェムは魔法少女の魂そのもの。破壊されれば死んでしまうわ。でも破壊されない限り死なない。でも、魔法を使い続けたり、絶望などの負の感情を持ったりするとソウルジェムは穢れていくの。そして穢れで黒く染まる時、それは砕け散って、魔女の卵…グリーフシードになって魔女が生まれるの……」

 

 

『そのことをキュウべえは知っているのか?』

 

 

「知っているわ。でも、言わない。あいつらはそういう奴なの」

 

 

『じゃあ、他の魔法少女は……』

 

 

「知らないまま魔女と戦っているのよ……」

 

 

『なんてことだ……キュウべえはいったい何のために……』

 

 

「キュウべえ……あいつらの本当の名前はインキュベーターという宇宙生物よ。あいつらの目的は願いを叶えて契約し、魔法少女が魔女になる時のエネルギーを宇宙の延命に利用する」

 

 

『なんて奴だ……じゃあ、インキュベーターを倒せばいいんじゃないのか?』

 

 

「それは無理よ…あいつらは複数で存在するのよ、一つの個体を殺しても別の個体が動き出すの」

 

 

『だから複数形で呼んでいたのか……』

 

 

「九十九久人。あなたにお願いがあるの」

 

 

『なんだ?』

 

 

「私と協力してまどかを魔法少女にさせるのを阻止してほしいの。あなたは私の最後の希望だから」

 

 

『俺が…?』

 

 

「あなたは私が今まで行った世界にはいなかった。スタンド使いもいなかった。それだけじゃない、運命を変える力がある」

 

 

『運命を変える?』

 

 

「巴マミは本当はさっきの魔女に殺される運命だった。でもそれをあなたは変えた」

 

 

『そうだったのか…』

 

 

「だからお願い…私の大切な友達のまどかを…救って」

 

 

ほむらは泣きだしていた。久人はおもわずほむらを抱きしめた。

 

 

『分かった…一緒に救おう鹿目を…いや、鹿目だけじゃない。俺は暁美、おまえも救うつもりだ』

 

 

「え?私も…?」

 

 

『ああ、いろいろあって辛かっただろ。だからこそおまえも救いたいんだ』

 

 

「うう、うぁぁぁぁぁ……」

 

 

『今はおもいっきり泣けばいい。全部俺が受け止めてやるから』

 

 

久人はほむらが泣き止むまで抱きしめた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しばらくして、ほむらが泣き止んだ。

 

 

「ごめんなさい…急に泣き出して…私、もう帰るわ」

 

 

『分かった。もう暗いから送って行くよ』

 

 

「あ、ありがとう////」

 

 

しかし、玄関のドアを開けると外は土砂降りの雨が降っていた。

 

 

「困ったわ…傘持ってきてない」

 

 

『じゃあ、俺の傘貸そうか?』

 

 

「そうね」

 

 

久人は傘を探すが一本しか見つからず。しかもボロボロだった。

 

 

『こりゃ使い物にならねえな…』

 

 

「じゃ、じゃあ九十九////」

 

 

『(呼び方が変わった?)なんだ?』

 

 

ほむらはうつむきながら

 

 

「今日、家に泊まらして/////」

 

 

『へ?』

 

 

一瞬、頭の中が真っ白になった久人であった。

 

 

To be continued

 

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