『……』
「……」
急きょ久人のマンションに泊まることになったほむらだが、ふたりとも何を話していいのか分からず黙ったままである。
〖父さん、母さん……早く帰って来てくれ……このままじゃ気まずい〗
プルルルルルルル
久人が両親の帰りを願っていると、家の電話がかかってきた。
『もしもし……え!?ふたりとも今夜は帰れそうにない!?ちょっちょっと待って……もう切れてる』
「どうしたの?」
『俺の両親、今夜は仕事で帰れないって……』
「そ、そうなの……」
『(どうすりゃいいんだ俺。気まずすぎる……)ゴホゴホ……』
「九十九、風邪ひいてるの?」
『そういえばすっかり忘れてたな』
それを聞いたほむらは
「ごめんなさい…知らなかったとはいえ泊まらしてもらって」
『気にすんな。もうほとんど治ってるから。今日明日は学校も休みだし、明日ぐらいには治るだろ』
「じゃあ、せめて看病させて」
『だ、大丈夫だって////』
「いいから。今からおかゆを作るわ。だから今は寝てて」
『わ、分かった////』
久人は自分の部屋のベッドで寝ようとしたがドキドキして寝れなかった。しばらくして
「できたわ。あんまりおいしくないかもしれないけど…」
ほむらがおかゆを持って部屋へ入って来た。
『ありがとう』
久人は上半身を起こし、おかゆを手に取ろうとしたが
「そのままにしてて、私が食べさせるから」
『自分で食べれるって////』
「いいから口を開けて」
『わ、分かったよ……』
ほむらは、おかゆが入ったスプーンを久人の口に運ぶ。
「ど、どう?」
『うまい!うまいよ暁美!』
「よかった…」
そのあと、ほむらの作ったおかゆを全部食べた久人であった。
次の日。昨日の土砂降りがウソのように晴れていた。
「昨日はありがとう。泊まらしてくれて」
玄関で礼を言うほむら
『礼を言うのはこっちのほうだ。おかゆのおかげですっかり風邪も治ったし』
「どういたしまして/////じゃあ、明日学校で」
『ああ、じゃあな暁美』
ほむらを見送ったあと、久人は自分の部屋に行き
〖これからが大変だな。どうやって鹿目を救うか…でも絶対なにか方法があるはずだ。悲しい運命なんて俺がぶっ壊してやる…そして暁美、おまえも救ってやるからな〗
そう決意した。久人であった。
見滝原のとある場所
「この町はいいね。さっそく魔女を狩ってやったぜ」
「やあ、まさか君がここに来るとはね。杏子」
「キュウべえか…」
「けれど、この町には三人の魔法少女と三人のスタンド使いがいるんだ」
「スタンド使い?なんだそれ?」
「魔法少女とは違った不思議な能力を持つ人間さ」
「ふ~ん。まあ、あたしの狩場を広げるのを邪魔するんだったら……ぶっ潰すだけさ」
杏子は不気味な笑みを浮かべた。
To be continued